« 2013年2月 | トップページ | 2013年4月 »

2013年3月

2013年3月31日 (日)

田舎が田舎になっていた?? 和歌山は白浜 さいこう

春を通り越し夏を感じるこの日、白浜の気温は22度
動鳴気峡や奇絶峡では散り始めといったところ。

1_

桜を見がてらさいこうに行ってきました。
御主人が「今日は田舎が有ります」。
ではさいこう御膳を田舎で。
以前のアッサリ田舎からの変化が楽しみだったので。

2_ 突き出しは柚子風味のお浸し。
加えてもろきゅうに蕎麦豆腐、それに蕎麦サラダと玉子焼きが出されます。

3_

蕎麦サラダはサラダ蕎麦と違い蕎麦は脇役。蕎麦の実がトッピングされ、香ばしさが加わり食感を楽しめます。

4_ 関西では出汁巻き、関東では玉子焼き。
味は関東風で甘めの玉子焼き。でも優しい甘さのものでした。

5_

天麩羅にそう遅れること無くお蕎麦が運ばれました。

6_

天麩羅はさておき、田舎蕎麦の変貌は著しい!!
極細に仕上げたお蕎麦は結構綺麗な色合いになり、以前とは全く違った表情を醸しだしているのだ。
思わず オ~~、エエ感じですね

7_

「繋がりを考えるとこれが限度かなと・・」
いえいえかなり素敵な面持ち。
一手繰りすると・・・エエ感じです。
ちなみに以前は・・・こんな感じ。

Photo

口にした時のフワッと広がる田舎独特の風味。
以前には無かった野性味が出ていました。

8_

結構満腹になって、これで1500円(田舎は200円UP)はお得では無いでしょうか。

10_

手打ち麺処さいこう

お店は→和歌山県西牟婁郡白浜町1335-8
電話は→0739-42-3150
営業は→11:00~14:30(夜は要予約)
お休み→日曜
最寄り駅→JR白浜駅
駐車場→3台

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年3月24日 (日)

春の陽光うららか、奈良は明日香村「山帰来」

すっかり春めいたこの日、明日香村を訪れてきました。

Photo_2Photo_3

明日香村のお昼と言えば飛鳥寺のすぐ東、山帰来。
久し振りに海老おろしミニ昼膳をお願いしました。

Photo_5

エビ天おろし蕎麦にミニ蕎麦掻きとミニジャコ飯・汁物、デザートが付くセット。

Photo_6

初めに出されるフワトロ蕎麦掻きは舌の上で溶けそう。

Photo_7

そしてお蕎麦とご飯が出されますが、やはりお蕎麦から食べましょう。
極細黒ポチ入るお蕎麦には桜エビ天が散りばめられ、紫の大根おろしと相まって綺麗な一品なのです。

Photo_8海老天はサクッと仕上げられ、これだけビールのイイお供
ウ~~ン、別出しにして欲し~ッ
少し透け感ある美しい姿は繊細さを感じるお蕎麦。

Photo_9

さあお蕎麦で満足しきっていると忘れそうになるミニジャコ飯。三口四口のライトな量はお腹に負担をかけません。

Photo_10

少しトロ味有る蕎麦湯で仕上げてデザートへ。
蕎麦団子かアイスを選べます。
この日明日香ルビーを添えてくれました。

Photo_11

山帰来

お店は→奈良県高市郡明日香村飛鳥66-1
電話は→0744-54-3218
営業は→11:30~14:30売り切れ次第
お休み→月・火・水曜
駐車場→有り
最寄り駅→飛鳥大仏前バス停すぐ東

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年3月17日 (日)

品数増えてる 奈良は生駒市 山の神

奈良には以外とお蕎麦屋さんが多い。
中でもお気に入りの一軒が生駒にある山の神
近鉄白庭台駅から徒歩15分、長閑ながら交通の要衝に有る地にお店は有ります。

1_

このところ売り切れや車一杯で何度かパスしたら。。品数増。
とろろ・鴨汁など三種の味が楽しめる「みいろ」が気になるも・・・お店の方が鴨が多いのは鴨汁ですね (^0^)
実直に応答頂いたので。。鴨汁をお願いしました。

2_

初めて食べる山の神の鴨汁

3_up

田舎や粗挽きではなく、スタンダードなお蕎麦。
舌触りや歯応えが程良くて、噛みしめると仄かに香りと味が出る。
山の神のお蕎麦はそんな安心感が味わえるのです。

4_

鴨肉5切れ、若干薄いけど松原の河内鴨を使用。
煮込みが若干長い気がしますが十分です。

トロ味有る蕎麦湯と鴨油、コクを増幅する美味しさ。

5_

蕎麦を楽しみ、鴨汁を楽しむ。
蕎麦湯で締めれば満足でお店を辞しました。

6_

春を感じてこの日の幸せ終了です。

山の神

お店は→奈良県生駒市南田原町230
電話は→0743-79-9238
営業は→11:00~14:00(LO) 17:00~20:00(LO)
お休み→水曜日
駐車場→有り

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年3月16日 (土)

自分で作る釜揚げ蕎麦 岸和田は粉太郎

少し解りづらい所にお店は有ります。
駐車場は前進で入るとバックで出る (-.-;
そんなお店の冬季限定釜揚げ蕎麦。
長年気になりつつもようやく訪れる事が出来ました。

少し多めと聞いていたので天釜揚げ(玉子の有無を選択可)を一斤でお願いです。
座卓コンロの蓋を開け、小振りな一人お釜が載せられました。これぞ正に釜揚げ

1_

「沸騰したら蓋を開けてお待ち下さい」  暫くして出されたのは綺麗に並べられた打ち粉i一杯蕎麦。

2_

「一度に取り分ける量だけ釜に入れ、1分程で上げてみて下さいね」。「汁は多く入れると辛すぎるかも知れないので、少量ずつ入れて調整して下さい」。
接客の女性はハキハキとした物言いで、解りやすく説明してくれて好感度

溶き卵に汁を注ぐと僅かに卵白が凝固し、湯がき上がったお蕎麦を入れるとチョット半熟状態。
コシあるお蕎麦は汁とのバランスがエエ感じ。

3_

食べ始める頃に運ばれた天ぷら。シンプルに茄子と獅子唐と海苔、そして海老・・結構デカイ!
天汁別出しは嬉しいわ。

P1040398_2

最後に釜から汲み上げる蕎麦湯、打ち粉が溶けてエエ感じや。

自分好みに仕上げるお蕎麦を楽しめるお店。
少し長めに茹でてもコシが残るんで美味しく頂けます。
ただ茹で足らないと粉っぽさが残るので気をつけて!

色んなお蕎麦の美味しさ、だからお蕎麦は楽しい

粉太郎

Photoお店は→大阪府岸和田市吉井町3-6-12
電話は→072-444-0525
営業は→11:30~15:00(売り切れ次第)
お休み→第1・3木曜、金曜
駐車場→有り(5~6台)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年3月10日 (日)

熱盛りという不思議で伝統ある蕎麦

お蕎麦には熱盛りというものがある。
一般的には茹でた蕎麦を水締めして再度熱湯に通す、いわゆる熱いもり蕎麦。
これを溶き卵に注いだ熱い汁に浸けて頂く。
関西圏、特に大阪では品書きにその名が多い。
また関東でも「せいろを湯通しで」と頼めば出してくれるお店がある。

1_

今回は熱盛り蕎麦特集。

3_up_4熱盛りといえば堺にある専門店「ちく満(ま)」があまりにも有名。
創業約300年とも言われる老舗蕎麦店なのです。

白木の蓋付き蒸籠で出される蕎麦はまさにミスターせいろ蕎麦と呼べるでしょう。

では何故わざわざ熱いもり蕎麦なのか
お蕎麦の香りは繊細なので冷たいと隠れてしまい、口に入れ噛みしめると鼻孔の奥に現れる恥ずかしがり屋。
それを温めてやることでモワッと香が広がり、冷蕎麦とは一味違う美味しさを楽しめるのです。

4_

栄養価の高いお蕎麦を温かくすることで軟らかく滋味有るものにしたのかも知れません。
その味を引き立てるのが鶏卵。もちろん玉子無しのお店も有るのですが基本はこれ。
そして最大のポイントが蕎麦汁なのです。

5_

6__2 というのも熱盛り蕎麦は麺・汁・玉子が渾然一体でなければなりません。
甘味が過ぎるとしつこくなり、辛すぎれば玉子の円やかさがスポイルされる。
この塩梅が好みを分けるのではないでしょうか。

同じ堺にある「ちく千」や熊取の「よしの」はこの塩梅をより良く活かしていると思う。
しかも「よしの」ではお店が絶妙に仕上げた汁を出してくれるのです。

PhotoPhoto_2

Photo_5

また鴨せいろを湯通しで出すお店が和歌山の更科本店。

鴨汁なので卵は付きませんが、熱々のお蕎麦を葱タップリの鴨汁で啜り上げれば、寒い冬でも体がホカホカなのです。

ちく満に似ている京都竹邑庵太郎敦盛も葱タップリの汁で頂く。

Photo_6

最後に蕎麦湯、またこれが一味違います。
食べ終えた汁に熱々の蕎麦湯を注ぎ入れると、フワッと玉子の花が咲いてまろんとした味わい。
月見蕎麦の汁か、半熟玉吸いになるかは汁と蕎麦湯の温度が分かれ道 (^0^)

Photo_7

蒸し器を使う菓子店や薬店では昔お蕎麦を出していたとか、蕎麦は足が早いので蒸して出したという説もあり、いずれにせよ熱盛りの基礎はその頃に出来たのでしょう。
今は器の違いで呼び分けられる事の多いお蕎麦
蒸籠で蒸された事から呼ばれる「せいろ蕎麦」。

お店の方が言った一言。
子供の頃からざる蕎麦と言えば熱盛りやった

2__2

これが浪花の蕎麦文化。

近いうちに釜揚げ蕎麦をお伝えしようと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年3月 4日 (月)

小さな町歩き 紀州海南ひなめぐり 黒江散歩

今年三回目を迎える海南市のひなめぐり。

1_

海南市の商店街や黒江の川端通りを中心にお雛様を見る事が出来ます。
今回黒江を中心に歩いてきました。

2_漆器などが販売される「うるわし館」では、漆塗りの大きなお雛様がお出迎え。
黒江は高僧が使う高級な根来塗りとは違い、生活漆器の生産で栄えた町。

22_23_

昔ながらの風景が残り・・・

4_

今は少なくなったノコギリ状の町並み。

5_6_

漆樽やそれを運ぶ大八車を置いたのでは。。。

11_

そんな町だから素敵なお雛様が残っているのでしょう。

12_13_

見た事も無い豪華な物や素朴で可愛らしい物まで、町の至る所で見る事ができます。

7_8_

9_10_

15__2
さて一歩きしてのランチは「ぬりもの館」で。
食事をすると食後のコーヒー(ケーキ付き)400円が半額。

15__316_

ここは漆器類の販売がメインの町屋カフェ。

17_

窓からの風景にも趣を感じます。

18_19_

それにしても華やかさが素敵です。

20_202_

黒江の名産がもう一つ。名手酒造の「黒牛」。
この名は地名の縁となった黒牛の江から付けられたのです。

22_23_

黒牛茶屋では利き酒セットを楽しんで、お酒や酒粕などお土産を購入出来ます。

21__2

黒江には犇めくように軒を寄せ合う家並みが多い。

25__226__227__3

屋根同士が近い路地では小声でお向かいさんとお喋り。
最近その町の面影が変貌しつつあります。
古い家並みが新しくなるのは仕方のない事なのでしょう。

28_

船尾から黒江を経て日方に続く生活感有る町。

29__230__231__4

出来るならこのままでいて欲しい気がします。

32_

第3回 紀州海南ひなめぐり

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年3月 2日 (土)

江戸蕎麦テイスト 奈良市奈良阪町 かくれみの

閉店しました

久し振りに訪問しました。奈良阪にあるかくれみの

チョット江戸蕎麦の香りを感じるお店なのです。
近鉄奈良駅から転蓋門を経由、ぶらっと歩ける距離
バスなら2番乗り場から青山住宅行きで奈良阪下車すぐ。

1_

2__2 おまかせランチは1200円が4品、1400円が5品、2000円のランチコースも。
もちろん単品お蕎麦も有るんやけど、折角やしね ( ^^)
今回は1400円のおまかせ。

3_

先ず出される三種、ヒジキと玉葱の酢の物にミニおでんと蕎麦掻きの磯辺揚げ。
おでんは厚揚げ・大根・コンニャクに菜の花が。
「ノっ、ノンアル下さい!」・・・思わず (;^^)ヘ..

4_

揚げ出し豆腐に続いて出る飯物は、キズシとお肉のお寿司の2種。
添えられた塩麹漬けが逸品。

5_

一手間加えた品々はどれも優しい味付けで滋味を感じ、スーッとお腹に収まっていきます。
そしてお蕎麦は中標津キタノマシュウ。

6_

外二で繋ぐ挽きぐるみ細打ち。二八より繋ぎが少な目で、挽きぐるみの味を十分楽しめます。
蕎麦つゆは僅かに優しさが前に出る辛汁。

7_ お蕎麦とのバランスがエエ感じかもしれません。
白濁でトロ味が入る蕎麦湯を注ぐと旨味が表に出るようで。

一つ注文なのですが、この時期蕎麦湯はもう少し熱めにして下さいネ。
フウフウと蕎麦湯で余韻を楽しみたいですから。

8_

かくれみの

お店は→奈良県奈良市奈奈良阪町2340
電話は→0742-31-2820
営業は→11:30~14:30(夜は予約で)
お休み→火・水曜
駐車場→有り
最寄り駅→バス青山住宅行き奈良阪下車すぐ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年2月 | トップページ | 2013年4月 »