香り高い挽きぐるみ 奈良県奈良市は「鴟尾」
私にとってお蕎麦屋さんは当然お蕎麦を楽しむ場所なのだが。。プラス酒・酒肴が有れば尚良い (;^^)ヘ..。
ただ車の場合はそうもいかず、こんな時に助かるのはノンアルコールビール。
酔わないなら飲まずとも良いではないか、そう言われそうだがたまに気分を変えるのである。
というか紛らわすという方が正解かも知れない。
近鉄富雄駅からすぐの所に鴟尾というお店がある。
手入れの行き届いた庭が印象的な自宅を改装したお店で、開店からまだ数年しか経っていないお蕎麦屋さんなのだ。
以前も食べた出汁巻きとノンアルB!
そして今回初めての十割(江戸蕎麦)をお願いしたのですが、十割は受注生産 (^0^) で時間がかかるとのこと。
でもお願いしました。(^^)
十割に拘る訳ではないのですが、打ち立てですよ。う・ち・た・て!!
ドゥ、サラザンで「お・も・て・な・し」。
まず出汁巻きとノンアルB!が出されたのだが、んっ、出汁巻きの断面に変化を発見!!
以前は重ね焼きの年輪に隙間が多く出来ていたはず ( ^^)
(でも仕上がりはフワッでしたが)。
こっ、これは断面が密で均一になっていて、重ね焼きの年輪が見当たらないのだ。
箸を入れるとジュンワリ、口に入れるとジュワーッとしみ出すお出汁。
おぬし、かなり腕を上げたな!!
そしてノンアルBで食べ終えた頃に出されたお蕎麦。
・・・えっ、なんて素敵なお蕎麦なんだ ^^;
見るからに香り立つ挽きぐるみの姿。よく見ると細かい赤黒の星が散りばめられ、艶やかで滑らかな蕎麦肌は眺めているだけで満足しそうになる。
おっと、これで満足してはいけないのだ。
ゆっくりと深呼吸して啜り込めばフンワーーと鼻に抜ける香り、そして挽きぐるみ独特の噎せるような香ばしさが押し寄せる。
こうなればもうお箸が止まらない。ふと気付くと最後の一本、一切れまで無くなっていたのでした。
何という幸福な、そして口福な時間なんだろう。
この店にはもう一つ、田舎というお蕎麦が存在するのだが、抜き実ですらこれなら田舎となれば思わず万歳三唱をしてしまうかも知れない。
ここで忘れられそうになっていた汁、一舐めすると昆布の旨味が深い所で主張するもの。
高揚した気持ちを落ち着かせるようにゆっくりと蕎麦湯を飲み終えたのでした。
そば処 鴟尾
お店は→奈良県奈良市富雄北2-4-30
電話は→0742-46-9384
営業は→11:00~14:30(14:00LO) 17:00~20:30(21:30LO)
お休み→水曜日 火曜日の夜
駐車場→1台
最寄り駅→近鉄富雄駅徒歩約2分
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