小さな町歩き 飛ぶ鳥の明日香
飛鳥の枕詞である飛ぶ鳥。
万葉集に歌われるのは
飛ぶ鳥の 飛鳥の里を置きていなば 君が辺りは見えずかもあらん
久し振りに町歩きをと明日香村に行ってきました。
昨年末の小春日和、薄着でも歩くには丁度良い天候。
石舞台から祝戸の方へ向かいます。
暖かな冬の一日となり親子連れも多く、楽しそうに遊ぶ光景を眺めていると・・
青空に一筋筆を引いた飛行機雲が柔らかく崩れ、思わずポワーンとなったのです。
まだ柿の実が残る苅田の風景が、いかにも奈良を象徴しているようで。
「柿食えば鐘が鳴る成り法隆寺」では有りませんが、私の中の奈良は柿のある風景。
今は静かな棚田風景ですが、寒鋤きが始まる頃にはトラクターで賑わい、その数ヶ月後には居並ぶ早苗。
でも今はまだ静かな佇まい。
野焼きの煙が懐かしさを思わせる明日香。
田植えが終えた頃にもう一度訪れようと思います。
明日香村 祝戸の棚田
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コメント
いつも見ている景色ですが本当に美しいですね。
のどかです~。
赤い紅葉の木が走っている車から見えるのですよ。
田植えの季節と言わず桜の季節や若葉に季節もよいですよ。
この日がお蕎麦をいただけなかった日なのでしょうか!
投稿: スヌーピー | 2013年1月11日 (金) 17時30分
のどかです。
いつ行ってもどこかに安らぎを感じます。
昨日も奈良市写真美術館で入江泰吉の写真を見てきました。
テーマは「よみがえる万葉のこころ」
歌を詠んだであろう風景に、飛鳥川の写真も何点かありました。。
お蕎麦屋さんは既にお休み。
山帰来や蕎麦庭旅人が年を分かつ休暇でした (x_x)
投稿: エノさん | 2013年1月13日 (日) 23時40分