嵐山でちょっと気になるお店 京都は嵐山「手打ち蕎麦 芳汕(ほうざん)」
昨年水害で床上浸水など大きな被害を受けた嵐山界隈。
渡月橋を飲み込むように怒流と化した桂川が記憶に新しい。
京都有数の観光地ともあり、損壊が少なかったのか思いの外早期に立ち直った。
何十年ぶりに訪れた嵐山には、何も無かったかのように観光客が犇めいていました。
阪急嵐山駅にほど近い場所に有る「手打ち蕎麦 芳汕」。
今年1月にオープンしたお店なのだが、最近一部のサイクラー間でチョビッと話題になっているようなのです。
なるほど、お店の前にはサイクルハンガーが何基か備えられ、既に二台の自転車が掛けられていました。
特に嵐山のお蕎麦屋さんという和風の感じでは無く、よくある喫茶店のような風貌の佇まい。
店内は幾つかのテーブル席に奥の窓際にはカウンター席も有る。
あまりの暑さに・・・とりビ! (;^^)ヘ..
お蕎麦は天せいろをお願いする事に。
お蕎麦・天麩羅・薬味三種が整然と並べられます。
薬味三種は山葵と葱にパウダーソルト。配膳されたら「始めにお塩で食べると甘味を感じます」と丁寧に説明を頂く。
丸抜きで打たれたお蕎麦は、見た目どおりのしなやかさを伴う柳腰。
噛み締めると仄かにフンワリ香る感じは、好みを問わず美味しく頂けます。
ただ、汁は・・結構複雑??
一舐めした時に少し甘めで出汁の華やかさを感じる関西汁とは違い、さりとて関東の深い味わいの汁でも無い。。。
悪くは無い・・悪くは無いのですが、かなりストライクゾーンの広い私でもどこか微妙に波長がずれてる感じなのです。
粗めの削り節を結構長時間煮出したような感じ???、いや違うか。。ウ~~ン、複雑や
決して不味い訳ではありませんので、その辺は勘違いする事無きようお願いします (^0^)
海老はもちろん茄子に大葉・えのきなどがサクッと揚げられている天麩羅。
(少しばかり揚げすぎの焦げ目もありましたが・・)
先述の蕎麦汁は蕎麦湯で頂くと、今度は昆布の後ろに味醂が顔を出し、それなりに美味しくお昼を締めました。
ご夫婦なのでしょうか、厨房一人・フロア一人で賄うお店は、接客が素敵で初々しさが残るも一生懸命さが感じられ好印象。
観光地にありがちなお店では無く、しかも総じて美味しいお蕎麦が頂け、今後が楽しみな発展途上のお蕎麦屋さんのようです。
(私はと言えばビールのせいか、嵯峨鳥居本までの足下は僅かに千鳥足加減だったように思いました (;^^)ヘ.. )
芳汕
お店は→京都市西京区嵐山中尾下町27-4-1
電話は→075-872-6877
営業は→11:30~売り切れ次第
お休み→不定休
最寄り駅→京阪嵐山駅徒歩2分
駐車場→店の前に2台程度
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