小さな町歩き 信達宿の野田藤
先日散歩のおりに見つけた小さな藤棚で思い出しました。
昨年訪れた時に見つけた野田藤。春には訪れようと思ってたのに忘れてしまうところでした。
野田藤とは梶本邸にある一本の藤の木の事で、御主人が知人から譲り受けた鉢植えの野田藤を庭に植え育てました。
丹念に育てられた一本の藤が東西27m・南北30mにまで枝を広げ、見事な花房を付けるようになったのだそうです。
泉庵でお蕎麦ついでにと出かけたのですが、普段閑散としている町が思わぬ人出 ( ・_・;)
駅前通りから熊野街道に入ると特設の休憩所まであって、泉州沖の穴子天やおでん・ビール等が売られています。泉州沖の穴子天・・・これは後のお楽しみ。
まずは野田藤を楽しみに向かいました。
梶本邸では花盛りにもまして人盛り。かなり有名だったようです。
綺麗な花房が垂れ下がる光景は紫のシャワーを浴びているようです。これが一本の木とは思えない!
見事に咲き誇る藤の花はかなりの見応え。
協力金100円を払い特設の高台足場に登れば、今度はシャワーから薄紫の絨毯に変身。
庭先ではハーモニカの名手が懐かしい音色を奏で、結構大きなイベントだと初めて知りました。
すぐ近くには徳川家御用達の信達本陣もあって、、
この日は宅内が開放され、やはり協力金100円で邸内を見学出来るのです。
籠や槍などが展示されて、野呂介石の絵画もご披露。
裏庭には良く晴れた光が陰影を見せ、とても風情ある趣を演出。通りの呉服屋さんでは紙の代わりに正絹が張られた行灯が幻想的な雰囲気を醸し出していました。
ぼちぼち泉庵の閉店時間が迫りお店に急ぐことに。
かなり遅めのランチです。
閉店目前なのに4組のお客さん待ち。訊けば今日も通し営業ではなく、無くなり次第終了との事。
「5組目でもOK?」との心配に「大丈夫です」とお答え頂き待つことにしました。
ガーデニングショップの一角にあるこのお店、空き待ちの間は綺麗なお花を観賞出来ます。
気になるメニューのすだち蕎麦は私で最後だったのはラッキーでした。。
昨年の春先に温かいのを頂いたのですが、やはり冷たい方がアッサリと美味しく頂けます。
汗ばむ位の快晴のこの日、口に広がる酸味と冷たさが食欲を増し、素麺のような細打ちお蕎麦がスルスルと喉を通り過ぎます。
お汁も飲み干してほぼ完食。
さて、お楽しみ穴子天をと休憩所へ戻ると。。。既に売り切れていて ( ^.^)( -.-)( _ _) 仕方なくおでん・・
この日用意した穴子1500本は昼過ぎまでに売り切れたようで、大っきな大根を方張り後悔至極。お店の方が「穴子天、みんな美味しいって言うてたで」と後悔に追い打ちを掛けて下さいました ; .;
まっ、見事な藤を見て本陣を覗き、冷たいすだち蕎麦も食べて・・
蕎麦ついでのつもりが藤ついで蕎麦、
これでこの日の幸せ終了です。
場所は→大阪府泉南市信達牧野1338
期間は→4月後半(HP確認)
泉州高原そば泉庵
お店は→大阪府泉南市信達牧野832-1
ブレスガーデン内
電話は→072-485-4108
営業は→11:30~14:00 18:00~20:00(夏)
17:30~21:00(冬)
お休み→水・木曜日
最寄り駅→JR和泉砂川駅徒歩5分
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