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2014年11月

2014年11月30日 (日)

広島で更科 福屋9Fレストラン街「永坂更科 布屋太兵衛」

広島市を中心に店舗展開する百貨店「福屋」。
その八丁堀本店レストラン街に「永坂更科 布屋太兵衛」がある。
言わずと知れた東京麻布にある老舗の支店だ。
今年3月には麻布本店の前を通り過ごし「総本家更科堀井」へ行ったので、今回本店より先に広島店訪問となりました。

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紺地の暖簾に染め抜かれているのはあまりにも有名な絵柄。

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スッキリとシンプルにまとめられた店内は、白木をメインに焦げ茶フレームの椅子が印象的。
おやつ蕎麦の時間帯ともあってさすがに貸し切り状態でした。

更科の生い立ちははっきりしている。
それは以前、総本家更科堀井で述べたのでここでは省略する。

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定番のビールと鴨塩焼き、そしてのもう一品は、、、玉子焼き。

【鴨の塩焼き】

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程良い焼き加減の軟らかい歯応えで、塩加減も丁度良いお味。
鴨焼の無い蕎麦屋なんてクリープを入れないコーヒーだ、、、(-.-;
あ、いや、そんなことはありませんが・・それだけ鴨好きと言うことです (..;)

【玉子焼き】

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さて、問題のこれなのだが、「玉子焼き」という名から想像するに。。。
念のため花番さんに確認すると「甘じょっぱいかんじです」。そう言って「これ食べてみて下さい」と試食用に出してくれました。
こういうちょっとしたことが嬉しいではないか!
思わず「おねぇさん、玉子焼き一つ 」・・・でもやっぱり甘いかな (;^^)ヘ..

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ビールを焼酎蕎麦湯割りに替え、そしていよいよ楽しみにしていたざる蕎麦。
布屋では甘汁と辛汁が添えられていて、好みで楽しむ・食べ比べて楽しむお蕎麦が頂けるのだ。

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先ずはと汁を舐めてみる。
甘汁は名の通り甘く、砂糖と味醂が多いのかわずかにトロ味があるが、嫌みのある甘さでは無い。
関西人にも好まれる味と言えよう。
そして辛汁はスッキリとした辛さに節の旨味が隠れている。

甘皮を挽き込んだ挽きぐるみに近い褐色の蕎麦肌が艶やかに光り、紅色のせいろにうねるように盛られて出る。
一手繰りそのままで啜り込むと、「えぇ感じやわ~っ」。
やっぱり私は更科蕎麦よりこちらの方が好みなのだ。

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前回の広島ではそごうの「やぶ」にお邪魔したのですが、こちらも中々素敵でした。
機会を見つけて麻布本店にも訪れてみたいと思いながら。

これでこの日の幸せ終了です。

永坂更科布屋太兵衛 広島店

お店は→広島県広島市中区胡町6-26
電話は→082-246-6932
営業は→11:00~22:00(LO21:00)
お休み→無休??
最寄り駅→広電八丁堀停留所前

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2014年11月29日 (土)

建仁寺すぐそばの蕎麦屋さん 京都市東山区小松町は「竹*花」

手漉き和紙がユネスコの無形文化遺産に登録された。
柔らかく丈夫でホッコリとした味わいを持つ和紙、京都でも素敵な和紙を扱う専門店が有る。
そんな京都のお蕎麦屋さんに訪れました。

一昨年だったか・・花見小路南端の建仁寺を訪れた時見つけたお店ですが。
今回、京都紅葉狩りのお昼御飯にと思いネットでお店を確認。
するとどうやら新しいお蕎麦屋さんに変わっていたのです。

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店の名は「蕎麦や 竹*花」。
二八蕎麦を出すお店のようです。
店内に入るとすぐテーブル席が有り、その奥には窓際にカウンター席が並ぶ。

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窓辺にはポットに入った蕎麦茶と蕎麦湯が置かれていた。

3_メニューには地ビールの町家麦酒があり、「まったり」と「かるおす」が用意されています。
かるおす」と黒豆湯葉をお願いすることにしました。
薄琥珀色のケルシュはスッキリとした爽やかさが広がり、まさにこれは「軽おすな~っ!」

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そして小豆色の湯葉は「マッタリ」としたコクを感じる物で、これがケルシュタイプのビールに合う。

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竹花にはセットメニューの「たけはなセット」があり、小鉢3品と日替わり御飯に盛り蕎麦か掛け蕎麦、それにデザートが付く。
私はお蕎麦はもり蕎麦をお願いしました。

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抜き実挽きぐるみのお蕎麦は比較的綺麗に打ち揃えられていて、一手繰りするとフンッと二八の風味が広がります。

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汁は僅かに薄めの出汁が効いた物で、サラッとした蕎麦湯で割るとフンワリ広がる昆布に鰹風味を感じるのです。

10_ちょとマイナーな場所ながら、ポツポツ途切れなくお客さんが訪れていました。

夕蕎麦に訪れた「花もも」でその話をしたら、御主人は「うちで一年程手伝ってもらった」人で、別のお店でお蕎麦を習い出店したそうだ。
そう言えば確かに一時男性がおられたことを思い出しました。

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因みに以前そこで営業されていた「陣屋」は、北山通りの植物園前で営業されているお店かもしれません。

蕎麦や 竹*花

Photo竹花位置図(文字右寄せ)
お店は→京都市東山区小松町560-2
電話は→075-746-2461
営業は→11:00~21:00(LO)
定休日→月曜・第二火曜日
最寄り駅→京阪祇園四条 約600m
最寄りバス→東山安井 約300m

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2014年11月27日 (木)

秋の京都を訪ねて-4 紅葉華やかに絶景かな!「南禅寺 永観堂」

絶景かな絶景かな」 三門上で石川五右衛門がそう叫んだ・・らしい (^0^)
そして煉瓦造りの水路閣はサスペンスドラマの定番シチュエーションとなっている。

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蹴上からインクラインを眺めながら南禅寺参道に入ると。。。

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もうえらい渋滞ですわ! 観光バスや乗用車がひしめき合う脇を通り過ぎ三門へ向かいます。
やはり京都は公共交通機関で訪れるのがベストなのだ。

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しかし、遂にきたーっ!! カメラのバッテリーが赤点滅し出した。
もうちょっと持ちこたえてくれ、本日のメーンイベント「永観堂」は目の前では無いか・・
そう思いながら撮った写真がこれです。

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南禅寺境内は八分くらいの紅葉で、もう少し見頃が続きそう。

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銀杏の葉も色づいていて赤・黄・緑のコントラストが楽しめる。

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永観堂への道にもグラデーションが綺麗なポイントが有りました。

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さあ、いよいよ永観堂。
土塀越しに見る庭園には鮮やかな黄色や赤の世界が予兆を感じさせるのだ。
陽は既に西に傾きだし、はやる気持ちを抑え拝観料を支払って境内へ。

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門を入ると・・・目の前がパッと明るく開けるような華やかさが広がるのだ。

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すごい・・・息をのむような紅葉の嵐が押し寄せる。

そしていよいよその時が訪れた。。バッテリーエエエッエンプティー (x_x)
これから本番やのに・・ 今日メインにしていた永観堂やのに!!
残念ながらこの一枚が永観堂内の最後の写真となってしまいました ( ^.^)( -.-)( _ _)

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いつもはパナソニックと共にリコーも持ち歩くのですが、この日パナ一台だけだったのが悔やまれます。
しかたなくレンズを目に切り替えて、綺麗をイッパイ脳裏に焼き付けました。

門を出る頃には17時半からのライトアップを見る人達が行列を成していました。

永観堂

2014秋の詳細は→クリック

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2014年11月25日 (火)

秋の京都を訪ねて-3 甚五郎の忘れ傘「知恩院 友禅苑」

八坂神社の東に位置する知恩院は浄土宗総本山で、飛騨の匠「左甚五郎」の忘れ傘や鶯張り等が七不思議とされている。
残念ながら平成の大修理で三門や御影堂などは見ることが出来なかった。

この知恩院には方丈庭園と友禅苑という二つの庭園がある。
共通券は500円なのだが、紅葉はどちらが綺麗?と訊ねると、友禅苑が見頃とのことで友禅苑だけの300円としました。
何せ半日で建仁寺から永観堂まで紅葉を愛でながら歩かなければならないので。

友禅染の始祖宮崎友禅斎生誕300年を記念して、昭和29年に改修造園された庭園。
湧水を引き入れた庭園と枯山水の庭園とで構成された昭和の名園。(知恩院HPより)

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東山からの湧水を入れる池には紅葉をバックに聖観音像が鎮座。
何とこの作者、あの高名な彫刻家「高村光雲」なのだ。

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苑内には裏千家縁の「華麓苑」と、「白寿苑」という二つの茶室がある。

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華麓苑は地元名士の別邸茶室を移築し、裏千家第15代宗匠により命名された物で、白寿苑は知恩院第79世館主の白寿を記念して建てられた茶室を移築したそうだ。

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池泉回遊と枯山水のコントラストが同時に楽しめる庭園が昭和の名庭園と言われる由縁なのかもしれない。

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知恩院の写真数がかなり少ないのにお気づきだろうか。実はここに来てカメラのバッテリーがかなり危ないのだ

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やはり満充電にしておくべきであった・・・

知恩院

場所は→京都市東山区林下町400
電話は→075-531-2157
拝観料→共通大人500円、友禅苑300円
拝観時間→9:00~16:00(16:30閉門)

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2014年11月24日 (月)

秋の京都を訪ねて-2 北の政所ねねの寺「高台寺」

京都の観光導線の一つに東山山麓を南北に貫く道がある。
清水寺から産寧坂を下り高台寺から八坂神社・知恩院を経て平安神宮や南禅寺に到り、哲学の小道を行き銀閣寺へ通じる導線だ。
見所が途切れること無く続き、それらが導線から大きく外れていない京都観光のてっぱんとなっている。

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高台寺そばにある石塀小路は趣があるしっとりとした大人の匂いが漂う。

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その石塀小路の東の口すぐ、ねねの道沿いに高台寺がある。

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臨済宗建仁寺派の禅寺で正しくは高台寿聖禅寺といい、言わずと知れた秀吉と北の政所で有ったねねの寺として知られている。
また、春の桜・夏の燈明会・そして秋は紅葉とそれぞれの夜間拝観が行われ、、

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ライトアップされた紅葉は幻想的で、この幽玄の世界を目的とする参詣客も多い。

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この日境内には紫や赤、それに白の番傘が並べられていた。

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建仁寺と違い高台寺では撮影が制限されていて、この灯籠だけを撮影です。

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効果的に配された楓が色づいた時に、ハッとするような一面を見せる。

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重要文化財の傘亭や時雨亭、それに臥竜廊など境内には見所が沢山。

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境内は結構広く、今回は回りきれませんでした。

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それに拝観料600円に含まれる高台寺掌美術館もパス・・・今度来る時はゆっくりと時間をもって拝観したいと思いました。

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高台寺

場所は→京都市東山区高台寺下河原町526
参拝時間→9:00~17:00 受付終了 17:30 閉門
拝観料→600円(掌美術館拝観券込み)

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秋の京都を訪ねて~迫力の天井画と屏風絵 「建仁寺」

四条通から花見小路を南に進むと突き当たるのが建仁寺がある。

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場所柄か普段は観光客の足がそう多くないのだが、さすがにこの季節は人出がある。

まあ殆ど観光客の無い鷹峯ですら、年に一度の紅葉の時期には観光バスが押し寄せるのだから・・・

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鎌倉期の建仁2年に建立された京都最古の禅「寺建仁寺」は、天台・密教・禅の三宗兼学道場としていた。(建仁寺HPより)

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決して派手さは無いのだが、禅宗の寺らしい侘び寂の秋が楽しめるのだ。

本坊・方丈内の拝観料は500円で、パンフレットと共に「写真撮って頂けます」。
撮影禁止のお寺が多い中、全て撮影OKとは何とも太っ腹では無いか!!

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境内には幾つかの枯山水庭が配され、その極意は「山無くして山を感じ、水無くして水を感じよ」である。

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京都の枯山水と言えば嵯峨「竜安寺の石庭」が有名だが、各寺院にも素敵な庭園がある。

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さて、この寺にはすごい蔵物が有って、その一つが俵屋宗達の「風神雷神図」なのだ。
改元のコマーシャルでは無い。本当の風神雷神!(展示品はデジタル処理による精密複製なのだが)
これを目の辺りに鑑賞できるのである。

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紅葉を売りにしていないのだが、要所要所に楓が配されていて、一面紅葉の風景も華やかだが緑の中に赤が点在するのも素敵だ。

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中庭が二箇所にあり、その一つが潮音庭
楓の色づきはまだまだで、見頃は来週以降かもしれない。

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そしてもう一つの中庭が・・・○△□乃庭なのだ (^0^)

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何が○△□なのか。その謎はこの庭園に隠れている。。。(-.-;

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いよいよ風神雷神と双璧を成す見所がこれだ!

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法堂(はっとう)の天井を見上げると・・・こっ、これは・・・
思わず息をのむ光景がそこにあった。
平成14年、創建800年記念として小泉淳氏によって描かれた双龍天井画である。
風雲を呼び嵐を巻き起こす勢いが体にズンズンと攻め寄ってくる気がする迫力有る作品だ!

拝観が出来る方丈には襖絵も色々と展示されているのだが・・・

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中でもすごいのはやはり雲龍図だ。海北友松により桃山期に描かれた物で、この迫力もただ者では無い。
この襖が入れられた部屋に寝ることがあれば、きっと寝付くのに苦労するかもしれない (;^^)ヘ..

建仁寺を訪れたなら是非方丈の展示物を拝観することをお勧めする。
500円以上の価値は必ずある。

建仁寺

場所は→京都市東山区小松町
電話は→075-561-6363
拝観は→3/1~10/31-10:00~16:30(閉門17:00)
    11/1~2/28-10:00~16:00(閉門16:30)
拝観料→方丈内は500円(以外の境内は無料)

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2014年11月22日 (土)

もうピークは過ぎたけど 紅葉の高野山で釜飯「九十九」

11月8日、紅葉真っ盛りの高野山にクラシックカーのイベント「ヴェトロモンターニャ」を見に行ってきました。

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今年の高野山は結構色鮮やかだったように思う。

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目にも鮮やかな赤や黄色が空の青に浮き出しています。

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真言宗総本山の高野山は空海が開き、歴史の中で表舞台に立っていた人達のお墓もある。
宗派を問わず受け入れる高野山は、どこか熊野信仰に似ているような気がする。

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夏暑く、先月からの急な冷え込みが楓を真っ赤に色づかせたのでしょうか。

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紅葉の高野山定番ランチは釜飯の「九十九食堂」。

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「今一番早いのはシメジです」。。。ではそれで。

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シメジと蕗に人参の赤と柚子の黄色が彩りを添えます。

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一杯目はこんなですけど、底にはお約束のお焦げもキッチリ。

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クラシックカーを楽しみ、紅葉を楽しみ、釜飯を楽しんだ一日でした。

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2014年11月19日 (水)

奈良公園の秋

まだ早い!

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そう思いながらも奈良公園へ訪れるとまずまずの天気

奈良公園への道のりには既に赤く色づいた木を発見

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結構きてるかな?

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鹿様はそんなことお構いなしでのんびり

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結構色づいた楓もあり

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結構色づいた銀杏もあり

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それなりに楽しめたのです

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日差しもあったこの日 鹿様が喉の渇きを潤わせてました

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家族連れがお弁当を広げたりしていて

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総じてホノボノとした日なのでした

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2014年11月16日 (日)

小さな町歩き ランチは手打ち蕎麦 和歌山県は御坊市「日高別院 寺内町散歩」

和歌山県御坊市。
紀伊半島中西部の沿岸に位置し、鮎・アマゴ釣りで有名な清流日高川の河口に広がる町だ。
隣接する日高川町にある絵解き説法が人気の道成寺は、歌舞伎や浄瑠璃の演目「娘道成寺」であまりにも有名。
その道成寺の影に隠れるようにして佇むのが「本願寺 日高別院」。
和歌山市の「本願寺 鷺の森別院」の尽力があり建立、市民から「御坊さん」と親しみ呼ばれ、ここを中心に広がった寺内町が御坊市である。
御坊という名の由来はここから始まったのでした。

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この日そんな御坊の寺内町を歩いてきました。

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町のあちこちには大きな幟が立てられていて、それぞれの町の名前が染め入れられている。
県指定天然記念物の大銀杏がある日高別院境内には保育園が併設され、本堂は重厚な姿を見せていました。

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どこか懐かしさ漂う町並みが残るのは別院周辺で、江戸末期から昭和にかけて建てられた建造物に往時の姿を垣間見ることが出来るのです。
ごまため卯建のコテ絵が残る家を横目に日高別院を目指します。

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近くの旧中川家は日高御殿と称された敷地面積約1000坪の豪邸で、粘菌研究など博物学者の南方熊楠が訪れた旧宅。

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8_庭には今年7月に和歌山県福祉事業団が障害者の就労支援を目的に作られた食事処「なかがわ」があり、手打ち蕎麦や丼物にカレーなどを食べることが出来ます。

お昼はここで頂くことにしましょう。

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おろし蕎麦(650円)を頂きました。
従業員の丁寧な応対が印象的です。

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11_鬼おろしでおろされた大根と鰹節が載るお蕎麦は中細で、細かい黒ポチが散らばる抜き実ブレンドでアッサリとしている。
老朽が進んだ大きな本宅はこれから随時修復して一般公開を目指しているらしい。

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レコード・ミュージックテープ・・・古い看板はその時代を表していて、懐かしさを感じたりするのだ。

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犬矢来が設えられたお屋敷やナマコ壁の蔵などがあり、小さな町の歴史有る姿が静かに佇んでいました。
この日はどうやら秋祭りのようで、あちこちの角に町の幟が立ち、その静けさを破るように聞こえてくる笛や太鼓が心を躍らせます。
御坊市の各町で御神輿や山車が繰り広げられているようでした。

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巽橋に沿うのは造り酒屋さんのようですが、ビール党の私には御坊で造られるお酒が解りません・・

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おだれが有る家並みを通り過ぎると、祭りの行列がやって来た。

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小さな町歩きと思い訪れた御坊。
本願寺日高別院を中心に今も尚人々の繋がりが息づいている。
そんな御坊の町です。

【追伸】
御坊には営業距離2.7キロメートルの西日本一短い鉄道が有り、線路沿いに迫る家々の間を時速20kmでトコトコ走るバス型列車はとても長閑。
日高別院には「市役所前駅」下車、車なら松原通商店街に小さな大谷観光駐車場が有り、ここから歩き始めるのが便利。

御坊市

Photo

場所は→和歌山県御坊市御坊町
最寄り駅→JR御坊駅から紀州鉄道市役所前駅
駐車場→松原通観光駐車場

飲食店なかがわ

営業→午前11時から午後3時
定休日→水曜日
駐車場→中川家東側約5台

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2014年11月 9日 (日)

きら星の如く輝く名車達 和歌山は高野山「ヴェトロモンターニャ」

ヴェトロモンターニャ2014。
和歌山県にある世界遺産の一つ高野山で開かれるクラシックカーが集うイベント。
今年も行ってきました。

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紅葉真っ只中の高野山は幸運にも昼前から晴れ間が広がり、暫く歩くと汗ばむ程の陽気。

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入口には歴代のポスターが並びます。

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今年も夏木陽介氏が愛車の横で佇んでいます。

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ヴェトロモンターニャの参加資格は・・・
原則1970年以前の車、若しくはそれ以降でも同型で生産されていた車である。
もちろんレプリカはダメ。

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7_z432国産車はお馴染みの車達の中に新しい顔を発見。
フェアレディーZ432
4バルブ・3キャブ・2カムというS20型エンジンから付いた名前だ。
日産の代表的エンジンであるSOHCのL20をツインカム化したのがS20。

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お馴染みの2000GT

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それにしてもこの車の曲線は素敵です。

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いつもピカピカのワイヤーメッシュホイール。

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さて今年のサソリたちは・・・

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去年より少ない4匹で、黄色のダブルバブルが不在です。

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毎回言いますがサソリの足下にはカンパがよく似合う。
アバルトパターンなので当然なのですが、シンプルな幾何学模様が良いですね。

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これが1000の心臓。

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ウ~~ン、この二つが奏で出す官能的なサウンドを聴きたい!!

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音と共に素敵なのがメーターなのだ。
やっぱりアナログメーター! このメカニカル感がたまりません!!

次ぎにアバルト仕様のこの2匹。

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一昨年参加していた600Dが来てました。
お馴染み500Fのダッシュにはやはりルパン一家が住んでいます。

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ラテン系は他にX1-9、124スポルト、オールドアルファにカウンタック。
フレンチはアルピーヌA110。

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そしてやはり多いのがブリティッシュ。

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ヨーロッパ1台とエランが4台、スーパー7も3台だったか。。

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他にモーガンやジャガー、トライアンフ等も参加していました。

さて、ここでちょっとインパネ特集
左上からエラン・セブン・ジネッタ。下段左からトライアンフ・ジャガー・アルファロメオ。

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やっぱりこの頃のメーターはどれも魅力ある物ですよね。

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色々な個性を放つオールドカーは本当に素敵です。

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長~い歴史を越えここに集えるのは、オールドカーファンの各オーナーがあればこそ。

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買えない私はあなたたちのおかげで目の保養をさせて頂いています。
毎年ありがとう、そう感謝しながら山を下りました。

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ただ、今年はアルファロメオが一台と少なく、また595695の参加が無かったのは残念でした。

ではまた来年。

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2014年11月 5日 (水)

いつの間にかこんな店出来ていた 大阪府泉大津市は助松町「南三陸」

閉店・移転

とある建築事務所のブログで面白いお店発見。どうやら店の改装を手がけたようだ。
既存店舗を素敵に改装した店内は鰻の寝床のように細長く、壁際に二人掛けテーブル×2卓とカウンター席、奥には小上がりらしきスペースが有る。

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今年7月にオープンしたお店は、南三陸という店名のとおり宮城県出身の御主人が切り盛りする。

この店の特筆は・・はやはり牡蠣!!
故郷の宮城から牡蠣を仕入れていて、この時期は鴨汁ならぬ牡蠣汁蕎麦が頂けるのだ。
しかも板わさは笹かまぼこという拘りよう!!

但しお蕎麦は福井県産で、黒ポチ混ざる挽きぐるみブレンドの田舎風。

【牡蠣蕎麦】

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牡蠣汁蕎麦をお願いしたのだが・・出されたのは牡蠣蕎麦 ( ^.^)( -.-)( _ _)
でもここはおおらかな気持ちで受け入れましょう。牡蠣南蛮も大好きですからね!
優しい色の汁が貼られた牡蠣蕎麦は、少し細めに打たれたお蕎麦に白葱と共に牡蠣が載ります。

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かけ汁は牡蠣の旨味が混ざりフンワリと鰹の出汁香る関西風に仕上げられ、後出しで出された山葵と共に頂くとまた違った味わい。

ヤンワリとしたコシのお蕎麦は、手繰り上げるとかけ汁と調和するように収まっていく。
ここまで来たらざるもお願いせねばと追加注文。

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中細に打たれたお蕎麦は色黒で、黒ポチが散らばりまくりの田舎系。
口にすると、ウネウネッと盛られた姿通りの程良さを感じる柳ゴシ。
意外にあっさりしていて、黒ポチ多め特有のエグ味は抑えられ、比較的万人受けする味と言えよう。

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ポツポツとご近所の方らしいお客さんが入れ替わるのは、そんな優しい蕎麦なのだからかもしれない。
また、牡蠣御飯定食や生マグロ丼定食なども有り、手軽にお腹を満たしてくれるからだろう。

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壁に貼られたメニューには殻付き牡蠣や牡蠣酢、牡蠣フライなど牡蠣に特化したお蕎麦屋さんなのだ。

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次回は酢牡蠣などでビールを頂きたいと思いながら・・
この日の幸せ終了です。

南三陸

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お店は→大阪府泉大津市助松町1-3-7
電話は→0725-22-7723
営業は→11:00~15:00 17:00~21:00(LO 20:30)
お休み→不定休
最寄り駅→南海北助松駅 徒歩約2分
駐車場→近所にコインP有り

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2014年11月 3日 (月)

ようやく粗挽きを頂いた 大阪市は西天満「荒凡夫」

松阪市では売り切れ閉店二回、ようやく開いていた三度目は粗挽き十割が終了で二八の鴨汁蕎麦。
これが美味しくて、次は粗挽きを頂こうと思っていたら移転。。。
その場所はすぐ近所になにわ翁がある西天満・・ようやく訪れてきました。

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引き戸を開けると意外にもカウンターのみの小ぢんまりした店内。
テーブル席だった松阪の店もそう広くは無かったのですが、、、
席数的にはそう変わらないかもしれません。

「鴨汁・・あっ、やっぱり粗挽き十割にします」

やはりここは食べ倦ねていた粗挽きを頂かないとネ!

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先ず脇役である薬味の山葵を擦る音が聞こえ、程なくして下ろし山葵と塩、次いで汁と蕎麦猪口が出されました。
そしていよいよ主人公であるお蕎麦が登場。
北海道羅臼・・だったか、牡丹の新蕎麦とのことです。

綺麗・・・キッチリと切り揃えられほぼ端切れは混じりません。
そうでしょう、そうでしょう。これが荒凡夫の素敵さの一つ。

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一手繰りするとカチッとした歯応えを感じるコシで、噛み蕎麦系の片鱗を感じます。
噛み締めるとフンワリと穀物感が舌と鼻孔の奥に広まる。
挽き加減や品種にもよるのですが、私的には北海道のお蕎麦は比較的上品な味が多いように思います。

汁無しでほぼ頂いた残りを少しだけ汁に付けると、ちょっと辛さが勝ち、舌の上に満遍なく広げれば出汁の旨味を十分に感じる。
華やかに出汁香る甘めの汁も好きやけど、辛さの裏に節の旨味が隠れるような汁も好みです。
わずかにトロ味ある白濁の蕎麦湯は、その旨味を表舞台に押し上げる。

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蕎麦湯を頂きながら御主人とお話しをする機会を頂き、そうこうするうちにお客さんが来店・・
次回は鴨汁をと思いながら、お店を後にしました。

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この日の幸せ終了です。

荒凡夫

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お店は→大阪府大阪市北区西天満4丁目1-11
電話は→06-6315-6767
営業は→11:30~18:00(売り切れ次第)
お休み→祝日??
最寄り駅→京阪中之島・地下鉄北浜他

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