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2011年12月30日 (金)

真冬の鴨抜きは・・ 池の端藪蕎麦


残念ながら閉店


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新年の足音がすぐそこに聞こえるアメ横には歳末の賑わいが溢れ・・

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寒風渡る不忍池には、枯れハスの間を泳ぐ鴨を見て、美味しそうと呟く同行E氏。。。
この日繁華街の一角にある池の端藪蕎麦を訪れました。 

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開店に少し間があるお店を覗くと、引き戸を開け「どうぞお入り下さい」。
並木藪同様店内に招き入れてくれます。

訪れる前から思っていた鴨抜き、この寒さではとりわけ格別でしょう。
焼酎蕎麦湯割り・焼き海苔と共にお願いしました。

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大きな湯桶と共に出された徳利、いえ・・酒桶??
焼酎が入った檜?で作られた器と、竹筒に入った小さな茶筅が添えられ。
こんな素敵な光景が目の前に広がると、見ているだけでほろ酔い気分。

8_ 早速とばかり蕎麦湯を注ぎ入れると・・あれまビックリ!! 薄緑のトロ味有る蕎麦湯が流れ出すではありませんか。抹茶? クロレラ??
お店の人に確認する間もなくお待ちかね、鴨抜きが出されます

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小振りな丼に張られた熱々甘汁には白髪葱が浮かび、お箸で探ると・・(^_^) 肉厚で大振りな鴨肉が浮上。
これが軟らかくてジューシー
一口汁を飲むと熱ッ! 汁に広がる鴨脂が保温効果を出しています。
焼酎と共に冷え切った体をフンワリ解きほぐしてくれる。

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12_ 話に聞き本では読んでいたのですが、いよいよ初体験の焼き海苔。嬉しいっ!
蓋を開けると焼き海苔が現れ、その下には小さな炭火
焼き海苔をアテにチビチビとお酒を飲む。その間に海苔が湿気ないよう工夫された器。
目の辺りにすると・・チョット感動ものでした。

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至福の一時に思わず満足しきり。。。あっ!
これを忘れてはなりませぬ。(;^^)ヘ..

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角がカチッと立ってコシを感じるお蕎麦は、滑らかな舌触りと仄かに甘さが漂うもので、、

江戸蕎麦の粋をチョット垣間見たのでした。

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池の端 藪蕎麦

お店は→東京都文京区湯島3丁目44番7号
電話は→03(3831)8977
営業は→11時30分~14時・16時30分~20時
      日祝通し営業
お休み→水曜
最寄り駅→東京メトロ浅草駅徒歩5分

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コメント

ほお~っ、焼き海苔ですか。いかにも江戸ですね。
未体験です。

投稿: やきとり | 2011年12月30日 (金) 23時14分

いよいよ今年も終わりですね。

この日は帰りの昼食でゆっくりと昼酒
一度経験しようと焼き海苔も注文

最後までパリッとした海苔が楽しめました ( ^ω^ )

投稿: エノさん | 2011年12月31日 (土) 19時50分

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» 池の端 藪蕎麦@上野御徒町・湯島 [中野自由区]
「池の端 藪蕎麦」のレポートです。 藪そばの発祥地は”団子坂蔦屋(つたや)”。 その店の周辺に竹藪が多かったので、お客さんが「やぶ」と付けたのが由来。 藪(やぶ)蕎麦の御三家は、本家「神田藪蕎麦@...... [続きを読む]

受信: 2012年1月 9日 (月) 04時10分

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