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2014年12月 7日 (日)

小さな町歩き 奈良県宇陀市「斜陽の大宇陀散歩」

好天のある日、久し振りに重伝建の大宇陀を歩きました。
そろそろ散り始めかと思っていた紅葉は、それでもまだ綺麗な姿を残していました。

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国道の地下道には傾きかけた陽の光が差し込み、まるで別世界への誘いのようです。

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何の変哲も無い奈良の片田舎の大宇陀は、いつもと変わること無く静かに佇んでいます。

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大宇陀は春には町外れにある又兵衛桜を見るために、車や観光バスが押し寄せる一大イベントがあるのだが・・・
それ以外の派手さは一切無く、今なお歴史に溶け込むように人々が暮らしている。

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斜陽がさす町並みはその光と影が織りなすコントラストが素敵で、何故かよりいっそうに生活感を漂わせるのだ。

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神楽岡神社に登ってみた。

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大宇陀の町を見下ろす高台にある境内にも斜陽が差し込み、灯籠の影を落とし山間には籾殻を約煙が立ちのぼっていました。

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大宇陀に比較的早くから店を出している茶房あゆみ。天保年間に建築されたここはお気に入りの店なのです。

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静かにオルゴールが流れる店内には御主人の大好きなバイクが置かれ、いつものきみごろもセットを頂きながらママさんと暫しお話しをする。

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屈託無く、また、あけすけと会話が進む (^0^)
ここのママさんは本当に話が好きで、一人で訪れても大宇陀の話など退屈という物を感じない。

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さて大宇陀の紅葉の名所は大願寺だ。

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参道や境内の紅葉が綺麗で、一本の大きな銀杏の黄色が素敵なコントラスト。

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大願寺にはおちゃめ庚申という庚申さんが祀られているので、訪れた際には是非お拝顔してみて下さい。

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重要伝統的建造物軍保存地区、少し長いのだが略せば重伝建と短い。
大宇陀は関西にある19箇所の重伝建地区で15番目に指定を受けました。

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江戸末期からの建物が残っていて、北の入り口には江戸初期に建てられた国の史跡「松山西口関門」が懐を開いています。

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春には又兵衛桜や森野旧薬園のカタクリの花も楽しめ、ハイキングコースにもうってつけ。

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そう長い距離では無いので、周辺のコースも取り込むとそれなりに歩けて、特産の葛関連など土産も揃う道の駅もすぐそばにある。
街道沿いには茶房あゆみの他にも食事を頂けるお店もあります。
是非一度訪れてみてはいかが・・

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大宇陀

場所は→奈良県宇陀市大宇陀区
最寄り駅→近鉄榛原駅からバス大宇陀下車

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