人里離れた秘境蕎麦 和歌山県上富田町は「おおみや」
H27年3月1日に開店した和歌山では数少ない本格手打ちそばのお店。
上富田町国道42号から国道311号に入り本宮方面に向かうと日置川の案内板が目に入る交差点に差し掛かる。
そこを右折して走ることしばし、民家が途切れた頃にそのお店の看板を発見する。
手打ちそば おおみや。
大阪の北にある有名蕎麦店で15年勤めていた御主人が故郷で開いたお蕎麦屋さんだ。
この日2度目の訪問となった。(前回はこちら)
大阪のお店とは対照的で、お店の周囲360度大自然が溢れ、何ともマッタリとした環境である。
勿論携帯(ドコモ)は通じない (・0・)
川を挟んだ向こうには今は廃校となったかつての分校跡が哀愁を誘う。
この日駐車場に車を止めると見覚えのある車が一台。
お店の引き戸を開けると・・・蕎麦仲間のO氏御夫妻が座っていた (^0^)
満席なので名前を告げ表で本を読みながら待つことしばしで入店、ちょうどO氏夫妻もそろそろ食べ終える頃でした。
「山かけ蕎麦」
器の中では色黒の蕎麦に山芋の白と卵黄が織りなすコントラストが素敵。
残念ながら汁は既にかけられた状態で出されます。
出来れば好みで調整できるよう、汁徳利などで別出しして頂けると有難いのだが。
取りあえずお蕎麦だけを引きずり出し頂くと、少し濃い目の汁に絡んで美味しい。
次ぎに卵黄と山芋を混ぜてみる。それも"のの字"を描くように軽く少しだけ。
トロロの淡泊な味に卵黄の濃厚さが少し混ざり、程良い旨さがお蕎麦の味と共に舌の上で絡み合い。
さあ、いよいよ全部を混ぜてみましょう。
濃厚な卵黄がちょっと濃い目の汁と相まって、トロロのねばりと共にコクや甘味が全部お蕎麦と共に口に運ばれ、時折山葵を載せることで味に変化が産まれます。
山かけには蕎麦湯が出ないのか忘れたのか、、、待ち客もあるのでおいとま致しました。
恐らく御主人が勤めていたお店の看板を知る人の少ないこの地で、お客様に親しんでいけるのかは・・あっ、既に親しんでもらっているようです (^^ゞ)
手打ちそば おおみや
お店は→和歌山県西牟婁郡上富田町生馬3115-1
営業は→11:30~15:00 17:00~20:00(15時迄に要予約)
電話は→0739-47-0139
お休み→水曜日・第3火曜日
駐車場→有り
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