« 2015年7月 | トップページ | 2015年9月 »

2015年8月

2015年8月30日 (日)

石臼手挽きの粗挽き蕎麦・・ 奈良市は「そば切り百夜月」

久しぶりに「かくれみの」でゆっくり蕎麦屋酒を楽しもうと訪れた奈良市。

1_

お座敷に上がると何か変だ?、何!この違和感・・メニューにはハンバーグ定食などのカフェメニュー。。。って、あれっ??ここ「かくれみの」ちゃうの? エッ、ウソ!!
恐る恐るお店の人に尋ねると、かくれみのは閉店したとの事。  (゜◇゜;)
失礼を詫び、お店を出ようとすると「暑いので冷たいお水だけでも」 (;。;)
メニューを見てやっと気付いた自分のバカさ加減に思わず笑ってしまいました。

2_


ということで奈良小刑前を通り近鉄奈良駅前の「百夜月(ももよづき)」へ (;^^)ヘ..
ここは「凡愚」の影響を受けこの道に入ったというお気に入りのお店のひとつ。
店の名「百夜月」、何とも素敵だとは思いませんか?...もちろんお蕎麦も素敵なのです。
少々お高くなりますが「手挽き」が私のおすすめ。


3_


蕎麦前はいつものビール、そしてお供には鴨の蕎麦粉焼きを頂くことにしました。

4_


まずは蕎麦豆腐から。。。。ヒンヤリとしてのどごしが心地良い。


5_


これはお酒のアテにはとてもピッタリ。そしてご飯にも  (^0^)

6_


程良い甘辛さがついついビールを誘います・・・ヤバい (;^^)ヘ..
なのでそろそろお蕎麦のお声がけ。

7_


見て、見て、見て!(これTVショッピングにあったぞ)
一瞬、荒々しさに思わず半歩後ずさりしそうな威圧感だが、よくよく見ると綺麗な星が天の川のように散りばめられ、実は優しいしなやかさを持ち合わせているお蕎麦だと分かる。
そして噛み締めると口の中に穀物感が広がり、心には幸せ感が広がり、思わずキラキラ星を歌いそうになる。(歌いませんが・・)

8_


そのままで、たまにお塩や山葵でバリエーションを楽しみました。
蕎麦湯を出して頂いたときに「蕎麦猪口をお持ちしましょうか?」
汁を漬けずに食べていた私を見ていたのでしょうか・・・
こんな一言がうれしくなる単純な私です。

9_


蕎麦粉を溶き混んだ蕎麦湯のトロミと共に、心もトロリンと転がるのです。
今月和歌山の天野で営業を再開した「そば切り凡愚」の女将さんが言った「主人は蕎麦打ちが下手でね、今は若い人たちが打つ蕎麦の方が上手です」という一言。
確かにそうかもしれない・・でもほら、ここ奈良にも影響を受けて頑張っているお店がありますよ・ ・ ・ そう思いながらお店を後にしました。
これでこの日の幸せ終了です。


そば切り 百夜月
お店は→奈良県奈良市中筋町38
電話は→0742-24-5158
営業は→11:30~14:30 17:30~19:30(無くなり次第終了)
お休み→火曜夜、水曜定休(祝日の場合翌日休)
最寄り駅→近鉄奈良駅北口 北へ徒歩約2分

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月26日 (水)

夏の蕎麦屋酒の締めは爽やかに 和歌山市は毛革屋丁「中道」

もうそろそろ9月に入ろうとするこの時期、まだまだ十分楽しめる。
そう、以前お知らせした「中道」の「スダチ蕎麦」の画像をようやくお伝えできます。
和歌山で白浜の「さいこう」以外にスダチ蕎麦を頂けるお店が出来たのは嬉しい。
スダチ蕎麦の魅力はなんと言っても爽やかな酸味だ。
この酸味が暑い季節に食欲を刺激するのだが、そうは言っても出汁とのバランスが取れていないとただの酸っぱい冷やかけ蕎麦となってしまう。
この日はいつもの水茄子(季節物)で「とりBー!」。(失礼、まずビールを)

1_


茄子は水分が多くて糖質メインに極少量のビタミン類を含むだけだが、紫の皮にはブルーベリー同様アントシアニンが多く含まれ、抗酸化作用や目の疲労に良いらしい。
(知らんかった、、浅漬けはお茶漬けとビールのお供やったから (:-) )

2_


ビールを日本酒に代えて鴨腕をお願いすることに。
私は昔からたまに江戸蕎麦の鴨抜き* 1 をまねて、鴨せいろの鴨汁だけを先出ししてもらい酒肴にするのだが、鴨腕がある店ではそんな事をしなくてすむのだ。

3_


鴨と葱、合間に汁を酒の肴にして、残った汁は締め蕎麦や蕎麦湯で味わいを楽しめる。
さて、滅多に汁蕎麦を食べない私なのだが、冬場の鴨やカキの南蛮蕎麦に卵とじ、そして夏場のスダチ蕎麦だけは別格として毎年数度は頂いてしまう。

4_


スダチの輪切りが丼一面を覆い尽くし、台のお蕎麦が見えないほどの豪華絢爛さだ。
まず汁を一口含み、程良い酸味なら暫くそのままで食べ進み、後は好みでスダチを取り出しながら酸味加減を調整しながら頂こう。
(時間が経つと酸味が強くなりすぎて、若干エグ味が出る事もある)

5_


冷たい汁は出汁の旨味に程良い酸味を絡めて、喉の奥を潤しながら胃の腑にスーッと収まる。
これはまさしく夏の季節蕎麦を代表する一品、いや逸品なのかもしれない。
とても一月ほど前にメニューに加えたとは思えないほど完成度が高い仕上がりだ。
大将、これエエやんか!!


6__2


大満足で鴨腕の残り汁でコクある蕎麦湯を頂き、そのコクをサッパリしたスダチ蕎麦の汁で流し込み・・・

7_


前回初めて頂いた時、これは大阪にある某有名店にも引けをとらないと思ったお蕎麦。
口の中に残る爽やかさを感じながらお店を後にしました。
(是非来年もメニューにあれば良いなと思いながら・・・(;^^)ヘ.. )


中道


Photo

お店は→和歌山県和歌山市毛革屋丁7
電話は→073-423-1005
営業は→11:00~13:45(LO) 17:00~20:00(閉店)各売り切れ終了
定休日:木曜日と水曜の夜
駐車場→あり
最寄り駅→JR和歌山駅徒歩約10分弱

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月22日 (土)

羽ばたけ羽根餃子? 和歌山市は北島 「餃子専門店 紀乃郷」

ラーメンに続いて今度は餃子か? お蕎麦はどうした! 宗旨替えしたのか!!
日頃お蕎麦命と豪語していたのではないのか!!!(していました)
でも、改心して宗旨替えして、中華宗ラーメン派総本山餃子寺の信徒になりました
(いえいえ、たまたま重なっただけです)
粉もん好きの関西人も大好きな焼き餃子専門店を目指す。(餃子は粉もんなのか??)
さて昔々、紀の川に鉄道橋として架けられ、その後廃線となり道路橋として川を挟んだ南北の行き来を担うという役割を果たし続けた橋が有る。それが現在の「河西橋」だ。

1_


台風などで捻れ傾き、「大丈夫か?」、そう思われながらも長年多くの市民の架け橋となっていたのだが、いよいよ掛け替えの工事が始まり、数年後?にはこの姿が無くなる。

2_


ということでその橋を渡って和歌山市北島にある「紀乃郷」で餃子を頂いてきました。

3_


餃子は二種類あってさすがこだわりの餃子専門店・・って、焼き飯や一品にラーメン、油そばまであるし。。。ま、よく有るプチ中華料理店みたいな。。(専門店どこ行った!)
で、その餃子二種は「肉餃子」と「鶏と生姜の餃子」! もちろん両方頼みました!

4_

餃子を頼むと何故かもれなくこれが付いてくるんよ・・私には (;^^)ヘ..
突き出しはオクラとハムに玉葱の炒めたん。(オクラは英語だそうです)
そして餃子が登場!

5_


見よ、この皿からはみ出んばかりの誇らしげな羽根!
あっ、羽ばたいた!(羽ばたきませんっ)、飛ぶ飛ぶっ!!(飛びませんっ!!) (^0^;)
鶏と生姜の餃子には塩が付いてくる。

6_


大きいんは羽根だけとちゃうで、本体もかなり大きい。
まず肉餃子から食べてみる。。(お皿も同じで黙って出されると区別は付かないのだが)

7_


大きいんは羽根だけとちゃうで、本体もかなり大きい。
まず肉餃子から食べてみる。。(お皿も同じで黙って出されると区別は付かないのだが)


次に鶏と生姜の餃子。
一口かじると・・・こっ、これ美味しい (..;)
粗めに挽かれた鶏ミンチの歯応えとジュンワリ染み出る旨味に、生姜が絶妙なスパイスを添えてるんよね。
塩で食べるとこれがまた美味しい!! タレでも美味しいけど塩の方がエエわ

8_


生中もう一杯!!
「鶏の餃子やんて美味しないわ」と想ってたんやけど、癖になりそうやわ


9_


昔、浅川マキというアングラ的な歌手が歌っていた「橋」という曲をふと思い出して口ずさむ。。♪い~ろん~な橋~が こ~の川に~架かる 渡った人は帰らな~い~♪ 
いや「帰ってもこの店を目指しまた渡ろう」、そう思いながら橋を渡ったのでした。


餃子専門店 紀乃郷


お店は→和歌山県和歌山市北島82
電話は→073-452-7107
営業は→11:30~14:00 17:00~21:00
お休み→水曜日
駐車場→有り

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月20日 (木)

エッ和歌山で? 和歌山県かつらぎ町志賀「喜多方ラーメン」

喜多方?、中華そばが有名な和歌山で喜多方ラーメン?
そんなお店がかつらぎ町にあるというのだ???、とりあえず車を走らせてみた。

1_


ラーメンはかなり久しぶりやと想う。
ただ、喜多方ラーメンを食べたことないんで、これがどんなもんか分からんのよ。
そう思い到達したんは・・・昔流し素麺をしてた「貴水郷」やった。

2_


店内は扇風機のオンパレードで、東吉野の吉野庵みたいや。

4_


窓から流れ込む川沿いの風にプラスしてマイ扇風機の風が涼しさを運んでいた。

6_


メニューはいたってシンプル・・って、ここにはヘリや飛行機で食べに来る人おんのか!しかしトラクターはあるかもしれない (^0^)

7_


豚骨と魚介系の汁に太め平打ちの縮れ麺で、そうか、ポテトチップスが載るのか。 。 。 。エッ!!本場喜多方ラーメンにはポテチが載るのか??(って、まさかね)

8_


確かに太め平打ちの縮れ麺に汁が絡みついて口に入っていく。
弾力がありモチッとした麺は喜多方から取り寄せているらしい。
車庫前系より少し醤油濃いめやと想うんやけど、それなりに美味しいと想ったんよ。
でもなんやろ、もう一つ何か・・何やろ。

9_


そう思いながら帰路につきました。


喜多方ラーメン貴水郷

お店は→和歌山県伊都郡かつらぎ町志賀
営業は→11:00~(土・日のみ営業)
電話は→090-3352-8516
定休日→土・日以外
駐車場→有り(結構広い)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月16日 (日)

和歌山に新しいお蕎麦屋さんが出来た かつらぎ町は天野 「凡愚」

和歌山県伊都郡かつらぎ町天野は山間の静かな隠れ里だ。

1__2

2_

この隠れ里にある「丹生都比売神社」は世界遺産に登録されている。

現在太鼓橋は修復中だが、奥の本殿に詣でる人は後を絶たない。

5_

3__2


4__2

近年パンと軽食を出すカフェ「四季うらら」や、宿泊施設を伴うオーベルジュ的な「天野の里」が出来、またかつて丹生都比売神社に詣でる人達をもてなした客殿家が、装いも新たに「カフェ客殿」として再び参拝者のためにオープンしている。


そして8月に私待望のお蕎麦屋さんが開店した。

店の名は「凡愚」。

そう、大阪市大正区の名店が和歌山の天野に移転オープン。
まだ整備されていない駐車場にご主人の誘導で車を駐車します。

6_


入口で草履に履き替えて店内へ。(スリッパではありません、草履です)

7_

8_


当面、2,500円、4,000円、6,000円のコースで予約のみの営業となります。

9_

10_


とりあえず2,500円で予約を入れての来店です(内容聞いてません)。

11_

最初に出されたのが、、、ドヒャーッ! こっ、これがあの太切りか・・・確かに太い!!

お箸と同じくらいある。
これはかなりインパクトあるわ。

能登珠洲市と島根?産(忘れました)の塩二種に醤油が添えられます。

12_

まず二・三本を手繰り上げズルッといってみる・・なんて事は出来ません。

とりあえず1本つまみかじってみる。

意外とあっさりだが、噛むほどに味わいが顔を出す。
塩も試したが、山葵をチョイ載せして醤油で頂くのも美味しい。
塩なら結晶が大きい能登の方が変化を添えてくれます。
ようは蕎麦刺しが太くなった物で、「お酒のアテ的と想ってくれれば」とのこと。

次に出されたのは思わずウヒャーッと驚く極細の細切り

14_

太切りとのギャップが極端で余計に細さを際立たせるのだ。
透明感ある涼やかな表情で、黒白の星が散りばめられています。

15_


「箸休めです」と出されたサラダは、レーズンを和えた千切りの人参がポイント。

13_


店内は結構広いのですが、中程の相席大テーブルを中心に個別テーブルが配置され、そのそれぞれがコンセプトを持っているようだ。

16_

17_

そして最後にはなんと鴨汁蕎麦が出されます。
「次は鴨汁なのですが蕎麦湯は最後にしましょうか」と奥様からのお声がけ。

熱々の鴨汁にお蕎麦は熱盛りで出され、いわゆる「湯通しの鴨せいろ」。

18_


前の極細の細切りとはまた違い、湯通し用に打たれた通常サイズ。

19_

この鴨は胸肉だろうか、かなり歯応えが有り私にはチョット固すぎた感が。。。

季節柄か比較的あっさりとした仕上がりですが、太切り、細切り、鴨汁と三種類のお蕎麦が楽しめるとは思っていなかったので大満足

手挽きの粉で打たれたお蕎麦は4,000円のコースからになるそうです。

21_

ユニークな湯桶と共に添えられる器がデミタスカップみたいでかわいらしい。

蕎麦湯は蕎麦粉を溶き混んだ物ですがトロみは程々で、比較的サラッと仕上げ。
そのままで、付け汁で、鴨汁でと蕎麦湯も三種楽しみながら頂きました。

22_

「主人は蕎麦打ちが下手なんです。今の若い人の方が美味しいお蕎麦を出していますよ」そうおっしゃる奥様ですが、いえいえ、その若い人の中に大阪「凡愚」の影響を受けた人が結構あるでしょう。

この日、ニューウェイブの先端を走ってきた「凡愚」の一端を垣間見た気がしました。

23_

天野では紫陽花の季節が終わりを遂げようとしていました。


あまの凡愚

Photo

お店は→和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野204
電話は→0736-20-6800
営業は→11:00~15:00(要予約)
予約は→営業日の17時以降に
お休み→月・火・水曜
駐車場→今は3台(整備後は4台)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015年8月13日 (木)

東三国に素敵なお蕎麦屋さんあった 大阪市淀川区は「あたり屋」

東三国駅から5・6分ほど歩くとそのお店がありました。
店の名は「あたり屋」。
午後一時過ぎにもかかわらず満席で、人気の高さが伺えます。
読みかけの本に目を落としながら待つことしばし、カウンターに席を頂きました。
シンプルにまとめられた店内は、スッキリとして清潔感があります。


1_


当矢点心は蕎麦前の酒肴を少量ずつ盛り合わせたもので、しかもこれにざる蕎麦がついて1,800円というお値打ちセット。
但し一日10食限定とも有り、ダメ元でお願いすると幸運にもOKとのことです。
猛暑なので当然ビールも!(あッ、猛暑で無くても頼んでいました・・・)

2__2


3_

ウッホー!、季節によって内容は変わるようですが、この日出されたのはモズク鴨ロースこのわた、それに自家製寄せ豆腐、さらに加えてつみれ汁まであり、なおかつ焼き味噌orジャコご飯が選択可能という何とも嬉しい豪華さ
これだけあればお酒一合二合は十分に楽しむことが出来そうな量。



ビールを飲み終えてお酒を常温でお願いすると八海山があります」。
「いいですね、それで!」

6_


東京の「本所 砂場」で「一ノ倉 無鑑査本醸造 超辛口」と共に頂いて以来、メニューにあればバカの一つ覚えのように頂いているお気に入りで、日本酒初心者マークの私でも美味しく頂けるお酒。
残りの点心を八海山と共に頂くことにします。


4_


さあ、いよいよお蕎麦。

5_up


抜き実で打たれたお蕎麦は艶やかで瑞々しい蕎麦肌を持ち、比較的あっさりとした味わいと共に、ほんのりと蕎麦の香を添えています。
しか~し! まだ何かが沸々と湧き上がる・・・そう、夏はやっぱりスダチ蕎麦


7_


点心と迷いあぐねていた「冷かけ鴨すだちそば」を追加する大英断を下したのだ。


8_up_1

ハッキリ言って私はスダチ蕎麦が好きだ!! この暑さでは酸味を伴う冷たいスダチ蕎麦についつい喉から手が出てしまうのは自然の摂理という事なのだ。
食欲不振になりがちなこの季節、幾度この酸味に助けられた事か(食欲落ちてません)
しかもメニューに載る品名に””の文字が付けば尚更なのだ !!
そう、義務感といっても良いだろう。(いえ、単に好みの問題です (^0^) )

9_up_2



宝石のように散りばめられた輪切りスダチの下には、結構肉厚の鴨ロース煮が隠れ、


10__2



なんと鴨のつくねまでセッティングされていた。
伊賀の「我流庵」でもそうですが、冷やかけタイプには鴨ロース煮が合います
当然ながらこれで既にお腹の満腹メーターは100%超えに及んでいた。。。
そこに「デザートです」。。。エッ! 点心にはこれも付いていた ( ・_・;)
しかもボリューミーな羊羹(みたいな物)、アッ、ウイロウ(みたいな物)が出されたのです。

11_



「これきついわ!!!」、そう思いながらスプーンを刺すと、以外にも淡く優しい甘み。
そしてこの柔らかい風味がスーッと抵抗なく喉を通っていき完食 (^▽^)
かなりの満足感でお店を後にしました。


13_


駅までの間、何度か飛行機の爆音に空を仰ぐ。そう言えば伊丹空港に近かったんやね。
これでこの日の幸せ終了です。



あたり屋


Photo

お店は→大阪市淀川区東三国5-11-22
電話は→06-6391-8585
営業は→11:30~14:30(LO14:15)
お休み→火曜日
駐車場→有り
最寄り駅→阪急東三国駅北出口約400m

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月10日 (月)

猛暑続きにはスダチ蕎麦食べたい・・・って エッ! 和歌山県和歌山市は「中道」

和歌山ではスダチ蕎麦を出す店が無い。
私の知る限りでは、おそらく白浜の「さいこう」ぐらいだろう。

スダチ蕎麦 ・ ・ ・ すなわち冷たいお蕎麦に冷たい汁を張り、その上にお蕎麦を覆い尽くすほどのスダチの輪切りがちりばめられる、いわゆる冷やかけ蕎麦のことだ。

暑い暑い夏場には、フンワリ鰹風味に重なるスッキリとした酸味がベストマッチ!!
こんな美味しいお蕎麦が三日ほど前に「中道」の新メニューに登場した。

本日ツユまで完食!!(詳細は後日)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2015年8月 9日 (日)

ビルの谷間にお洒落なお店 大阪市西梅田は「守破離 堂島店」

先々月末にお伺いして太切りを頂き、先月初めに再訪した時の十割の味がますます気に入ってしまったお店、谷町「守破離」。

そしてこの日神戸での仕事帰り、夕食に丁度よいと「守破離 堂島店」に訪れました。

1_

マンション一階のテナントなのですが、柳が垂れるアプローチや、窓際席からは狭いながらも庭を眺める事ができ、梅田のビル街にいるとは思えぬ雰囲気。

2_

「あいにく個別テーブルは予約で埋まり、相席の大テーブルになりますが」との事で案内されたものの、卓の途中に柱が入っているため隣席とのセパレート感が保たれています。

3_

蕎麦前の肴を数品お願いしBiールで「お疲れ乾杯!!」
すると「店主からです」と"う巻き"が出されました。
アッ ! 今日は土用の丑の日、初っ端から何とも嬉しい気配りではありませんか
まずは 「スの浅漬け」

4_


次に「豆腐味噌漬け」

5_


短冊状ではなく、卯の花のように出されるのは良いかもしれない!
お酒はビールから日本酒へ・八海山は温燗(ぬるかん)か熱燗のみの提供。

6_

谷町では冷やでしたが、こちらの拘りで出されているのでしょうね。
温燗でもスッキリとした飲み口の切れは残し、ふくよかさを増している気がする。
「地鶏の砂肝ポン酢」

7_


一人前が鉢三つに分け出されます。これもまた嬉しい心遣い。
そしてトロトロの「角煮」

8_


貝割れ大根がたっぷりと添えられています。
いつまで続く 「汁巻き」

9_

偶然か一人二切れずつに切り分けられていましたが、砂肝も一人前を三つの小鉢で出されたことを想うと、分けられるものは人数分にして出してくれる心遣いなのかもしれない。
しかしすでに蕎麦前の肴を通り過ぎ、すでに居酒屋状態になりつつあり・・・
最後に極め付け「鴨ロース」

10_


さて、お酒のおかわりは冷やの黒龍。
これも日本酒若葉マークの私に、飲みやすさを感じさせてくれます。

11_


そろそろお蕎麦といたしましょう。
谷町の十割の旨さがあって、ここでもざる蕎麦を十割でお願いします。

12_


しなやかさを持たしながらもきっちりとコシを残したもので・・・

13_up


谷町とは少し違った蕎麦肌を感じながらも、噛み締めた時の芳香を伴う美味しいお蕎麦。

14_

やはり、ここでもプラス料金を上乗せしてでも頂きたい十割だと思いました。
蕎麦湯で余韻を楽しみながらお店を後にしました。
守破離 堂島店

お店は→大阪市北区曽根崎新地2-1-9WOB梅田1階
電話は→06-6442-0711
営業は→11:30~15:00  17:30~22:30(LO 21:30)
お休み→無休
最寄り駅→地下鉄四ツ橋線 西梅田駅10番出口徒歩3分

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月 6日 (木)

吉野山で戸隠流蕎麦 奈良県吉野郡吉野町は「矢的庵」

車を降りると突き刺すような日差しが体に降り注ぎ、くっきりと影が落ちる道を日影を縫うようにしてお店に向かう。
店の名は「矢的庵」、戸隠風のお蕎麦を出す店だ。

1_


前回訪れた時同様奥の間に一組の先客が寛ぎ、その手前の部屋にお席を頂いた。
扇風機の首が振れるたびに柔らかい風が運ばれ、この日の猛暑を和らげてくれる。

12_


出汁巻きと田舎蕎麦をお願いしました。。。それにノンアルBも   (;^^)ヘ.

2_

.
ここで一句、「酔えぬなら お茶で良いのに頼むバカ 蝉の時雨に空しさを感ず」・・・
しか~しっ! 一時の精神的快楽を味わえるのです ( ^.^)( -.-)( _ _)
ノンアルBをチビチビやりながら読みかけの本に目を落としていると、お蕎麦と共に出汁巻きが出されました。

3_

戸隠蕎麦は一房(一ボッチ)を手で捌くだけの水切りで、ざるに五ボッチ盛られます。

4_


戸隠風の"ボッチ盛り"蕎麦を一手繰りすると、ご主人が修行した信州戸隠村の風景と共に口の中に素朴さが広がる・・・(蕎麦粉は戸隠産ではありませんが (^▽^) )

5_


戸隠風の"ボッチ盛り"蕎麦を一手繰りすると、ご主人が修行した信州戸隠村の風景と共に口の中に素朴さが広がる・・・(蕎麦粉は戸隠産ではありませんが (^▽^) )

6_


この店のように蕎麦粉を溶き混んだトロみある蕎麦湯は、注ぎ入れた後お箸で一掻きし、上1/3を飲んだ頃にまた継ぎ足してもう一掻き、出汁の香と旨味を楽しみましょう。
暖かい蕎麦湯が隠されていた汁のを膨らまして思わず「フ~~ッ」。
一息つきお店を後にしました。

7_


最後の登りはつらかったけど下りなら楽々。
山伏姿の方が街角ごとに祀られた神社や祠に祈りを捧げながら山を下っていきました。

9_


黒門近くにある「ひょうたろう」で柿の葉寿司(8個千円)を買い求め帰路につきました。
ここは酢飯の味付けがニュートラルで、鯖に酢が利く直球ど真ん中的なおいしさ。
なので私好みなのです。(酸味が立つ方が好みという方は、吉野川沿いの平総本店がよろしいかと)

10_


矢的庵

11_

お店は→奈良県吉野郡吉野町吉野山3396
電話は→0746-32-8167
営業は→11:00~17:00 観桜期10:00~18:00
お休み→不定休(ほぼ営業してます)
最寄り駅→ケーブル吉野山駅からバス
駐車場→吉野観光駐車場(観桜期マイカー規制)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年8月 2日 (日)

昼・夜のおきまりが素敵 大阪府泉大津市は松ノ浜「そば舎 中々」

南海本線松ノ浜駅から歩くこと僅か2分程度の駅近に中々はある。
小さな店内の中央に十席程の大きなテーブルが設えられ、他にはカウンター四席というお店はシンプルに素敵にデザインされている。

1_


シャイで飄々として、淡々と手打ち蕎麦を出すご主人の人柄が素敵で通い始めました。
さあっ!「今日は電車だビールが旨い、出汁巻き・蕎麦掻き楽しもう」・・・(^▽^)

12_


この店にはお昼と夜の「おきまり」というセットがあるのだ。
好きなお蕎麦に昼は+200円夜は+400円で柿の葉寿司か本日のご飯と共に小鉢が添えられるのだが、夜は昼よりも小鉢の量が多い。

2_


小鉢を肴にお酒と共に昼・夜を楽しみお蕎麦を頂くことができるのは素敵。
茨城県産のお蕎麦が多いのですが、季節により北海道産もあります。

5_


ポテッとして柔らかい張り感がある出汁巻きはとってもボリューミー。

6_


仕上げフワトロのプレーンな味付けで、添えられた大根おろしと醤油で自分好みに味を整えましょう。

3_


ねっとりとお箸にまとわりつく蕎麦掻きは、山葵と共にあっさり目の汁で頂きます。
ここの蕎麦掻きは結構お気に入り。

4_up


ドッカ~ンとくる個性はありませんが、トータルバランスが美味しいのです。

7_


そして電話で取り置きをお願いした田舎蕎麦。
黒ポチ・白ポチ・赤ポチが混ざり、田舎の風味を優しく感じるもの。

8_up


ビールと共にこれらを頂くと、「また今度来よう!」
そう思い通い始めて数年経ってしまいました。

9_


予約嫌いの私・・・
いつも遅めの訪問で田舎売り切れが多く、、、やはり電話一本入れとかないとね。

10_


中中
お店は→大阪府泉大津市二田町1-12-6
電話は→0725-33-6665
営業は→11:00~14:30(LO) [金・土・日のみ]17:30~20:00(LO)
お休み→火曜日 第3水曜日
最寄り駅→南海松ノ浜駅 東へ徒歩2分程度
駐車場→1~2台程度(すぐ近くにコインパーキングあり)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年7月 | トップページ | 2015年9月 »