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2010年2月

2010年2月22日 (月)

いつもながらのいい感じ 奈良市「かえる庵」

今日は春の足音がすぐそこまで来てる見たいな温かい日でした。

結構前なのですが・・・
そんな春を呼ぶ風物詩、若草山の山焼きの夜にかえる庵へ行ってきました。

曇り空が広がるこの日の奈良は温かい日差しを期待出来ず、陽がどっぷりと沈んだ頃には凍てつく冷気が顔を覆います。
突然の花火が打ち上がり、暫し冬の夜空を鮮やかに彩りました。

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実はこの日が山焼きと知らなかった私は、急に上がった花火が何やねんだったのよ。
三条の人混みから離れてお店に入り、焼酎の蕎麦湯割りとアテ三種をお願いして、読みかけの本を広げました。
冷や奴と里芋煮の柚子味噌にモロコの佃煮。

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焼酎が底をつき始める頃にお蕎麦をお願いです。

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甘味あるお蕎麦を噛みしめながら、先ほどの花火のことを伺うと「あれは山焼きの合図ですよ」
・・・・知らんかった (*^^*ゞ 「お客さん多いんやろね?」
「えっ、ああ今日は観光の方は多いですが、お店の客は・・」
蕎麦粉の話に移り、やはり昨年の不作の話から蕎麦粉の値上げ等々。

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そんなこんなの話をしていると一組のお客さんが来店。それを潮にお店を辞しました。
すっかり暮れなずんだ三条通にはたくさんの人が溢れ、皆一様に駅に向かっているんよね。

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山焼きが終わり帰路につく人々に流されて、いつしか私も足早になっていました。

かえる庵

奈良県奈良市下三条町24-1
電話は→0742-24-8345
営業は→11:00~14:00(LO) 17:00~20:00(LO)
お休み→月曜、第1・第3火曜
最寄り駅→JR奈良駅・近鉄奈良駅徒歩7・8分程度

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2010年2月18日 (木)

堺と言えば熱々ムニュ蕎麦 ちく満

刃物まつりの会場を後に次の目的地の仁徳天皇陵見学へ。
ここはボランティアのガイドさん達がおられて、私達もかなり詳しく説明して頂いたんよ。

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これは聴く価値絶対有り!知らなかったこと一杯。
教科書に載っていない古墳の歴史など様々なお話しをして頂けるので!

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感動した後のバス待ち時間を利用して、大仙公園覗いてみることに。ここはとっても大きな公園で古墳もあって、芝生の広場や林もあって、日本庭園もあって。。

R0010154_3 博物館横の「伸庵」でお抹茶を一服。400円也。
着物の女性がお菓子を運んでくれて一礼、お抹茶を持ってきて一礼。気軽に本格的?

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落雁とお抹茶でホッと一息やったです (*^^*ゞ

R0010170_2 そしてやっぱり堺の夕食は「ちく満」・・・そう、チューブから絞り出した様なムニュッと熱々蕎麦
いつ来ても怪しい感じの外観です。が、創業はかなり古く、元禄年間に遡ること三百有余年。折り紙付きの老舗蕎麦屋なんよ。

かつては一般的であった蒸籠蕎麦は、現在では関西の一部地域で見られるだけ。ただ、東京の老舗店では「湯通しで」と注文すると、同様のお蕎麦を出してくれるらしいです。

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お蕎麦と思わんかったらOKやと思うんやけど、、外す人とハマる人の両極蕎麦かも知れません。私はハマった方なので (^_^)

熱々ムニュ蕎麦と鎌倉と呼ばれる蕎麦湯を頂いて・・・

この日の幸せ終了です。

ちく満

お店は→大阪府堺市堺区宿院町西1-1-16
電話は→072-232-0093
営業は→10:30~21:00
お休み→月曜日(祝日の場合営業、翌日休)
最寄り駅→阪堺電車宿院駅、南海本線堺駅
駐車場→有り

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2010年2月16日 (火)

第23回堺刃物まつりツァー

今年もこの季節になったんやね。第23回堺刃物まつり。
「泉北そば打ち普及の会」のお蕎麦もお楽しみ。

1r0010148_2 刃物大好きのA氏(刀剣類ですけど・・)・食欲旺盛T氏・鯵切り包丁目当てのY氏と共に堺ツァーへ・・・

賑やかな会場には野菜や果物・鮮魚などの出店も有ります。

2r0010137 有田ミカンやアンコウに牡蠣、ウニ等々
丁度古式鍛錬の実演で、包丁を手打ちしていたんよ。昨年も掲載したんやけど、打つ度に「トン・チン・カン」と響きます。

ある程度打ち上がると、見学の子供達が体験。

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4r0010136_2 鯵切り包丁購入が目的の釣り好きY氏は、古式鍛錬もそこそこに、隣のブリを捌く実演を熱心に見入っていました。

42r0010138_3 会場を入ったすぐ左手に堺の小学生が作った包丁が展示されているんよ。
スゴいです。小学生が作ったのですか・・・さすが堺です。

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場内の刃物販売コーナーは端から値段帯で区切られていて、自分の予算の所で品定めすことが出来るんよね。
Y氏も予定予算のお店の人に尋ねていましたが、鯵切り包丁は午前中に売り切れやった (;。;)

6r0010139 さて前回同様、私の目的のお蕎麦 (;^^)ヘ..

冒頭で書いた「泉北そば打ち普及の会」の方達が出しているんよね。

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お昼時ともあり蕎麦を打つ人、茹でる人。大忙しなんよ。

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鰹節とおろしのぶっかけ蕎麦、美味しいお汁と鰹節の相乗効果で旨味満点。
いつもながら美味しいお蕎麦、今回も麺・汁共に完食!!

実は今回、大阪のお気に入り店「源氏」や「戸開そば」をご紹介頂いた「やきとり君」にお目に掛かりたく・・
お忙しい中、大変失礼致しました。

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10r0010145_2 沢山のナイフビルダーが出店していて、今回は写真中央の木箱に入った物を購入。
昨年同様、キスの三枚おろしに使わないように願います (^_^)
釣り好きY氏も、会場隣の物産販売所で見つけた鯵切り包丁を手に入れました。

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ここで気になる包丁が展示されていたんやけど、黒い刃にとても綺麗な波紋が付いて、思わず見とれてしまったんよ。もちろん麺切りも有りました。

12r0010147 色んな刃物、色んな道具に美味しいお蕎麦。
そんなこんなを楽しませてもらい、会場を後にしました。
また来年です。

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2010年2月11日 (木)

小さな町歩き 黒江散歩2(後編)

さて、いよいよ船尾(ふのう)から黒江の街へ。
根来塗りと並ぶ黒江塗りで知られる漆器の町。
先ほどまでの風景が一変、さながら過去への空間移動。

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船尾から黒江に至るまでベンガラ格子の家並みが迷路のごとく続く。
地名に残る船や江と言う文字は、この辺りが海の近くだった名残。

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そのせいか少し漁師町にも似ている感じ、肩を寄せ合うように家々が密集しています。
そんな町の活気溢れる船尾市場も休日はひっそり、子供の声だけが響いていました。

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漆器で栄えた黒江には漆を扱うお店が多く、蔵や倉庫等が結構残っています。

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7p1030259_2 黒江ぬりもの館では、昨年からカフェコーナーを始めました。
町屋を利用した漆器のお店で一休み。

店内には色々な漆器が販売されています。

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相対的にお手頃価格の品が多く、お財布の紐が緩みそう。

そうそう、漆塗りの電話もありました。(これは売り物では無いのでしょうけど (^_^) )

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ケーキセットは3種類のケーキから選択。
さすが漆器の町、綺麗なプレートにチーズケーキが。
それにコーヒーとプチアイスクリームが付きます。

こんなチョットした甘さが、歩き疲れた体にはホッと一息。

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12p1030265 この町は至る所で懐かしさが見つかる。

記憶の中には登録されていない景色もそう感じる。

そんな黒江を高台から見渡して、ふと・・・

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この家並みをいつまで残せるのでしょう。。。

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日が傾きかけた町には長く伸びた影がチョット寂しそうでした。

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黒江ぬりもの館

場所は→和歌山県海南市黒江680
営業は→10:00~16:30
電話は→0734-82-5321
お休み→水曜日、年末年始、盆
最寄り駅→JR紀勢本線海南駅バス5分

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2010年2月 6日 (土)

小さな町歩き 海南市 黒江散歩2(前編)

冬の寒さが少しばかり和らいだこの日、久し振りに黒江の街を歩いてきました。
今回は少し趣向を変え、和歌山マリーナシティーからのスタート。

1p1030177_4 さすがに空気は冷たいものの、青空が広がる穏やかな冬の日。
ヨット倶楽部前でバスを降り散策が始まります。

斜張橋の袂にある公園では家族連れが遊んだりお弁当を広げたり・・・

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和歌浦湾の一望はチョットしたパノラマ。

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高層マンションが建ち並ぶ姿が日本離れしていて、僅か十数分離れた黒江の街とはとても対照的です。

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これはまるでミニミニドバイ?(言い過ぎか・・)
でも海は綺麗です。

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この橋を渡ってくると、あっと言う間にリゾート地へ・・空間移動。

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パームツリーが植えられた砂浜。私は冬の海水浴場が好きです。
こんな彼ら親子の貸し切りの浜辺が・・・

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12p1030201 どことなくイーグルスのホテルカリフォルニアを思わせる教会の前を通り、ぼちぼち黒江に足を向けるとしましょう。

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14p1030204 マリーナシティーを離れ。
初老のご夫婦の跡をたどりながら・・・

後編へ

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和歌山マリーナシティー

場所は→和歌山市毛見沖
最寄り駅→JR海南駅からバスで10分程度
車は→国道42号医大病院前交差点を南へ10分
   マリーナ入口交差点を西へ5分
   または海南琴の浦交差点を南へ道なり5分

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