忍者の里で萱葺古民家蕎麦店見つけた 三重県伊賀市は槙山「手打ちそば槇山 結」
忍者が常に持ち歩いていたという蕎麦粉。また修行僧などにも重宝されていた。
これは、お蕎麦にはタンパク質やビタミン、アミノ酸の含有量が多く、特にルチンは血管を丈夫にするなど完全食と言われるからである。
もっともその当時、栄養素なんて分からずにいたのは当然なのだが。
名阪国道壬生野ICから北へ県道49・50号線を走ること約20分の長閑な田園風景が広がる槙山。
真木山神社参道から僅かに外れた所に「手打ちそば 槇山 結」(まきやま ゆい)は有ります。
("まき"という字がみんな違うのが面白い)
萱葺屋根は維持が大変なので近年はトタン板を被せたりする家が多く、徐々にその姿を消しています。
土間を上がるとお座敷三間を通したゆとりある配置の客室が現れる。
涼風が流れ込む縁側から眺める景色はあくまでも静かで、何の抵抗もなくい目に馴染んでくるのです。
蕎麦茶と共に運ばれたのは揚げ蕎麦では無く蕎麦花林糖。
【蕎麦花林糖】
いたってシンプルなメニューにはもり蕎麦の並と大、それに冬期限定釜揚げ風蕎麦のみ。すなわち、冬以外はもり蕎麦のみという潔さ。
って・・潔いにも程がある (-.-;
なのであれこれ迷うことは無い・・・いや迷えないのだ。
【もり蕎麦】
北海道幌加内産の丸抜きを九一で打ったお蕎麦は艶やかに輝き、細打ち平切り加減の蕎麦肌は瑞々しい。
一手繰りすれば、ん~~っ!
見た目どおりのしなやかさで、風にそよぐ柳のようなコシは優しい感じが溢れ、一噛みすると風味がフンワリ広がります。
結構しっかりとした盛りは食べ応えがあり、大盛を頼んでいたら倒れていたかもしれません (^0^)
【蕎麦豆腐】
そしてこれ、最後まで残しておきました。
淡~~い緑の蕎麦粒と山葵がグラデーションを描き、赤いクコの実がとても素敵なコントラストを添えます。
少しトロ味がかった蕎麦湯と共に頂けば、これが蕎麦屋のデザートに大変身。
週末の金・土・日のみ営業で、しかも1月~3月は土・日だけ。
メニューも極限まで絞っているけれど、伊賀でのんびりゆったりとした昼時を過ごすならうってつけのお店でしょう。
これでこの日の幸せ終了です。
手打ちそば 槙山 結
お店は→三重県伊賀市槙山3193
電話は→080-4768-2808
営業は→11:30~14:00(売り切れ次第)
14:00から要予約
お休み→月~木曜日
最寄りIC→名阪国道壬生野IC車20分程度
駐車場→有り
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