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2013年10月

2013年10月29日 (火)

南紀白浜で美味しい江戸蕎麦 和歌山県白浜町は「さいこう」

この日さいこうへ行こうと思い立ったのはかなり遅めの時間帯。
「田舎はもうアカンやろね」、そう思いながらの出発。

1___2 案の定・・・エッ、うどんしか無いん!
田舎どころか蕎麦売り切れでまさかのうどんだけ!
何やら予約の三人分を残し、お蕎麦は完売したそうです。まあ、こんなことでも無かったら、ここでおうどんを食べることも無いやろしね。

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お蕎麦同様おうどんも手打ちなんやけど、うどんは苦手の女将さん。
さて、お初のおうどんはツヤツヤッとして極薄い飴色を帯びてます。
お蕎麦なら抜き実ブレンドみたいなんやろね。

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舌触りツルン、歯応えシコッでエエ感じなんやけど・・
多分。。多分なんやけどね、汁はお蕎麦と同じやろか。おうどんには少しばかり辛いかもしれません。

蕎麦湯セットで残った天麩羅を食べながら女将さんと暫しお話し。

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少し前、東京白金の三合庵へ行ってきたとの事で、お蕎麦もですが蕎麦掻きがモチッとしっかりで美味しかったそうです。
確かに愛読のブログでもそのように書いてました。
そんなこんなで気がつくといつの間にか閉店時間。にもかかわらず予約のお客さんが訪れず。

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もし良ければとお知らせ頂いたのが・・・
何とも棚ぼたの幸運で、取り置き蕎麦を頂けることになったんよ ヽ(^0^)ノ

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抜き実の蕎麦肌は艶やかで小さい星が所々に散らばっています。

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二度目の蕎麦湯を頂いて、、満腹 (;^^)ヘ..

ウ~~ン、これでこの日は思い残すこと無く
・・・でも食べすぎました。。
(;^^)ヘ..



手打ち麺処さいこう

お店は→和歌山県西牟婁郡白浜町1335-8
電話は→0739-42-3150
営業は→11:00~14:30(夜は予約)
お休み→日曜日
駐車場→2~3台

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2013年10月20日 (日)

小さな町歩き 不思議な響き 京都は「天使突抜」散歩

皆様は天使突抜(てんしつきぬけ)という住所をご存じだろうか。
京都人ならいざ知らず、以外の人には何とも不思議な名前だと思うのだが。

1__2 松原・西洞院の角に在る五條天神は天使天神と言われ、かつてその境内を突き抜けていた通りを天使突抜と呼ばれた。
北は松原通から五条通を越えて南端の花屋町に到る僅か500m程の通りで、1丁目から4丁目までを形成している。

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夏の京都はうだるような暑さが名物なのだが、今年はいつまでも暑さに拍車を掛けるような気温だった。
そんな昼下がりの天使突抜を歩いてきました。

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京都ではこんな光景が以外と似合ったりする。

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仏光寺から東中筋通りを下ると、緩やかにくねる路地の両側から付き出す軒先は、まるで通りを覆い隠すように迫り石畳に影を落としている。

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京都らしい風景もあるが当然観光地ではなく、普通に人々が生活している何の変哲もない路地。

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ただ何となく素敵だとは思いませんか・・

高辻通りを越え、

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松原通を渡るとここから天使突抜1丁目。現在五條天神はマンションの駐車場越しに本殿の裏を眺めるだけとなっている。

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町家が減りこんな風景も増えているようで。。

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空き家が空き地になり、そしていつしか駐車場に。

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そうしてこんな風景も発見。
かつてはろうじだったのだろうか。

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でも町家の面影を再現しようとする動きも有るようだ。

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住所看板も色々。

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天使突抜には五条を渡る信号が無い。

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少し東の交差点を渡り4丁目へ。

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もうすぐ天使突抜が終わります。

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ろうじの風景はとても魅力的。
はっとする光景を見つけることも。

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天使突抜は不思議な感覚を残しながら
花屋町通りに差し掛かる頃にはフェードアウトしていました。

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2013年10月14日 (月)

こんなお店も出来ていた 三重県伊賀市は 我流庵かかかび

ここ連続で古民家蕎麦店初訪問となった。
今年3月に出来た奈良市の「文月」、昨年7月に出来ていた下市町の「芳熊庵くまそば」。
そして今回は今年5月に開店した伊賀市の「我流庵」。
昨日偶然にもミセスM子さんのブログで発見した「我流庵かかかび」。早速訪れることにしました。

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鍵の字に建つ大きな田舎屋は正面右手がお店です。

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お座敷には6人掛け一卓・四人掛け二卓の座卓があって、意外と小ぢんまりしてるんよ。

電話では冷たいお蕎麦をお願いしてたんやけど、品書きには温かいお蕎麦も有って、しかも鴨蕎麦の文字もあるやん。。取りあえずもり蕎麦を頂いた後で腹具合と相談することに (;^^)ヘ..
この日は十割もあるとのことでそれでお願いしました。

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お蕎麦は抜き実挽きぐるみの極細打ち。
添えられた四つ切りの海苔は最後に端切れのお蕎麦を包んで食べて下さいとのこと。

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流々と盛られた端正なその姿はかなりの美人蕎麦
蕎麦肌は艶やかでキッチリと角が立ち、一手繰りするとしなやかでしっかりとした食感。
噛み締めると舌と鼻にほのかに感じる十割の風味が。
一口舐めると辛汁?と思う汁には、ちゃんとコクが有って旨味が広がるのです。
さて腹具合との相談でで鴨そばも追加! (^0^)

5_ これは何とも具だくさん!
そしてメイン種は鴨ロースが入るんよ!
フンワリと柚子香る汁も素敵で、ちゃんと温蕎麦用に打ち分けられてます。

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帰り際に御主人とお話しすることが出来ました。
なんと「ほぼ独学」なんやて・・ (゜◇゜)
なるほど、それで我流庵なんやね!
更科粉で変わり打ちの茶そばも打つなど本格派で、更科が一応打てるようになりお店を出したそうです。

新蕎麦が入れば粗挽きも出してみるとのことで、それを楽しみにお店を辞しました。

これでこの日の幸せ終了です。

我流庵 かかかび

お店は→三重県伊賀市甲野1629
電話は→0595-51-4307
営業は→11:30~14:30(予約ベター)
お休み→月・火・第四日曜
駐車場→5台
最寄りIC→名阪国道中瀬IC約8Km

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2013年10月10日 (木)

心地よい空間 三重県は名張市「そば けいた」

この店に行こうと思う理由は?と訊かれたら・・
多分空間を楽しみたいからと答える。

山小屋風のお店は煙突が屋根から顔を覗かせ、周辺には程良く緑が配置されていて、この緑が大きな掃き出し窓と相まって心地よさを与える。
そして店内は極々シンプルにまとめられ、それでいて物足りなさを全く感じない。
慎ましく鎮座する薪ストーブは、店の外に積まれた薪により単にインテリアでは無いと分かるのだが。。
冬場未訪問の私は残念ながらこの温かさを知らない
(‥ゞ

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そんなお店で出されるお蕎麦は、端正に切り揃えられた抜き実の極細打ち。
一見少なめに見えるコンモリ盛り、実はこれが以外とボリューミーなんよ。

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T氏はおろしが売り切れて天ざる。
薄衣が素敵な天麩羅はお塩で頂きます。
そして私はモチのロンで鴨汁蕎麦!!

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ここのお蕎麦は特有の癖が少なくて仄かに香るホノ香蕎麦。舌触りと喉越しがツルンとスルッと!
何方でも美味しく頂けると思います。

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鴨汁は見ての通りの透明感。
コッテリ系でコク強めの店が多いんやけど、ここのはアッサリスッキリと頂けるんよね。

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でも鴨の旨味は十分楽しめるんよ。

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薄白濁サラッと系の蕎麦湯で割ると、優しく広がる鴨出汁が美味しい。。

全てに何となくリラックスさせてくれる「そば けいた」。
ヤンワリ・フンワリと心を和ませてもらいお店を後にしました。

これでこの日の幸せ終了です。

そば けいた

お店は→三重県名張市青連寺1258-9
電話は→0595-61-1371
営業は→月金11:30~14:30 17:30~19:30(ちょっとフレキシブル)
お休み→水曜日
駐車場→4台+α

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2013年10月 5日 (土)

田舎に帰った安堵感 奈良県は吉野郡下市「芳熊庵くまそば」

対向でけへん・・しかも急勾配 (;^^)ヘ..
でも険しい道のりの果てにあるのは素敵な空間。
芳熊庵(ほうゆうあん)くまそば

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去年の7月にこんなお店出来てたんやね。

2_ 開店間もない11時にお伺いしました。
何処に座っても違う魅力があり、吉野川を見下ろせるお座敷に席を頂く事に。

メニューはざる蕎麦とくまそば(熱盛り)の2種で、他に甘味などのデザート類など。

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ざる蕎麦と掻き揚げをお願いしました。

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掃き出しの窓からは眼下に吉野川を臨み、対岸から時折聞こえる近鉄電車の音が遠くに響く。
それにしてもなんと風の通る店なんや。涼やかな天然エアコン。

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南向きの縁側からは手入れの行き届いたお庭を眺めることが出来ます。

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冷や奴とお漬物が付くざる蕎麦は、細打ちが流行の昨今に久し振りの存在感を放つ。
蕎麦肌滑らかで角が立つカチッとした江戸蕎麦系。
少し粗めの粉がブレンドされてるからやろか、仄かながら一噛み毎に感じる甘味は中々素敵なのです。

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一しきりお蕎麦だけで楽しんで、残りを汁と共に頂く。
円やかで出汁香る汁は醤油の角を丸く抑え、かといってそう甘くないんよね。

掻き揚げには以外にも出汁ソースが ('-'*)
・・抹茶塩か岩塩とちゃうん?
そやけどこれ、中々合うかも・・ (^0^)

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付け合わせの野菜にはタップリのマヨネーズと、素朴な組み合わせに思わず笑みが出ました。

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蕎麦湯を頂いているとお客さんが入り出し・・
そう言えばまだ12時前やった。

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この空間は時間の流れから取り残されているみたい。
のんびりゆったりと、そしてホッコリと。

これでこの日の幸せ終了です。

Photo 芳熊庵くまそば
お店は→奈良県吉野郡下市町
      阿知賀野々熊3290
電話は→0747-52-9118
営業は→11:00~17:00
お休み→月曜日(祝は翌日)
最寄り駅→近鉄吉野線六田駅約2.3km
駐車場→5~6台

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