お花見はお蕎麦で 京都府宇治市は「しゅばく」
桜の季節は短い。。
なのに今年、開花を進める雨が降り続き、それが一転花散らしの雨となりそうだ。
しかし昨日までの天気が嘘のように奇跡の晴天が訪れた。
十円硬貨、あっ、いや、平等院がある宇治は既に満開の桜です。
お昼御飯には初めての「しゅばく」へ。
店頭の予約標に名前を書き待つこと30分。入口を入ったすぐの小上がりへ席を頂きました。
ビールと共に「山ウニ豆腐」と「めふん」をお願いしました。
山ウニ豆腐とは?・・ようは豆腐の味噌漬けで、もろみを使い長く漬け込むことでウニのような見た目と風味を醸し出す。(因みに豆腐味噌漬けも品書きに並びます)
との事だが・・・ウニの味は別として、酒やビールに合う美味しい酒肴。
和歌山の中道では豆腐もろみ漬けという名で出され、いつもお酒のお供に頂いています。
そしてめふん。
見た目は色黒の塩辛みたいですが、一口すると、、塩辛や
正に日本酒で頂きたい逸品。なのですがなんの塩辛か解らず、帰ってから調べると鮭の腎臓(背わた)の塩辛との事でした。(ここの酒肴はほぼ発酵系です)
そしてお蕎麦のお声がけ。
オ~~ッ、なんて綺麗なお蕎麦でしょうか! マッチ棒クラスの極細で、しかもカチッと角が整い、思わず一目惚れしそうなベッピン蕎麦。
印象的なバケットタイプの器にしなやかに盛られるマウントSOBAの山肌はフンワリと、そして地核はギュッとしていて結構量もあるようです。
一箸手繰り上げるとしなやかさを感じ、噛み締めると食感も良く、そして・・とてもとても奥ゆかしい風味 (;^^)ヘ..
初めに「浸け汁が足らなければ」と出された追い汁は必要ないと思ったのですが、汁で頂く京風のお蕎麦を好む人には有難い物かも知れません。
この日新人花番さんの横に先輩が寄り添い、その接客もキッチリとしていて、しかも昼時にもかかわらず気持ちよく酒アテに応じてくれる。(昼時にすみませんでした、当然私もテキパキと頂いたつもりです)
お蕎麦の好みは人それぞれですが、何より気持ちよさが後味を引く素敵なお店でした。
この後伏見の桜を見に・・・
晴天の元旅番組のロケをされていて、満開の桜と酒蔵が並ぶ運河を行く十穀船、その運河脇を歩く旅人は絵になっていました。(その俳優さんはTVでは良くお見かけする方で、カット終了後に一言二言言葉を交わしたのですが、、それが・・名前を失念 (-.-; )
柳葉の青さとは対照的に薄桃色の桜が映え、その後ろに並ぶ月桂冠の酒蔵。
アマチュアカメラマンはもとより、スケッチブックにその風景を写し取る方々が多く、やはり絵になる伏見なのでした。
しゅばく
お店は→京都府宇治市宇治東内13-1
営業は→11:30~15:00
電話は→0774-22-5470
定休日→月曜日(祝日なら翌日)
最寄り駅→京阪宇治駅すぐ
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