« 2013年5月 | トップページ | 2013年7月 »

2013年6月

2013年6月29日 (土)

移転 奈良県は御所市 そば小舎

大和高田のそば小舎が4月に御所市へ移転と聞き、5月に訪れると売り切れていて・・・
梅雨の中休みで雨上がりの日再訪しました。

1__

お店は高鴨神社横の「葛城の道歴史文化館」内。

1_2__2

この辺りはかつて鴨氏や葛城氏が拠点を構えた所で、葛城古道沿線には神社が数多く点在し、高天彦神社のある高天地区は日向高千穂と「天孫降臨」説を二分する。
他にも水分神社一言主神社鴨山口神社等々・・

2_

さて、引き戸を開けるとすぐお店、その奥に葛城の歴史を紹介するコーナーが有ります。

3_

お蕎麦は焼き茄子蕎麦を頂きました。

5_

そば小舎といえば挽きぐるみの田舎。それにおろし生姜を載せた焼き茄子と、櫛切りのトマトを添えた夏蕎麦的ぶっかけ。
お蕎麦だけ幾手繰りかすると挽きぐるみの素朴さが口に広がり、田舎好きの私には汁無しで十分。

6_up

このまま食べ切りそうな箸を下ろし汁を回し入れます。
比較的甘味を抑えながらも昆布と味醂の風味が控えめに広がる汁に、生姜のスパイシーさとトマトの酸味が爽やかに絡み合う。

7_

冷や素麺的な出で立ちですが、それに無い田舎蕎麦特有の風味と相まって悪くないのです。
夏の暑い日にはとっても良い感じでしょう。
移転時に石臼の具合が悪くなってとの事ですが、とても美味しく頂きました。

P1080076_2

山辺の道には「以心みこと」や「千古」、「かおく」が有るように、葛城古道に似合う素朴で美味しいお蕎麦屋さん誕生。

これでこの日の幸せ終了です。

鴨神蕎麦 そば小舎

Photoお店は→奈良県御所市鴨神1126
    葛城の道歴史文化館内
電話は→0745-66-1159
営業は→10:00~16:00(売り切れ終了)
お休み→月曜日
駐車場→有り

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年6月20日 (木)

田園風景満載 京都府は綾部市八田 「そば酒処 蕎麦の花」

長閑な田園風景が広がる綾部市八田。
点在する小集落の一つにお店は有ります。

P1040723_2

田舎造りのお店は周りの風景に溶け込むようで・・
以前訪れた冬に赤々と燃えさかっていた薪ストーブは、この時期既に役目を終え長い休みに入っていました。

P1040726

出汁巻き玉子に鴨照り焼きをお願いし、お蕎麦は6月から始めたという湯葉蕎麦。

P1040731

さてフックラと仕上がった出汁巻きはエエ感じに仕上がり。
一切れ口に入れると熱々ハフハフ、次にホワホワ歯応えで出汁の味が広がる。
これで一人前310円!

P1040728

ぶっかけで出される湯葉蕎麦、上に敷かれた湯葉にはクリームチーズの如く汲み上げ湯葉が添えられます。
汁は意外なほどアッサリとして、湯葉と透け感あるお蕎麦の風味を邪魔しないもの。
もう少しだけ華やかさがあると良いかもしれません。

P1040729

鴨照り焼きは日本酒党にはたまらない一品。

P1040733

ここはお酒も結構揃えられていて・・充実一品は300円前後のまさに店の名の通り「そば酒処」です。
帰りがけに「以前から一品の値段変わってませんね」とお訪ねすると・・
「東欧産鴨を使っているのですが円安でこれがキツイ。鴨三切れにしようかと」。
との事でした。(因みに鴨ロースは以前から3切れです)

デザートにはジェラードも有り左党・甘党にも美味しいお店。

これでこの日の幸せ終了です。

そば酒処そばの花

Photo

お店は→京都府綾部市上八田町舘ノ前1
電話は→0773-44-1191
営業は→11:00~14:30(LO)平日 ~20:00(土日祝)
お休み→日祝祭日
駐車場→有り
最寄りIC→舞鶴自動車道綾部IC

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年6月15日 (土)

リニューアル 兵庫県は丹波市青垣の「三津屋妹尾」

正月の初蕎麦確認でブログを見たら・・何と昨年末から改装のため閉店、再開はGWとの事。
入梅すぐの梅雨中休みに訪れてきました。

1_

挨拶もそこそこに客室に入った瞬間、思わず「綺麗になりましたね~ッ」
基本はそのままにして、天井から床下までかなりのリフォーム。しかも部分的に取り入れたモダンさは・・・

1

とあるお店のパクリだそうです (^0^) 
天井がまたいい! 天井裏の燻された竹を再使用。

3_ご自分でもかなりの部分を手がけられ断熱材もバッチリで冬でも安心との事。

神戸出身のご夫婦が終の棲家と選んだ青垣で始めたお店。
訪れる度、進化と根付きを感じます。

4_

蕎麦掻きセットを十割でお願いしました。

5_

蕎麦掻きは粗めの粉でねられていて、モチッとした食感に蕎麦の実の歯応え。

6_

十割は粗挽きで完成度が増したした仕上がり。
一手繰りするとその予兆を感じ、一噛みすれば穀物感が踊り出す。得もいえぬ香ばしさが口に鼻に広がります。

7_up

繋ぎが難しい粗挽きは切れたりするが、噛み蕎麦なのでこれ位が丁度良い。
本当はこれをアテにお酒を頂きたいところ。

8_

私的にはたまに訪れてホッとしながらお蕎麦を頂き、ついでに車の話もしたい楽しいお店。
少しトロ味ある蕎麦粉を溶き込んだ蕎麦湯を頂き・・

9_

来年は必ず桜とカタクリの花を見ようと思いながら
これでこの日の幸せ終了です。

10_

三津屋妹尾

お店は→兵庫県丹波市青垣町田井綱640
電話は→0795-87-2550
営業は→11:00~15:00(FAX兼)
お休み→土日月祝日営業
駐車場→有り
最寄り駅→北近畿自動車道青垣IC5分

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年6月 8日 (土)

何とも素敵な名前 三重県は松阪市「荒凡夫」

ようやく訪れた荒凡夫(あらぼんぷ)。
前回売り切れ閉店に引き続きリベンジです。
が、この日も遅くなり・・粗挽きは終了とのこと (x_x)
ならばそれは次回にと注文は鴨汁蕎麦としました。

1_

シンプルな色調で構成され、程良く和を散りばめた店内は光の取り入れ方が印象的。

2_

で、配されたお盆にはそれぞれの役割を主張すべくバランス良く並べられ、その配置は竜安寺の石庭みたい。
左上の小さい缶には、それぞれに「山椒」・「一味」・「黒七味」とあり原了郭と書かれています。
こんな可愛い缶あるんやね )^o^(

3_

ウズッと高く盛られたお蕎麦は適度な空隙を持ち、抜き実の配合がエエ感じ。
口にすればツルンとした舌触りに程良いコシで、幾噛みかするとフワンと風味が広がる。
いつも思うんやけど、こんな汁無しで箸が進むお蕎麦は厄介!
鴨汁を楽しむタイミングに悩むんよね。

4_

そしてその鴨汁、葱は細めで鴨軟らかくコク有るも後味引かず。
すなわちこれ好みなり・・・です。

5_ ここの素敵は少量の浸け汁が入る蕎麦猪口が添えられていること。
幾多繰りか普通のモリ蕎麦を楽しめます。
この汁に蕎麦湯を注いでまず一度、次に鴨汁を入れてと二度楽しむことが出来る。
こんな気配りエエですよね。

粗挽きに有り付けなかったんは残念やけど、ホワンと笑みで顔を崩しながらお店を出ました。
荒凡夫として生きたく思いながら・・

これでこの日の幸せ終了です。

荒凡夫

Photo お店は→三重県松阪市郷津町204-1
電話は→0598-53-2212
営業は→11:00~14:00 18:00~20:0(金土日祝)
お休み→火曜(祝営業)
駐車場→有り

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年6月 2日 (日)

素敵なお蕎麦のリストランテ 芦屋川むら玄

芦屋と聞くと一歩引いてしまう私なのですが、そこに素敵なお蕎麦屋さんがあれば二歩も三歩も踏み出してしまう悲しい性。
外車が多い + 洒落たお雰囲気 = お値段高そう・・

1_

でも気後れすると美味しい一時を逃してしまいます。
さあ、素敵なお蕎麦と空間を食べましょう!!

2_

と言うことでたまの贅沢お蕎麦「芦屋川むら玄」。
この日初めて晴天での訪問、ピーカンです! 目に染みる青葉を眺めながらお店に入ります。

確かにチョイ高めの値段設定やけど、十分それに見合うものを感じるんよ。
この日はおろし蕎麦を頼んでみました。

初めに薬味が出された瞬間、鼻先に広がる華やかさ。
ウワ~ッこれだけで悩殺状態や (^o^)

3_

鰹節の香りがたまりません。姿も可愛くクルリンちょ。
辛味大根おろしの量も十二分に用意されるのは当然。

4_

やや遅れて登場したお蕎麦、まずそのまま幾手繰りかするとムンッ。。。
秋冬に比べ少しモデラーとされるも十分美味しい。

5_up

初めに蕎麦だけで楽しんだ後に薬味をデコレート。
そして最後にマゼマゼ・・・

6_

大根おろしの絶妙な辛さをマイルドに包み込むカツオの旨味、それを辛汁加減の汁でまとめお蕎麦はそれらに身をゆだねる。
まさに関西人好みの渾然一体。

大根の辛さでチョット汗ばんだ額を拭いてたら蕎麦湯が運ばれました。
トロ味加減の蕎麦湯で、窓から眺める緑を楽しみ。。

7_

これでこの日の幸せ終了です。

芦屋川むら玄

Photoお店は→兵庫県芦屋市奥池南町1-23
電話は→0797-25-0232
営業は→11:30~15:00
お休み→月曜
最寄り駅→阪急芦屋川駅
駐車場→7~8台程度

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2013年5月 | トップページ | 2013年7月 »