灯台下暗し こんなお店出来ていた 和歌山県は上富田町「手打ちそば おおみや」
迂闊だった。
少し気を許している間にこんなお店が出来ていたのだ。
3月1日開店・・既に2ヶ月も過ぎているではないか!
場所は和歌山県西牟婁郡上富田町、しかもほぼ地元の人しか通らないような道沿いにひっそりとお店を開いていた。
国道311号から日置川方面に逸れ、民家がまばらになる頃にそのお店が現れた。
注意していると道沿いに「おおみや」の看板を発見する。
御主人は大阪の北にある有名店で15年程勤められ、諸事情で地元に帰りお店を開いたとのこと。
お店は古民家では無く新たに建てられた物で、四人掛け2卓・二人掛け一卓といういたってシンプルで小ぢんまりとした規模。
品数もシンプル。
ひとはめとはひろめともいい田辺などで売り出し中の若布みたいな海草のことです。
天ざるをお願いしました。
お蕎麦は黒ポチが入り比較的キッチリと切り揃えられています。
ほんのりと抜き実挽きぐるみの風味が舌に広がる美味しいお蕎麦。
ちょっと一言、お蕎麦の冷たさと水切り加減。
確かに暑い日の冷たいざる蕎麦は食が進むでしょう。
でももう少し常温に近い方が味が立ち私好み。また水気も加減で味と香りが沈みます。
お蕎麦が良いだけにこれは勿体ない(あくまでも好みの問題ですが)。
綺麗に盛られた天麩羅はサクッとした歯触りで結構いけます。いや、かなりいけます。
黄色いお塩で頂くと茄子や椎茸など常連以外にプチトマトが斬新。
筍も軟らかく、この時期ならではの食材。
そしてメタボ誘惑に負け・・追加で鴨南蛮をお願いしました。
鴨肉もたくさんでつくねも二個、しかも皮には細かい包丁が入っている。
くりんと丸まらず、また噛み切りやすい工夫を凝らしていました。
比較的アッサリとした出汁に鴨脂の旨味が広がる。。が、残念ながら汁を飲み干すこと無く蕎麦湯を頂きます。
面白い湯桶に入った白濁サラッとの蕎麦湯を蕎麦猪口に注ぎ入れると・・
出汁の旨味が広がります。
どうやらまた悩み事が増えたようです。
「さいこう」と「おおみや」のどちらに行こうか・・・
これでこの日の幸せ終了です。
手打ちそば おおみや
お店は→和歌山県西牟婁郡上富田町生馬3115-1
営業は→11:30~15:00(売り切れ終了)
17:00~20:00(当日15時迄に要予約)
電話は→0739-47-0139
お休み→水曜日・第3火曜日
駐車場→有り
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