小さな町歩き 京都は北山 上賀茂の社家町
上賀茂神社と下鴨神社。二社とも賀茂氏の氏神社なのですが、"かも"の字が違うのは何故?
正式にはそれぞれ「賀茂別雷神社」、「賀茂御祖神社」といい、いつの頃からか通称に下鴨神社という字が使われるようになったとの事。
そんな上賀茂を歩いてきました。
地下鉄烏丸線の北山駅から社家町を目指す途中の住宅地、かつては畑が広がり賀茂茄子などが作られていたのかも知れません。
やがて明神川縁に現れる樹齢500年の大楠木。
ここから上賀茂神社に向いて社家が建ち並ぶ。
かつて代々上賀茂神社の神官等が居を据えた社家、江戸時代には300軒程あったが今は1/10程度が残り重伝建に指定されています。
社家は川から水を宅内に引き入れ、禊ぎの場を設けるなどしていたようです。
その中で一般公開される西村家別邸。曲水の宴を開いた地泉回遊式の庭園を見ることが出来る。
こんな優雅な一時を楽しめる家に住んでいたら、緩やかでのんびりとした生活を過ごせたのかも知れません。
流れを活かした庭造りは滋賀県のかばたにも似ているかも知れません。
上賀茂神社へ至ると流れのある境内に朱の門が有り、この日上賀茂神社では結婚式がありました。
境内には下鴨同様川が流れます。
上賀茂から東に深泥が池を目指します。
池に繋がる湿地が広がり、特有の植物が自生しています。
池の周辺には遊歩道??的な小道も有り、散歩を楽しむ一も見受けられました。
初めて訪れた上賀茂界隈、住宅に埋もれそうでもまだまだ京都が残っているのですね。
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