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2014年10月10日 (金)

小さな町歩き 重伝建の町並み 滋賀県は大津市「坂本」散歩

比叡山延暦寺。
伝教大師(最澄)が開いた天台宗総本山である。
信長の焼き討ちで壊滅するもその山麓には今も沢山の里坊が残り、宗教都市を形成している町並みには石垣が沢山存在する。
坂本にはその石垣を積んだ穴太衆(あのうしゅう)という建築集団があった。
彼らが積んだ石垣はここ坂本に留まらず、各地の城塞にも取り入れられ、「穴太積み」と称され今に残る。

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そんな歴史の面影を残す町を歩いてきました。

2_国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けたエリアがある坂本に鎮座する日吉大社
境内はかなり広く、先ずはその一角にある駐車場に車を停め参道へ。(300円)
宇佐宮・白山宮を右手に見ながら西本宮を目指します。

東西の本宮を持つ日吉大社は約2100年前に創建され、全国に広がる日吉・日枝・山王神社の総本山なのだ。

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西本宮から今度は裏参道で宇佐宮・白山宮を経て、東本宮を目指す途中に八王子山への登山口がある。

5_八王子山には奥宮があり、眼下に湖南を一望する風景が開けるのです。
ここに建つ二つの社殿が三宮宮と牛尾宮で、その間にある高さ約10mの黄金の大巖がこの神社の始まりとされる。(パンフレットより)

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登って降りて約1時間の小登山ですが、残暑厳しいこの日でも木陰が続く参道に時折吹き抜ける風が心地よい。

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下山後は東本宮を詣で、車を無料観光駐車場に移動し、いよいよ坂本の町に分け入ろう。

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界隈の寺院や民家には石垣や石積みの塀が築かれ、ある種独特の雰囲気を醸しだしている。

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脇に一歩踏み入れると、まるで京都嵯峨野を歩いているような場所もある。

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ばったりや犬矢来のある家なども点在し、趣ある町並みを見せている。

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メイン通りを南側に渡ると、鶴喜蕎麦の重厚な店舗が現れる。創業約300年の老舗。

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そこから続くひなびた町並みを眺めながら歩いてみよう。

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古い町屋の中にこんなマーケットが現役でいるのは坂本ならではなのかもしれない。

ふと脇道を覗けば、視線の先に琵琶湖が姿を表す。

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今度は通りを西に上り住宅街を過ぎると、滋賀院門跡など再び寺院の町となる。

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比叡山から流れ出す水は透明度が高く、坂本の町に潤いを与えているようです。

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比叡山高校の生徒だろうか。下校途中に末寺の前で手を合わせる光景を見ると、改めてここは天台宗総本山のお膝元なのだと感じました。

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寺院が勢力を持っていたために焼き討ちにあった比叡山ですが、今尚信仰の厚さが残る坂本なのでした。 

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坂本の町並み

場所は→滋賀県大津市坂本5エリア
車は→西大津バイパス坂本北IC
     日吉大社東に無料観光駐車場
最寄り駅→京阪ケーブル坂本駅

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