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2011年10月

2011年10月29日 (土)

久しぶりの友人と美味しいお蕎麦 ワン・マイル

遊々舎ではパラグライダー教室とのお得なパックも用意されていて・・
20年以上のパラグライダー歴を持つオーナー、さまざまな経験を生かした指導もしてくれます。

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さて、そんなオーナー御夫妻と今日は白州へ。
途中の清里大橋から見る八ヶ岳連峰、振り返ると霊峰富士山を眺めることが出来るんよ!

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尾白川は甲斐駒ヶ岳から流れ出る清流がとても綺麗で、近くにはサントリー白州蒸留所も有ります。
今回、初めて駒ヶ岳神社上流の尾白川渓谷へ連れて行ってもらいました。

やっぱり綺麗! 思わず歌う ♪水は流れて~甲斐~駒ヶ岳♪
吊り橋を渡り道を進むと急な階段があったり。ここは甲斐駒登山口の一つ。

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7_p1050282_2 台風の傷跡からは木漏れ日が差し込んでいました。そしてとても迫力有る滝。時間があれば岩の上に寝そべって、マイナスイオンをたっぷりと吸収したかった。

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お昼は少し下った所にあるワン・マイルでお蕎麦。地元でも美味しいと評判のお店やそうです。少し年配のご夫婦が切り盛りされているみたい。
喫茶店の御主人がお蕎麦を打っておられるようで、久し振りに大盛り!

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お蕎麦は黒ポチが入った色白蕎麦、結構綺麗で見るからに美味しそうな感じなんよ。
一口たぐると・・オッ、結構イケルやん!これ喫茶店蕎麦やで。

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蕎麦湯も少し蕎麦粉を溶いていて、トロッとマロッとお汁の旨味を引き出します。

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ふと窓辺に目をやると、やっぱり喫茶店。
ただ・・残念ながらお店を売りに出されているようです。奥様に尋ねると移転ではなく閉店とのこと。
また来たいと思ったけど、それは仕方ありません。

後ろ髪を引かれる思いでお店を後にしました。

つづく 

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2011年10月23日 (日)

久し振りの山梨は八ヶ岳山麓 ペンション「遊々舎」

木曽路から甲斐路へ移ったこの日の宿は「カントリーハウス遊々舎」。

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オーナーは中学来の親友。長身スリムで男前やったんやけど・・やっぱり寄る年波には勝てへんか (^_^)
当時、彼とジーンズを買いに行くと・・「エッ、エノさんそんなようさん裾切るんや!」、「放っとけ! どうせお前は切らんでエエからな (--メ)・・・お前とは絶対Gパン買いに行けへんわ!! (;。;)」
そんな関係です。

それはさておき八ヶ岳山麓にある遊々舎は、天女山にも近く赤岳登山にも便利。
また、赤岳沢から続く川俣川東沢には吐竜の滝があり、何とも繊細で綺麗な流れを見ることが出来ます。

2_phannoki1_2 開店当初からは日々工夫の毎日で、店内も刻々と変化しておりましたが、十数年ぶりに訪れたこの日、過去最大の驚愕が待っていました。

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今回のご無沙汰夕食は、食前酒から始まり(当然これは別料金)。野沢菜漬けでチビチビ。
登場したサラダのドレッシングがかなり美味しく、これだけで酒アテやん!

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スープ・グラタン?、ホワイトソース系苦手やけどこれも美味しかった。でメインはチキン。

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他のお客さんも夕食を終え、後片付けも一段落で二次会へ、ただこの日平年より遙かに冷え込んだ八ヶ岳山麓。
薪ストーブの優しい温かさにもかかわらず、、、夜が更けると共に寒さが染みて!!

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しかも当然館内禁煙なので、テラスに備え付けられた蝋燭の明かりを頼りにタバコを薫らせながらの一時。
御免なさい。エアコンも強めてもらいました (;^^)ヘ..

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翌日はお休み遊々舎で久し振りの友達づきあい!

昔から糸の切れた凧のような二人で、放浪癖の私は夢多き旅人の彼と気が合ったんやろね。
今では彼はペンションを築き、私はサラリーマン。
でも心根は同じ所に有ったんやと思う。なので未だ交流を続けているのです。

カントリーハウス遊々舎

お宿は→山梨県北杜市大泉町西井出8240
電話は→0551-38-3311

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2011年10月22日 (土)

小さな町歩き 中山道木曽路「奈良井宿散歩」

「木曽路はすべて山の中である」。藤村の夜明け前にあるこの言葉どおり、木曽谷を行く中山道は嶮岨な山で挟まれている。

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中山道六十九次の中、木曽路には十一宿、その内最標高地の宿場が奈良井宿。

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かつて奈良井千軒と唱われ栄えた宿場町奈良井。木曽路を凝縮した姿が今尚残り、現在重伝建に指定された町並みはその歴史を感じさせる。

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平日にしては結構な人出。NHK朝の連ドラの舞台だったのですね・・・知らなかった (-.-;
後日聞いたところではお蕎麦屋さんのドラマとの事、いやはや全く情けない。

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鍵の手と呼ばれるクランク、妻籠や馬篭にある枡形と同様外敵の侵入に備えた物でしょうか?

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街道沿いに建ち並ぶ家々は古く、助さん角さんを従えた御老公が現れそう。
奈良井の家は一階の屋根より二階の屋根が50cm程長く出張り、名の通り出梁造りと言われるようです。
その軒先に吊された行灯看板が、山間の宿場の雰囲気を盛り立てているのです。

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朝日を受けた連子格子が路上に落とす光を眺めながら、ようやく太陽の光を直に感じるのでした。

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山深い木曽は普段の生活に比べてタイムラグを感じ、爽やかな秋風が宿場を通り過ぎていきます。
どこからか葛城ユキの歌が聞こえてきそうな木曽路の奈良井宿でした。

♪ 木曽は~山の中ですぅ~、誰も来やしません・・・♪

つづく

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2011年10月17日 (月)

旅籠で往時を偲ぶ 木曽路は奈良井宿「ゑちごや旅館」

長野県塩尻市奈良井(旧楢川村)。中山道上四宿と呼ばれた内の一宿駅。
伊那路を北上し権兵衛街道を経て木曽へと入ります。

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2_ 初日のお宿は創業200余年の「ゑちごや旅館」。一日二組のおもてなしの宿。
旅籠行灯は入口を入った店の間で向かえてくれ、この旅籠情緒に気分はもう江戸時代。

3_ 吹き抜けの次の間にはかつて囲炉裏が切られていたそうです。
お部屋は一階が二間、二階が三間で、どの間にも入口が有り襖で仕切ると五組のお客さんが逗留可能。

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6_ 私は二階の二間を続きで使わせて頂きました。一人旅の身にはこれでも広すぎる位。
中庭に面した風呂場は狭いけれど、足を伸ばせるゆったりとした湯船は旅の疲れを癒すには十分。

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さて風呂上がりの夕食には地の物づくしでしょうか、素朴ながらも素敵な料理が並び、滋味豊かに舌を楽しませてくれる。
鯉の洗いは臭味を微塵も感じさせず、初めて見るものも入る茸料理も山里ならでは。しかもお吸い物は松茸入り!

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17_ これだけあればとついつい居酒屋気分。いつになく奈良井の地酒もお願いして、案の定ご飯はご辞退致。(\(__ ))

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翌朝、まだ明け切らぬ奈良井の町は、前日とは打って変わった静けさに包まれて。

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それでも一日の始まりを告げる光景があちこちに見受けられ。

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ただ・・指先の凍てつきが辛くなり出して。

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この季節には早すぎる冷え込みに思わず身を縮め宿に戻ると、「朝食前のお茶です」。
御主人が入れてくたお茶はとても甘くてトロ味さえ感じ、凍てついた体を解きほぐしてくれます。

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29_4_3朝食はこれだけで一日のエネルギーを頂けそうな数々。思わずお櫃のご飯を完食 (;^^)ヘ..
宿を辞して一歩踏み出せば、町は既に賑わいを見せ始めていました。


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32__ ホッコリ・のんびり・とても静かな一時を思い返し・・・
一人客にもかかわらず、素敵なもてなしをして頂いた御主人、本当に有難うございました。
またの木曽路もこの宿でと思いつつ、次ぎの目的地に向け出発です。

つづく

ゑちごや旅館

お宿は→長野県塩尻市奈良井493
電話は→0264-34-3011
注意→一日二組限定故、連泊はご遠慮願いますとのこと。
    ただ、冬場の平日は要相談かもしれません。   

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2011年10月15日 (土)

上伊那で高嶺ルビー 箕輪町赤そばまつり

そば切りてる坊の御主人に教えられた古田の里赤蕎麦祭り。観光バスも訪れていてかなり盛況のようです。

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私は奈良のビオトープで見て以来二度目。
思っていたより遙かに広い畑で、山腹一面にレンゲ色が広がります。

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赤花は茎が軟らかいので刈り取り作業が大変。しかも実が小さいので、お蕎麦になる量が少ないので実用的ではありません。
奈良では訪れるお客さんのために、観賞用として栽培しているとの事でした。

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てる坊の御主人は「必ず畑の上まで行って下さい。今日は南アルプスが綺麗かもしれません」。
言われるまま上まで登ると赤花の向こうに雄大な南アルプスが臨め、思わず暫く立ちすくんでしまいました。

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薄赤紫の花はとても綺麗で、今では少なくなったレンゲ畑を思い起こさせる光景。
いつかこの花の実で打ったお蕎麦を食べてみたい・・

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夕刻に手が届くには少しばかり間があり、日暮れ時の僅かな時間を楽しむ事が出来ました。
教えて下さった御主人に感謝しつつ、
本日の幸せ終了です。

つづく

赤そば花まつり

場所:長野県上伊那郡箕輪町
開催日:毎年9月中旬~10月初旬

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2011年10月10日 (月)

舞台は大阪から長野へ そば切り てる坊

大阪の「そば切り てる坊」さん。今春ようやく訪れる機会を見つけ・・たら。
お店のドアに張り紙が、、、それによると長野県駒ヶ根市で再開予定との事でした。
その後幸いにも”村雨”さんという方からコメントを頂き、どうやら営業を始められたようです。
で、今回早くも駒ヶ根訪問と相成りました。

1_お店は駒ヶ根市郊外に在り、向かいには蕎麦畑もあります。
お座敷に座ると縁側越しに南アルプスが臨め、仙丈ヶ岳の北隣に甲斐駒ヶ岳の先っちょも確認出来て。

お蕎麦の説明に御主人が出した蕎麦米標本。玄・抜き・丸抜き・更科など確か6種類ほど有ったかと・・確か。
抜き粗挽きと玄蕎麦で迷っていると、御主人お勧めの粗挽きをお願いしました。

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細打ちの麺は見た目少し水っぽい?と思ったのですが、口にすると全然そんな感じはありません。

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お星様も散らばり、粗挽きならではの味わい。お蕎麦だけで半分食べてしまいました!
お蕎麦に付いた蕎麦豆腐とお豆さんの胡麻和えは蕎麦湯と共に頂きます。

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お話を伺うと、水加減多や捏ね時間など工夫をされているとのこと。皆さん粗挽きには苦労しているのですね。
また、オヤマボクチを繋ぎに使い、かなり拘り有る開田のお店情報も教えてもらい、
そんな話の中、ひょんな事から意外な共通点をあれこれ発見。世間は広いようで狭いです。

御主人から箕輪で昨日今日と赤そば祭りをしているので行かれては? かなりの人出ですがこの時間なら一段落でしょう。
「訪れてみます!」

奥様もとても楽しい方で予定以上の時間を過ごし、ご夫婦のお見送りをうけながらお店を後にしました。
またいつか・・必ずお伺いします。

つづく

お店は→長野県駒ヶ根市赤穂16701-2
電話は→0265-83-6806
営業は→11:30~15:00(売り切れ次第終了)
    夜は予約のみ
お休み→月・火曜(月一臨時休有り)
駐車場→有り(5台程度)

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2011年10月 8日 (土)

河内柏原で河内鴨と熟成蕎麦 「和」

チョットご無沙汰しておりました。
いつもどおり昼下がりのおやつ蕎麦。
お店に入ると御主人が石臼でお蕎麦を手挽きしてたみたい。

太打ちでもり蕎麦を注文。当然河内鴨の塩焼きも!

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この日も湿度が高く、夏の日差しに梅雨の不快指数。
初めて車で訪れたのでビールは×。
しかしながら、、、で、ノンアルコールビールもお願いです (;^^)ヘ..
鴨を頂く限り、たとえノンアルコールでも・・・

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今お蕎麦を寝かした熟成というのが有って、普通のと2種盛りで出来るとの事。でお願いしたんよ。
鮮度が命のお蕎麦やけど打ち立てを密封し、冷蔵庫で2・3日寝かせた、まあ掟破りの熟成蕎麦やね。

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まず通常の粗挽き.。何も付けずに幾筋かを。

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超粗挽きの歯応えと、期待通りの穀物臭が喉から鼻に広がります。

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続いて出された熟成。口に入れた瞬間に得もいえぬ香りがフワッと広がるんよ。
噛みしめてまたビックリ、その香りと共に不思議な甘味が舌を包むんよね・・
当然、穀物感感じる味と香りもあるんやけど、何か大っきな+αが加わってんのよ。。。

残りを交互に食べて双方の特徴を楽しみ、たまに汁をチョイと舐めて。
元々汁いらずのここのお蕎麦。今回も最後まで汁を浸けずに頂きました。

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汁もまた試行錯誤の末、昆布メインの出汁から旨味をしっかりと引き出したとの事。
なるほど舐めた時はすっきりキリッと感を持ち、でも辛汁ながら醤油の辛さを旨味で包み込んだ物です。
熱い蕎麦湯で頂くと、さっきまで形を隠していた昆布が強く前に押し出されるんやけど、嫌み無く後味を楽しめました。
今回頂いた、明らかに違いが分かるお蕎麦、なかなか面白かったです。

これで本日の幸せ終了です。(次回はまた電車で、、)

お店は→大阪府柏原市大正1丁目6-33
電話は→072-971-6036
営業は→11:30~14:30 18:00~20:30
      土日は通し営業
お休み→月曜日
最寄り駅→JR柏原駅(徒歩3分)

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