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2012年11月

2012年11月25日 (日)

熊本に翁系蕎麦有り 上乃裏通 雪花山房

かつて一茶庵を立ち上げ、蕎麦ルネッサンスと言われる時代を築いた片倉康雄に師事。
その後、山梨の長坂翁から広島の雪花山房に至る高橋邦弘がいた。
この友蕎子と達磨が礎となり、現代のニューウェイブ蕎麦を築いたといって過言では無いでしょう。

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熊本市の「上乃裏通 雪花山房」。

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二日目のお昼も酒蕎麦となり。
店内は少し上質な割烹の雰囲気を漂わせます。

先ずは鴨ロース車エビ天麩羅、それにモロミ練り味噌
ビールはキリン一番搾り・・何とも贅沢な一時。

3__3 雪花山房ではお蕎麦にもれなく前菜小鉢とデザートが付きます。
この季節の前菜は水菜の浸しに若布とズッキーニおろし添え。お蕎麦の前菜らしくアッサリ優しい味付け。

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6__2 モロミは味噌だけで十分酒アテ!
色白甘め仕立ての練り味噌にはイカが練り込まれ、これが丁度ええアクセント。
車エビは小振りやけど、衣とのバランスがエエ。いくら寒いと言うても厚着の海老よりは全然エエわ・・・
お供は茄子とヤングコーン。

7_粒マスタードで頂く鴨は淡いピンクに仕上がってます。
旨味とジューシーさが酒飲みの心をキャッチ。美味しいわ~

もうビール・日本酒・芋焼酎・何でもこい!

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仕上げはまたまた鴨せいろ。昨日みんな気に入ったんで食べ比べ。

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お蕎麦はわずかに緑がかって、ひと手繰り啜り込めば、ンッ・・
口の中は新蕎麦シーズン!!

密やかやけどふくよかなお蕎麦に・・迂闊や、ほぼ汁無しで食べきってしもた!!

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鴨汁もコクを感じ、頃合に後味を引くんよ。

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最後は自分好みに楽しんで。そんな気持ちが窺える蕎麦湯。
さりげなく添えられた蕎麦猪口とスプーンが素晴らしい!
湯桶は真鍮やろか。鈍い輝きがとても素敵。

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若人に食べてもらいました (^0^)

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好みとすれば田舎系の私ですが、結構美味しく頂いて駅に向かいました。

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これで熊本の幸せ終了です。

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上乃裏通 雪花山房

Photo

お店は→熊本県熊本市中央区上通町7-22
電話は→096-327-5078
営業は→11:30~14:00(LO) 17:30~20:30(LO)
お休み→水曜日
最寄り駅→電停通町筋・水道町
徒歩は→熊本城から徒歩10分程度

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2012年11月23日 (金)

一文字ぐるぐる?? 阿蘇山と熊本の味

1_ 熊本といえば阿蘇山と熊本城、水前寺公園。。
加えて鮮烈で清らかな水湧く白川水源も。

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毎分60t。まさにコンコンと湧き出ずる水やね。

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清らかな水には当然美味しいお蕎麦、そういえば久木野には蕎麦畑も広がっていました。

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昼食を頂いて阿蘇を目指します。
雨上がりの幻想的な風景を想像してたら・・・

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何も見えやん (・0・) しかも視界30mくらいやろか。
対向車線に急に現れる観光バスはまるで幽霊船や。

8_ 駐車場では風が吹いたら、ロープウェイ乗り場が突如現れたり。
幻想的を遙かに通り過ぎていました。
ちなみにここから先は濃霧で通行止め。ロープウェイも運休。
お土産を物色しで終わる阿蘇山。

乳白色の阿蘇、寒かった (x_x)
下山して夜の宴会を迎えました。

何はなくとも馬刺しと辛子蓮根
馬刺し盛り合わせには「たてがみ」も入ってる。
とても脂身とは思えない食感や!赤身に挟んで食べたらエエらしい。
以外やったんが辛子蓮根。揚げたてはかなり美味しいわ!!
(写真取り忘れました)

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出汁巻きもエエ感じやし。

そしてこれも郷土料理 一文字ぐるぐる
最初なんやろと思たんやけど、、

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葱を束ねてぐるぐる巻きにしてるんよ。
ワケギのぬたみたいなモンやね。チョットアッサリやけど芋焼酎には合いそう。

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厚揚げはもうチョット味が染みた方がエエかな。
白菜のおでんは初めて。

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最後にもらった鯖寿司・・
これでまた焼酎に輪をかけてしまいました (;^^)ヘ..

帰りに買った「いいちこ」のワンカップを握りしめ・・
熊本の夜は更けていったのです。

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2012年11月19日 (月)

熊本へ行ってきた! 阿蘇郡南阿蘇村「久木野庵」

お蕎麦屋さんには酒肴があって、チョイと楽しんでお蕎麦が出来るお店が多い。
といっても居酒屋さんではありません。あくまでもお蕎麦屋さん。マナーには十分注意

今回熊本で昼酒蕎麦を楽しんできました。
長閑な風景が連なる阿蘇地方は生憎の曇り空。
そんな熊本県南阿蘇村から始まります。

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目指すは久木野庵
結構エエ感じみたいで楽しみにしてたんよね。
お店前の駐車場は一杯で、裏の駐車場に回りました。
お庭も楓などが植えられて紅葉が綺麗や。

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2_ 出ましたくまモン。至る所に出没。
それもそのはず、熊本県の営業部長でスザンヌの友達やそうです。公務員やね (^0^)

先ずは玉子焼きと蕎麦掻き、それに和牛味噌漬け焼。
・・・それとビール (;^^)ヘ..

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見た目素朴やけど、出汁の効いたフンワリ玉子焼き
やっぱり甘めよりこんなんがエエワ。
醤油無しで十分美味しい。

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味噌漬け焼はお酒ならずともご飯にも相性合うわ。
優しい味噌風味がお肉の美味しさにマッチしてる。
さすが赤牛ロードのお店やね。

本日ドライバーの二人には、酒飲み達がうだついてる間の間繋ぎにと天麩羅膳

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ジャコご飯・煮物・お豆さん、蕎麦豆腐?に野菜天。体に優しいセット。これにざる蕎麦が付きます。 

8_ 蕎麦掻きも素朴で、小さいのが四つお湯に沈んでるんやけど、おろしと共にきな粉が添えられてるんよ。これは初めてやわ。
おろしに醤油はそれなりやけど、きな粉が意外と美味しい!!

さて本日のお蕎麦は鴨ざる。

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11_up 自家製粉の蕎麦粉を外一で打って、しなやかなコシと共に滑らかな舌触り。
噛みしめると仄かに漂う蕎麦の香。
そしてこの蕎麦にはこの鴨汁有り。

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まさにそんな味わいの鴨汁。コクも旨味も後味もエエ感じ。(なんか奈良の千曲で食べた鴨汁を思い出した)

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皆さんお気に召したみたい。
美味しく酒蕎麦を楽しんで次に続く。

久木野庵

Photoお店は→熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰266-2
電話は→0967-67-0373
営業は→11:30~16:00
お休み→火曜日
駐車場→有り(10台ほど)

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2012年11月11日 (日)

紅葉真っ只中 高野山でクラシックカー

20年を超えるイベント、ヴェトロモンターニャ
毎年高野山をメイン会場にするクラシックカーの集い。

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紅葉狩りを兼ねて見学してきました。

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会場に並ぶ数々の名車達、壮観です。

4_ 英国の名門ジャガー
Eタイプは超ロングノーズで古き良き時代の王道GTカー。後のスポーツカーに大きく影響を及ぼしました。
とても綺麗でシックなスタイルは、当時のスポーツカーファンのあこがれでした。

5_ 対照的にロータスはヨーロッパやエランなどハンドリングが素晴らしい小型GTのお手本。
そういえばロータスの車名はEで始まる車ばかり。それに習ったのか以前トヨタはCで始まる車名が殆どでした。

さあ、いよいよこの日の目的・・

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スコルピオーネを冠するアバルト
小さな車でポルシェなどを追い回し、クレイジーアバルトやアバルトマジックと呼ばれたチューナーなのです。

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どことなくユーモラスな流線型の1000ビアルベーロ。
ビアルベーロとはツインカムの事です。

8_750 ザガート製のボディーで屋根の膨らみが特徴的な750GT。その形からダブルバブルとも言われました。
これでヘッドクリアランスを確保。
これが先の1000ビアルベーロに繋がって行くのです。

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足下にはカンパニョーロのアバルトパターンホイル。涙ものです (;。;)

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ダンロップとのコラボがと~っても素敵。

11_695 そして日本でもお馴染み、フィアット500をチューンした695SS。
エンジンフードを開けて走る姿はルパン三世カリオストロの城で知れ渡りました。

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イェガー製メーター。左は4連の695、右は1000。メカニカルな雰囲気にこれでも涙 (;。;)

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1975年に生産終了となったベース車500、未だ世界中に沢山の愛好家がいるのは、このユニークな表情とスタイルだからでしょう。

15_695 かつて私もフィアットに吸収される前のアバルト最後の車に乗っていました。当然こんなビンテージカーでは無いけど、ホットなエンジンは魅力的でした。
(ちなみに今も愛車のボンネットにはサソリがいます・・・)

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先に書いた750や1000のベースである600Dも並んでおりました。アバルト仕様のようです。

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アバルトではプロトタイプが1台作られただけというX1-9
ベルトーネの素敵なボディーに履かされたクロモドラCD30。これもアバルトを象徴する、またまた涙ものです。

アッ、ついつい語ってしまいました (;^^)ヘ..
十代からアバルトが好きだったもので。

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他にもベンツやポルシェ・アルファロメオ、日本車ではトヨタ2000GTなど多数が参加され、( ^.^)

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紅葉と共に私の気分も高揚した一時でした。

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マニアックな話にお付き合い下さり  <(_ _)>

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2012年11月 7日 (水)

秋終盤 長野県は駒ヶ根市「蕎麦切りてる坊」

1__2振り返れば、やきとり君のブログで知った「てる坊」。大阪北浜の店に張られた移転案内を期に、駒ヶ根の村雨さんから情報を得て訪れて以来一年ぶり二度目の訪問。

良く晴れ渡った伊那の山々はキラキラと黄金に輝き、目前に迫る冬支度にゆく秋の名残を見せています。

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この日頑張って開店前に到着。途中で電話入れたら良かったんやけどすぐに準備完了。
(_ _)

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相変わらず素敵な奥様が、○○君のお店の有る・・・そうです、ご無沙汰しておりました。
今回お願いしたのは鴨汁蕎麦。

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エエ感じに盛られたお蕎麦は粗挽き加減の細打ちで、透け感ある麺の中はまるで小宇宙やね。

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素敵な表情で既に美味しさを感じるんやけど、一口手繰り上げると穀物感が口の中で幸せを膨らます。

7_ 大きな器に張られたお汁はサッパリで嫌みを感じへんし、鴨は大阪松原の河内鴨を使てる。
(つむらさんの鴨は家の近所でも買う事が出来るんよ)

小鉢三種は蕎麦豆腐にお豆さんと南京の素朴な美味しさ。

8__3 初めての鴨汁でチョット発見やったんはネギが素朴や。
裏面に細かく包丁を入れてるんで噛み切りやすいんは工夫なんやけど・・
普通白葱は筒切りやと甘味が出るのに、辛味というか昔食べたネギの風味を感じるんよ。

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蕎麦湯を頂きながら御主人のお話を伺うと、伊那谷の紅葉はピークが10月で、今年千畳敷カールへは三週続けて行ったそうです。
山頂から麓にかけて刻々と変わる山の風景がとても綺麗だったとの事でした。

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権兵衛トンネルを越え木曽谷を下って帰るというと、伊那までは農道を行けば風景がエエと教えてもらい帰路につきました。

ゆく秋・来る冬。伊那谷と木曽谷の風景を楽しみながら・・
これでこの日の幸せ終了です。

蕎麦切り てる坊

Photo_2お店は→長野県駒ヶ根市赤穂16701-2
電話は→0265-83-6806
営業は→11:30~15:00
お休み→月・火(他月1)
駐車場→有り(3~4台)
最寄り駅→JR飯田線伊那福岡駅
お車は→駒ヶ根IC

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