趣の大正建築 虎ノ門 大坂屋砂場
大阪城築城のさい、砂置き場に集まった蕎麦屋から始まったという砂場蕎麦。
発祥の地大阪では明治期に姿を消したが、東京を中心にその名は残されている。
四方をビルに囲まれた角地にぽつねんと佇む大正の風情。
暖簾には「大坂屋砂場」の文字が染め抜かれていた。
店内は満席で「相席になりますがお二階のお座敷なら今すぐご案内できますが」と言うことで二階のお座敷に席を頂きました。
さすが大正建築の階段は急勾配 (゜o゜;)
蕎麦よりうどん・麺より出汁の根っから関西人M氏が頼んだ「かき玉蕎麦」、卵とじにトロ味を効かせた餡がかけられた冬場に嬉しい熱々蕎麦。
細めの麺に餡がよく絡み美味しいとのこと。
私注文の掻き揚げせいろ。
「砂場は盛りが少ないから」そうM氏に言いながら箸を入れると・・エッ、以外と厚みが有る。
室町と違い、長方形のせいろとは言え少し量が多いような?
一手繰りするとツルリンと滑らかな舌触りで、プニプニッとした弾力感ある歯応えは、室町砂場のお蕎麦とはチョット違う感じの仕上がり。
これに合わせる汁は辛さ控え目の甘味汁は大坂屋と称するところ?
でも私には室町の方が好みかな・・
掻き揚げは円筒形に揚げられ、お箸を両手に持ち分けこれを適度なサイズに崩していくのですが・・
サクサク故にパラパラと細かい破片が崩れ落ちる。
これを少量蕎麦湯に混ぜるとコクがUP。但し入れすぎは禁物です。
サラサラ蕎麦湯で出汁の香を楽しみ・・
○に砂の字に歴史を感じながらお店を後にしました。
虎ノ門 大坂屋砂場
お店は→東京都港区虎ノ門1-10-6
電話は→03-3501-9661
営業は→11:00~20:00(土 ~15:00)
お休み→日・祝祭日
最寄り駅→銀座線虎ノ門駅
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