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2012年10月

2012年10月28日 (日)

素敵なお蕎麦屋さん発見 三重県は津市 そば処大西

伊勢自動車道久居ICに程近い戸木町に有る「そば処大西」。

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少し陳腐とさえ感じる外観なのだが、一歩足を踏み入れると至る所にセンスの良さを感じるのだ。
(今日はちょっと雰囲気変えて書いてみます)

2_ 待ち時間の一時、玄関先に腰を下ろし本を読んでいると、機械的ではあるが心地よい風鈴の音色が耳をかすめる。
それにしてもこの店は風を良く通す。秋晴れのこの日とても心地よい風が吹き抜けていた。

3_ 靴脱ぎを上がれば右手にテーブル席、左手には板間の座敷がある。
そう広くは無い店内は白とベージュを基調に茶色のアクセントが入り、シンプルモダンな中に配された和が落ち着いた空間を与えている。

お蕎麦はざると粗挽き十割で、おろしや鴨汁などの種物は+100円で粗挽きに変更可能。
だがこちらの人気は1日限定10食のランチコース(1500円)。
酒肴盛り的な前菜に桜エビかき揚げと小鉢、それにデザートが付くミニ会席的な蕎麦コースになっている。
偶然見つけたブログに掲載されていたこのコース。実はこれが大好きな一如庵の料理に重なり、是非行ってみたいと思ったのだ。

ほぼ完全予約制のランチは、運が良ければ飛び込みでも頂ける事があるようだが・・・
予約が取れなくても注文時に確認は怠らないように(キャンセル等がある場合有り)。
さて、その確認を怠った一人である私の注文は、出汁巻きに鴨汁を粗挽き十割で。

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出汁巻きという物は何も付けずとも旨味を感じ、関東の玉子焼きとは明らかに一線を画す。
お箸の先にフワフワ感が伝わり、崩れそうになるのを手早く口に運べば、・・・幸せ~~っ・・・
あっ、失礼

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お蕎麦は細打ちで綺麗に仕上げられ、故に粗挽きと言うよりは少し粗めという感。

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点在する素敵な黒ポチが蕎麦心をくすぐり、一手繰りすると香が口から鼻腔に抜ける。噛みしめれば新蕎麦である事を差し引いたとしてもオフシーズンの味が想像出来るというもの。

7_ 勢いあまた全部食べ尽くしてしまいそうな時、寂しく佇む鴨汁の存在を思い出したのだ。
その鴨汁は結構濃厚で、且つ嫌みが過ぎるものでは無く、ただ鴨肉の仕上がりについては僅かながら残念なところではある。
私が知る限りなのだが、東京の藪系や和歌山のかなやで食べる鴨汁には及ばない。

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それはさておき、お店の雰囲気やお蕎麦の旨さに加え、恐らく主の素敵さが大きな+αなお店なのだろう。
また、奥様の素敵な接客は気配りを感じながらも押しつけがましさが無くごく自然に響くもの。

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会計時に奥様が大変お待たせしてしまってと言い・・美味しいお蕎麦は待った甲斐がありましたと応えたこの日。
大西がお気に入りのお店となったのでした。

これでこの日の幸せ終了です。

そば処大西

Photoお店は→三重県津市戸木町3503-1
電話は→059-255-1133
営業は→11:30~15:00(夜は予約)
お休み→月曜・第3火曜日(祝は営業)
駐車場→7台位
最寄り駅→JR久居約3.2km
お車は→伊勢自動車道久居IC約5分

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2012年10月25日 (木)

小さな町歩き 真田幸村を訪ね和歌山県九度山町

高野山の麓にある九度山町は、真田幸村縁の地と共に世界遺産でも知られる町。

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今回は九度山駅から歩き始めました。
ホームに降り立てば幸村が迎えてくれます。

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坂道が多く、入り組んだ路地が各所に有り、

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こんな風景に懐かしさを感じる。

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真田庵に向かうとこんな所にも六文銭が・・

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関ヶ原で敗れた真田昌幸親子は、家康に高野山での蟄居を命じられた。
その後九度山に移り住み、真田紐を行商する傍ら各地の情報を収集したといわれています。
冬の陣で豊臣方に戻り、夏の陣で茶臼山に散った戦国の知将幸村なのでした。

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また、配下の真田十勇士は有名です。
さて、ここは町の木でもある柿の産地。女人高野「慈尊院」への道のりにはこの季節の風物詩干し柿も。

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慈尊院では多宝塔が修理を終え、今は大師堂が修理に入っていました。

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152_奥の石段を登れば熊野古道「町石道」の起点となる丹生官省部神社
慈尊院の守り神として建立され、本殿は小さいながらも荘厳な春日造り。
参拝後の道すがらも楽しくて。

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そして遅めのランチは幸村庵。

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天麩羅盛り合わせは海老が三尾ついています。
ビール付き (;^^)ヘ..

ここで頂ける柿の葉寿司は近くの九和楽でお買い求め出来るので、お土産調達にお立ち寄り。

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食事を終え駅までの道のりものんびり。

そんな九度山の町歩きでした。

九度山町
最寄り駅→南海高野線九度山駅

幸村庵
お店は→真田庵東向かい
営業は→11:30~通し営業(無くなり次第)

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2012年10月23日 (火)

柏原から移転 大阪住吉区は苅田 石臼手挽き蕎麦「手打そば 和」

大阪の長居公園を南に下った所に移転した「和」。
居抜きのお店は柏原のお店同様小ぢんまり。

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岸和田に移転した摂河泉の御主人に訊ねてから一月程、ようやくのご訪問となりました。

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鴨の味噌漬けをお願いしたのですが、今回車での訪問のため残念ながらノンアルコール!
これお酒に合います!!温かいご飯にもエエ感じや。

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「こんなんも」と出して頂いた蕎麦チーズ海苔巻き。
ノンアル一本追加 (;^^)ヘ..

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お蕎麦は際物の熟成蕎麦。鮮度命のお蕎麦を二日ほど冷蔵熟成する掟破り。
どうやら最後の一枚やったみたいです。

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エエ感じに挽かれたお蕎麦は神々しく輝き、酒あてにも出来る粗挽き。箸置きが可愛い。(;^^)ヘ..

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紅白ポチに加え黒ポチがきら星のように輝きます。
似て異なる西浅草おざわは対照的な抜き実。
今回その抜き実二八を加えたそうで、端切れですけどと出してくれたお蕎麦が、

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それでも粗挽きに見えるのは私だけ?

摂河泉・天笑の話や、最近多い極細打ちのお蕎麦の話題などを伺い・・
色んなお蕎麦を楽しめるんは至福や!

そう思いながらこの日の幸せ終了です。

手打そば 和

Photo_3 お店は→大阪府大阪市住之江区苅田5-7-2
電話は→06-7165-7100
営業は→12:00~15:00 17:00~20:00(土日は通し)
お休み→月曜日
最寄り駅→御堂筋線我孫子駅徒歩2分
駐車場→ご近所CP(百円の助成有り)

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2012年10月21日 (日)

伊賀の里で生粉打ち そば空木

一度行ってみたいと思ってたんやけど・・
ようやく訪れた空木(うつぎ)。

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田舎屋は結構大きくて、お部屋すべてが客室みたい。
すぐ横の河原にもテラス席が有るみたいなんよ。
丁度お昼のピークやったんでお客さんイーーッパイ!
品書きにはざるに加え粗挽きなども有るんやけど、生粉打ち十割やろね。

本を読み進んだ頃にはお客さんも落ち着いて。
やっぱりお蕎麦屋さんには本が必需品。

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さて、出されたお蕎麦は結構なボリューム!
極薄小豆色の赤黒ポチが入る綺麗な色してます。

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一口手繰ると・・エエやんこれ。
密やかな香りが噛みしめる度に鼻孔の奥をくすぐり、
懐かしさを感じるような、そやけど今風な洗練さもある。

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近所の人も来てるみたいやから・・地元にも愛されるお店なんやろね。そう思いながらお店を辞しました。

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空木

Photo お店→三重県伊賀市青山町諸木607
営業→11:30~19:00(無くなり次第)
お休み→金曜・第3木曜
駐車場→有り

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2012年10月14日 (日)

名張の美味しくて素敵なお蕎麦屋さん そば けいた

春以来二度目のご訪問。
というのも、お店の雰囲気がとっても素敵。
小さいお店なんやけど、その空間を素晴らしく演出してるんよ。

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この日秋冬限定の鴨汁をお願いして本を開きました。
カウンターの向こうから聞こえるジューッに期待感。

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うずたかく盛られたお蕎麦は黒ポチが混ざる自家製粉の極細打ち。期待の鴨汁には焼きが入った細めネギ。
その下には少し厚めの鴨が沈んでるんよ。

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見た目以上に量有るお蕎麦は半分そのまま、残り半分は鴨汁で。
ここの鴨汁はコテーッてしてない極アッサリやから、蕎麦だけで食べて時々ツユ飲んで鴨・ネギを楽しむ。
まさに鴨抜き的な鴨汁やね。

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今回御主人ともお話しが出来て、奥様にお気に入りの車の色を誉められて、とても嬉しくなってしまい・・・

これでこの日の幸せ終了です。

そば けいた

お店は→三重県名張市青連寺1258-9
電話は→0595-61-1371
営業は→月金11:30~14:30 17:30~19:30(ちょっとフレキシブル)
お休み→水曜日
駐車場→4台+α

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2012年10月12日 (金)

秋の三連休ランチはお蕎麦封印?

初日、写真有りません。
蕎麦は蕎麦でも中華蕎麦・・和歌山の「丸三」。
十数年ぶりや!
散髪屋のおばちゃんが言うてたけど「改装前の方が豚骨の匂いせえへんかったわ」
で、特製!。叉焼タップリでコッテリを漂わせ、アッサリ感有るスープは健在!
あかん!!もうチョットで飲み干してしまうとこやった。

二日目、焼き飯。
梅に鶯松に鶴、焼き飯には餃子や!お店は紀ノ川筋・・・何処やったか??
見た目綺麗な炒飯・・叉焼や豚肉どころかハムすら無い。

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超シンプルで素っ気ない感じやけど、フワ・パラ感有って味わいも食感もホンマ優しい炒飯。
濃い味好きの人は出入り禁止食堂。

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餃子は食べるとジュワッとくる感じが口の中に広がる。

たまにはこんな中華がエエンちゃうやろか。
ちなみに丼物もあるんやけど、、

三日目、橋本駅前でカツ丼。
駅前食堂のお手本みたいな所。和洋中に加えお好み焼きも充実。
後から来たお客さん二人もカツ丼やった。

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フワトロ玉子の下には小振りやけどロースカツ。
決して特筆やないけど、駅前食堂はこうあるべき。

蕎麦封印の3連休・・・基本嫌いや無いから、、
まあ年に一・二度はこんなんもエエかもしれへんね (;^^)ヘ..

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2012年10月 6日 (土)

路地裏越前蕎麦 福井県は三国 大はら

嶺北と嶺南に分かれる福井。嶺南は近畿同様やけど、今回北陸にあたる嶺北を訪れました。

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三国は北前船で栄えた港町。

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三国駅から歩き始めると路地の入口に看板発見。

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どうやら手打ち蕎麦のお店みたいや。

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細い路地を歩いたら左手に有る大はら。

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扇風機と縁側からの風が何とも自然な冷房なんよ。
メニューは500円のおろし蕎麦が、醤油・薄醤油・塩・辛味・とろろ(600円)の5種が揃う。
辛味に惹かれたけど、あえて塩蕎麦をお願いです。

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ぶっかけのお蕎麦はお汁とお蕎麦は別出し。
始めにお蕎麦を一手繰りすると、オッ意外とエエやん。
次に汁を一回し、ここで奥様のダメ出し。
「お汁は多い目にかけて下さい」。

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大根のおろし汁+梅塩の汁に浸かったお蕎麦は梅の香と酸味が漂い、まさにええ塩梅 (^0^)
サッパリ感が何とも夏場にもってこいのお蕎麦なんよ。

9_ 蕎麦湯には普通の汁も添えられて、塩と共に二通りの蕎麦湯を楽しめます。

ほっこりと蕎麦湯2種で仕上げ・・・

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この日の幸せ終了です。

大はら

Photo 大原地図(文字右寄せ)
お店は→福井県坂井市三国町神明1-5-22
電話は→0776-82-0247
営業は→11:30~14:00
お休み→火曜日
最寄り駅→越前鉄道三国駅

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