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2009年10月

2009年10月24日 (土)

こんな日が狙い目 奈良は榛原「一如庵」

先月の秋晴れの日です。
この秋晴れが狙い目。そう、一如庵の縁側席!
ノンビリゆったりとお蕎麦をいただいて「ほ~~っ」
を味わいたくて行ってきました。

Higanbana_2

開店30分前に到着。一人やけどいけます?・・・OKのようです。時間潰しにお店周辺をウロウロ。秋探しを楽しめばあっと言う間の30分。

Tonbo

今頃はすっかり稲刈りも済んで、もっと秋色かも知れません。
そうこうしている間にもお客さんが訪れている様子、私も縁側席をお願いして入店。

Meda_kabin

テーブルには何やら水草が入った瓶が置いています。
ご主人曰く「メダカが卵を産み付けている」らしいんやけど、、まだ孵化してませんでした。でも秋の日差しにとても涼しげ。

Otyatoagesoba

精進一の膳、お蕎麦を手挽きに変えてお願いしました。

Nasu_ankake

焼き茄子の冷製餡かけ。
秋茄子は嫁に・・・と言われる季節の一品。

Hasun

Saien きりたんぽと里芋の田楽、ズイキの胡麻味噌。ズイキは湯がいて酢漬した物を胡麻味噌で和えたものでしょうか。ホンノリとした酸味が胡麻味噌の甘味に絡まります。
田楽はお味噌の・・・いえいえ、そんなことはどうでもエエンです。

羽黒トンボが飛び交う縁側の先に植えられた菜っ葉に蝶々が飛び、その脇には小さな蛙がご挨拶。

そんな光景を見ながらノンビリとお料理をいただく。
お値段以上に贅沢な時間です。

Tebikisoba

お蕎麦はいつもの通り手挽き細打ち。手挽きは辛味大根とお塩で。
お汁も口を近づけるとフワ~ッとお出汁の香りが鼻に来て、一ナメすればキリッと辛汁が舌に。

Soba_up

一人では浮き世を忘れ、友人となら懐かしい話に花が咲き・・・

Gohan

お茶が入れ替わり。えっ、もうご飯 (;。;)
ご飯とお漬け物、で蕎麦湯。ここのお漬け物大好き

Otya

いつもながらゆったりと、ホッコリと。
そんな時間を過ごさせて頂きました(感謝)。
この時期はまたお料理が変わっているようなので、秋晴れを見つけて訪れようと思いながら・・

この日の幸せを思い出しながらこれで終了です。

一如庵

お店は→奈良県宇陀市榛原区自明1362
電話は→0745-82-0053
営業は→11:30~14:30 17:00~20:00(要予約)
お休み→火曜・第1・第3月曜
最寄り駅→近鉄榛原駅(R-369を曽爾方面へ車で8分程度)

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2009年10月21日 (水)

遅ればせながらご冥福をお祈りします 加藤和彦様

また、、、昭和の一つが終わりました。

加藤和彦と北山修からフォーククルセダーズ・・・
発売禁止となった「イムジン河」や、「帰ってきた酔っぱらい」、「こきりこ」、「戦争は知らない」、そして音楽の教科書にも載る事になった「あの素晴らしい愛をもう一度」等々。

その後、フォークルとはまったく異なった音楽性とも思えるサディスティックミカバンドを結成。
高橋ユキヒロ、今井裕、高中正義など、日本音楽史に残る名プレイヤーを有したバンドです。

ここでも「颱風歌」、「塀までひとっ飛び」、「黒船」、ヒット曲の「タイムマシンにお願い」を織り込んだ黒船というアルバムを放ちました。
そんなプログレでブリティッシュな中にも「墨絵の国へ」や「四季頌歌」は日本情緒溢れ、その懐かしささえ感じる曲は、とてもとても大好きでした。

しかもミカバンドは解散後、加藤本人とミカを除いたメンバーに、後藤次利を加えたサディスティックスという素晴らしい派生バンドをも生み出すきっかけを作ったのです。

フォーククルセダーズ・・・
加藤和彦と北山修、後に加わるはしだのりひこ。

すべてはここから始まったのです。

語り尽くせぬ伝説と名曲を残して、、、

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2009年10月12日 (月)

小さな町歩き 明日香村は祝戸・稲淵の棚田

スッキリと晴れ渡る秋の空気が僅かばかり肌に刺す頃。
ついつい歩きたくなる季節。
奈良県明日香村に有る棚田を眺めに行ってきました。
日本棚田百選にあるここ稲淵。祝戸から続く棚田の風景が広がる所です。

Photo

極早生が多くなった昨今に、この辺りは遅ればせながら今が収穫の最中。

Photo_2

気候に左右されるため乾燥機が当たり前ですが、天日干しのためにナルに稲を掛ける姿を見つけました。明日香川沿い、西に広がる棚田風景。この姿を守るのは並大抵の努力では実りません。

Photo_3

耕耘機やコンバインが入るところも多くなく、機械化が進んでも小さな棚田では手作業で臨みます。これはとても大変。

Photo_6 そうはいっても作業を眺める私はお気楽の罪悪感で青空を眺めました。

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神が集まる神奈備の里「稲淵」は案山子コンクールが14回目を迎え、いつもユニークな作品が並びます。

Photo_8Photo_9

田んぼに挟まれた道路沿いにはたくさんの作品が並びます。
中には思わず微笑んでしまうホノボノとしたものや、細かい演出を感じる物などあって結構楽しい一時。

Photo_10

明日香散策のランチ。
飛鳥寺の真ん前にある「山帰来」さん。

Sobaseto 極細打ちのお蕎麦をいただけます。
紫色の辛味大根と共に桜海老の天麩羅が散らされたものや、出汁巻きとデザートが付くだし巻きセット等、美味しいお蕎麦をお気軽に。

Dasimaki

数種の具材が巻き込まれた出汁巻きは比較的しっかり目に焼かれ、懐かしいふる里の玉子焼きの味わい。

Sobaaisu 蕎麦湯と共に出てきたアイスクリームはカチッと冷やされていて、トロ味ある蕎麦湯をゆっくり味わってからでも十分美味しくいただけます。

秋本番の明日香路はきらめく色が印象的でした。

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山帰来

お店は→奈良県高市郡明日香村飛島66-1
電話は→0744-54-3218
営業は→11:30~14:30(電話にて取り置き可)
お休み→月曜~水曜(祝日営業で木曜振り替え休)

祝戸・稲淵の棚田

場所は→石舞台古墳より徒歩10分程度
備考は→国営飛鳥歴史公園はライトトレックが楽しめる

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2009年10月 4日 (日)

小さな町歩き 熊野街道 信達宿散歩

この季節の泉州は必ずと言っていいほどどこかで秋祭りがある。「だんじり」や「布団太鼓」、「やぐら」。
泉州一帯が秋祭り一色に染まります。

そんな大阪は泉南市、信達宿を歩いてきました。
スタートはJR阪和線和泉砂川駅。
熊野古道が南北に通る信達市場は、昔ながらの宿場の様相を色濃く残しています。

PhotoPhoto_2Photo_3

蟻の熊野詣と呼ばれた古来より、位有る人から庶民まで色んな人が行き交いました。
それぞれの思いを抱きながら、熊野を目指した道なのでしょうね。

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街道を西に入った所にある市場稲荷神社へ行ってみました。
さほど大きくはないのですが立派な作りをしていて、背後の小さな森にある公園からは子供達の声が聞こえていました。

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ところで先ほどから聞こえる笛太鼓の音に誘われ、辻に立つ祭り袢纏のお兄さんに尋ねると。。。今日は「やぐら」の試し曳きなのだそうです。この辺りでは山車のことをこう呼ぶようです。

Photo_8 試し曳きというのに本番さながらのノリでした。
泉南市には各地区からやぐらが集まるパレードがあって、今年は13騎が出そろうとのこと。

Photo_9 やっぱりこの地の呉服屋さん。そういえばスポーツ用品店にも祭り装束が飾られていました。さすが泉州。

町を歩いていて気付くのが少し外(上)に反った屋根の形。どの屋根も同様の反りをしているのです。以前信達にゆかりのある知人から聞いた話が、内(下)に反る屋根は神社仏閣等にしか許されておらず、一般の家は外反りとなったとの事。
なるほど、神社やお寺の屋根は内反りになっています。

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熊野街道から東の高台に長慶寺があります。

100段の石段を登るとそこには京都のお寺を思わせるような境内がありました。

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本堂の周りにはまだ新しい三重の塔や鐘楼に多宝塔などが配され、枯山水の庭園もあるのです。
あまり広くはないのに不思議な広がりを感じます。

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鐘楼は泉州の町並みから遙か明石海峡大橋を見渡せるビューポイント。
きっと綺麗な夕日を眺めることが出来るのでしょうね。

さて、信達散策のランチは今年出来た当たらしお店 泉州高原蕎麦「泉庵」さんで。
駅前通りを第二阪和方面に歩くとガーデニングショップ内に併設されたお店が有ります。
ランチメニューに1000円で山菜ご飯と小鉢or巻き寿司+ざる蕎麦orかけ蕎麦がありますが、天盛りとざるにすることに。

Photo_17 海老二本に茄子と竹輪、獅子唐などが盛られています。

キッチリとした綺麗なお蕎麦は二八でしょうか。甘味や香りも感じます。

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カツオ風味が広がるお汁は少し甘めの仕上がりで私好み。
ご馳走様でした。

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ここで知らなかった季節限定名所案内。
野田藤という藤の古木があって、毎年4万房の花を咲かせるらしく、最盛期に開かれる「ふじまつり」には、本陣で徳川吉宗ゆかりの品も公開されるとのことです。

Photo_20 市場と名の付くように商業で発展した頃の面影は影を潜めてますが、古刹があり・のどかな風景があり、秋の散歩には良い所です。

Photo_21

信達市場・熊野街道

場所は→大阪府泉南市信達市場・信達牧野
最寄り駅→JR阪和線和泉砂川
熊野街道→駅から徒歩5分 

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2009年10月 3日 (土)

こんなメニューあったんや・・源氏

今年の6月に閉館した新歌舞伎座。
来年夏には上本町ターミナルに移転オープンとのこと。
閉ざされた建物がどことなく寂しそうな感じ。
そのすぐ近くにあるお蕎麦屋さん「源氏」。

メニューの脇にこんなの発見。
エッ?、こんなんあったん!! 気付かんかったわ。。。(・0・)

で、 と共に注文。これはとてもいいです。
いえ、これだけでいい! (;^^)ヘ..
多分、生 五杯は優にイケます。

Sakeate

ちなみにこれは二人分相当やから、一人ではキツイです。
唐揚げ・茄子天・里芋煮・出汁巻き等々。

お蕎麦はチョットどうでもええ気分です。。 ヘ(^^ヘ)

Yatugatake_towari

仕方なく・・いえ、御免なさい。
仕上げのお蕎麦は八ヶ岳十割です。

Soba_up_2 この日は閉店時間を遙かに過ぎていて、チョット焦り気味のお蕎麦。

そうとはつゆ知らずに・・御免なさい、、

でした。

お腹イッパイ。

これで本日の幸せ終了です。

源氏

お店は→大阪市中央区難波4-5-8 南地ターミナルビル
電話は→06-6633-5402
営業は→11:30~16:00 18:00~22:30
お休み→日曜日
最寄り駅→南海難波駅 地下鉄御堂筋線難波駅

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