« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »

2010年5月

2010年5月22日 (土)

晴れの日はやっぱりここ 奈良県宇陀市榛原区の一如庵

まさにこのお店のこの席に座るために用意されたような天気。
晴天でも暑くなく、時折心地よいそよ風が吹き抜ける。
そんな絶好のシチュエーションで「一如庵」を訪れたんよ。
開店には少し時間があって、辺りを散策しながら春の好日を楽しみます。

1_2_

駐車場に咲く花水木。空には刷毛で掃いたような薄雲に三本の飛行機雲が白い筋を描いていました。

3_

そうこうするうちに暖簾が掛かり、お店に戻ると縁台は空いているとのこと。

4_ 実は予約時の天気予報が曇りマークだけやったので、一応お座敷をお願いしていたんやけど。
それではと席に落ち着くことに。

5__2

6_

ここからの眺めはええんよね。小さな裏庭が大きな自然と繋がってるとでも言うんやろか。
ホント季節を感じながらのお食事が楽しめます。
で、早速トンボがご挨拶なんよ。

7_ お茶が運ばれて・・・
ポリポリと揚げ蕎麦を頂きながら、この日同行のO氏と歓談。
その最中に小さな蛙が小さな池にポチャンとダイビング。

8_

お料理は春野菜三種の三杯酢。

9_

赤白緑の彩りに揚げ湯葉やろか、酸っぱさに野菜の甘さが覆い被さります。
O氏も苦手なトマトに思わず美味しいと言ってたんよ。

10_

11_ 新ジャガと筍の鍬焼きに、ゼンマイの煮物に・・・と山葵添え。
まさに日本酒が欲しくなる。と言っても日本酒ファンの方ならばですが。
いよいよお蕎麦。

12_

お汁と山葵が出され、蕎麦猪口には少しだけ蕎麦汁が入っています。
テーブルに載せられた時にフワッと鼻先に香るんよね!

13_

お蕎麦は極細打ちの十割で、瑞々しくもキッチリと成された水切り。

14__215_

蕎麦猪口の僅かな汁で十分美味しく頂けるんよ。細さに見合うコシと滑らかな舌触り。
蕎麦湯を頂いてご飯が運ばれてきます。ここのお漬け物がいつも楽しみ。

16_

17_  赤カブに蕗と高菜やろか?
お茶請けにも丁度良い感じ。

お茶を飲みながら蕗を食べて話をしている間にもお客さんが訪れてるんよ。ゆっくりとさせて頂き、気持ちよい一時で・・

本日の幸せ終了です。

一如庵

お店は→奈良県宇陀市榛原区自明1362
電話は→0745-82-0053
営業は→11:30~14:30 17:00~20:00(予約のみ)
お休み→火曜・第1・3月曜
最寄り駅→近鉄榛原駅からバス15分程度
駐車場→7台位

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2010年5月16日 (日)

小さな町歩き 重伝建の今井町でお蕎麦

毎年5月の第3土・日に行われている「今井町町並み散歩」へ行ってきました。
この二日間は重要文化財の家が公開されたり、ギャラリー、フリマなどイベントが行われます。また着物で来られた方には先着300名に記念品などもありました。

1_

交流館の裏に有料駐車場が出来ていて、運良く入庫することが出来ラッキー。
イベントの間は無料のようでした。今回もここから始まりました。
何度も訪れている今井町なのですが、近年整備が進み再生される老朽家屋もなどもあり随分変わってきました。

23

今回解放されていた重要文化財のお宅を拝見すると、歴史の重みを感じさせるものです。

4

中庭には蔵があって、蔵前座敷など珍しい作りも見せてもらえました。

5__3 6__4

さてお昼はといえばやっぱりお蕎麦。
と言うのも今回泉北蕎麦打ち普及の会がこちらに出店。

7_ 今年の刃物まつりに続き、やきとり君にもご挨拶をしておろしぶっかけを頂きました。

8_

いつもながら美味しいお出汁におろしと鰹節がGoo!
馳走様でした。

9_ お蕎麦はお寺と道を挟んだマンションの一階で打たれていました。

この日SPさんともニアミスだったみたいなんよ。

10_

町内には2カ所公共の広場があって、休憩所やトイレが設置されています。
ここもパネル展示やギャラリー。

11_

この日、同じ重伝建の大宇陀にもちょっと立ち寄りたく、時間の都合であまりゆっくりと歩くことが出来ず、
せんと君にも会えずじまいでした。

今井町

場所は→奈良県橿原市今井町
最寄り駅→近鉄大和八木駅・八木西口駅
車では→R24四条ランプからすぐ
駐車場→まちなみ交流センター西に有料P

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2010年5月 9日 (日)

まだ桜が満開の頃訪れたお蕎麦屋さんです。
近鉄が乗り入れるJR柏原駅。
そこから徒歩5分余りの小さなお店はひなびた商店街の一角にありました。

Photo 昼時を遙かに過ぎたお店は貸し切りです。
入口横の打ち場の隣に座らせて頂きました。
メニューにある河内鴨焼と気になった店主の気まぐれ一品もお願い。これは胡瓜の味噌漬け。

Photo 突き出しの人参の酢漬けをアテにビールを頂きながら・・
胡瓜はご主人のお薦めみたいで、一人で3本ペロリの方もおられたそうです。
三本ですか・・
Photo_3 Photo_9

お箸で掴み倦ねていると「皆さん手で掴んでいます」との助言、手掴みでボリボリ。
これは夏のアテに良し。多いと思った一本はいつしか無くなってたんよ (*^_^*)

Photo_10

鴨焼はお塩か山椒を好みで。
軟らかくも適度な歯応えがありお肉の旨味を楽しめ、脂の甘味をビールがスーッと洗い流していくみたい。

鴨の味噌漬けにも挑戦しているらしく、次回のお楽しみ。
仕入れ先の河内鴨のお店は少量でもお取り寄せが可能みたいなんよ。それに朝挽き鴨はお刺身でもOKらしく、こちらでもたまに出すらしいんよね。
お話を伺いながらビールは二本目に (;^^)ヘ..

Photo_11 続いて鴨焼を頼んだ人のみの特権。鴨焼で出た脂を使った焼き飯。シンプルです。具は椎茸と海苔。一口目は物足りなさ、二口三口でコクと甘味が増して、遂には完食に至る味。結構イケるカモ・・・
丁度ステーキ屋さんで出してくれるような感じ。アッサリと頂けるので鴨焼を頼んだ方は是非どうぞ。

ぼちぼちお蕎麦をとお品書きに目を落とせば、粗挽きで太打ちと細打ちがあるんやけど・・・
悩んでいる姿に同情されたのか「今日は暇なので半々ずつ出しましょうか?」と嬉しいお言葉を頂戴し、「迷惑でなければ是非
まずは太打ちから。

Photo_12

とぐろを巻くような姿は、お蕎麦の香りと旨味を閉じ込めたカプセルをその1本1本に封じ込めたという太さ。

Photo_13 噛み進むとそのカプセルが弾け、口の中に広がる香りと、粗挽き特有の舌にまとわり付くようなモッサリとした甘味が出ます。
ご主人と話しをしながら、、気がつくと汁無しで殆どを食べてました。

続いての細打ちは、粗挽きなのにかなり細い。

Photo_14

Photo_15 当然太打ちに比べるとアッサリ加減は否めません。つい今し方食べた太打ちの後やからそう思うんよ。
でもこれだけを注文して食べたら、かなり美味しいお蕎麦やと思います。

粗野で荒々しい太打ちと緻密で繊細な細打ちの対比がとても面白く。

Photo_16

永居が過ぎて表に出るとすっかり陽が傾き、電信柱はその長い影を道路に落としていました。

これでこの日の幸せ終了です。。。喰った~

お店は→大阪府柏原市大正1丁目6-33
電話は→072-971-6036
営業は→11:30~14:30 18:00~20:30
    土日は通し営業のようです(要確認)
お休み→月曜日
最寄り駅→JR柏原駅

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2010年5月 6日 (木)

世界遺産 下鴨神社散策ランチは出町商店街 満寿形屋

このGW、念願の「満寿形屋」さんで鯖寿司セットを頂こうと思い京都に出かけたんよ。
出町柳には11時半頃到着、商店街入口の出町ふたばさんは長蛇の列。やっぱり人気菓子店。

P1030442

目的のお店は準備中の看板が掛かり、中で作業をしています。訊ねると12時かららしく暫し時間潰し。

P1030444 枡形は知る人ぞ知る鯖街道の終点なんよ。起点は有名な福井県小浜市のいずみ町商店街。よく朽木屋という鮮魚店で鯖寿司を買いました。

さて、ぼちぼちかと開店前に戻ると既にお客さんが入っていて、残り一つのテーブルに何とか収まったんやけどすぐ女性一人との相席となって。
気が付くとお店の前はお客さんが並んでるんよ。
暑かったこの日「鯖寿司セットのうどんを冷たいんに変えられやんのやろか」と訊ねると、+200円でOK。

お客さんは8割方は鯖寿司がお目当てのようなんよね。
この日鯖寿司は特上だけで、一人前2500円。一本お持ち帰りは4500円なり・・・(¨;) でもセットは通常料金やったです。

R0010257

鯖が1に対しご飯が3のボリューム有るお寿司、極浅〆加減の鯖はとっても私好みで薄昆布が載る松前風。
ニュートラルな酢合わせの寿司飯も酸味と甘味が丁度ええんよね。
今回脇役のおうどん、プニュッとした弾力感はお箸で引っぱるとプニョーンと伸びるんです。冷たいお汁がサッパリとした酸味の鯖寿司ととても良く合ってて。。。
ただ、相席の方の通常セット、おうどんのお出汁の香りがずっと鼻先をくすぐってました。

P1030453

お店を出て糺の森から下鴨神社へ。

P1030455P1030471P1030468_2

この日は流鏑馬神事があって、時代装束の人達がその準備を待ってたんよね。
さすがその名の糺の森もこの日ばかりは人混み。

P1030456_5

P1030473_2

流鏑馬神事も魅力やったんやけど、時間的制約もあり神社を後にしました。

P1030486P1030487 

珍しくとても良く晴れたGW。この川は市民の憩いの場のようで・・

P1030490P1030491

この後、大和西大寺でお蕎麦を頂き帰路につきました。

満寿形屋(ますがたや)

お店は→京都府京都市上京区桝形通出町西入ル二神町179
電話は→075-231-4209
営業は→12:00~18:00 (鯖寿司売り切れ有り)
定休日→水曜日
最寄り駅→京阪電鉄出町柳駅
お勧め→鯖寿司セット 1.000円

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »