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2014年1月

2014年1月26日 (日)

メニューが増えてます 奈良市広岡町は「文月」

蓼(タデ)食う虫も好き好き」。
特有の苦味がある植物「蓼」だが、あえてそれを食べる虫もいる。
物好きの比喩として使われることわざ。
もっとも鮎の塩焼きに添えられる蓼酢は秀逸。
蕎麦もそんな蓼科の植物なのだ。

なので蕎麦殻を挽き込む田舎蕎麦は特有の風味が有り、仄かな香りや甘味を楽しむ丸抜きとは一線を画す物。
そんなお蕎麦を好む蓼食う虫の私にとって、田舎を出すお店が増えることは嬉しい限り (^0^)

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奈良市広岡町の長閑な所にある文月。
アクセスは京都の笠置からが便利。

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新たに加わったのが蕎麦寿司と蕎麦春巻き。
どっちも食べたかったんやけど・・
今回チーズケーキも目的やったから、蕎麦寿司と鶏蕎麦お願い。

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海苔と薄焼き玉子に巻かれた具材は胡瓜と蟹蒲。
こちらでは醤油と山葵をつけて頂きます。
ホンノリと酢が利いてて美味しい。

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お蕎麦はガツンと田舎とは違いマイルド仕立ての配合やから、誰でも美味しく食べられる感じです。

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今回女将さんに教えてもらった事。
鶏蕎麦に付く揚げ蕎麦、お蕎麦を食べ終え残った汁に入れて、少し汁が染みた頃に食べるんよ。
意外なベビースターラーメン的食し方 (^^)
これも結構美味しいです。

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さて、本日のもう一つの目的チーズケーキ。
ふんわりスフレやトロ~リレアと違い、しっかり歯応えのベークドタイプ。

濃厚なチーズが舌に広がり、甘味がエエ加減に抑えられているんよ。
コーヒーのほろ苦さにベストな感じ。
プリンも美味しかったけどチーズケーキも美味しいやん。
これはカフェ使いでも十分です。

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次回は是非蕎麦春巻きも!!

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そう思いながらお店を後にしました。

手打ち蕎麦 文月

Photo_2お店は→奈良県奈良市広岡町191
電話は→075-631-4711
営業は→11:30~15:00
お休み→月曜・木曜日
最寄り駅→JR笠置駅(1.2Km)
お車は→OK

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2014年1月23日 (木)

牡蠣南蛮というお蕎麦 大阪は阪南市「泉庵」

どういう訳か温かい汁蕎麦を食べることが殆ど無い。
何故かと言われると・・困ってしまうのだが (;^^)ヘ..
決して嫌いな訳では無い。むしろ好きなのかもしれないのだ。
ただ大好きなお出汁の味より、お蕎麦その物の味を楽しみたいというエゴなのだろう。

その中で年に何度か頂く温蕎麦が有る。「鴨南蛮」そして「牡蠣南蛮」。
鴨は通年頂ける所が多いのですが、牡蠣は冬場のみのお店が殆ど。
毎冬必ず一度は食べる冬の風物詩。
この時ばかりはお蕎麦は脇役に変わるのです。

冬季限定牡蠣蕎麦を食べようと泉庵へ。

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本を広げて暫し、ふと窓を見ると雪が降り出していました。

さて牡蠣せいろ、泉庵は特にドロッと濃い目の庵が効いて熱々です。
これが冬の寒い日に嬉しい一品。
プリプリで大粒の牡蠣が4・5粒ほど入り、焼葱の甘さと柚子の香が優しさを添える。

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でも極細のお蕎麦にとってこれはかなり過酷なメニュー。
ブツブツ切れてズルッと啜り上げることは出来ない。
本来なら温蕎麦用に打ち分けるのが良いのでしょうが、ここではそこまでは問いません。
目的は「牡蠣!」なのですから。

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写真:

ハフハフ・ホコホコ・アチチ!!
ドロッとした餡に牡蠣の旨味が広がり、お蕎麦を食べ終えると同時にお汁も無くなっていました。

身も心もホカホカでお店を後にしました。

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2014年1月19日 (日)

鷹峯にお蕎麦屋さんが出来ていた 蕎麦舗 はり江

鷹峯はどちらかと言えば、地味という表現が似合う町かもしれない。
東山や嵐山界隈のように観光地化されず、四条のような華やかさも無い。
住居の合間に漬け物屋や醤油屋等が幾つか点在するだけの静かな所だが侘び寂の世界が広がる。

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そんな鷹峯街道の中程に「はり江」は有る。
町家に余り手を入れずお店とした、ある意味鷹峯らしい地味な佇まい ( ^^)
店に入ると細長い土間が続き、客室は土間に沿うお座敷。

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先ずのビールはハートランドで。

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「何か一品有ります?」、「この間おでん始めました!」。
それエエわ、厚揚げ・牛蒡天、それと大根!!

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6_アッサリ薄味加減で、大好きなおアゲさんも厚さ十分やし。
これをアテに同行T氏と一頻り話し込んで。。。
お蕎麦をお願いする頃にはお客さんも一杯。

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色白でモッチリとした食感がとても素朴な味わいのお蕎麦。

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鴨汁には肉その物と違い、鴨ロースが入ってるんよ。
そやからか、汁は特有の甘味がある仕上がりです。

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奥様の接客も伴って、店内にはどことなくマッタリ感が漂い・・
チョット長居してしまいました。

ともあれ鷹峯にマッタリお蕎麦屋さんが出来たのは嬉しい事です。

蕎麦舗 はり江

お店は→京都市北区鷹峯上ノ町81
電話は→075-495-1080
営業は→11:30~15:00 17:30~20:00(金・土曜のみ)
お休み→火曜 第1・3・5水曜
最寄り駅→市バス鷹峯上ノ町すぐ ・ 仏教大学前徒歩約10分
お車は→P無し

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2014年1月15日 (水)

上を向いて歩こう

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早いものでもう1月も半ば。お正月に引き続き海辺を歩きました。

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この日はうってかわって北風が強く、体の芯まで痛いような冷たさ。

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海は青いのに、空は青いのに、色の無い風が心の中に吹き込む。

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首を縮めポケットに手を入れると、つい地面だけ見ながら歩いてしまう

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そんな時、

ふと上を向けばホンワリとした風景を見つけることが出来るのです。

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そうすると不思議と寒さが和らいでしまうのです。

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そんな気がする。

そうだ・・上を向いて歩こう。

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2014年1月12日 (日)

カラーとモノクロ 高野山・立里山

標高1000m前後の山々が建ち並ぶ紀伊半島中部。
標高を上げるにつれ雪景色が広がってきます。
高野山から龍神へ続く高野龍神スカイラインはすっかり雪色。

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素敵な壇上伽藍は静けさの中に神聖さがピシッとしみ入る・・

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高野龍神スカイラインを経て野迫川村へ。

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今年18年目を迎えるスバルサンバーディアス・マレッサ。君は本当に冬の強い味方。

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荒神ではこの時期モノトーンの世界が広がる。
いつも思うのですが・・冬の荒神さんは軽い雪山登山。

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辿り着いた先に鎮座する社殿、寒々しい光景はシンとして凛として厳しさを教えてくれる。

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ここはまるで時間が止まっているような錯覚に陥ります。

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気温は社務所前で氷点下4度。寒いより冷たい、冷たいより痛い。

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社務所横にある食堂では温か~いおうどんを頂く事が出来て、極寒の立里山ではありがたい一品。
一昨年は天麩羅、昨年はきつね、今回は昆布。いつしか定番化。

11_ 冬の荒神へは険しい道が立ちはばかります。ただ雪の日の楽しみは様々な光景に会える事。
普段何気ない物の上に雪が積もると・・・

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雲が切れ、ようやくモノト-ンからカラーの世界に。

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毎年雪の時期に立里山へおもむくのは、この二つの世界の不思議さを感じたいからかもしれません。

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帰り道、山の向こうに陽が沈みかけていました。

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2014年1月 4日 (土)

春の海

年が明けての三箇日は本当に穏やかで温かかった。

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海辺を歩いてみました。

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風は少なく陽光がタップリ降り注ぎ。

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まさに新春と呼ぶにふさわしい気配。

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寒いと思い一枚はおった上着はすぐに邪魔者と化しました。

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神社には初詣の人々が訪れていて。
それぞれの願いと日々の感謝を祈ったのでしょうね。

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過ぎてしまえば毎年がいい年だった。

何だか今年もまたいい年になりそうな・・・

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そんな気がしてなりません  <(_ _)>

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2014年1月 3日 (金)

我流とは思えぬ我流 三重県は伊賀市 「我流庵かかかび」

明けましておめでとうございます。

新年の始まりは我流庵から始めようと思います。
昨年10月に訪れてお気に入りにファイリングの我流庵、年の瀬の最終営業日にまたお邪魔してきました。

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途中から電話を入れておいて開店前に到着。

まだ準備中の木札を横目に中庭前に設えた縁台で開店を待ちます。

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時折陽は射すものの身を縮ます寒さ。

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手入れの行き届いた庭を眺めながらで僅かの一時。
すぐに女将さんが出てきて店内に案内されました。

4_ 以前新蕎麦の頃に粗挽きを打つと言われていた御主人。
この日玄関脇のメニューに粗挽きの文字は無く「本日の蕎麦 出雲蕎麦」と書かれています。
でも田舎好きの私には出雲蕎麦も嬉しい。

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その出雲蕎麦も合わせた三種盛りを頂きました。
ここでは普段太切りは温蕎麦、細切りは冷蕎麦に使われていますが、三種盛りでは全てざる蕎麦。

さてお蕎麦は順次頃合で出されます。

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まずは温蕎麦に使う二八太切り、「うま~~ッい!」。
細切りも十分美味しいのですが、やはり大は小を兼ねるのか?

艶やかな蕎麦肌に吸い込まれそうになりながら汁無しで美味しく頂けるのです。
二八の風味がムンッと口の中に広がる。

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次いで出されたのが二八細切り
これも素敵で歯応え・舌触り・喉越しが三位一体なのです。
でも太切りの後なので物足りなさを感じるのですが、ふと石田三成のお茶を思い出す。まず太切りで欲する蕎麦を味わう・そして箸休め的に細切り・最後にドカンと田舎・・

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そして最後にドッカン、出雲産田舎蕎麦
もうこの色合いが全てを語っています・・ (^0^)

ここで嬉しいサプライズが!
食べ終える頃に御主人が「滋賀県の日爪ですが、よかったらどうぞ」と出して下さいました。
高島市の日爪で復活した日爪蕎麦を使い一晩寝かしたもの。

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私も一度食べたことがありますが、田舎特有の風味に芳醇さが加わり、モチッと感が増し舌に纏わり付く旨味を感じます。

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これは大満足の蕎麦三昧と言っても過言では無い!! (^0^)

我流庵かかかび

お店は→三重県伊賀市甲野1629
電話は→0595-51-4307
営業は→11:30~14:30(予約ベター)
お休み→月・火・第四日曜
駐車場→5台
最寄りIC→名阪国道中瀬IC約8Km

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