小さな町歩き 紀州海南ひなめぐり 黒江散歩

今年三回目を迎える海南市のひなめぐり。

海南市の商店街や黒江の川端通りを中心にお雛様を見る事が出来ます。
今回黒江を中心に歩いてきました。

漆器などが販売される｢うるわし館｣では、漆塗りの大きなお雛様がお出迎え。
黒江は高僧が使う高級な根来塗りとは違い、生活漆器の生産で栄えた町。

昔ながらの風景が残り・・・

今は少なくなったノコギリ状の町並み。

漆樽やそれを運ぶ大八車を置いたのでは。。。

そんな町だから素敵なお雛様が残っているのでしょう。

見た事も無い豪華な物や素朴で可愛らしい物まで、町の至る所で見る事ができます。

さて一歩きしてのランチは｢ぬりもの館｣で。
食事をすると食後のコーヒー(ケーキ付き)400円が半額。

ここは漆器類の販売がメインの町屋カフェ。

窓からの風景にも趣を感じます。

それにしても華やかさが素敵です。

黒江の名産がもう一つ。名手酒造の｢黒牛｣。
この名は地名の縁となった黒牛の江から付けられたのです。

黒牛茶屋では利き酒セットを楽しんで、お酒や酒粕などお土産を購入出来ます。

黒江には犇めくように軒を寄せ合う家並みが多い。

屋根同士が近い路地では小声でお向かいさんとお喋り。
最近その町の面影が変貌しつつあります。
古い家並みが新しくなるのは仕方のない事なのでしょう。

船尾から黒江を経て日方に続く生活感有る町。

出来るならこのままでいて欲しい気がします。

第３回 紀州海南ひなめぐり