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2015年6月

2015年6月28日 (日)

すでに2号店も出来ている 大阪市常盤町は「守破離」

大阪市内のお蕎麦屋さんはまだまだ初心者マークの私。
谷町筋には数軒の有名お蕎麦屋さんが建ち並ぶのですが、いつもお気に入りの道頓堀「星」(あかり)へ行くことが多かったもので。。

一品が充実している守破離は一度行ってみたいと思っていたお店なのだ。
開店時間少し前に辿り着くと既に10数人の方がお待ちになっていた (-.-;)

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それでも開店と同時に入店できた店内は以外に広く、意外にも結構な音量でジャズが流れています。
出汁巻きはかなり時間がかかるとの説明で、カマンベールの味噌漬けとノンアルB
(飲みたいと思っていたお店の初訪問が車・・・)

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読みかけの本を広げ暫くすると鴨汁が運ばれます。
「鴨の腿肉は熱が入ると硬くなりますので」、ガッテン了解!!。

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本来ならビールを頂きながら鴨を摘まみお蕎麦を待ちたい一品。
お蕎麦は太切りと細切りの選択肢から選ぶことが出来ます。

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太切り。
ビシッとバシッとコシが入った噛み蕎麦系田舎
少し色黒の蕎麦は手繰ると言うよりは箸で二三本摘まむ感じなのだ。

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一噛みした第一印象は以外にも優しい味わいで、個性よりも歯応えを主張。そして・・

一舐めすると、鴨汁美味しい。
三つ葉を散らすことにより程良くコッテリ感を抑え、旨味が前に出てあまり後味を引かない。
しっ、しかも少し厚めの腿肉が四・五枚入ってます!!
これで千円をわずかに超えるお値打ち価格!!!

これお酒のアテにいいです。

店員さんの対応も素敵で、入店順に料理を出していくようです。
白濁で比較的さらっとした蕎麦湯で鴨汁のコクを楽しみながら・・・
次回は遅めの訪問で鴨汁先出しと一品を頂きお酒を楽しみたいと思ったのでした。

これでこの日の幸せ終了です。

守破離

Photo_3 お店は→大阪市中央区常盤町1-3-20
電話は→06-6944-8808
営業は→11:30~15:00(LO14:30) 17:30~23:00
お休み→年末年始
最寄り駅→地下鉄谷町4丁目徒歩約5分

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2015年6月26日 (金)

南紀白浜手打ち麺処 和歌山県白浜町は「さいこう」

本州で最も海開きが早く、毎年夏一番乗りの町「白浜」。
もう既に2ヶ月近く経っているのだ。
夏本番ともなれば駅員さんも役場の人も「アロハシャツに着替えてのおもてなし」という筋金入りの夏の町。
その白浜の最も有名な海水浴場「白良浜」にほど近い、そして最も目立たない場所にある手打ち蕎麦の店「さいこう」は手打ちうどんまで出してくれるお店なのだ。

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お蕎麦を頼むと先ず突き出しが出される。その時期その日で変わるのだが、それを食べながらお蕎麦が出てくるのを待つのである。
女将さんが打つお蕎麦は柳ゴシの優しい二八で、抜き身色白のせいろ蕎麦と挽きぐるみ系田舎蕎麦が用意されている。

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そして小鍋仕立ての鴨せいろセットメニュー も有り、この日お願いしたのは天ざるを田舎で。

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いつもは野菜天に一尾の海老なのだがこの日は二尾・・「あまり良い海老が入らなかったので」との事である。

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常陸秋蕎麦同様に拘りを持っておられるのだろう。
お蕎麦は打ち手以上に蕎麦粉が大事で、普段は北海道等の蕎麦粉を使い、そしてシーズンインは常陸秋蕎麦を仕入れておられるようです。

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この店の何が良いのかと問われると・・お蕎麦も当然ですが、女将さんのお蕎麦への思いが一生懸命!!
これだけでも通う価値があるお店かと。。。そう思ったのでした。

さいこう

6_お店は→和歌山県西牟婁郡白浜町
電話は→073-942-3150
営業は→11:30~14:30頃(売り切れ終了)
お休み→日祝祭日
駐車場→2~3台

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2015年6月25日 (木)

たま駅長死去 スーパー駅長まで上り詰めた猫の駅長

和歌山電鐵貴志川線

まだ南海電鉄が経営していた頃、その始発着駅である貴志駅の売店にはおばちゃんが飼っていた猫がいた。

赤字路線の貴志川線から南海電鉄が撤退した後、岡山の両備グループが再興を引き受けてくれたのだ。

「イチゴ電車」や「オモチャ電車」などユニークな電車を走らせて話題になったのだが、その一翼を担ったのが猫のタマ駅長だった。

マスコミに取り上げられ、フランス映画にも登場するまでになった駅長だが、その頃スーパー駅長の「タマ」は人間年齢80歳近いかなり高齢になっていたのだ。
そして後継者として和歌山電鐵の本社がある伊太祈曽駅には二代目スーパー駅長を目指す「にタマ駅長」が登場した。

この「にタマ」ちゃんが初代タマ駅長の後を引き継ぐのかは解らないのだが、初代スーパー駅長がこの貴志川線に貢献した功績は大きい。

スーパー駅長としての役割を十分に果たした「タマ」は、今月28日社葬として最後のお別れを告げることとなるのだ。

今は和歌山民として心からご冥福を祈るのみである。

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2015年6月23日 (火)

日本三奇矯 山口県岩国市は「錦帯橋」

長野の「木曽の桟(かけはし)」、徳島にある祖谷(いや)の「葛(かずら)橋」、そして岩国の「錦帯橋」。橋の構造から日本三奇橋と呼ばれているが、山梨の猿橋や栃木の神橋などが入る説もある。
しかし建設当時の姿はともあれ、現在の形態からすると私は「錦帯橋・猿橋・葛橋」が三奇橋にふさわしい気がする。

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清流錦川に架かる錦帯橋は、5橋で構成された全長約194mの木造橋だが、両端2橋は反りを持たせた通常の版桁橋(ばんげたきょう)で、中3橋はアーチ橋だ。

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かつて暴れ川だった錦川は大雨が降り川が増水すると、城に向かう橋が度々流されたようだ。

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そこで昔の人は考えた! 橋脚(きょうきゃく)は数を減らし強度を上げ、橋桁(はしげた)をアーチ型にして水の抵抗を減らせば良いんだと。

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橋脚は強固な石積みとして、川の流れに対し舟形を形成させ抵抗を減らした。

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橋桁はアーチ型として水に沈まないようにしたのだ。

その構造は見事なまでに幾何学模様を描いた木造の桁裏で、これはもう芸術品と呼んで良いだろう。
こうして暴れ川だった錦川の反乱にも橋が沈まず耐えることが出来るようになった。

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この錦帯橋を渡った所に有る吉川家の屋敷跡に作られた吉香公園がこれまた素敵。

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手入れが行き届いた園内は外堀をイメージした池や噴水があり、散策するには丁度良い広さなのだ。

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こんな公園が家の近くに有れば朝な夕な、毎日のように散歩に出かけるかも知れません。

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山上の天守閣へはロープウェイで行けるのだが時間の都合でパス。
以前TVでも紹介された100種以上のソフトクリームを販売するお店もあります。

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木造の幾何学模様が素敵な錦帯橋は日本三奇橋にふさわしい名所です。

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チケットには「錦帯橋を世界遺産に!」とありました (^o^)

錦帯橋

場所は→山口県岩国市
料金は→往復で大人300円 子供150円
    (ロープウェイ・お城とのセット券もある)

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2015年6月21日 (日)

酢牡蠣持って帰りたいっ!! 広島県廿日市市宮島は「沖野水産」

厳島神社に続く参道に牡蠣を美味しく出してくれる小さなお店が有る。
店の名は沖野水産
店頭でも気軽に焼き牡蠣などを味わうことが出来るのだが、小さな店内でも生ビールと共に牡蠣を頂く事が出来る、その名の通り牡蠣養殖を手がける店なのだ。

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おすすめは当然プックリ大粒の焼き牡蠣だが、それ以上にお気に入りなのが「酢牡蠣」!!
ボイルした牡蠣を唐辛子などと共に三杯酢で漬けたもので、濃厚な牡蠣の旨味に爽やかな酸味が重なり、これがまたビールに合う!!

写真はほぼ取り忘れました・・・・(-.-;)

昨年11月初旬に訪れた時には「生牡蠣は来週から解禁」。そして今回は「期間終了後」という生牡蠣をわざわざ外しての訪問となってしまった ( ^^) ただ店舗改修で来週から閉店とのタイミングで訪れた事は・・ラッキー一つ頂きました。

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「生ビール! 焼き牡蠣二つ!!、それと酢牡蠣!!!」 ヽ(^0^)ノ

新商品で牡蠣燻製のオリーブオイル漬けを出して頂きました。
これはワインでチビリチビリと頂くには美味しい一品。
この日はまだ漬けて間が無く、これから香辛料で味付けしていくとの事でした。

う~~ん、焼き牡蠣もお代わりして、昼食前にして既にお腹一杯!!

次回は広くなったお店に訪れますからね!!

沖野水産

お店は→広島県廿日市市宮島町553-1
電話は→0829-44-2911
営業は→9:00~18:00
お休み→無休かな?

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小さな町歩き やはり坂と猫の港町だった 広島は尾道散歩

岡山から広島に入るとすぐの福山市には、古くは「風待ちの港」として多くの船が寄港した「鞆の浦」がある。
そしてこの鄙びた港町とはまた違った風情を漂わせるのが隣町の「尾道」なのだ。

山が海に迫り坂の町としても知られる。

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JRの海側には繁華街が有り、かつて賑わったであろう時代の店が点在する。

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JRのすぐ背面には山が迫り、本当に海から山までの距離が短い。

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超タイト観光で尾道を味わうのなら千光寺へのロープウェイが便利。
乗り場は神社のすぐ横にある。

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山上には展望台があり尾道水道が一望だ。また公園や散策路も整備されている。

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尾道水道を挟んだ向島は手を伸ばせば届きそうな距離で、市民の足となるフェリーや渡船が忙しく行き来する。
尾道と今治に挟まれる瀬戸内は島が多く、本四架橋の尾道今治ルートに選ばれて、島と島を結びながらしまなみ海道が本州と四国を結んでいる。

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帰りはロープウェイを使わず徒歩で下ると良い。

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文学の小道で林芙美子等文人の石碑を見ながら千光寺を参拝。

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狭い路地や階段があり、お約束のように猫があちこちで野良生活を満喫している。

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招き猫美術館を通り過ぎるとロープウェイ乗り場はもうすぐそこだ。

14_ 今回はお一人様プラッと旅とは違い限られた散策時間だったのですが、初めて訪れた尾道の魅力の片鱗を僅かながら感じることが出来たような気がします。

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次回訪れる時は路地という路地を歩き回り、路地裏探検隊の真骨頂をお届けしたいと思いながら尾道を後にしました。。。

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2015年6月17日 (水)

名物はラーメンだけじゃ無い 熱々せいろ寿司! 広島県尾道市は「宮徳」

坂の町「尾道」。

大林宣彦監督の「時をかける少女」など尾道三部作で知られるこの町は背面に山が迫り、その裾野はすぐ尾道水道という瀬戸内に面した港町だ。

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転校生」は尾道に多数点在するお寺を舞台とするユニークな脚本。
また、「さびしんぼう」では思春期の切ない恋心を描いた画面に流れるショパンの別れの曲が印象的で、若き日の自分を重ね合わせた人も多かっただろう。

そんな尾道の狭い路地に佇むお店が寿し処「宮徳」だ。天保3年創業という老舗中の老舗なのである。

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2_ここで是非食べたいと思っていたのが「せいろ寿司」。
刻み煮穴子を寿司飯に混ぜ、椎茸と錦糸玉子を敷き詰め、一番上に海老のそぼろを載せて蒸籠蒸しにしたものなのだ。

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]さて、出されたせいろの大きさに。。。思わず心の声が「小っさーっ!」。

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しかしこれが大変な誤算で、せいろの高さ分キッチリと、ギッシリと詰まっていて、しかも熱々でハフハフのホホホッ~状態 (≧◇≦)
上げ底仕様では無い正真正銘のボリューム!!

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蒸されることで程良く酸味が飛ばされた寿司飯に穴子の香ばしさが散りばめられ、少し濃い目に煮込まれた椎茸の旨味を玉子と海老そぼろのまろやかさが優しく包む。

美味しいです!!

セットでお願いした鯛のアラ汁は味噌仕立てで、これも出汁が効いていて良い感じ。

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美味しくてお箸が止まらず思わぬ満腹状態、この後目星を付けていたお蕎麦屋さんに行くことが出来ませんでした ( ^.^)( -.-)( _ _)

見た目を遙かに上回る味とボリュームのせいろ寿司、恐るべし。

さあ次ぎ行こかっ!!・・・でもお蕎麦屋さん以外で (^0^)

宮徳

お店は→広島県尾道市
電話は→0848-37-3652
営業は→11:00~21:30(LO21:00)
定休日→水曜日(祝日の場合は翌日)
駐車場→8台

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2015年6月14日 (日)

人里離れた秘境蕎麦 和歌山県上富田町は「おおみや」

H27年3月1日に開店した和歌山では数少ない本格手打ちそばのお店。
上富田町国道42号から国道311号に入り本宮方面に向かうと日置川の案内板が目に入る交差点に差し掛かる。
そこを右折して走ることしばし、民家が途切れた頃にそのお店の看板を発見する。

手打ちそば おおみや
大阪の北にある有名蕎麦店で15年勤めていた御主人が故郷で開いたお蕎麦屋さんだ。
この日2度目の訪問となった。(前回はこちら)

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大阪のお店とは対照的で、お店の周囲360度大自然が溢れ、何ともマッタリとした環境である。
勿論携帯(ドコモ)は通じない (・0・)

川を挟んだ向こうには今は廃校となったかつての分校跡が哀愁を誘う。

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この日駐車場に車を止めると見覚えのある車が一台。
お店の引き戸を開けると・・・蕎麦仲間のO氏御夫妻が座っていた (^0^)

満席なので名前を告げ表で本を読みながら待つことしばしで入店、ちょうどO氏夫妻もそろそろ食べ終える頃でした。

「山かけ蕎麦」

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器の中では色黒の蕎麦に山芋の白と卵黄が織りなすコントラストが素敵。
残念ながら汁は既にかけられた状態で出されます。
出来れば好みで調整できるよう、汁徳利などで別出しして頂けると有難いのだが。

取りあえずお蕎麦だけを引きずり出し頂くと、少し濃い目の汁に絡んで美味しい。
次ぎに卵黄と山芋を混ぜてみる。それも"のの字"を描くように軽く少しだけ。

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トロロの淡泊な味に卵黄の濃厚さが少し混ざり、程良い旨さがお蕎麦の味と共に舌の上で絡み合い。

さあ、いよいよ全部を混ぜてみましょう。
濃厚な卵黄がちょっと濃い目の汁と相まって、トロロのねばりと共にコクや甘味が全部お蕎麦と共に口に運ばれ、時折山葵を載せることで味に変化が産まれます。

山かけには蕎麦湯が出ないのか忘れたのか、、、待ち客もあるのでおいとま致しました。

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恐らく御主人が勤めていたお店の看板を知る人の少ないこの地で、お客様に親しんでいけるのかは・・あっ、既に親しんでもらっているようです (^^ゞ)

手打ちそば おおみや

Photo お店は→和歌山県西牟婁郡上富田町生馬3115-1
営業は→11:30~15:00 17:00~20:00(15時迄に要予約)
電話は→0739-47-0139
お休み→水曜日・第3火曜日
駐車場→有り

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2015年6月10日 (水)

外さないお店で蕎麦がきの話 三重県は伊賀市「我流庵かかかび」

昨年12月に訪れた際、「年内にもう一度お伺いできるかも・・」そう言いながら半年近く経ってしまったこの日、久し振りに名阪国道の中瀬ICを降りた。

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麦秋と言うには少し早い色付きの麦畑見を眺めながらお店を目指す。
初めて訪れた時、「本当にこの先にお蕎麦屋さんが在るの??」 そんな不安が心を過ぎった道のりだったが、意外にも中瀬ICから10分程で到着できるお店なのだ。

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何の変哲も無い何とも長閑な集落に有るお店。

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ここは比較的安定してお蕎麦の味を楽しめるお気に入りのお店なのです。

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もう人気の冷や掛けが始まっていましたが、鴨汁蕎麦を食べたくて注文すると既に生鴨肉が終了し、ロース煮しか残っていないとのことで三種食べ比べをお願いすることに。

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抜きの二八ですが結構蕎麦の存在を確認できるもの。

以前より細打ちになっているような気がしますが、お蕎麦の味は輪郭を残ししなやかさを感じます。
ここで「残っていたは切れ鴨肉ですが」と出していただいた鴨汁。

少しだけ鴨汁蕎麦を頂くことができました。

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引きぐるみ特有の風味をフンワリと感じる二枚目は田舎系蕎麦。

少し太めの純朴な蕎麦を感じることが出来るのです。

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11_upこれは粗めの粉をブレンドしたもの。
少し透け感を持ったお蕎麦には黒ポチが散らばっていて、ガツンと穀物感を感じる物では無く繊細な風味に蕎麦のエグ味をわずかに加え、比較的バランスのとれたお蕎麦なのです。

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お客様も一段落してお蕎麦の話に夢中になり、二人とも蕎麦湯のことを忘れてしまい、結局いただく事の無いまま表に出ました (^0^)
堺の南三陸で出して頂いた蕎麦掻きの話を投げかけると、我流庵でも比較的しっかりとした食感の蕎麦掻きを考えているようです。
「次回は是非お試し下さい」の言葉を伺いながらお店を辞しました。

これでこの日の幸せ終了です。

我流庵かかかび

Photo位置図(文字右寄せ)
お店は→三重県伊賀市甲野1629
電話は→0595-51-4307
営業は→11:30~14:30(予約ベター)
お休み→月・火・第四日曜
駐車場→有り(5~6台)
最寄りIC→名阪国道中瀬IC約8Km

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2015年6月 7日 (日)

麦秋の近江路 滋賀県は近江八幡「日牟禮庵」

麦秋、日本には四季だけでは無く、もっときめ細やかな季節の表現がある。

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たとえば土から虫が這い出す頃を啓蟄、春先の長雨を菜種梅雨と言うように、麦が実り黄金色に輝くこの時期を麦秋と呼ぶ。

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何とも素敵ではありませんか?

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近江米や江州米で知られる近畿でも有数の穀倉地帯である滋賀県、実は麦の生産でも全国五本の指に入るという名実共に穀倉地帯なのだ。

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守山や近江八幡にも田植えを終えた水田の隣に麦畑が広がっていた。

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近江八幡はヴォーリズが設計した建築物が点在し、メンタムの販売の先駆けとされた「近江兄弟社」や、バームクーヘンのクラブハリエと和菓子のたねやで知られる。
また、日牟禮八幡宮の南に位置する八幡堀は数々の時代劇の撮影にも使われた。

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以前何度かお伺いしたのだが、今回かなりかなり久し振りの訪問となった。
実はお蕎麦の味を忘れるくらい久し振りだったのだ。

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国の登録有形文化財に指定されるお店は、日牟禮八幡宮からそう遠くない場所にある。
中庭を見渡す席を頂きました。

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出汁巻きと天ざるをお願いしました。

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フワトロ熱々でニュートラルな味付けが美味しい。お酒が飲めないのがとても残念。

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随分久し振りのお蕎麦は見た目も素朴な打ち上がりで、一手繰りすると結構アッサリとしたものでした。

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国の登録有形文化財に指定されているお店は、客室が中庭に面しており、ゆっくりと昼食の時間を楽しめるものです。

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重伝建の町並み探索や八幡堀散策の昼食に登録有形文化財でランチ、そんなお店です。

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日牟禮庵

お店は→滋賀県近江八幡市西元町61
電話は→0748-33-2368
営業は→11:00~14:30
お休み→月曜・第3火曜日
駐車場→有り
最寄り駅→JR近江八幡駅

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2015年6月 3日 (水)

石臼手挽き蕎麦始めました! 大阪府泉大津市「南三陸」

閉店・移転

ちょっとご無沙汰していた「南三陸」へ行ってきました。
南海北助松駅徒歩二分程度という駅近蕎麦なのだ。
すぐ近所には「中々」や「草香」という素敵なお店もあり、少し離れるが「かけはし」や「蕎麦繁」もある泉州蕎麦密集地帯。

初めて訪れた時には荒削りの印象でしたが、結構成長しています(生意気ですみません)。

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今日は電車だ~ッ!! で、先ずはハートランドビール。

突き出しには揚げ蕎麦と自家製昆布の佃煮にこれまた自家製ワサビ漬け
ワサビ漬けはマイルドな味わいに油断すると後にツンッとパ~~ンチ。

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そして鴨塩焼き。
焼き加減を訊いてくれたのでミディアムレアでお願いしました。

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これがまた美味しそうで、蕎麦屋の鴨焼とは姿を異にする今までに無い肉い風貌 !

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付け合わせは白葱では無くOLT(オニオン・レタス・トマト)に辛子が添えられていて、おそらく洋食屋の鴨塩焼きはこんなのだろうと想像するような代物。

腿肉は適度に歯応えが在り、辛子でも美味しいのですが山葵で頂くとサッパリ感が増し、優しい刺激で味の変化を楽しめるのです ヽ(^0^)ノ

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このタイミングでビールはモルツの黒に。
ここで「ちょっと食べてみて」と出されたのは、丸抜きをメインにした色白蕎麦掻き。

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色白のタポッとした見た目はネットリ・フンワリ系の食感で優しい風味を醸し出す。

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ちょっと控え目で上品な感じがすると言うと、「それではこれは」と出されたのが色黒の挽きぐるみをメインにして、少し粗めの粉をブレンドしたもので、「蕎麦本来の野趣を楽しめるのでこっちの方が好きです」、そうお伝えしました。

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さてお蕎麦は、二種盛りを出して頂きました。
一枚目は通常の挽きぐるみ田舎系。

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まだ荒削りが残るものの、それでもかなり男前に仕上がっていて、結構美味しくいただけます。

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二枚目の粗挽きは・・二番粉をもう少し荒めに挽いてみてはいかがでしょうか。
確かに一枚目より穀物感を感じるのですが、もっと変化を楽しめるほうが良いかと思います。

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西浅草おざわの「卵黄の味噌漬け」が旨いという話をすると、なんとこちらでも作っておられ、「まだ少し早いけど」と言いながら出してくれました。

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おざわの甘め強粘性とは対照的で、辛めの味にヤンワリとした触感。
まるで玉子焼きと出汁巻きの違いみたい。

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デザートで出して頂いたアイスは梅肉入り! これが意外といけるのよ。
さっぱりとした口当たりがなかなか良くて、甘さと酸味のデュオが奏でるハーモニーが心地よく舌に広がる。

まだまだ成長の予兆を感じながらお店を後にしたのでした。

これでこの日の幸せ終了です。

南三陸

Photo_3お店は→大阪府泉大津市助松町1-3-7
電話は→0725-22-7723
営業は→11:00~15:00 17:00~21:00(LO 20:30)
駐車場→南側路地に2台(近くにコインPも有り)
最寄り駅→南海北助松駅 徒歩約2分

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