« 2015年4月 | トップページ | 2015年6月 »

2015年5月

2015年5月31日 (日)

エッ セットだけ!エッ撮影禁止!。。京都市は西陣「蕎麦屋にこら」

とタイトルに書きましたが京都に西陣という住所は在りません。

1_

京都人や京都通の方に言わせると「何を今更!」、そう一括されそうですが、私が京都に通っていた頃は、ずっと京都の住所だと思っていたのです。

2_応仁の乱で山名宗全が居宅を陣として構えた事からこの地域を西陣と呼ぶようになり、私がその事を知ったのはそれ程遠い昔ではありませんでした・・・(-.-;)
でも西陣織が有名で、京都を代表する地名だと思いますよね。(;^^)ヘ..

蕎麦屋にこら
その西陣に在るお蕎麦屋さんに蕎麦友のT氏と訪ねました。
「いつか行こう」と思い、その思いが「いつでも行ける」となり月日が流れ、知らぬ間にドイツのタイヤ屋さんのガイドブックに載ってしまい、結局10年以上経ってしまったお店です。

中に一組、表には三組のお客さんが待っておられます。
店の前にあるメニュースタンドに目をやると・・・基本が小鉢三品とお蕎麦のセットで、単品は追加できるとのことです。いわゆる初乗り2千数百円のタクシーみたいな?(違うか)

待つこと約30分、第一陣のお客様がチラホラと帰られようやく入店。
お蕎麦を注文すると先ず三品が出されるのですが、なんと私とT氏の内容が被ること無く違うものが並びます。
一・二口づつシェアすると6種を楽しみながらビールが飲める。
たとえば鴨一つ例に取ると私はコンフィT氏はロース煮など同じ材料でも違う味わいを楽しめるようになっているのです。
メニューには同様の名が並び、大鉢が並ぶお番菜屋さんでそのどれかが突き出しに出るみたいな仕組み

そして追加の一品、季節の野菜天と更に鴨のロース煮を追加。
お店の方は「鴨ロースは先ほどの一品にありましたが?」、「いえ構いません!」、鴨好きの私は毅然としてもっと食べたいと主張しました ( ^^)。

こうして暫くお酒と共に楽しんだ後お蕎麦に移ることに。

一手繰りすると水だけで熱を取ったような粘り気の残る常温タイプ。
噛み締めるとこれがなかなか美味しくて、甘味を感じる穀物感が舌から鼻孔を通過して抜けるような旨さを感じます。

ここは撮影禁止との事で、画像をお届けできないのが残念。。。そう思いながら蕎麦湯で締めて上七軒へ向かいました。

3_

今回初めて歩いた上七軒は歌舞練場もあるお茶屋街。

4_

祇園新橋や花見小路同様に歌舞練場など昔の面影を色濃く残した町並み。

5_

そして北野天満宮へ。

6_

東風ふかば匂い起こせよ梅の花・・

7_

蕎麦屋にこら

お店は→京都府京都市上京区智恵光院通五辻上ル五辻町69-3
電話は→075-431-7567
営業は→11:30~14:00 17:30~20:30
お休み→水曜、第1・3火曜
最寄り駅→地下鉄烏丸線今出川駅
駐車場→無し

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年5月28日 (木)

みんな臨時休業で・・・奈良市は髙畑「吟松髙畑本店」

ネット情報によると髙畑に有る「觀」の御主人が替わり今年リニューアルしてるようだったので奈良に行ってきました。が、焼き物の展示会みたいなのをしているようで、お蕎麦屋さんはお休み。
ならばまだ未訪問の「はなや北川」・・も臨時休業。
そう言えば道すがらの和食屋さんも臨時休業でした。(GW明けだったから?)

ということで髙畑の一番奥、柳生街道の入口にある吟松へ訪れました。
10年近くご無沙汰しています(奈良町店は何度かお伺いしたのですが)。

1_

丁度昼時ともありお店は一杯だったのですが、運良く 1 席空いたので、待つこと無く座ることが出来ました。(すぐに相席になりましたが)

こちらは一品でお酒というお店では無いので、ビールと天ざるの天麩羅先出しが可能かをお伺いするとOKとの事です。(無理を言って御免なさい)

2_

昼時待ち客のある中なので当然滞ること無く箸を進めビールと天麩羅を頂き、お蕎麦をお願いしました。

3_

一手繰り、二手繰りして噛み締めるうちに控え目ながらもお蕎麦の顔が舌に現れ、汁無しで食べ進むことが出来ます。

4_

サラッと系の蕎麦湯で汁を割ると、フワ~ッと旨味が広がりました。

5_

すぐ近くには国宝や重文の新薬師寺、そして隣接には生涯奈良の風土を撮り続けた入江泰吉の国宝級の写真を見ることが出来る奈良市写真美術館が有るのです。

6_

写真が趣味という人だけでは無くても、奈良の風土を知るのにもってつけではないでしょうか。

7_

以前、展示していた古いモノクロ写真を前にして、「ここ○○ちゃんの家や!」そう話している初老の御夫妻がおられたのです。そんな自分歴史に接することも出来るのがチョット感動でした。

お蕎麦と写真を楽しんで国宝新薬師寺を巡り、本当は志賀直哉旧宅も訪れたかったのですが、時間の都合でパスしてしまいましたが、一度腰を据えて髙畑を歩きたいと思いながら、

この日の幸せ終了です。

吟松

お店は→奈良県奈良市高畑町1412-1
電話は→0742-26-0188
営業は→11:00~17:00(売り切れ終了)
お休み→月曜(祝日の場合は翌日休)
駐車場→有り

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年5月23日 (土)

新メニュー登場してました 奈良県天理市は「かおく」

天理市を南北に走る国道169号沿いの桜井市寄りに「かおく」はある。
昔3度ほどお伺いしたことがあったのだが、その後車が並んでいたり売り切れだったりと訪問の機会に恵まれなかった。

この日やはり駐車場が一杯だったのだが、幸いそう長く待つこと無くお店に入ることが出来た。

1_ここは挽きぐるみの「」と抜き実の「抜き」がそれぞれのお蕎麦で選択が可能なのだ。
4月末から出されているという「半熟玉子の浸けとろろ蕎麦」と、同じく4月初旬から出された「蕎麦茶プリン」を共にお願いすることにした。

さて、客室は和室二間に四人掛けと二人掛けの座卓が幾つか並べられ、人数的には家族3人でまかなうにはこれ位となるのでしょう。

2_

お蕎麦は結構色黒の細打ち田舎蕎麦。幾筋かを摘まみ一手繰りすると、しなやかで見た目どおりの素敵なお味。

3_

ウ~~ン、「お蕎麦だけで食べたい!」、そんな欲求を抑え込み後半は半熟玉子汁と共に頂く事に。

4_

ゴロン!
浸け汁には茹で玉子が一個泳いでいます。
要は鴨汁の鴨肉が半熟玉子版で、ツユは甘めの仕上がりながら甘過ぎない感じ。

茹で玉子を割ってみると・・もう少しトロ味を残した方が好みかも。
これなら熱盛り蕎麦に合わせても良いかも知れませんね。

5_

蕎麦湯にはちゃんと蕎麦猪口と杓子が付属・・偉い!
打ち粉を溶き込んだトロ味ポタージュ系蕎麦湯はそのままでも頂けます。

5年以上のご無沙汰だった「かおく」のお蕎麦。
挽きぐるみの美味しさを思い出したこの日でした。

石臼挽蕎麦 かおく

Photo

お店は→奈良県天理市柳本町2918
電話は→0743-67-3731
営業は→11:30~15:00(売り切れ次第終了)
お休み→月・火曜(祝日なら営業)
駐車場→5台程度
最寄り駅→JR柳本駅(徒歩約25分)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年5月21日 (木)

お初です アマの旨蕎麦 兵庫県は尼崎市「いしはら」

尼崎というと手打ち蕎麦に縁遠い町、そんな印象があった。
やはりお蕎麦というよりおうどんのイメージが強いからなのだろうか。
そんな尼崎にある小さな手打ち蕎麦のお店を訪れた。

1_

阪神尼崎駅のひと駅西にある出屋敷駅から徒歩10分程度の場所にいしはらは有った。

駅前通りにはリーズナブルで素敵(庶民的)なお店が建ち並び、これは無事お蕎麦屋さんまでたどり着けるだろうかと一抹の不安さえ覚えたのだが・・ 

何とか到着したお店は想像していたよりはるかにコンパクトなのでした。

当然店内もコンパクトで4席ほどのカウンターと、その後ろの壁際にはテーブル二卓。先客に一席カウンターの端っこに席を取り「ビール」、「出汁巻き!」、「鴨ネギ焼き!」

2_

一番搾りの春バージョンラベル。
味はともあれ一口含むと春を感じる気分にさせるラベルなのだ。

御主人先客様の会話から開店来の常連とお見受けしたのですが、後に会話に加わると何と三度目の来店らしい。。。さすが尼崎、恐れ入りました )^o^(
お店の手伝いの新人女性も今日初めて会いましたと言っておられました (?_?)
飲み屋で隣に座れば皆友達 (^0^)

アッ、蕎麦屋でした・・・

3_

4_そう塩分を感じさせずにジューシーさを楽しめて、玉子の甘味とコクを出汁の旨味が包み込むような美味しさ。 
すると先客様が「この玉子、箸で黄身摘まんでも崩れやんエエやつ使てんねん。ここの大将妙に拘っとんのや!

5_

少し小振りなれど鴨肉6切れとネギが載り、これが600円ならお得感満載でしょう。

お蕎麦は十割。

6_

十割と二八があり十割には風味付けに黒ポチの星を散らしているとのことです。
十割ながら細打ちのお蕎麦、 本当はもっと透け感有るお蕎麦にしたいそうなのですが(多分大阪の○○や△△みたいな)・・・

7_

今はこれが限界のようです。
しなやかな柳ゴシに打ち上げられていて、お蕎麦の風味もあり結構美味しく頂ける物で汁無し完食なお蕎麦です。

8_

この店では日本酒を注いだ後酸化を抑えるためポンプを使って一升瓶のエア抜きをする拘り
先客の方は「アマの下町でこんなけ拘ってんや、おかしやろ!」などとちゃかしておりました。

御主人とお蕎麦の話をして確かに拘りをお持ちのようで、
本当はも少しお酒を頂きたかったのですが、何故か自制心が働いたこの日。

9_

こらまたこんとあかんわ!、 そう思いながらお店を後にしました。

いしはら

Photo

お店は→兵庫県尼崎市西難波町4-6-16
電話は→06-6481-9320
営業は→11:30~14:00 18:00~22:00
お休み→月曜日・第3日曜日
駐車場→無いようです
最寄り駅→阪神出屋敷駅(徒歩約10分)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年5月17日 (日)

旧中川家が綺麗になっていた 御坊市は「なかがわ」

御坊という名は浄土真宗の本願寺日高別院が築かれたからなのだ。
御坊さんと呼ばれ親しまれた別院は、今尚市民の心に信仰の一滴を残している。

1_

そんな御坊市に障害者就労支援のお店として、昨年お蕎麦と軽食のお店「中川」がオープン、そして今はリニューアルを終えた旧中川家が一般公開されている。
開店当初から「かけ」や「盛り」に「ミニ天丼」や「親子丼」を合わせたセットメニューが増えていた。。。。

2__2

注文は「もり蕎麦とミニ親子丼」のセット。
以前「お蕎麦に合わす炭水化物は蕎麦と名のつく物だけ!」、そう言った事が有りました。
その舌の根も乾かぬうちの暴挙・・です (-.-;)

3_up

薬味には山葵とネギに加え塩が添えられるのは蕎麦好きには嬉しい。
切り揃えに甘さがかなり残るのだが、CPを十分堪能できる物です。

4_up

硬すぎず軟らかすぎずの玉子とじにゴロンとカシワが転がっているのだ。
これもまた良い。

終盤に出された蕎麦湯はサラッと系で、オーソドックスだが旨味が有る盛り汁の風味を十分に感じさせてくれました。

5_

食後に中川家を見学したのだがかなり立派なお屋敷で、 昭和の贅を極めているようです。

6_

書院造りのお座敷には刀掛けが置かれ、奥には蔵の入口がある。

7_

中庭を眺めながら廊下を進むと一般俗人には掃除が大変だと思うくらいの数のお座敷!!

8_

周辺の古い町並みと共に蕎麦好きの町並みウォッチャーが訪れてくれることを願うばかり。

9_

町外れを国道が通過する御坊は、一歩中に入ると歴史を感じる町並みが広がるのです。

なかがわ

Photoお店は→和歌山県御坊市御坊105
電話は→0738-52-7285
営業は→11:00~15:00
駐車場→有り
最寄り駅→紀州鉄道西御坊駅650m

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年5月12日 (火)

苦み走った大人のドビでタンシチュー 和歌山市は「フライヤ」

久し振りにタンシチューが食べたくなりました。
私の初タン経験は就職間もない頃に先輩が連れて行ってくれたフライヤでした。
この時はおっかなビックリで口に入れたのですが、思わぬ美味しさにビックリした事を今も覚えています。

お座敷がメインの二階にあるテーブルコーナーへ席を頂く事に。
三階から聞こえるのは恐らくどこかの学校か会社の新歓コンパの拍手と歓声。

Photo

「タンシチューと生中お願いします」、「ライスはいらないですか?」、「いいですっ!」。
ということで、、

Photo_2

ここのタンシチューの魅力は先ず提供が早い! 量が多い!! そしてドビソースが良い!!!
ドビソース(ドビーソースとも言う)・・・ドゥミグラス→ドミグラス→ドビ (^0^)
デミグラスの酸味を苦味に変えたような感じで、焦げ臭い物ではなく、味としてのほろ苦さがほんのり舌にアクセントをくれるのだ。

Up

ライスが無くとも生中一杯でお腹を満たしてくれる。
キャベツのカレーソテーと酸味が効いたスバサラが添え物。
これが濃厚な味に爽やかさを添える口直しとなります。

勿論ライスにも合って、残ったドビソースをライスにかけてドビライスを楽しむのも良いでしょうね。
1、350円という値段には十分すぎる量と味の満足感
好みはあれど紀州人のソウルフード的洋食と思います。

フライヤ

お店は→和歌山市広瀬中ノ丁1-13
電話は→073-422-0115
営業は→11:00~21:00(LO)
お休み→年末年始
駐車場→有り
最寄り駅→JR和歌山駅

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年5月10日 (日)

駅近蕎麦は大賑わい 大阪府池田市は「蕎麦見世のあみ」

池田市は今チキンラーメンを使った創作料理を出すお店が33店舗有るそうです。
現時点でオムライスやバーガーに唐揚げ、クッキーに到るまでチ38種のキチキメニューが存在するらしい。ということで池田に行ってきました・・お蕎麦を食べにですけどね (-.-;)

Photo_4(写真:インスタントラーメン発明記念館HPより引用)

阪急池田駅前に降り立ち信号待ちしてると、若い外国人女性達に声をかけられた
すみません・・」、、後は英語でしかも聞き取れたのはカップヌードルだけ。
どうやらインスタントラーメン発明記念館は何処だと訪ねているようなのだが、私も池田初心者の異邦人で場所が全然解らない。「そーりー、あいどんとのう」そうひらがなで答えたのです (_ _)。。。一緒に観光案内所を探してあげたら良かった (m_m)

Photo_6(写真:インスタントラーメン発明記念館HPより引用)

ということでチキンラーメンはまたの機会にして駅前の「のあみ」のドアを押しました。
空き待ちのお客様一組。しかもその後もお客様が訪れ・・かなりの人気店。
店内は一階が厨房を臨むカウンター6・7席と二人掛けテーブル二卓、そして二階にも客席があるようです。
待つことしばしでカウンターへ。あて三種盛り合わせとビール、それに田舎蕎麦をお願いしました。

1_

厨房では御主人がテキパキと注文をこなしていきます。この忙しい時間帯にあちこちから入る一品のオーダーや「日本酒のお勧めは?」だの、それぞれに嫌な顔すること無く的確に店員さんたちに指示しているのがすごい。
しかもアテ三品を食べ終えた頃に汁と薬味が出され田舎蕎麦の準備が整う。

2_

見た目はちょっとガツンと系の田舎のようですが、意外にもしなやかで優しい歯応えと滑らかな舌触りで、味は田舎の個性を抑えた慎ましやかな仕上がり。
剥き実(蕎麦殻を取った物)挽きぐるみの風味を抑えたもので、田舎好きはともかくお蕎麦が苦手という田舎初蕎麦心者の方にも十分美味しく食べて頂けるものかと思います。

3_up

汁を一舐めするとわずかに醤油が勝つが旨味も十分感じ、ここの蕎麦に合うような風味を醸し出す。

食べ終える頃厨房内で御主人がカウンター2番3番さんへ蕎麦湯をとのご指示が飛びます。

4

更科粉を溶き込んだトロトロ系の蕎麦湯で、汁が底にとごるため少しずつかき混ぜて頂き、蕎麦湯を注ぎ足しては一掻き。

今回初めての訪問ですが、トータルで素敵なお店。
昼の蕎麦前OKのようなので、待つのを覚悟で訪れる方も多いようです。(決して日暮れまで待つことはありませんが (^0^) )
次回は昼時を外し、ゆっくりとあれこれ頂いてみたいな、そう思いました。

チキチキメニューのお店も訪ねてね!

Photo_3
蕎麦見世 のあみ

お店は→大阪府池田市菅原町6-7
電話は→072-751-1429
営業は→11:30~14:45(LO) 17:30~21:30(LO)
お休み→月曜日
最寄り駅→阪急池田駅徒歩1分

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年5月 6日 (水)

真田丸は大繁盛 和歌山県九度山町は「幸村庵」

今年開創1200年を迎える高野山。その麓に位置する九度山町は真田幸村縁の地として知られている。
関ヶ原で西軍に付いた真田は九度山に幽閉され、その間も真田紐の行商などで世情を探り、大阪冬の陣で再び立ち上がった。
そして真田幸村と言えば猿飛佐助霧隠才蔵・三好靑海入道根津甚八などの真田十勇士を忘れてはならない。
九度山の電柱には真田十勇士が描かれた貼り紙防止パネルが巻かれているのは微笑ましい。

今にも雨が降りそうな曇り空でした。
でもお客さん一杯!! 
最近では数十分待つことがとても多くなった幸村庵・・・
人気店になるのは良いことだと思うのですが、、ちょっと複雑な心境 (;^^)ヘ..

お庭で読みかけの本に目を落としているとお呼びがかかりました。
今回お願いしたのは大助御前。
天麩羅と出汁巻きに蜜柑とコーヒーが付きます。

P1030070

幸村庵は初めお座敷がメインでテーブル席は入口の土間に二卓だけだったのですが、今は全席テーブルと装いを新たにして、畳に座るのが辛い人でも安心して訪れることが出来るようになっているのです。

P1030071

つけ鴨蕎麦も蕎麦湯と共に蕎麦猪口が出るようになっています。
少しずつ進化しているように思える幸村庵。
そう、少しずつが大事なのです。

P1030072

ただ、お蕎麦はもう少し常温に近い状態で出すようにしてもらいたい。
風味を隠す冷やしすぎは禁物です。

P1030074

NHK大河ドラマで放映が決まった真田丸、名軍師として讃えられた真田幸村(信繁)は、司馬良太郎の軍師二人や風神の門でも取り上げられている。
三谷幸喜の演出で堺雅人演じる幸村の魅力を、如何に引き出せるのか今から楽しみです。

幸村庵

お店は→和歌山県伊都郡九度山町九度山1404
電話は→0736-54-3751
営業は→11:00~18:00 (LO17:30)
定休日→月曜日(祝日の場合は翌日)
お車は→徒歩1分に無料観光駐車場有り
最寄り駅→南海高野線九度山駅

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年5月 4日 (月)

灯台下暗し こんなお店出来ていた 和歌山県は上富田町「手打ちそば おおみや」

迂闊だった。
少し気を許している間にこんなお店が出来ていたのだ。
3月1日開店・・既に2ヶ月も過ぎているではないか!
場所は和歌山県西牟婁郡上富田町、しかもほぼ地元の人しか通らないような道沿いにひっそりとお店を開いていた。

国道311号から日置川方面に逸れ、民家がまばらになる頃にそのお店が現れた。
注意していると道沿いに「おおみや」の看板を発見する。

1_

御主人は大阪の北にある有名店で15年程勤められ、諸事情で地元に帰りお店を開いたとのこと。

お店は古民家では無く新たに建てられた物で、四人掛け2卓・二人掛け一卓といういたってシンプルで小ぢんまりとした規模。

2_3_

品数もシンプル。
ひとはめとはひろめともいい田辺などで売り出し中の若布みたいな海草のことです。
天ざるをお願いしました。

4_

お蕎麦は黒ポチが入り比較的キッチリと切り揃えられています。
ほんのりと抜き実挽きぐるみの風味が舌に広がる美味しいお蕎麦。

5_up

ちょっと一言、お蕎麦の冷たさと水切り加減。
確かに暑い日の冷たいざる蕎麦は食が進むでしょう。
でももう少し常温に近い方が味が立ち私好み。また水気も加減で味と香りが沈みます。
お蕎麦が良いだけにこれは勿体ない(あくまでも好みの問題ですが)。

6_up

綺麗に盛られた天麩羅はサクッとした歯触りで結構いけます。いや、かなりいけます。
黄色いお塩で頂くと茄子や椎茸など常連以外にプチトマトが斬新
筍も軟らかく、この時期ならではの食材。

そしてメタボ誘惑に負け・・追加で鴨南蛮をお願いしました。

7_

鴨肉もたくさんでつくねも二個、しかも皮には細かい包丁が入っている。
くりんと丸まらず、また噛み切りやすい工夫を凝らしていました。
比較的アッサリとした出汁に鴨脂の旨味が広がる。。が、残念ながら汁を飲み干すこと無く蕎麦湯を頂きます。

8_

面白い湯桶に入った白濁サラッとの蕎麦湯を蕎麦猪口に注ぎ入れると・・
出汁の旨味が広がります。

9_

どうやらまた悩み事が増えたようです。
「さいこう」と「おおみや」のどちらに行こうか・・・

これでこの日の幸せ終了です。

手打ちそば おおみや

Photo

お店は→和歌山県西牟婁郡上富田町生馬3115-1
営業は→11:30~15:00(売り切れ終了)
          17:00~20:00(当日15時迄に要予約)
電話は→0739-47-0139
お休み→水曜日・第3火曜日
駐車場→有り

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年4月 | トップページ | 2015年6月 »