小さな町歩き 奈良市は奈良阪散歩と「かくれみの」
佐保路の奈良阪は初めての訪問。
バスを降り立つと・・確かに坂の上。
まずは手打ち蕎麦「かくれみの」さんへ。奈良阪バス停すぐです。 開店時間には少しばかり早かったのですが、声掛けすると客席に案内していただけました。落ち着いた雰囲気で和造りの客室。お庭を眺めるお座敷に落ち着きました。本日のおまかせを説明いただき、焼酎お湯割りと共にそれをお願いすることに。
前菜三品から始まるランチ、揚げ物・飯物につづきせいろ蕎麦が出され。それぞれ素材の味を活かした薄味に仕上げられています。
お蕎麦は抜き実の挽きぐるみのようで、仄かに漂う香りは少々控えめです。
接客は初々しさを感じながら悪いものではありません。
お店を辞していざ坂道を奈良市街に・・・
町並みは歴史を感じます。
佐保・佐紀路はある意味しっとりとした風情を感じるところ。
なのにこんなユーモアも有ったりして。鯉の滝登りでしょうか?
(*^_^*)
般若寺ではチョットだけコスモス寺の雰囲気を感じ・・
坂道の途中にはとても西方アジアな少年院や夕日地蔵。
北山十八間戸は狭い部屋が続く、いわゆる長屋みたいなもの。立て札の由緒書きによるとかなり古いもので、近年修復されたようです。
坂を下りきる頃に佐保川と合流。川の右岸、草中学が建つ丘陵からは東大寺や興福寺の塔を一望出来ます。
歩みを天蓋門まで戻し再び佐保川近くを進む。水門跡を過ぎて鉄道公園?を右手に佐保川を渡れば船橋商店街。
途中東に入り茶道発祥の地称名寺を左手に見ながら、奈良女子大南にある商店街へ。
ここいらでコーヒーでもと、商店街にあるビルの二階の喫茶店でチョット一服。とても怪しげな狭い階段を登った右のドアを開けると・・・
これがまたスゴいお店で、狭くて細長い店内にはクラシックのアナログレコードが一杯。
それを高級オーディオセットで聞かしてくれるのです。
マッキントッシュのプリとパワーのセパレートアンプでイタリアソナスファーベルのスピーカー、アマティ アニヴァーサリオをドライブします。
とても人間味有る響きにコーヒーが相まって疲れがスーッとひいていく感じ。
入る時はちょっと怪しげ、が、帰る時には「また来よう」に変わっていました。
これで奈良阪散歩終了です。
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コメント
最近知りました
かくれみのさん行きたいお店でしたよ~。
お鮨はなかったのかな!
投稿: スヌーピー | 2011年1月13日 (木) 23時12分
SPさんへ。
私もつい最近まで知りませんでした。
ランチセットがこれで1200円。
中庭を眺めながらゆっくりとさせてもらいました。
奈良阪町は初めてだったのですが、なかなか歴史と生活感を感じるところです。
投稿: エノさん | 2011年1月15日 (土) 23時35分
エノさん、こんにちは。
今更あけましてではないので、寒中お見舞い申し上げます。
店も料理も街も良い感じですね。奈良にはいくつも行きたい店がありますね。
投稿: やきとり | 2011年1月17日 (月) 23時37分
やきとり君へ、本当に寒中ですよね!
寒い日が続きます。
知らぬとはいえ。。。。
開店前だというのに通してくれて、しかもそれを伝えずに・・
気持ちよく接客して下さいました。
お蕎麦より、この気持ちがとても嬉しかったです (*^_^*)
投稿: エノさん | 2011年1月21日 (金) 22時42分