少ない営業日 和歌山「かなや」
前回に引き続き、和歌山のお蕎麦屋さんをご紹介です。以前紀三井寺(西国2番札所)そばで営業していたお店を閉め、しばらくの後神前(イチゴ電車・おもちゃ電車の貴志川線、神前駅そば)に開店。2人がけテーブル二脚と6人相席テーブル一脚、3人がけカウンターの小さなお店は、水曜から土曜まで四日間の営業(少ない~い!)。
そのお店は「かなや」といいます。短いながらもお店へのアプローチには、和の雰囲気が漂ってとっても良好
。光がイッパイ入る大きく開いた入り口はガラスの格子引き戸で、周辺の喧騒を感じさせない造りは、泉大津の「草香」みたい。
一人もしくは二人で訪れるなら、真ん中の相席テーブル右手に座って下さい。正面に大きな切り絵が掛けられ、この絵がなぜか心落ち着かせる風景を描いてるんよね
何度か訪れてるけど、お蕎麦を待つ間はアプローチと壁の切り絵を見ながら過ごします(写真は無いのよ\(__ ) ハンセィ)。さて注文はテーブルにあるメニューじゃなく、壁のお品書き札をご覧下さい。これが本日のメニューやねん。
品数は少ないんやけど、鴨せいろと変わり打ちが有り、鴨せいろのお汁がコクが有るのにそんなにしつこく無いんよネ。お肉もイッパイ入ってるし、お葱がゴッツくないんです。普通ブツ切り白ネギを焼いたんが入ってるけど、ここは細い短冊切り。更科は真っ白お蕎麦で、白い糸コンニャクみたい(奈良の坂本しか白かったような)。
二八で出されるお蕎麦は歯ごたえ・舌触り・喉ごし抜群の食感三拍子そろったお蕎麦。噛みしめると口の中ではお蕎麦の優しい香りが広がります。麺に黒粒が見あたらないので丸抜き?かな。詳しくは解らないけど、とっても美味しくいただけます。鴨は若干堅めに仕上げてるけど、お汁とお蕎麦の美味しさで帳消し。
蕎麦湯は蕎麦粉か打ち粉を溶かした、最近はやりのお湯が出されます。ここで注意! まずは何度もゆっくりと器を回します。ふたを開けて混ざっているのを確認。そうせんとトロ味の楽しみを逃がしてしまいます。三つ葉と柚が香るお汁に、白濁のトロッとした蕎麦湯を注ぎ余韻を楽しみます。
これで幸せの時間お・わ・り、後はお家に帰るだけ。
追伸:何度かかよう今までに、「田舎」が無いのよ・・壁の札に。この時も壁を眺める私に、お店の女性が「田舎無いみたいです・・・」 エッ それって田舎蕎麦に出会うまで通い続けてネ! そう言うこと?・・・(頑張ってみます)
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