「藪伊豆総本店」東京日本橋の老舗蕎麦店で昼蕎麦酒
東京日本橋にある老舗のお蕎麦屋さんと言えば、大阪城築城時の砂置き場に並んだ砂場蕎麦に端を発し、その後江戸蕎麦文化の一翼を担った砂場縁の「室町砂場」、 創業百余年カレー南蛮が売りの「やぶ久」、、そして今回お邪魔した「藪伊豆総本店」だ。
東京駅八重洲中央口からまっすぐ東に進み、首都高室町ランプ手前を左に入った所に藪伊豆のビルがある。
ビルの前には門構えがあり、脇に置かれるメニューが敷居を下げている。
門を潜ると右手が通常店舗、左手が宴会場入口だ。
この日10人で予約を入れていたので、左手入口からエレベーターで三階のお座敷へ。
「伊豆本」と名乗っていた店は創業180余年の老舗で、明治に入った頃「神田やぶそば」の傘下となり、双方の店名を合わせ「藪伊豆」となった。(お店HPより)
そんな老舗のランチセットは1080円とお得なのだが、ここはア ラ カ ル ト。
そんな老舗のランチセットは1080円とお得なのだが、ここはア ラ カ ル ト。
まずは蕎麦前のビールを・・・突き出しはお馴染みの蕎麦味噌だ。
蕎麦の実を練り込んだ蕎麦味噌でビールを頂きながら一品を注文。
「たたき」とあったので軽く炙った鴨肉を想像していたのだが・・これは鴨ロース煮。
それでもピンク色に仕上がった鴨ロースは柔らかくて美味しい。
千葉県多古の大和芋トロロは、お箸で切ってつまみ上げる程の強い粘りゴシ。
焼き海苔は山葵をチョイと載せ醤油で頂く! パリッとして磯の香が広がるのだ。
三つ葉山葵和え・たたきのり、油と相性の良いナスの揚げ出しも熱々の揚げたて。
椎茸と卵焼きだけのシンプルな芯を巻いた蕎麦寿司は色白で、寿司用に打たれているのだろうか、アッサリと口直し的存在。
そろそろ仕上げのお蕎麦は、胡麻せいろ・胡麻蕎麦(温)・鴨せいろの三種混合注文。
当然私は鴨せいろ! 鴨汁は濃いめと薄いめの二種から選択できて、違いを尋ねると「男性なら濃いめの方が良い」と勧められそちらをチョイス。
ブログ写真としてのルックス的には・・・地味で花が無い胡麻汁 (^0^) だが、少し飲ませてもらうと、まず濃厚な胡麻の風味が広がり、後口はしつこくない仕上がりだ。
ブログ写真としてのルックス的には・・・地味で花が無い胡麻汁 (^0^) だが、少し飲ませてもらうと、まず濃厚な胡麻の風味が広がり、後口はしつこくない仕上がりだ。
お蕎麦は小さめのせいろ二段で出されます。
まずはそのままで一手繰り・・ん、もう一手繰り・・お!、さらにもう一手繰り。
意外といける。(失礼)
外観や食感は神田やぶそば系で、色も僅かに緑がかっているような気がしました。
合鴨の肉も厚めで柔らかくて臭みも無く、ギトギト濃厚好きの方には物足りなく感じるかもしれないけれど、この鴨汁は私好みだ!
白濁サラッと系の蕎麦湯で割ると、フンワリと香る出汁に旨味が優しく広がる。
合鴨の肉も厚めで柔らかくて臭みも無く、ギトギト濃厚好きの方には物足りなく感じるかもしれないけれど、この鴨汁は私好みだ!
白濁サラッと系の蕎麦湯で割ると、フンワリと香る出汁に旨味が優しく広がる。
老舗蕎麦店ならではの雰囲気と味の素敵さがあり、これはまた一軒東京の行きたい店が増えたぞ! そう思いながらお店を後にしたのでした。
お店は→東京都 中央区 日本橋3-15-7
電話は→03-3242-1240
営業は→11:00~15:00 LO(土祝15:00閉店)
17:00~22:00(LO21:00) 金~22:30(LO21:30) 土祝~20:00(LO19:30)
定休日→日曜
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