« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月

2009年9月27日 (日)

てくてくと、岸和田は戸開そば

H24・11閉店

リハビリウォーキングで、泉南の熊野古道を歩きに行ったついで・・・ついでです。
先日見つけた「泉庵」さんでざる蕎麦をいただきました。
お若いのに中々綺麗なお蕎麦を打たれています。
泉州高原そばの事を訪ねると、蕎麦畑がお店の裏と観光農園にあるそうです。

Tameike

Sirasagi_2

さて、せっかくなのでこちらにもお邪魔しようと思い、訪ねてみると・・

Doa

またです。でもこの時間帯に行く私も私ですけど。
ドアを開けると奥の厨房から「少し待って下さい・・」
「ハイ!!」(この辺りは道義をわきまえた大人です )

でも、「取りあえず だけ下さい。後は慌てません

Biiru

まずは一口冷たいところをゴックリ・・・プハーッ、コリャッウメーわ、、と言ったかどうかは忘れましたが。

お蕎麦はいつもの鴨せいろをお願いです。
一段落付いてご主人、おもむろに「そばうどん」という本を持ってこられます(いわゆる業界紙)。
ご自分が係わった研究内容が載っていて、しかもフルネームで出ているとのこと。チョット嬉しそう
読ませて頂くと「う~ん、せん断力・応力度・引っぱり強度・・・これって土木の世界やん!」
お蕎麦と土木工学は繋がっていたんや!

ともあれこれは、蕎麦打ちを科学的に分析した内容です。
加水やコネの強さ・時間、のしに到るまで、こうするとこうなるという研究です。
それに江戸蕎麦と現代のニューウェーブ蕎麦を比較し、どういう違いがあるのかを表した物でした。

ご主人が言われる「最近は体や感覚で覚える人が少なく、理論から入る人が増えているのでそれを理解すれば、後はどう応用するのかでお店の個性が出る」
「リタイヤや脱サラで蕎麦屋を始める人はいるが、後を担う若い人が少ない業界」と、結構深刻らしい。
確かに解るような気がします。(って、ご主人もそのニューウェーブと違うんかい!?)
そう考えると先ほどの泉庵さんなどは、今後が楽しみのお店かも知れません。

Tennjinnyoko_2 ご主人は先日乗鞍に登られたようなので、乗鞍談義を聞こうと思っていたけど終始蕎麦の話題でおいとましました。
まぁ、不思議な人です。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年9月23日 (水)

小さな町歩き 奈良県宇陀市菟田野

Photo_3Photo_4

秋空が高く晴れ上がったある日、菟田野に行ってきました。

ここには宇太水分神社という荘厳な気配さえ感じる神社があります。水分(みくまり)、読んで字のごとく水の配分を司る神様。分水の要衝などに祀られているようです。
創建はかなり古く、紀元前に遡ること90年。社殿は国宝に指定されています。

Photo_8

Photo_9

葛城から千早赤阪へ越える水越峠の途中にも水分神社が有りますが、調べると宇太・吉野・都祁と共に同時期に建てられたとのこと。
また、峠を大阪へ返った所には水分(すいぶん)という地名もあります。

_1

芳野川沿いに続く街道を神社から南に足を進めると、点在する古い家が目を楽しませてくれます。
大宇陀程ではないのですが、この街の歩んできた歴史を少しだけ垣間見ることが出来るかも知れません。

_2

Photo_13_3_2 

静かすぎるほどの昼下がりの町は人の姿もまばらで、まるで時間が止まっているような錯覚を覚えます。
時折聞こえる子供の声が生活感を呼び戻してくれるのです。

_4

伊勢本街道からは少し離れた脇街道。伊勢や吉野にも続く道はきっと人の往来も多かったのでしょう。
立派なお屋敷もあります。近世は木材の流通拠点として栄えたのかも知れません。

_5

Photo_11 芳野川の堤防に桜並木を見つけました。春にははらはらと散る花びらが川面を染めるのでしょうね。

Photo_12

ここから川沿いに4km程遡った先に水分神社の上社が有ります。惣社水分神社です。

Photo_14 (3年ほど前の写真です)
宇太水分神社から往復で10kmの丁度良いハイキングコースかも知れません。
まだまだほんの少しだけを歩いた日でした。

菟田野

場所は→奈良県宇陀市菟田野区
交通は→近鉄榛原駅から奈良交通バス2番乗り場から20分

| | コメント (8) | トラックバック (1)

2009年9月13日 (日)

何や今の・・信達牧野の泉高原そば「泉庵」

泉南市の和泉砂川駅方面に用事があって、車を走らせていたら・・んっ、そば?
すぐに車の向きを変えたのは言うまでもありません!
ブレスガーデンというガーデニングショップの一角にあるお蕎麦屋さんです。

Iriguti 知らんかった、と言うより和泉砂川駅前通りなんて熊野古道歩く時に2度ほど訪れたっきりやもん。。。
国道からも入り込んでるし、地元民でないとまず気付きません。

とてもモダンな建物や内装はレストランの様なんよ。

メニューにある「ざる天(かき揚げ)」が気になりつつ、「すだち蕎麦」温かいのを注文。
(すだち蕎麦と言えば「土山人」や「まき埜」で有名です。そのまき埜で冷たいのをいただいた事あるので・・)

Agesoba

お蕎麦が運ばれるとお姉さんが「すぐにスダチを上げて下さい」・・エッ! 思わず・・すぐに?
写真どうするんよ! (¨;) 取りあえず写真を撮り、スダチ排出作業に集中。思ってもいませんでした ^.^;
お蕎麦は細いです、しかもかなり細い! まるで煮麺をたべているようなんよ。

Zudati_up

これだけ細いとさすがにコシは砕け気味ですが、僅かに酸味の利いたスッキリとした出汁と共に美味しくいただけました。
先月「以前より細くなったんとちゃう?」って泉大津の「かけはし」で言った以上かも知れません。

慌てたせいでもありませんが・・・写真が今ひとつ。。。

泉州高原そば 泉庵

お店は→大阪府泉南市信達牧野832-1
電話は→072-485-4108
お休み→?
交通は→JR和泉砂川駅徒歩5分

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年9月 5日 (土)

讃岐うどんツァー第三弾 名もないうどん屋

讃岐うどんツァー第三弾 名もないうどん屋

フェリーは楽です。この移動時間はガソリン代と運転労力がいりません。
船に乗ってる間にいただけるボ~ッと海を眺める時間が何とも言えません。

あえて言うならもう少し料金が安ければ・・・
でも、片道1000円の社会実験は9月1日~来年1月3日の土日祝で延長!
(詳しくは南海フェリー http://www.nankai-ferry.co.jp/ ・その他のお徳フェリーhttp://www.ferry.co.jp/ryoukinhyou21.7.17.pdf

そんな旅を楽しみながらの三軒目は「名もないうどん屋」

名もないうどん屋?・・・
そうです名前がありません。あえて呼ぶならこの名前らしいです。( ・_・;)
結構以前から存在するこのお店。気になりながらもようやく今回訪問できました。

放浪のうどん店なので、旅路の果てがここだとは限りませんが。

Photo_5 恐る恐るでドアを開けて「エエですか?」の問いかけに「どうぞエエよ」の陽気な女将さんの声が返ってきます。

シンプルなメニューからぶっかけ冷たいの一玉を注文。
ここはおいしいうどんとかたいうどんにそれぞれの味わいが有るみたい。

Photo_6

おうどんを作りながらもお喋りが絶えません。とても陽気な女将さんです。
同行A氏は冷玉190円。

Photo_7

おうどんを作りながらもお喋りが絶えません。とても陽気な女将さんです。同行A氏は冷玉190円。これに100円で大きなタコ天トッピング。

以前お店をしたいというので何万円分のおうどんを送ったら、その後梨のつぶてでそれっきり。「うどんが欲しかったら安値で送ってあげんのに」とあっけらかんに笑いながら語る女将さんはある意味スゴいです。

_up

私注文のぶっかけ140円はとてもシンプルな絵面。滑らかさがあって、弾力があって、コシが潜んでいる。

でも、ここの魅力はうどんよりも女将さんの人柄かも知れません。

名もないうどん屋

お店は→高松市香南町由佐560-5
電話は→内緒
営業は→11:30~14:30 麺無くなり次第終了
お休み→不定休
最寄り駅→?

| | コメント (5) | トラックバック (0)

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »