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2012年4月

2012年4月30日 (月)

丹波の桜が見たくて 丹波のお蕎麦が食べたくて 2012

瀬戸内へ流れ込む加古川。その源流を青垣に発し、規模は兵庫県下最大。
丹波地方の流域には桜の名所も多いのです。
ただ・・残念ながら花見には遅すぎました。

1_ 北近畿豊岡道の青垣インターにほど近い所に三津屋妹尾は有ります。
長閑な田園風景に囲まれた集落は、菜の花畑が広がりエエ感じ。

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ご挨拶を済ませ席に着くと。

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ホント久し振りのご訪問なんよ。

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同行A・O両氏はおろし蕎麦。

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私は・・・粗挽きと致しました。

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器は御主人の手製とのこと。

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一昨年、粗挽きに挑戦してると言ってたご主人。
左から二八・今年の粗挽き・一昨年の粗挽き。

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ピンと張りが出て、結構シュッとしたお蕎麦やん。
噛み応えもあって蕎麦カプセルも隠されています。

それより初めてお頼んだ蕎麦掻き。超粗の荒技!
赤ポチに混ざり緑の蕎麦米の破片が入るんよ。

チャレンジャーやねぇ m(__)m 最初は力強いネットリ感、次により強力歯応え、そして広がる穀物感

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強烈蕎麦カプセルがプチプチ。ある意味新鮮蕎麦掻きなのでした(一度お試し有れ)。

11_ 奥様に出して頂いた蕎麦の実アイスを頂きながら、信州開田「時香忘」の事など御主人とお蕎麦の話をとりとめなく。

帰りがけに御主人から聞いたカタクリの群生地。多分最後との事で・・・

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来年はカタクリと蕎麦掻きの楽しみも増え、くれぐれも遅れないように。
そう思いながら本日の幸せ終了です。

三津屋妹尾

お店は→兵庫県丹波市青垣町
営業は→11:00~15:00
お休み→火水木金(祝は営業)
駐車場→3~4台
お車は→北近畿豊岡道路青垣IC5分程度

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2012年4月22日 (日)

細打ちで味わう蕎麦 東京は上野藪蕎麦

上野と言えば年末の顔アメ横
そのアメ横同様に賑わう駅前繁華街の一角に上野藪蕎麦があります。
時系列的には明治が神田・上野。大正が並木・池ノ端。有名老舗江戸蕎麦店。

蕎麦の根っこには神田が有るんやけど、それぞれに独自の個性がうかがえるのは素敵です。

午後2時を回った藪は、それでも満員。二階に案内されました。
階段を一段上がる毎に甘い誘惑が忍び寄り。
座ると共に「合い焼・ビール!」 
・・・禁断の喜び、昼酒 (;^^)ヘ..

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お店は江戸蕎麦店の大衆感を残しつつ、さすがに老舗の重厚さもあるんよ。

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合い焼はエエ感じに軟らかく。藪も尾張屋もそうやったけど火通しが丁度ええんよね。
東京は何処で鴨食べてもメチャ旨なんカモ知れへん。

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当然お蕎麦も美味しい。細め加減で香ばしく、お蕎麦!を感じさせてくれます。

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さて極めつけがこの湯桶(と言うより薬缶)。手打ちなんやろか。なんて綺麗なんや・・・
普通は木地に塗りや焼き物が多いけど(どっかはアルミのヤカンやった)。

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しかも銅製の湯桶で出された蕎麦湯はいつまでも熱々なんよ。

その熱々蕎麦湯を楽しんでいる隣では
ご近所常連さんと思われる方がカレー南蛮を頼む姿がこれまた好印象。
普段使いのお蕎麦屋さんなんやね。)^o^(

アッ、電車の時間や。

そそくさとお店を後に上野駅へ向かいました。

これでこの日の幸せ終了です。

上野藪そば

お店は→東京都台東区上野
営業は→11:30~20:35(閉店21:00)
お休み→水曜と正月三箇日
最寄り駅→JR上野駅

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2012年4月21日 (土)

京都に素敵な藪蕎麦有り

そら東京の藪もエエかもしれへんけど・・京都も負けてはおまへんエ。

Photo 京都西洞院の藪蕎麦。
江戸蕎麦の粋を感じさせ、でも関西のノリも付いてくる。

昨年初めて訪れた時、奥様の気さくさがとても気に入り、お蕎麦も美味しくて再訪を思い。
この日T氏と訪れた藪。
当然今回も期待を裏切らないツッコミをして頂きました (^0^)

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注文は禁断の昼酒メニュー。出汁巻きに天麩羅盛り合わせとビール。
突きだしには揚げ茄子。これだけでビール一本。
出汁巻きは二皿に分けられて、心配りを感じます。

Photo_3 海老が隠れてるけどちゃんと天盛り。塩と天つゆを添えてくれるのがエエよね。

焼酎党のT氏には気の毒やけど、東京の並木同様ここは焼酎がありません。

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二本目のビールが半分を切った頃、思わぬ一品を出して頂きました。

Photo_5 若竹汁。旬ですね~~
これには感動ものです。筍と若芽で思わずもう一本と言ってしまいそう (;^^)ヘ..
優しいお出汁と共に優しいお店のやんわりホンワリ。

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口直しを頂いてお蕎麦に突入。せいろは蕎麦の香漂う挽きぐるみ。
東京の藪と何ら遜色ない美味しさ。

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チョット寡黙な職人肌の御主人と、ウィックに富んだ優しい奥様。
御夫妻の心にニュートラルがあるお店。

それを感じながらこの日の幸せ終了です。

Photo_8 藪蕎麦

お店は→京都市上京区西洞院通中立売上ル三丁目448
電話は→075-441-6059
営業は→11:30~20:00(土曜15:00)
お休み→日曜
最寄り駅→地下鉄烏丸線今出川駅

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2012年4月16日 (月)

関西ニューウェーブ蕎麦の先駆者 奈良は福智院 玄

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氷室神社の枝垂れ桜は満開かと訪れた奈良。
桜は満開で、木蓮もまだまだ頑張っていました。

3_  髙畑から少し西に下った所には有ります。
既に開店20年以上になる玄は、11時半から13時LOという驚異の短時間営業。

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この日12時頃電話を入れお蕎麦一枚を予約出来たのは幸運。お店の前に立った時、既に「お蕎麦が無くなりました」の掛札が。
残念は蕎麦掻きも予約しておけば良かった。「蕎麦粉が切れました」 ( ̄0 ̄)
これは我が身の不徳やから。

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さても出された田舎。なんて素敵なお蕎麦、、
細く透き通ったべっぴん蕎麦やのに、とても力強さを感じ、さりとて流麗さをも漂わせ。
口にすると見た目どおり、シャキッとした歯応えと同時に味と香りも感じる。
つゆ無しで目一杯楽しめるんよね。

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向かいの若いお客様は、お蕎麦の後に出された蕎麦掻きに甚く感動しているようで。意味不明の感嘆詞を並べられておりました。(羨ましい・・)

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蕎麦湯は濃厚蕎麦粉ポタージュ!
注ぐ時に湯桶の蓋を少し透けてやるとスムーズ。蕎麦猪口の中には蕎麦湯と蕎麦汁の二階建て。
お箸で少し混ぜて飲み、少し減ったらまた注ぎ足す。
この繰り返しで蕎麦猪口の底にあるお汁の、ホワーッとした味・香りを楽しめるんよ。
これはもう一品料理なのです。

9_ 2度目も取りあえずお蕎麦を頂けたので。。

この日の幸せ終了です )^o^(

お店は→奈良県奈良市福智院町23-2
電話は→0742-27-6868
営業は→11:30~13:00(入店) 18:00~19:00(入店・二組)
    土曜は昼のみ
お休み→日・月曜
最寄り駅→福智院町バス停徒歩3分

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2012年4月13日 (金)

旨さが際立つ辛汁 並木藪そば

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浅草には素敵なお蕎麦屋さんがあります。
先ず雰囲気良し。次に客あしらい良し。そして旨い酒肴を備える。
当然お蕎麦も美味しい。
そんな浅草の人気店に再訪しました。

2__2 一人客でも空いていればお座敷やテーブル独り占め。
当然混み合えば相席に早変わりします。お座敷に陣取り注文の品を待っていると、すぐに空き待ちのお客さんが並び。
わさび芋でビールをチビチビやっていると相席お願いの声が飛ぶ。

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続いて海老主人公の天麩羅。食べ終えるまでサックリ。

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並木には焼酎が無いので、久し振りに燗酒をお願いしてみました。その酔いに任せて鴨抜き注文。

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表面に油の花が咲いた汁は優しさを醸しだし、鴨出汁がにじみ出てこれだけで酒アテ!
肉厚の鴨は頃に仕上げられ、と~っても軟らかくてジューシー。
お値段でひるんではなりません。それに見合うお酒のお供です。

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二本目のお銚子が軽くなる頃にお蕎麦。
香りと甘味が仄かに漂い、これまた頃の仕上がりなのでしょうか。汁無しOKの旨蕎麦。

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大満足を心と胃袋に詰め込み、ほろ酔いで夜の浅草に出ました。

これでこの日の幸せ終了です。

並木藪蕎麦

お店は→東京都台東区雷門2-11-9
営業は→11時半~19時半
定休日→木曜
最寄り駅→東京メトロ浅草駅徒歩2分

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2012年4月10日 (火)

道の駅で韃靼蕎 和歌山は有田川町あらぎの里

今は有田川町となった旧清水町。山椒生産が日本一。
また駅名の由来となった蘭島(あらぎじま)は、幾何学模様が綺麗な日本棚田百選の一つ。

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そんな道の駅あらぎの里は、清水繋がりの姉妹都市である北海道・静岡・福井の産品も販売してます。
この日私は静岡のチューブ山葵を購入しました。

丁度昼時、レストランコーナーでは地元食材を活かした料理の他に、なんと韃靼蕎麦も頂けるのです。
にが蕎麦と言われる韃靼蕎麦、お茶は玄米茶風味やけどお蕎麦にするとちょっとばかり個性的。
でも、普通のお蕎麦に比べてルチンがスンゴく多く、血管を丈夫にしてくれる何とも有難いお蕎麦なんよ。
出されたお蕎麦はやはり黄味がかり、軟らかい歯応えのお蕎麦は癖を感じさせません。

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優しいお出汁に柚香がでホッとさせてくれ、一切れ添えられたナルトが妙にユニークさを感じるのですが。
やっぱり和歌山ではナルトなのでしょうか。

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温かい梅おにぎりと、ホッコリ優しい汁を交互に頂き

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これで本日の幸せ終了です。

道の駅あらぎの里

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2012年4月 5日 (木)

わざわざ行ったのに 西浅草おざわ

西浅草手打ち蕎麦おざわ。以外と早く訪れた3度目の機会。
今日はゆっくりお蕎麦を楽しもうと訪れたら・・・

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諦めきれず翌日の昼食に再度訪れると・・・
アッ、定休日やった (+。+)アチャー。

3度目のおざわ成りませんでした。

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2012年4月 4日 (水)

和歌山の旨蕎麦・・そば切りかなや

たまの贅沢、かなやへ行ってきました。

知らんかったら通り過ぎてしまう佇まい。
短くてシンプルなアプローチは、御主人の思いが伺えるような素敵な空間。
間口一杯の硝子引き戸のせいか、小ぢんまりとした店内は広く感じるんよ。
(とても小っちゃいお店なんやけどね)

壁に掛けられた札には目新しい文字が。。。
浸けトロやったかな・・・ (;^^)ヘ..
お伺いすると「トロロ別出し」。それをお願いしました。

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程なくして流麗なお蕎麦がテーブルに出され。
お猪口には白と黄色、緑が素敵なコントラスト。

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先ずはお蕎麦一手繰り。旨い!!
本来なら半分はお蕎麦だけで頂くのですが、それではトロロが可愛そう。
卵黄はサクッと切るように軽く掻き混ぜ、お蕎麦に山葵をチョイのせで、トロロにくぐらせるとこれまたまろやか。

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お値段ハイグレードやけど、お蕎麦もハイグレード。
なのでお気に入りのお蕎麦屋さん。

そば切り かなや

お店は→和歌山県和歌山市神前
営業は→11:30~14:30
お休み→土日月曜(祝日営業)
最寄り駅→貴志川線神前駅徒歩2分程度
お車は→P2台

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