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2016年3月22日 (火)

禁断症状出る 大阪府堺市は宿院「ちく満」

泉州地方で好まれる熱盛り蕎麦は、湯がいたお蕎麦を水締めし、再度熱湯に通して熱々にする、いわゆる湯通しというお蕎麦なのですが、ちく満のお蕎麦は湯がいた後せいろで蒸しているのではないかと思います。

創業300年以上の老舗店「ちく満」、堺市の超有名店だ。
熱盛りせいろ好きには知らぬ人がいないと言う程の名店。
私もこのせいろ蕎麦が無性に、無性に無性に・・・食べたくなる時がある。

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お店の外観はエキセントリックだが、中に入ると趣ある純和風のお座敷で、指定された靴棚に靴を入れその番号の席に案内され落ち着く。
メニューは・・・せいろ蕎麦だけ

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昔は二斤もあったのですが、今は一斤と一斤半の二種のみ。
「一斤」の量は少なめで、殿方には二斤がお勧めかも知れません。

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せいろ箱で運ばれるお蕎麦、玉子と共に熱々汁徳利が添えられます。

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まずは器に手早く玉子を割り溶き、熱々蕎麦汁を程々注ぎ入れる。
この時入れすぎは禁物、薄ければ追い足せば良いのです。

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さあ準備万端整いましたなら、いざお蕎麦を頂きましょう!

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いいねーっ、このルックス!
まるで伊勢うどんにも通じるソフティーでポテポテふにゃふにゃのお蕎麦!(^0^)

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ちく満では現在の蕎麦の概念を捨てましょう。何故ならこれが原始的蕎麦なのだ。
これに溶き卵汁が絡み、絶妙な味のバランスでズルズルいけます。(^_^)
このバランスが時々禁断症状を発祥させる、そんなお蕎麦なのです。

食べ終えた盛り汁に熱々の蕎麦湯を注ぎ入れるとフンワリと咲く花玉子。

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ある一定の周期でどうしようもなく食べたくなる。
そんな昔ながらの熱盛り蕎麦が泉州には今なお残っています。

PS:お昼の繁忙時は一人での車乗り付け禁止 (知り合いのお蕎麦屋さんの大将が昔怒られました (*^O^*) ) 午後1時以降はOKだったと思います。(たぶん)



ちく満

お店は→大阪府堺市堺区宿院町西1-1-16
電話は→072-232-0093
営業は→10:30~21:00
定休日→月曜日(祝日の場合営業、翌日休)
駐車場→有り
最寄り駅→阪堺電車宿院電停すぐ 南海堺駅徒歩10分程度

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コメント

こんにちは。私も1週間ほど前、蕎麦好き堺人としての義務を果たしてきました(初訪問です!)。周囲の蕎麦好きの人に「どうなん?」と聞くとほぼ100%首を振られたので、躊躇していたのです。14:30頃に行ったのですが、お客さんが誰一人いないので、ますます不安になりました。その後ぽつぽつと2組ほど来られましたが。食べた感想ですが、まさしくエノさんのおっしゃるとおり、蕎麦専門店の蕎麦という概念を捨てねばならぬと思いました(キリッ)。そして食べ物としての素直な感想として、ありやなと。ふかふかほかほかの蕎麦を、卵を落とし込んだつゆにつけてすすると、なんといいますか、ほっとする味というか、優しい?味。胃腸の悪い時に食べたいですWあと汁なのですが、ちょっと赤味噌のような風味がしたので、特殊な醤油を使っているのかなと思いました。卵を溶く前提だからなのでしょうか、大阪の蕎麦汁にして濃く、昆布も効いてなくて醤油辛いと感じました。でも不思議と癖になるというか…また食べたいように思いました。でも少ない!高い!自宅で再現レシピを作ってやろうかと思いました。

投稿: 木村真規子 | 2016年7月18日 (月) 18時52分

木村様、コメントありがとうございます。

ハハッ、「胃腸の悪いときにも大丈夫」とはまさにバッチリの例えですね! 
そして「大阪の蕎麦汁にして濃い」、そうなのです。
この濃さが溶き卵とマッチしてベストバランス。

昼時はお客さんいっぱいですよ。
毎日食べようとは思いません、でも・・時折たまらなく食べたくなるお蕎麦なのです。

再現レシピ、頑張ってくださいね!!

投稿: エノさん | 2016年7月24日 (日) 16時28分

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