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2014年8月

2014年8月31日 (日)

酢橘のつけ蕎麦?? 奈良県橿原市は「すずひめ」

残念ながら閉店(明日香のラーメン屋さんが入っておられるとのこと)

夏の暑い日にはスッキリとした酸味で頂くスダチ蕎麦がおすすめ。
冷やかけの汁にスダチの爽やかさがマッチして、思わず飲み干してしまう「この時期ならでは」の逸品なのだ。
しかし、ここ「すずひめ」のスダチ蕎麦は以外にも「つけ蕎麦」なのである。

奈良県橿原市、旧国道42号沿いに有る小さいながらも素敵なお蕎麦屋さん。
メニューに発見したスダチの文字。酷暑のこの日には渡りに舟とばかりお伺いすると、、、
どうやらスダチの輪切りが入る蕎麦汁に冷たいお蕎麦を漬けて頂くもののようで。。

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しかもお蕎麦が載る皿には更に半切りのスダチ一個分が添えられていて、それをお蕎麦にも搾り掛けるというのです (°0°)
何と贅沢!!  これは新しいスダチ蕎麦の食べ方かもしれません。

先ずお蕎麦だけで頂くと常温加減で、この季節ならこれ位が味を引き立てる気がします。
ただ付け蕎麦なので晒し(洗い)をもう少し長くして、滑りを残さない方が舌触りや喉越しなど食感が良いかと。

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次ぎにスダチを取り出した付け汁にお蕎麦の先っちょを浸し、一手繰りすれば爽やかな酸味を優しく感じ。。
更にスダチをお蕎麦に搾りかければ爽快感が溢れます。
(スダチを取り除くタイミングは好みで、当然長くおくほど酸味が増します)

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もっと柑橘の酸味が欲しければ、残りの半身をギュッと搾り掛ければ・・とってもサワーな味わい
自分の好みに調整しながら味わう事が出来る、こういうスダチ蕎麦も有りですね。

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そして汁を蕎麦湯で割ると・・これが意外にも美味しい!
熱い蕎麦湯で酸味が鼻に付きすぎると思ったのですが、スダチをもう一絞りしても良かった程。

初めて食べたざる蕎麦風スダチ蕎麦は好印象を残し、また夏蕎麦の定番が一つ増えたかな。。。
そう思いながらこの日の幸せ終了です。

すずひめ

Photoお店は→奈良県橿原市新井賀町200-2
電話は→0744-35-6906
営業は→11:30~14:30(LO) 17:30~20:30(LO)
お休み→水曜日
最寄り駅→近鉄八木駅
駐車場→4台ほど 

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2014年8月30日 (土)

嵐山でちょっと気になるお店 京都は嵐山「手打ち蕎麦 芳汕(ほうざん)」

昨年水害で床上浸水など大きな被害を受けた嵐山界隈。
渡月橋を飲み込むように怒流と化した桂川が記憶に新しい。
京都有数の観光地ともあり、損壊が少なかったのか思いの外早期に立ち直った。

何十年ぶりに訪れた嵐山には、何も無かったかのように観光客が犇めいていました。

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阪急嵐山駅にほど近い場所に有る「手打ち蕎麦 芳汕」。
今年1月にオープンしたお店なのだが、最近一部のサイクラー間でチョビッと話題になっているようなのです。
なるほど、お店の前にはサイクルハンガーが何基か備えられ、既に二台の自転車が掛けられていました。

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特に嵐山のお蕎麦屋さんという和風の感じでは無く、よくある喫茶店のような風貌の佇まい。
店内は幾つかのテーブル席に奥の窓際にはカウンター席も有る。
あまりの暑さに・・・とりビ! (;^^)ヘ..
お蕎麦は天せいろをお願いする事に。

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お蕎麦・天麩羅・薬味三種が整然と並べられます。
薬味三種は山葵と葱にパウダーソルト。配膳されたら「始めにお塩で食べると甘味を感じます」と丁寧に説明を頂く。

Up

丸抜きで打たれたお蕎麦は、見た目どおりのしなやかさを伴う柳腰。
噛み締めると仄かにフンワリ香る感じは、好みを問わず美味しく頂けます。

ただ、汁は・・結構複雑??
一舐めした時に少し甘めで出汁の華やかさを感じる関西汁とは違い、さりとて関東の深い味わいの汁でも無い。。。
悪くは無い・・悪くは無いのですが、かなりストライクゾーンの広い私でもどこか微妙に波長がずれてる感じなのです。

粗めの削り節を結構長時間煮出したような感じ???、いや違うか。。ウ~~ン、複雑や
決して不味い訳ではありませんので、その辺は勘違いする事無きようお願いします (^0^)

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海老はもちろん茄子に大葉・えのきなどがサクッと揚げられている天麩羅。
(少しばかり揚げすぎの焦げ目もありましたが・・)

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先述の蕎麦汁は蕎麦湯で頂くと、今度は昆布の後ろに味醂が顔を出し、それなりに美味しくお昼を締めました。

ご夫婦なのでしょうか、厨房一人・フロア一人で賄うお店は、接客が素敵で初々しさが残るも一生懸命さが感じられ好印象。
観光地にありがちなお店では無く、しかも総じて美味しいお蕎麦が頂け、今後が楽しみな発展途上のお蕎麦屋さんのようです。
(私はと言えばビールのせいか、嵯峨鳥居本までの足下は僅かに千鳥足加減だったように思いました (;^^)ヘ.. )

芳汕

お店は→京都市西京区嵐山中尾下町27-4-1
電話は→075-872-6877
営業は→11:30~売り切れ次第
お休み→不定休
最寄り駅→京阪嵐山駅徒歩2分
駐車場→店の前に2台程度

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小さな町歩き 京都市右京区は嵯峨鳥居本 平家縁の「祇王寺」

祇園精舎の鐘の聲(こえ) 諸行無常の響き在り・・・

平家物語にも登場する祇王寺は、白拍子(しらびょうし)親子にまつわる悲しい尼寺として知られる。
白拍子とは平安末期の乱世に現れた巫女などの女性が歌い踊る歌舞で、後に出雲阿国が踊った「ややこ踊り」が歌舞伎の原点とされる。
さて、平清盛の寵愛を受けた「祇王」とその妹「祇女」だが、同じ白拍子である「仏御膳」の出現により、屋敷を追われ母と共に仏門に入るのだ。

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萌えいずるも 枯るるも同じ 野辺の草
いずれか秋に あはではつべき

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祇王は清盛の屋敷を去る時にこの唄を障子に書き残したとされています。

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苔むした庭を覆い隠すように楓が茂り、木々の隙間からこぼれ落ちる木漏れ日が、ビロードのように柔らかく緑を浮き立たせている。

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祇王たち親子の無念を感じた仏御膳も、後を追うように出家して祇王寺に入り、四人それぞれの生涯をここで終えたそうです。

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なぜ「仏御前」が「祇王」たちの後を追ったのか、、
祇王たちを追い出した事を清盛のおごりと捉えた「仏御前」が、白拍子という共通の境遇にあった自分を突き動かしたのかもしれません。。

隆盛を極めた平家も、やがて源氏の台頭により衰退の一途をたどって行く。

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奢れる者も久しからず ただ春の夜の夢の如し
猛き者も終には滅びん ひとえに風の前の塵に同じ。

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祇王寺

Photo_2場所は→京都市右京区嵯峨鳥居本小坂32
電話は→075-861-3574
拝観は→9:00~17:00
拝観料→300円(大覚寺との共通券600円)
最寄り駅→京都バス嵯峨釈迦堂前約1km(大覚寺から徒歩約25分)

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2014年8月24日 (日)

小さな町歩き もう一つの念仏寺 京都市右京区は嵯峨鳥居本「愛宕念仏寺」

嵯峨に念仏寺という寺が二つあると知ったのは、まだほんの数年前だったと思う。
それまで私の中にあった念仏寺は化野念仏寺だけだったのだ。
昔結構京都に通っていた私にとって、これはちょっとしたカルチャーショックだった。

愛宕山 一の鳥居からさらに進む事暫し、そこに愛宕念仏寺があるのだ。
愛宕は「あたご」では無く「おたぎ」と読む。
この道の先は愛宕山登山口がある嵯峨清滝に至る峠なのだが、今はトンネルが掘られバイパスとなっている。

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愛宕念仏寺の特筆すべきところは参拝者が彫った羅漢さんが何と約1200体あり、これが境内のいたるところに安置されていることだ。

山門を潜ったところから本堂に向かう坂、更に本道や山の斜面など多くの羅漢さんに出会う事となる。
その表情を見ていると、化野念仏寺で感じた幽玄の世界とは打って変わり、、

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ここの石仏は、笑い、泣き、険しく、そして安穏するなど、様々な生身の人間くささを感じるのだ。

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この羅漢さんを掘った人々の気持ちが、素直に表情に現れているのだろう。

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境内を歩きながら一つ一つ自分のこれまでの人生を自身で掘り起こしながら巡っているかのようです。

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本堂の脇から中をのぞいている羅漢さんには思わず微笑み返ししてしまいました。

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今回嵯峨野を訪れ、化野念仏寺で死者の魂の叫びを感じ、愛宕念仏寺で今生きているという大切さを再認識した気がしました。

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愛宕念仏寺

場所は→京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
電話は→075-865-1231
拝観は→8:00~17:00
拝観料→300円
最寄り駅→京都バス愛宕寺前下車すぐ

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2014年8月21日 (木)

小さな町歩き 京都市は嵯峨鳥居本「化野念仏寺」

京都は歴史上様々な物語の舞台となったのはよく知られる。
都が移され平穏な時代から武家社会が台頭し始め、人々はその乱世の渦に巻き込まれる事になった。
疫病が蔓延し死者の祟りなどと噂が広まり、夜ともなれば魑魅魍魎が行き交う怨霊の都とも言われた。

嵐山の北に位置する嵯峨野には、化ける野と書き化野(あだしの)と呼ばれる地がある。
ここはかつて風葬の地であり、都人などの死者を葬った場所なのだ。

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その化野にさまよう魂を空海が弔い、鎮魂の念を込め石仏を立てたのが如来寺である。
後に法然により浄土宗の寺院となり、その名を念仏寺と改められた。

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拝観料を支払い入口を入れば苔むす庭に石仏が並ぶ。

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順路の案内に従って進むと仏舎利塔が現れるのだが、何ともアジア的な雰囲気を醸し出しているのだ。
何度か訪れているはずなのだが記憶の中とはかなり異なっていた。

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そして足を進めると石仏・石塔が現れるのである。

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霊気を感じる。いや、そう感じる気がするのだ。
毎年8月23・24日には千灯供養が行われ、境内一帯は幽玄の世界となる。

 誰とても

 留まるべきかはあだし野の

 草の葉毎にすがる白露

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西行法師がこの句を詠んだ気持ちが解るような気がする。

そして水子地蔵尊の前を通りすぎれば現れる竹林。

その瞬間、私の記憶の中の嵯峨野はここにあったのだと気付いた。

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境内に約八千体を数える石仏と竹林・・
この化野念仏寺に私の中の京都があったのです。

化野念仏寺

Photo場所は→京都府右京区嵯峨鳥居本化野町17
電話は→075-861-2221
開門は→9:00~16:30(受け付け終了)
拝観料→600円(だったと思う)
最寄り駅→京都バス鳥居本(徒歩約5分)
     阪急嵐山駅 約3km

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2014年8月18日 (月)

小さな町歩き 重伝建の町並み 京都は嵯峨鳥居本散歩

1_昔、京都で最も京都らしい風情を感じる場所が嵐山から嵯峨野界隈だった。

竹林の小道に歩み入ると、沿道には竹細工の店などが建っていた記憶がある。

とにかく嵯峨は京都の象徴の一部だった。

最後にこの地を訪れたのは何十年前だったろうか・・・

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阪急嵐山駅に降り立ち渡月橋を渡ると観光客で賑わう嵐山の町並みに入ります。

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人混みを掻き分けJR山陰本線の踏切を渡る頃にはその雑踏が影を潜め、ポツポツと観光客らしき人を見かけるだけとなりました。

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かつて、雑誌「an・an」や「non・no」を片手にした「あんのん族」と呼ばれる若い女性達が闊歩し、嵐山に勝るとも劣らずの観光スポットだったのです。
今回そんな嵯峨野にある重伝建の町「嵯峨鳥居本」を訪れました。

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愛宕信仰が盛んとなった頃、この地には愛宕山に詣でる人々が賑わい、いつしか宿屋や茶店・土産物屋が軒を連ね、白壁の土蔵が昔ながらの町並みを今に残します。

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沿道には竹細工や嵯峨豆腐などのお店が建ち並ぶのですが、嵐山にお店を構える所も多く、今はここまで歩く人が少なくなっているのでしょうか。

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ふと振り返ると、いつしか京都の町が眼下に広がっていました。

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ここで少し重伝建(国の重要伝統的建造物群保存地区)のお話しを。
古い町並みを今に残している地域が受ける指定なのですが・・
これは地元が保存計画など様々な報告書を策定して申請し、審査の結果見合う物であれば指定されるもので自己申告制。
当然自宅の改築には制限を受け、観光客の来訪も考えられるなど、住民の協力無くして成り立たない指定です。
有名処は世界遺産にも登録された岐阜県白川郷、関西では京都府美山町や福井県熊川宿などがあります。

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さて、嵯峨鳥居本の重伝建地区は延長約650mの府道沿いに有る建物に指定を受け、その真骨頂は北端部に位置する一の鳥居付近でしょう。

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茅葺き屋根の古い家がそろそろ歩き疲れてきた脳神経を刺激するのです。

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そして愛宕一の鳥居を挟み建つ「つたや」と「平野屋」に出会うと途端にタイムスリップ。

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今尚残る茅葺き屋根に生える苔が緑を彩り、往来の人々に餅と茶を振る舞ったであろうその姿がそのままに現れます。
この地域に愛宕詣での歴史を感じました。

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一度どちらかでお食事を頂きたいと思いながら、さらに歩みを進め北に登ると愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)に至のですが・・・

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愛宕念仏寺は次回にて。。

嵯峨鳥居本

つたや
平野屋
最寄り駅→阪急嵐山・嵐電嵐山

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2014年8月11日 (月)

噛み蕎麦系十割田舎 大阪市大正区は小林「そば処いしだ」

大正区。
駅は何度も通過した事はあるが降り立つ事の無い町だった。
工場が多くリトル沖縄と呼ばれ、渡し船が残りIKEAがある町。
私にはその程度の知識しか無かった。

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そんな大正区小林西にある手打ち蕎麦の店に訪れました。
店内は小ぢんまりとして、四人掛け二卓と二人掛け三卓のテーブル席だけ。

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午後2時という時間ながら、ご夫婦連れや子供二人の家族連れがお蕎麦を楽しんでおられ、肩肘張らぬ手打ち蕎麦屋さんの雰囲気なのだ。
こちらのお蕎麦は二八と十割で、「すみません、もう十割しか残っていないのですが・・」
えっ、二八では無く十割ですか??
それでは十割で鴨汁せいろ(1200円)をお願いします。

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暫くして出されたお蕎麦は意外にも色黒で、これがまた何とも野性味溢れた表情。
噛めば力強い歯応えが無骨で荒々しく、まるで絵に描いたような田舎なのです。

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鴨汁はちょっと濃い?って感じた瞬間・・エッ、でも美味しい。
コクが広がった瞬間にすっと消えゆき、後味に嫌みを感じません。
鴨肉は薄めながら葱と共に柔らかく仕上げられ、蕎麦湯で割る汁も美味しいのは当然。

5_近年増えた女性の手打ち蕎麦店なのですが、地方では昔からハレの日に蕎麦を打つのは女性の仕事とする所も多い。
ただ、知り合いの女性御店主曰く「蕎麦打ちはとても力がいります」との事です。

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帰り際にお尋ねすると二八は十割より白いそうで、十割もこの日は少し硬くなってしまったとの事 (;^^)ヘ..
少し端切れが目立ったのは気になるところですが、いずれにせよ私好みの噛み蕎麦系田舎蕎麦でした。

今回早足で訪れた大正区。
次回はじっくり歩いて、ここで二八をお願いしてみよう・・そう思いながら

これでこの日の幸せ終了です。

そば処いしだ

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お店は→大阪府大阪市大正区小林西
電話は→06-6551-2602
営業は→11:00~14:00(無くなり次第)
お休み→火曜・祝日
駐車場→すぐ近所にCP幾つか有り

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2014年8月 6日 (水)

土山人のお蕎麦 兵庫県西宮市は夙川「馳走 侘助」

東京の名店「幻庵」が主催する「江戸東京そばの会」プロコース出身で、私の好きな和歌山県白浜町「さいこう」の先輩にあたる。
十数年前芦屋で開業した「土山人」、今や東京を含め大阪・兵庫に7店舗を展開するまでになった。
今回その土山人グループ2号店の「馳走 侘助」へ訪れました。

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店内の照明は暗めに抑えられ、テーブルにはスポットで明かりを落とす落ち着いた雰囲気。
入口すぐのテーブル二卓、その横には大きくパーティションされた中にお座敷、奥には掘り炬燵席や個室もあるようです。
ランチのセットメニューとして1,500円の「侘助膳」や2,700円程の「昼膳」が用意され、+200円でスダチ蕎麦を選ぶ事も出来ます。
侘助膳の内容を伺うと、トロロご飯に幾つかの小鉢、それにお蕎麦をチョイスと結構ボリュームがありそう。
しかしこの後の都合もあり、断腸の思いで同価格帯の鴨汁せいろをお願いする事に。

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高台付きのざるに盛られたお蕎麦は抜き実挽きぐるみの細打ちで、見るからに香しさを感じ、気品漂う美人蕎麦なのだ。
流れるように盛り上げられた蕎麦山の頂きから一箸手繰りすると、もつれなくスルスルと解けゆき、そのまま口にすると・・・
ウ~~ンッ、そうでしょう・そうでしょう、見た目どおりの程良い穀物感を含んだ風味がムンッと広がります

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あーっ、このまま何も付けずに食べ終わりたい、でも鴨汁でも味わいたい!!
せっかくの鴨汁が役目を果たせない切なさを思うと残り1/3は鴨汁で楽しもうと心に決めました。

4_up

鴨汁は一舐めすると「濃い!」、 二舐め目は「エッ、美味しい?」
お蕎麦を汁にどっぷり浸けて頂くと「ウンマ~イッ」。コクが有って後口の嫌み感が全然ありません。
少し薄いながらも程良く仕上げられた鴨肉、食べ終える頃には満足感が広がる。

好みとしてはもう少しだけお葱を焼いて欲しいところです。
もっと軟らかくなって甘味が増すでしょうね。

蕎麦猪口と共に出される湯桶には蓋がなく、見た瞬間に打ち粉を溶き入れた白さのインパクトがあります。

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適度なトロ味を伴う物で、鴨汁との混ざり加減が丁度良かった。

この日飛び込みの客は私だけみたいで、あとは予約で埋まっていたようです。。

駅近蕎麦なので是非夜にもお伺いしたいお店。
芦屋川むら玄と共にこの界隈の一押しとなりました。

これでこの日の幸せ終了です。

馳走 侘助

Photo

お店は→兵庫県西宮市羽衣町10-19(クラフトビル1F)
電話は→0798-35-5539
営業は→11:30~14:30(LO) 17:30~22:00(LO) 日祝~21:30(LO)
駐車場→すぐ近くにCP有り
最寄り駅→阪急神戸線夙川駅すぐ

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2014年8月 3日 (日)

ラーメン激戦区に手打ち蕎麦店開店 兵庫県西脇市は「えびす」

今年6月中旬に開店と言う情報だったので、ほぼ一か月経ったこの日訪れてきました。
西脇市と言えばラーメンが有名なので、手打ちお蕎麦屋さんが少ない。
その西脇のバイパスから少し離れた場所に出来たお店「手打ちそば えびす」。

一見よくあるロードサイド店なのですが、意外にも入口の靴脱ぎでスリッパに履き替えて席を頂くお店。

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メニューには鯖寿司や海老箱寿司のセットがあり、大好きな鯖寿司のセット(1,500円)をお願いしました。

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普段セット物を注文する事は少ないのですが、偶然にもここ暫く続きました。
冷製ポトフや炊き合わせ、インゲンの白和えや山椒メカブが添えられます。

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まずはお蕎麦から。

二八か九一でしょうか、赤黒ポチが混ざるお蕎麦は平打ち加減で、優しい味が広がります。
汁は出汁の節が少し勝ちすぎるような気もするのですが、決して後味は悪いものでは有りません。

4_四切れも付く鯖寿司は秀逸です。
冬場ならもう少し酢締めはゆるめなのかもしれませんが、それでも酸味と甘味のバランスが丁度良い。
しかも鯖と寿司飯の厚みが1:1.2位でベストなマッチング。

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また間に挟まれた大葉が良いアクセントになっています。
私的にはお蕎麦となら二切れで丁度良い量ですが・・・
今度お土産に買って帰ろうかと思ったほどだったのでつい。。。

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このセットメニュー、十二分に空腹を満たしてくれる量です。

手打ちそば えびす

Photoお店は→兵庫県西脇市高田井町341-1
電話は→0795-24-0077
営業は→11:30~14:00 17:00~21:00
お休み→火曜日
最寄り駅→JR加古川線比延駅
お車は→中国道滝野社IC 駐車場有り    

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