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2008年5月

2008年5月31日 (土)

雨の週末 京都「蕎麦人」

雨です。今回も雨模様の中、梅雨の予感を感じながら京都は精華町へ。ここ光台は京都・奈良との県境で、川を挟んだ隣の団地は奈良県です。京奈和自動車道の「精華学研IC」からほど近い「蕎麦人」を訪れました。初めて来たけど、この辺はイッパイ立派な建物が並んでます。住宅街を進むとその店はあります。

Sobajin1 駐車場は1台だけ空いてました。ラッキー 店内はカウンターと小上がり、相席テーブルで、カウンターからは厨房が見えます。和モダ~ンな店内からは、道沿いの風景を眺めながらお蕎麦をすすれます。ここは玄蕎麦と丸抜きが選べるようで、ここは迷わず「玄蕎麦つけ鴨せいろ」注文。

最近は「鴨せいろ」や「鴨汁」がと~てもマイブーム。 何でお蕎麦に鴨なんでしょうネ。何か濃厚で体にえーことない気もするけど、とにかく美味しいんよ、これがまた。

Sobajin2 出てきたお品を見てびっくり エッ、鴨汁が丼やん! デカイ!こんなの初めて。今までお茶碗ぐらいが普通やと思ってたけど、こんなに大きいの初めてです。青ネギと鴨肉が100mプールで競泳やってるみたいです。

Sobajin3_2 お蕎麦は黒粒の入った若干透け加減の挽きぐるみ?見るからに美味しそうなんやけど、少しお上品なようで香りが鼻孔の奥に届かないような気がしたのは私だけでしょうか?でも同行のダブルY氏も同じ感想だったようです。濃厚なお汁を蕎麦湯で楽しむのに、蕎麦猪口を新たに出してくれるのは嬉しい配慮(だって丼に蕎麦湯ではネ!)。

Sobajin4 以上はそんなに気にはしないんやけど。意外なのは、お蕎麦が固まってたことなんです。途中からお蕎麦を取ろうとすると、全部が持ち上がってくるやない。細打ちには珍しくジュクジュク感が無いのに好感が持てたけど、何か強く握ったように押さえられたのか、湯がいてしばらく置いていたのか・・・、勿体ない。お店を出てから同行のダブルY氏達も同様の感想を言ってました

100%OKは個人の好みがある限り有りえないんやけど、お箸で持ち上げた時、全部が付いてくるのはちょっと興ざめ・・・・・とは思いませんか? 多分水気を切りたいんと感じたのかも知れへんけど。

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2008年5月28日 (水)

ご紹介 滋賀マキノ「業平蕎麦」と道の駅蕎麦

本日仕事が早く引けたので、この冬訪れた滋賀県の変わり蕎麦屋さんをご紹介。雪の湖北地方はマキノ町のお蕎麦です。

マキノには「ここは近畿?」と思わせるような光景があるんよ。結構有名なスポットなんやけど、北海道にいるような錯覚を覚える場所なんです。

Metasekoia マキノスキー場そばにある「メタセコイヤ並木」。一直線に続く道路の脇に、ずっと並んだメタセコイヤ。ちょっと写真が悪いんやけどト~テモすてきです。春から夏にかけては緑の屋根に木陰ができ、秋冬は茶色から綿帽子姿に変身。ホント四季折々の表情が楽しめます。ピックランド(フルーツ狩りが楽しめます)もあるので、是非一度お立ち寄り。

さて、この道をまっすぐ進み、山の中に分け入ると茅葺き屋根の集落が出現。京都美山とは趣が異なるんやけど、あんまり観光地化されてないのは良い・・・のかな? ここには結構前から来るようになって、写真撮ってそば食って。集落唯一の食堂「業平そば」です。

Narihirasoba_2 初めて来た時にはビックラこきました 小さな掘っ立て小屋(失礼\(__ ))には大きな石のテーブル二つ(だったか?)。表面は磨いてないんで、お茶を置く場所を選ばなければこぼれそう。熱いのと冷たいのとメニューも至ってシンプル。この日は奥さんお休みで旦那さんがコックさん。久しぶりに温かいの注文しました。ここのお蕎麦は出てきてビックリ、もっのすごい素朴麺で、きっとそば切りの原点はこれ?と思わずにはいられません。蕎麦湯はヤカンで出てくるよ!

Narihirasoba2_2 ご主人お手製のお店はこの日雪に埋もれてましたが、最近少し広くなりテーブル一つ多くなってました。やっぱりお手製です。洗練されたお蕎麦とちゃうけど、一度は食べてみてくらはい。そうそう、お蕎麦と共に出されるお漬け物絶品です 特にカブラ漬け、メッチャ乳酸!これはお土産に売ってます(ある時)。一度お試しを

Yogoko マキノから木之本に抜ける頃には雪も少なくなり、在原(ありはら)とは打って変わって雪の白より地面の黒が目立つ風景が広がります。不思議やネ、トンネル一つで景色も変わる(川端康成の雪国みたい)。余呉は山に囲まれた集落で、天女の羽衣伝説があるんやけど、これってどこにもある気がするのはオラだけかい?(m_m) 別名「鏡湖」と言われる余呉湖は水面が穏やかでワカサギ釣りのメッカ。

Osakatoge 余呉に至るトンネル手前に道の駅「逢坂峠」(おっさかとうげと読みます)があるのよ!ここのレストランはお蕎麦がお勧め。お店で製粉した蕎麦粉を手打ち(かどうかは解れへんけど)で出してるそうです。「あなどる無かれ道の駅」や。しかも、駅内の売店で購入した鯖寿司を持ち込んで、寿司蕎麦定食もOK・OK・OK牧場 

ちなみに、焼き鯖寿司や生鯖寿司も美味しく頂けるト~ッてもな駅です。

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2008年5月24日 (土)

奈良「一如庵」でお庭蕎麦

どうやら週末は雨模様みたいです。おにぎり持ってアマゴ釣りはパス。古道歩きもパス。となると・・・・お酒! チャウチャウお蕎麦でしょう。そうそうお蕎麦ですよ!そうなったら場所探しで、ン~ッ久しぶりに有田川町の「紅葉(くれは)」や。早速予約の電話を入れたら「町のイベント出席のためだめよ~、またきてね」だと (x_x) この間もイベント参加やったで。となれば先日食べ損ねた「一如庵」にしょうか。で、今回奈良は榛原へ雨中ドライブです。開店直後とあって先客一組、すぐ入店。「囲炉裏端と縁台のどちらにしますか?」と聞かれ、雨も小降りで少し蒸し暑いし今回2回目の縁台を選択。と~てもオープンエアーで、景色を見ながらのお食事となりました。今日は予約があって「盛り」は一つしか無く後は「手挽き」が八つとのことで、「一の膳」を手挽きで頂くことに。前回縁台で食べた時も一の膳やったです。この写真を見る

Itinyoan2_3 同行のY氏と景色を眺めながらお茶をすすり「天気よかったらええのにねー」などとたわいもない会話をしていると、一気に老けたような(アハハハ茶飲み友達か?)。時折蕎麦おかきもパリパリさせながらネ。

Itinyoan3_2 そうこうしてる間に最初の一品。完熟トマトと野三つ葉の和え物。ポリポリと歯切れ良い切り干し大根漬けも入って硬柔二つの食感が楽しめます。青と赤と白の色も鮮やかで、何よりお酒がほしくなる一品。これで焼酎ロック二杯はいけます

Itinyoan4 引き続き出されたのは、いわば八寸? タケノコの生湯葉巻き木の芽添えと豆腐味噌漬け、@?*&!?(忘れました)の三品。なかなかお上品で、時間がゆったりと流れゆくようです。いつもながら楽しく美味しく頂けます。ここまで来ればかなり酔っぱらいになれそう

Itinyoan5 いよいよメインディッシュ、本日手挽きで頂くお蕎麦登場です。手挽きなので薬味は「お塩」・「辛味大根」の2種。若干透け感のある黒粒が混ざった細打ち蕎麦は、まずお塩でしばし味わい、続いてお汁に先っちょだけつけズルッ。甘みさえ感じるお塩と風味良い出汁香るお汁は甲乙付けがたいチョイス。一箸ごとに交代で味わいましょう。ちなみにここのお汁はホントに少量しか入ってきません。それでもとっても効果的に味わえる、このお蕎麦にベストマッチしたお汁です。

Itinyoan6さあ、山場を超え収束を迎える一の膳は、少しトロ味がかった蕎麦湯でホンワリ。ここで注ぎ汁を少量足してかき混ぜ、ずず、ずずっといただきながら景色を眺めて、「ゆったりのどかやね~」とつぶやきます。俗世間から切り離される瞬間のような気がするのは私だけでしょうか。今回何度目の訪店やったか、いつ来てもそんな気分にさせてくれるんです。

一番最後に少量の黒米アズキご飯と香の物がでて、これで本日の幸せが終了します。

Itinyoan7 お漬け物がまた美味しいのよ。これでまたイッパイいけそうな逸品。今まで色々お蕎麦屋さんを回ってきたけど、美味しいお酒と最良の雰囲気を与えてくれるお店は・・・・遠いね。フラッと雪駄はいて 行ける所にあればどんなに幸せなんやろうとつくづく思う今日でした。

「一如庵」は近鉄榛原駅から車で10分以内。一の膳は1.600円(今回手挽き蕎麦で200円増し)。一の膳は予約なしでも可ですが、一報入れた方が安心して訪れられます。

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2008年5月22日 (木)

新世界に負けない和歌山の串カツ 「てんぞ」

突然ですが、「てんぞ」の串カツは絶品です。唐突ですみません。実は和歌山市には新世界に負けない串カツのお店があるんです。ここ数年新世界の串カツはテレビで有名になった「だるま」がダントツ人気になってるけどね! 閉店間際のお店を赤井英和が再興したんで人気大爆発やけど(これがきっかけで新世界が有名になったんやと思うけど)、何かアメリカンドックを食べてるような気がするのは私だけでしょうか? じゃんじゃん横丁に「八重かつ」という老舗があるんやけど、私好みはこちらです。でも、もっと私好みがあるんよ。路地裏にある「・・・」、店名忘れました。カウンターだけの店に無愛想なご主人。店内にはラジオ放送が流れます。こんどはちゃんとお知らせします。

いえいえ、本日新世界の話ではなく、「てんぞ」のご紹介でした。からっと揚がった串カツに、二度付けお断りのソース。これが案外アッサリと頂けます。ビールのお供にジャスピン。サイドメニューにおでん等あるけど、やっぱり串カツが一番。種類も豊富で楽しめます。さすがにお値段は新世界とはいきませんが、結構リーズナブルです。

今回写真は無いけど次回ご報告には写真を掲載します。

いや~っ、ここの串カツはうまい(個人好みはあるけどね!)。

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2008年5月21日 (水)

ご紹介 大阪「そば日和」と「そば切り蕎香」

そば日和は閉店しました

今日は晴天、仕事してる場合とチャウでっ!という天気でした。私はと言えば、昨日購入の合鴨上ロースを出汁醤油で煮て、それをアテに焼酎を飲んでいます。まぁ自家製鴨抜きとでも言いますか。不思議なもので鴨だけでなく、お汁がアテになるのにビックリ( ・_・;) これが結構いこるのよ!ホント。そんなんで本日はちょっとお気に入りのおそば屋さん2軒をを紹介で~す。

最初のお店は「そば日和Sobabiyori_1 です。たどり着くのが結構大変やったですけど、何のことない、外環から入ったら即わかる所でした。羽曳野にあるこのお店は外観はパン屋さんかインテリアショップのような印象。モダンな店内は蕎麦屋と違います。お蕎麦自身、のどごしツルリンお味アッサリ更科系で可もなく不可もなく、素直に美味しく頂けます。しか~し、特筆すべきは「鴨せいろ」! 蕎麦猪口では「まるで鴨肉の人気露天風呂や~」で芋洗い状態なんです。いったいお蕎麦をどこへ漬けたらええんやろ。 これを見ただけできたかいあったわ~~。切り身とつくねがたっぷり入ってこんな鴨汁初めて(^o^)Sobabiyori_2

ハフハフしながらいっただっきま~す! と~っても幸せ気分に浸れる一品です。これで1300円は今までのチャンピオン。麺なんかどうでもエエよ状態に浸れます。

さて2軒目は「そば日和」からほど近い藤井寺「そば切り蕎香」。住宅街まっただ中の、自宅を改良したお店で結構メジャーなお店。一度行こうと思ってたお蕎麦屋さんです。粗挽き蕎麦を注文したけど、これは噂に違わぬお味で納得。しかもお酒のアテは・・・

Kyouka_1鴨抜きからワサビ菜の醤油漬けまで充実。その証拠に周りには、昼間というのにお酒を飲みながらの歓談グループで賑わっています(うらやまし~)。こんなお店が自宅から徒歩5分のとこにあったら・・・・(-o-;ー 毎日が天国状態必死。

Kyouka_2_2 さてさて、本当に蕎麦の香り広がるお蕎麦で、おかわりを頼んでしまいそうになり、自制心を押さえるのが大変のお店でした。何も語ることがございません。次回の訪問を楽しみに後ろ髪を引かれながらお店を出ました。  

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2008年5月20日 (火)

極細打ち蕎麦 奈良桜井「まほろば」

大宇陀へ移転

台風一過で回復傾向の本日。少し早く起きたので、ちょっと前のお話を。

2年ほど前になるのですが、大宇陀へ行った帰り国道沿いに手打ち蕎麦の幟を発見。どうやら住宅地に蕎麦のお店があるようです。でも、昼時をはるかに過ぎていたのでその日はパスしました。最近物忘れが激しくすっかり記憶から無くなっていたんですが、先日物の本で見かけ「忘れとった!」ということで訪れた「まほろば」のお話。

「手打ち蕎麦&カフェ」?の看板がお店の前に・・・・(-_-) 大丈夫? 少し遅めだったのでお客さんは二組、お座敷にゆったり座れり品書き拝見。なにやら豚角煮がお勧めのようで、ランチや蕎麦メニューに登場しています。とりあえずざる蕎麦を注文。

Mahoroba_1 窓に置かれた瓶にはメダカが泳いでいて、縁側からはそよ風が流れ込みのんびり気分。あらためてお品書きなどを見ていると「鴨汁発見」。思わず追加注文です。大阪「蔦屋」の鴨椀と同じか!これはお楽しみの一粒で2度美味しいお蕎麦。

出てきたのは極細打ちのお蕎麦で、以前明日香村の「山帰来」で食べたお蕎麦を彷彿。これがなかなか美味しく、香りもコシもちゃんとあります。これならばその日は売り切れの手挽き蕎麦には期待がふくらみます。

Mahoroba_2 さて、くだんの鴨汁に手を付けると、別な意味での肩すかし。濃厚なお味のお汁を想像していたんですが、とっても薄味の温蕎麦のお汁みたいなのに鴨と葱が入ってるではないですか。つけ麺で頂くとちょっと物足りないやん。でも割り切って鴨のスープと思えばとっても美味しく頂けました。

残念なのが鴨汁を飲み干した私は、おなかが大きくなって蕎麦湯にまで至りませんでした。・・無念じゃー。(x_x)

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2008年5月18日 (日)

意外なお蕎麦屋さん 泉大津「草香」

以前、ネットであれこれ蕎麦情報を探していたら、なんとR-26沿いに本格蕎麦屋さんがありました。「これや!!\(^_^)/」と思い・・・それから忘れてしまってました。久々に「お気に入り」を見たら、そーやった、忘れてたわ。ということで先週行って参りました。

Kusaka_2 国道からほんの一筋入ったとこにその店はありました。店の名は「草香」 です。外観からは想像がつかなかった店内は、どこか田舎の親戚の家に来たみたいな感じ。南に大きく開かれたテラスから小さい庭を見ることができ、周囲の建物も意識させず、爽やかな風が吹き込んでくるのよ。板間と土壁の部屋は素朴な感じタップリで居心地イ~ッ。

お品書きに目を通すと「温」「冷」のお蕎麦が数品ずつ並ぶ。お昼のセットもあるみたい。しばし考えて「鴨汁!」。天麩羅のセットもエ~けど、今日が最後や無いモンね。テラスから景色を眺めていると鴨汁到着。葱は焼かないでお汁のお風呂に入っていますが、ンッ?お肉はどこや?・・・アッ、お箸で探せばありましたありました。

Kusaka_1_22枚の鴨がおぼれてました。ちょっと寂しいけど「いっただっきま~す」。これが結構いけます。お蕎麦はちょっと透け加減で、黒い点々が混ざる腰のある麺。しかも香りが鼻にフンワリ抜けるおいしさ。これはいけるやない\(^O^)/ きっちりコシがあり、香りあり、味あるお蕎麦でした。

「ここはお勧めにインプットやーっ」と思い、近いうちにまたこようと心に誓いました。

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