お初なのに久し振り 大阪は難波米印「芦生」
閉店(2017 . 2)
かつて河内長野駅近くの細い道沿いにあった芦生。
当時寒晒し蕎麦という関西では耳慣れないお蕎麦を出すお店でした。
それは冬場の冷たい水に蕎麦米を晒して、エグ味を抜き甘味を残す蕎麦。
江戸時代、信州高遠や諏訪地方が将軍家に献上していたようです。
"なんこめ"に移転後初めて訪れました。
先ずはビールから・・・
アテにはこの日のお勧めホタルイカと出汁巻きを。
これが甘くて酢味噌無しでもOK!
出汁巻きは摘まむとホロッと崩れそうなフワンフワン。
お味は優し~~い感じで、+お醤油がエエわ。
「この時期だけやけど」と出してくれた土筆の炊いたん。
ホンノリと春の息吹を感じるんよ。
チビチビやってると今度は「"おから"なんやけど」、これがまたお酒に合います。
まるで京都の藪そばに座ってるみたいな酒心地。
何れもお母さんのお手製。
さて締めのお蕎麦。
あえて寒晒しでは無くもりをお願いしました。
蕎麦殻を取り甘皮を残した抜き実挽きぐるみの色濃い蕎麦肌はしっとり感。
極細打ちが多い昨今、これで太く感じてしまうんよね。
でも見た目よりしなやかで、口に入れるとフンワリと香り、噛みしめると香ばしさが広がります。
お汁は中辛タイプで、舌の上で転がせば昆布とカツオが顔を覗かせる関西人好み。
少しトロ味加減の蕎麦湯を楽しんで・・
次回は久し振りに寒晒しをと思いお店を後にしました。
これでこの日の幸せ終了です。
芦生
お店は→大阪府大阪市浪速区難波中二丁目10-25
電話は→06-6644-2751
営業は→11:00~15:00 17:00~23:00
土日祝 11:00~23:00(何れもLO 22:00)
お休み→無し
最寄り駅→南海なんば駅徒歩3分
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