小さな小さなお蕎麦屋さん出来ていた 京都市伏見区は「いまふく」
9月中旬、蕎麦仲間のO氏が伏見稲荷に行き、駐車場が一杯で近隣のCPに車を停め歩いていると・・
「見つけた!」 そうご報告を頂いた「いまふく」、今回伏見歩きを兼ねて訪れて参りました。
京阪藤森駅を降り立ち師団通りを北に上がると、何とも慎ましやかにそのお店は佇んでいた。
なるほど、大通り沿いにありながら気を付けていないと通り過ぎてしまう程目立たない。(^0^)
店先に置かれた店頭メニューにはランチと本日のお勧めが記載され、、、
表札かと思えるやはり控え目な看板の下には本日のお蕎麦の札が掛けられている。
店内に足を踏み入れると・・狭っ! あ、いえ、小ぢんまり!! (..;)
四人掛け一卓と二人掛け二卓のテーブル席、それに三席のカウンター。。。なんと店内までも慎ましやかなのだ。
お願いしたのはハートランドと鯖キズシ、それに鴨塩焼き。
【鯖きずし】
お~~っ、大振りの切り身が6切れ並ぶ姿は・・・見た瞬間すでに美味しい!
そして口にすると絶妙な〆加減なのだ。
さすが元お寿司屋さんの一品。全て食べた~いっ! この一口でそう思う「きずし」は、生姜か山葵をチョイス可能。
【河内鴨塩焼き】
取っ手に巻かれたピンクの布が印象的な、可愛いフライパンで出される鴨ロース塩焼き。
注文時「えっ 1800円、高っ、!!」 でもテーブルに出された時そう思ったことすら忘れる一品。
彩り鮮やかに食材がアレンジされていて、しかもかなりボリューミーなのだ。
鴨は軟らかく、ツクネも入り、茸二種の旨味が美味しいデュエットを奏でかなり満足感がある。
あかんっ!!思わずビールが進みそうになるのを・・自制 (-.-;
そしていよいよのお蕎麦。
私は粗挽き、同行T氏はざる・粗挽き二種盛りを頂く事に。
細打ちの粗挽きはどちらかといえば田舎蕎麦の面持ちで、蕎麦山の頂上には蕎麦刺し二切れ。
黒ポチ混ざる少し粗めの挽きぐるみと細粒粉をブレンドしているのでしょうか。
ソフトタッチの程良いコシで挽きぐるみの風味が広がる。
二種盛りは最初のお蕎麦を食べ終える頃に次の蕎麦が供される。
こういうところに店主の思いが伝わるのだ。
T氏のざる蕎麦を少し頂いてみると比較的おとなしくて、どちらかと言えば喉越しを楽しむお蕎麦。
汁は優しさの中にしっかりとした芯を感じ、味有る片口で供されたトロ味ある蕎麦湯で割ると、ホンワリと旨味が広がりました。
慎ましやかなお店で出される料理は決して慎ましやかではなく、、
小さいお店で大きな幸せを頂いて・・・
これでこの日の幸せ終了です。
お店は→京都市伏見区深草町通町26
電話は→075-643-1958
営業は→11:30~14:00 17:00~21:00
お休み→月曜日・第三火曜日(祝日の場合は翌日)
最寄り駅→京阪藤森駅・深草駅約600m
駐車場→無いようです(未確認)
| 固定リンク
「お蕎麦の京都」カテゴリの記事
- 夏にはやっぱりこのお蕎麦 京都は花ももでスダチ蕎麦(2019.08.04)
- 鴨南蛮あります 京都府綾部市は「蕎麦処 あじき堂」(2017.05.03)
- 京都老舗店を食べる 「大黒屋」(2016.12.28)
- 意外と大衆的 京都市左京区北白川 「藤芳」(2016.12.24)
- 蕎麦酒房 櫟(いち) 京都市は北区平野宮西町(2016.12.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント