迷宮の町でゆったりお蕎麦 大阪市城東区は「仙酔庵」
鴫野界隈はゴチャッとした迷路のような町だ・・細い道が入り組み一方通行だらけで、その迷路の中に仙酔庵はある。
迷路なので迷って当然なのだが、この日車の私はお店の周りを三周程してしまった。(;。;)
それにしてもなんと立派なお屋敷がお店なのでしょう。
周りは普通に住宅が建ち並ぶ中、門を構え蔵もある存在感が半端ない。
玄関で呼び鈴を押すと奥様が出迎えてくれ「お座敷とテーブル席のどちらが良いでしょうか?」、そう訊いてくれます。
お座敷をお願いするとお庭に面した席に案内されました。
書院造りの部屋からは野鳥が飛び交うお庭を一望出来ます。
メニューには関東炊きなど一品もあって、車でなければお酒も頂きたいところ!!
出し巻きと鴨汁蕎麦をお願いしました。
プックリ、ポッテリとした出汁巻きが食膳に置かれた時プルルンと震えます。
お箸を入れるとフンワリと沈み込み、その瞬間出汁がジュワーッと溢れ、口に入れるとアチチでハフハフ。もうカタカナのオンパレード (^0^)
優しい味わいは添えられた生姜と交互に頂くと丁度良い。
さて、途中お声がけをしておいたお蕎麦が運ばれました。
鴨汁には油のシャボン玉が漂っていて、鴨好きな私としては最初からどっぷりと汁に浸けて頂きたいのですが・・先ずはお蕎麦だけで頂きましょう。
黒ポチや赤ポチが混ざるお蕎麦は持ち上げるとヤンワリとした優しい腰を感じ、口にするとフンと風味が広がる癒やし系蕎麦。
蕎麦の川に散らばる星の数程の強い風味ではないけど、美味しいお蕎麦だと思います。
そうそう、ここは機械打ち十割と手打ちの二八が選択出来るのです。(高野山の天宏はかつてこうでした)
鴨汁、美味しいです!!
少し甘めに仕上がった鴨汁はコクも有り、しかもアッサリとした後味が切れの良さを感じ、こんな鴨汁好きです。
蕎麦湯が運ばれた時蕎麦猪口をお願いするとちゃんと杓子が付いています。(こんな所が嬉しいですね)
蕎麦湯は薄白濁のサラッと系で、鴨汁を割ると旨味を引き出しながらこれまたアッサリとした後味を口に残しました。
お庭を眺めながらホッコリのんびりゆっくりと、余韻を楽しませてくれるお店。
次回は電車でお伺いし、関東煮や一品を蕎麦前の共としようと思いながら。。
この日の幸せ終了です。
仙酔庵
お店は→大阪府大阪市城東区鴫野東2-27-4
営業は→11:30~21:00(LO20:30)
電話は→06-6961-1031
お休み→水曜日
最寄り駅→JR・地下鉄鴫野駅
お車は→お店の南に6台程度
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