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2016年1月21日 (木)

丹波の「三津屋妹尾」でゆったりお蕎麦と鯖寿司 兵庫県丹波市青垣町田井縄

若狭から京都へと続く鯖街道。
滋賀朽木を経て京都に至る道が有名だが、周山街道から京都に入る道もある。
しかし、さらに西にも京都を経て丹波地方へ塩鯖が流通していたようだ。
このため丹波地方でも昔から鯖の棒寿司が親しまれていた。
そんな丹波市青垣にあるお蕎麦屋さんが「三津屋妹尾」。
北近畿豊岡自動車道の青垣ICからほど近い田井縄にあるお蕎麦屋さんだ。

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通い始めてもうどれだけ立つだろうか。
まだ幼稚園前の看板娘「りんちゃん」が、今はもう小学生(あれ、何年生になった?)。

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この日久しぶりに蕎麦仲間のO氏と訪問、初めてここの熱盛り蕎麦を食べようと思ったのだが・・・なっ、なっ、無い! メニューに無い!! ご主人に尋ねると今は裏メニューだそうだ (^▽^)
鯖寿司と共にお願いしました。
エッヘン! 実は私こう見えても鯖棒寿司には拘りがあるのです。
見た目の美しさや、味のバランスからも・・鯖と寿司飯の比率は1対1だ!!
これが鯖棒寿司の黄金比率なのだ!!!

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見よっ!この期待通りの黄金比率を! うっ、美しい。。。
口にすると、寿司飯の甘さに鯖の酢締め加減が絶妙のハーモニーを奏で始める。
やはり鯖の棒寿司が美味しいのは絶対この時期、晩秋から初春にかけてです。
暑い時期にはまず味わえないこの旨さなのだ!!!
・・・あっ、すみません。。ちょっと鯖トリップしてしまいました  (o_ _)o

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そしてこれが今は大奥に入ってしまった裏メニューの熱盛り蕎麦。
粗挽き粉が混ざるお蕎麦が熱々で出されます。

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まずお蕎麦だけを一手繰りすると、ムンとした干し草のような香りが鼻先をくすぐり、噛み進むと粗挽き粉がホンノリと穀物感を被せて来るのです。

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熱々の湯通し蕎麦に添えられるのは熱々の汁と卵黄に刻みネギ。
大阪泉州の熱盛りは全卵が多く、普通のざる蕎麦ですら鶏卵が一個付く店も。
ご主人がちく満ファンの奈良下市にある芳熊庵に至っては二個付いてくるのだ。

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これを軽く溶き汁に流し入れ、熱々蕎麦をドップリと汁に浸けて頂く。

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僅かに醤油が勝つ汁に卵黄のまろみが合わさって、熱盛り蕎麦には丁度よい味に仕上がっています。
熱盛り最大のポイントは、汁と卵のバランスが大事なのです。

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後から後からのお客様に、ご主人との会話は程々に済ませ・・・

ホッコリ気分を堪能してこの日の幸せ終了です。



三津屋妹尾

Photo

お店は→兵庫県丹波市青垣町田井縄640
営業は→11:00~15:00
電話は→0795-87-2550
お休み→火~金曜日
最寄IC→北近畿豊岡自動車道 青垣IC 約5分

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