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2016年3月

2016年3月30日 (水)

水茄子始まってます「手打ち蕎麦 中道」 和歌山市は毛革屋丁

3月16日に開店2周年を迎えた中道。
開店以来少しながら品数も増え、お蕎麦も進化しています。

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お客様から「きざみ蕎麦を是非に」と言われ追加した一品で、お揚げさんもたくさん入り、一つまみ天かすを加える事で信濃庵とはまた違う旨味の仕上がり。

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品数の進化は温・冷合わせて11種だった蕎麦が、今は「山菜」・「玉子」・「きざみ」・「酢橘」(夏季限定)の4種を加え15種となっている
厨房を一人で切り盛りするため、そう簡単に品数を増やそうとしなかった。
それ故そう長く待つ事無くお蕎麦が供される・・・のですが。

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ただ、これも少ない酒肴にこの時期加わる水茄子がとても嬉しいのです。

そしてもう一つの進化が酒器だ。
これまで日本酒は燗酒ならお銚子、それ以外はコップ酒だったのだが、これが常温は片口、冷酒はガラスの銚子となったのだ。

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角打ちの立ち飲みみたいなビールグラスよりは格段色気のあるお酒が頂けます。

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さて、酒肴の進化は新たに加わった「出汁巻き」と「鴨腕」の二種。
もっとも出汁巻きは夜の忙しくない時限定だが、ほぼいつも頂く事が出来る。

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鴨腕は鴨・葱・汁の全部が酒のアテになる便利な一品。しかも締めにざる蕎麦を頼むと一粒で二度美味しいグリコ蕎麦となるのだ。

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合わせて蕎麦湯もグリコ蕎麦湯として楽しむ事が出来る。

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おろし蕎麦は中道唯一のぶっかけで「天ぷら入り」もチョイス可能。
この店で頂く汁蕎麦は大好きな玉子蕎麦(とじ蕎麦)と鴨蕎麦ですが、梅干しが入る梅ぼし蕎麦も結構美味しい。

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何故梅蕎麦と名付けなかったのかと思うのですが、それはさておき肉厚の南高梅が入り、和歌山らしいメニューに仕上がっています。

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天かすが梅の酸味をまろく包み、ワカメの磯の香と共に出汁の旨味に混ざる。
なので梅干しを囓っても酸味は穏やかだ。

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とてもゆっくりと進化する中道ですが、油断するとこんな事もあります

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なので繁忙期を外す蕎麦屋酒人には微妙な時間調整が必要なのです。(;^^)ヘ..



手打ち蕎麦 中道


お店は→和歌山県和歌山市毛革屋丁7
電話は→073-423-1005
営業は→11:00~13:45(LO) 17:00~20:00(閉店)各売り切れ終了
定休日:木曜日と水曜の夜
駐車場→あり(多い)
最寄り駅→JR和歌山駅徒歩約10分弱

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2016年3月27日 (日)

奈良市 「氷室神社のしだれ桜」 が満開でした!

東大寺にほど近い氷室神社。
綺麗なしだれ桜で有名ですが、26日に満開となり行ってきました。

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かなりの人出で写真を撮るのも一苦労です。

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やはり外国人観光客が圧倒的に多い。

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雑踏の中で日本語が聞こえるとちょっとホッとします・・・ (*^O^*)

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木蓮も綺麗でした。

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2016年3月22日 (火)

禁断症状出る 大阪府堺市は宿院「ちく満」

泉州地方で好まれる熱盛り蕎麦は、湯がいたお蕎麦を水締めし、再度熱湯に通して熱々にする、いわゆる湯通しというお蕎麦なのですが、ちく満のお蕎麦は湯がいた後せいろで蒸しているのではないかと思います。

創業300年以上の老舗店「ちく満」、堺市の超有名店だ。
熱盛りせいろ好きには知らぬ人がいないと言う程の名店。
私もこのせいろ蕎麦が無性に、無性に無性に・・・食べたくなる時がある。

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お店の外観はエキセントリックだが、中に入ると趣ある純和風のお座敷で、指定された靴棚に靴を入れその番号の席に案内され落ち着く。
メニューは・・・せいろ蕎麦だけ

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昔は二斤もあったのですが、今は一斤と一斤半の二種のみ。
「一斤」の量は少なめで、殿方には二斤がお勧めかも知れません。

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せいろ箱で運ばれるお蕎麦、玉子と共に熱々汁徳利が添えられます。

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まずは器に手早く玉子を割り溶き、熱々蕎麦汁を程々注ぎ入れる。
この時入れすぎは禁物、薄ければ追い足せば良いのです。

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さあ準備万端整いましたなら、いざお蕎麦を頂きましょう!

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いいねーっ、このルックス!
まるで伊勢うどんにも通じるソフティーでポテポテふにゃふにゃのお蕎麦!(^0^)

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ちく満では現在の蕎麦の概念を捨てましょう。何故ならこれが原始的蕎麦なのだ。
これに溶き卵汁が絡み、絶妙な味のバランスでズルズルいけます。(^_^)
このバランスが時々禁断症状を発祥させる、そんなお蕎麦なのです。

食べ終えた盛り汁に熱々の蕎麦湯を注ぎ入れるとフンワリと咲く花玉子。

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ある一定の周期でどうしようもなく食べたくなる。
そんな昔ながらの熱盛り蕎麦が泉州には今なお残っています。

PS:お昼の繁忙時は一人での車乗り付け禁止 (知り合いのお蕎麦屋さんの大将が昔怒られました (*^O^*) ) 午後1時以降はOKだったと思います。(たぶん)



ちく満

お店は→大阪府堺市堺区宿院町西1-1-16
電話は→072-232-0093
営業は→10:30~21:00
定休日→月曜日(祝日の場合営業、翌日休)
駐車場→有り
最寄り駅→阪堺電車宿院電停すぐ 南海堺駅徒歩10分程度

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2016年3月17日 (木)

二度づけ禁止 串かつ家SACHI(さち) 和歌山市は葵町

串カツ、関東では串揚げなどと呼ばれチョイと上品な感じなのだが、やはり私には「串カツ」がしっくりとくる。

昨年11月、和歌山市に新しい串カツ屋が開店した。
串かつ家SACHI」だ。

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新世界スタイルの串カツ屋は静かな住宅街にある。(ちょっと不便だが)

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客席は全てテーブル席で、明るくてポップなインテリアが印象的だ。

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30種類ほどの串カツが有って、少ないながらも一品や〆の麺類もあるのだ。

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注文はテーブルに置かれたシートの品書き欄に串の数をそれぞれ書き入れてお店の人に渡すシステム。

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ここで新世界式ルールを説明しておこう。(いたって簡単)
串揚げ屋さんではマイソースが出されるが、串カツ屋は違う!
各テーブルにステンレス製ソースバットが備えられ、出された串カツをそのバットの中のソースにくぐらせて食べる。

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当然そこに座ったお客さん達がそのソースを共有する事になる

だから「二度づけ禁止」のルールとなっているのだ!!

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ちなみに一口食べた後ソースが足らない、そう思った時は添えられたキャベツでソースをすくい串カツにかけると良い。
(これがソース追い足しの技だ)


さあ、これで安心して美味しい串カツを頂こう。

この店の串カツは結構薄衣ながらキッチリとパン粉を感じる物で、サクッとした歯応えが魅力的。

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ソースも甘辛さがバランス良く、程良い酸味でアッサリと頂ける。(クドいようだが二度づけはしないように)

もう一つお勧めの一品がおでん、これが出汁が効いて、味が浸みて旨い!

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「揚げ物はどうも」という人でも、おでんでちょっと一杯やって、締めにうどんをツルッとするのもいい。
ちなみに私はいつも串カツを待つ間、大好きな厚揚げを頂いているが、残ったお出汁をアテに・・・お酒頂けます。(阿倍野明治屋の湯豆腐のお出汁のように)

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ご主人は和食出身で、出汁の基本を心得ているから当然かも知れません。
この日自家製トマトソースを出していただいたが中々良かった。

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串カツ屋ながら、串かつ以外でも楽しめるお店なのです。

フレンドリーな奥様と、強面ながら笑顔が素敵で結構人なつっこいご主人。
そんなお店でホッコリ・チョイ飲みしてはいかがでしょうか。



串かつ家SACHI

Sachi

お店は→和歌山県和歌山市葵町
電話は→073-425-5517
営業は→17:00~23:00
定休日→月曜
駐車場→有り
最寄駅→和歌山バス堀止バス停から約800m

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2016年3月10日 (木)

晴れ時々星(あかり) 大阪市中央区道頓堀

「星」、何故「ほし」と書いて「あかり」と読むのか・・・
初めて訪れたときご主人が言ったのは。。。忘れました (_ _)
いや、確か「道頓堀だから」、そう言ったような気がします。
食材は福井産にこだわる飄々としたご主人は、全くもって不思議な存在だ。
この日もお店に入ると「雨の中大変やったね」、「こない降ると思わんかったわ」。
そう言いながら道頓堀川を見下ろすいつものL字カウンター奥に陣取る。
決まって頼むのが紫辛味大根のパンチに鰹節の旨味が被さるナメコおろしだ。
「お酒なんかあんの」

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「これ結構美味いで」・・・「ほなそれお願い」。
絞りたて原酒 「八海山 越後で候」 とあります。

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帰ってから調べると、年に一度12月に発売するお酒らしい。
純米吟醸の爽やかな甘さを感じつつ日本酒らしさが顔をのぞかせる。

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「こないだ来た時、ここへも来たて言うてたお蕎麦屋さん、やっと開店したわ」
「あっそう、どんなお店?」、「一人でやるには結構広いし、石臼自家製粉やて」。
「それは大変やわ」。

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とりとめも無い話をして残ったお酒を飲み干してお店を辞しました。
こんなお店を知っていると、一寸いいかも知れません
道頓堀星という店は何故か自然体になれるお店です。



手打ちそば 星


お店は→大阪府大阪市中央区道頓堀1-1-9 豊栄ビル1F
電話は→06-6212-5450 (お問い合わせ専用番号)
営業は→【平】12:00~15:00 18:00~0:00(金曜日~翌3:00)
      【土】11:30~翌3:00(日・祝~0:00)
定休日→不定休(ほぼ営業だと思います)
最寄り駅→地下鉄日本橋駅徒歩約3分程度

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2016年3月 5日 (土)

「十割そば きらく」で粗挽き鴨汁 大阪市天王寺区は生玉前町

きらく=気楽=お気楽≒お気軽、そんなお蕎麦のイメージ・ ・ ・
いや、中々侮るなかれ、素敵な十割そばを気軽に頂けるお店でした。
谷町9丁目と四天王寺夕陽丘駅の真ん中くらい、谷町筋沿いにお店はあります。
店頭に掲げられた赤地の幟には石臼挽き自家製粉の白い染め抜きが。

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メニューの案内は丁寧で、ランチセットの組み合わせや本日のお蕎麦などを告知してくれ、本日のお蕎麦は定番の各お蕎麦にチョイスできるとの事。
その本日のお蕎麦である粗挽き田舎を鴨汁蕎麦でお願いしました。

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オッ、一本筋の通った中々見所のありそうな粗挽き田舎だ!
武骨な姿を見た瞬間、もう既に頭の中では強靭な歯ごたえと素朴な味のイメージが膨らみ出していたが、一手繰りすると意外にしなやかな打ち上がり。
でも、噛み締める口の中では穀物感がムンッと広がる期待どおりの美味しさだ。

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これは汁に漬けるのはもったいない、、、しかし相手は鴨汁蕎麦なので   (-.-;
はっ半分だけ鴨汁で頂きましょう・ ・ ・  ( ..; )
粗挽き蕎麦は温かい汁でもサッとくぐらせるだけなら、そうブチブチ切れる事なく頂けます。(特に十割は繋ぎを使わないのであくまでもサッとネッ)

鴨汁は結構しっかりとしてコッテリ濃厚ですが、そう嫌みさを感じずに頂けます。(個人的にはもう少しアッサリが好みですが (^0^) )
鴨は厚めのスライス三切れとつくね2個が入っています。
スライスは結構柔らかく、つくねは軟骨のコリコリが楽しい食感だ。

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さて、いつものごとく鴨汁が有り余っているので、蕎麦猪口を頂いてこれに少し移し入れ、トロミを帯びた蕎麦湯を注ぐ。
お箸で軽くかき混ぜ一口、あ~っ、エエ感じや . 。o○

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お酒も色々あるようで、機会を見つけて電車で訪れてみようっと、、
そう思うお店でした。
これでこの日の幸せ終了です。



十割そば きらく


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お店は→大阪府大阪市天王寺区生玉前町5-28
電話は→06-6773-0700
営業は→11:30~14:00(LO13:45) 17:30~22:00(LO21:30)売り切れ次第
駐車場→無いようです(近所にコインP幾つか有り)
最寄り駅→地下鉄谷町線四天王寺夕陽丘駅

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