日本三奇矯 山口県岩国市は「錦帯橋」
長野の「木曽の桟(かけはし)」、徳島にある祖谷(いや)の「葛(かずら)橋」、そして岩国の「錦帯橋」。橋の構造から日本三奇橋と呼ばれているが、山梨の猿橋や栃木の神橋などが入る説もある。
しかし建設当時の姿はともあれ、現在の形態からすると私は「錦帯橋・猿橋・葛橋」が三奇橋にふさわしい気がする。
清流錦川に架かる錦帯橋は、5橋で構成された全長約194mの木造橋だが、両端2橋は反りを持たせた通常の版桁橋(ばんげたきょう)で、中3橋はアーチ橋だ。
かつて暴れ川だった錦川は大雨が降り川が増水すると、城に向かう橋が度々流されたようだ。
そこで昔の人は考えた! 橋脚(きょうきゃく)は数を減らし強度を上げ、橋桁(はしげた)をアーチ型にして水の抵抗を減らせば良いんだと。
橋脚は強固な石積みとして、川の流れに対し舟形を形成させ抵抗を減らした。
橋桁はアーチ型として水に沈まないようにしたのだ。
その構造は見事なまでに幾何学模様を描いた木造の桁裏で、これはもう芸術品と呼んで良いだろう。
こうして暴れ川だった錦川の反乱にも橋が沈まず耐えることが出来るようになった。
この錦帯橋を渡った所に有る吉川家の屋敷跡に作られた吉香公園がこれまた素敵。
手入れが行き届いた園内は外堀をイメージした池や噴水があり、散策するには丁度良い広さなのだ。
こんな公園が家の近くに有れば朝な夕な、毎日のように散歩に出かけるかも知れません。
山上の天守閣へはロープウェイで行けるのだが時間の都合でパス。
以前TVでも紹介された100種以上のソフトクリームを販売するお店もあります。
木造の幾何学模様が素敵な錦帯橋は日本三奇橋にふさわしい名所です。
チケットには「錦帯橋を世界遺産に!」とありました (^o^)
場所は→山口県岩国市
料金は→往復で大人300円 子供150円
(ロープウェイ・お城とのセット券もある)
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