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2016年4月

2016年4月24日 (日)

平成28年 野田ふじまつり 大阪は信達牧野

泉南市信達牧野を通る熊野古道沿いにある一軒のお宅に、今は無きこの家の主が大切に育てた一本の藤の木がある。

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初めて訪れた時はとても一本の幹から広がったとはとても思えなかったのだ。

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ふじまつりの初日、多くの人が訪れている。

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仮設展望台から見下ろすと、まるで藤色の雲の上を歩いているようだ。

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これがこれらの花を咲かせる元。

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ここから紀州街道(熊野古道)をほんの少し北に上ると行燈のお店。

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そしてもう暫く進むと紀州徳川家が本陣としていた信達宿本陣がある。

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現在の建物は明治期に再建され敷地も半分以下になっているが、往時を知る事が出来る貴重な品物が多く残されている。

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狩野探幽の掛け軸三幅や、紀州徳川家縁の品々などが展示されていた。

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なんとトイレの便器は伊万里焼で、その手洗いの窓が素敵だ。

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期間中夕方から街道沿いを花灯籠で演出。
売店などもでます。



信達牧野ふじまつり
期間は→4月24日~4月30日
協力金→100円

信達本陣
今年の一般開放→4月24日・29日・30日
協力金→100円

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素敵な居酒屋「おだいどこ弐番家」 和歌山市は西ノ店

この店、一見するとどこの街角にでもある小さな居酒屋さんだが、、、
一歩店に入ると・・・やっぱり小さな普通の居酒屋さんです (;^^)ヘ..
しかし、酒に料理にかなりの拘りを持つご主人が切り盛りするお店なのだ。

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特に日本酒には拘りを持っている。と言っても、各地の地酒を数豊富に取りそろえている訳ではありません。定番4種の紀州和歌山の地酒が基本。
それらと共に各地の珍しいお酒などを極少数ずつ入れ替えているのです。

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お酒は開封すると酸化が進むため、種類が多いと呑みきるのに時間がかかってしまい、どうしても美味しさが右肩下がりになるからというご主人の拘り。
確かに開封したての日本酒にはフレッシュな勢いを感じますものね!

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たとえばある日のお酒、山廃吟醸 無濾過生原酒 「農口」。

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石川県の農口酒造が造るお酒で、中々手に入らないレア物らしい。
切れがある飲み口は透明感があるが、根底には芳醇な日本酒の旨さが覗く。




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またある日のお酒、薩州正宗。

九州、特に南部ではお酒と言えば焼酎ですが、薩州正宗は芋焼酎の本場鹿児島で現在唯一醸される日本酒だそうです。


そしてここの料理の注目は、良い食材を見つけては短いスパンで定期的に入れ代わる「気まぐれメニュー」で、タンシチューや牛頬肉のデミソース煮、

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希少部位の豚テキなど居酒屋メニューには珍しい品も載るのだ。

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タンや牛頬肉は軟らかく煮込まれていて、思わずここは洋食屋さん?

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しかし何やこのキャッチコピー、 「 有る時しか有りません 」 って。
当たり前やん!! でもついつい引っ掛かってしまう (*^O^*)

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私の好きな鴨料理も並ぶ事があります。

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小ぶりな切り身ながらこの数! 柔らかくて美味しい (*^_^*)
また、たまに裏メニューがあるのだ。

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鶏のたたき。 旨い!柔らかい! 甘いっ!柔らかい!

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鯖のきずし (締め鯖) も浅すぎず深すぎずの程良い締め具合。

見るからに自然体のご主人が出す拘りのお酒と酒肴。
話し掛けると結構気さくに応えてくれます。

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いつも思わずもう一杯という心を次回に残しお店を後にするのです。
(※店内はカウンターとテーブル2卓、狭いながらも小上がりが2席)


おだいどこ弐番家

お店は→和歌山県和歌山市西ノ店1 楠嘉マンション1F
電話は→073-422-1577
営業は→17:30~0:00
定休日→日曜日
最寄り駅→南海和歌山市駅・和歌山バス市役所前(共に徒歩約6分程度)
     城北地下駐車場出入り口東向かい

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2016年4月21日 (木)

口熊野上富田町の中華屋さん 「Bannzai (バンザイ)」

以前上富田町の 「おおみや」 へ行った時、 午後1時前に早くも売り切れ!
ならば白浜の 「さいこう」 へ思い車の向きを変えた時、 アッ! 今日  日曜や!!

運がない時はとことん運がない。(私は結構多いのですが   (-.-; ) )
そうや、 以前チェックしていた 「Banzai (バンザイ)」 で焼き飯食べよ!
と言う事で久しぶりに中華です。

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といってもテーブルのセットメニューにちょっと迷いながらも、結局焼き飯と餃子をお願いすることにしました。

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ウッディーな店内はパーティションで仕切られた六人掛けベンチシートのテーブルが4卓、小上がりにも座卓が2卓。

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そしてまず焼き飯。

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HPで見ていたとおりの焼き飯は、メチャパラでは無くフンワリしっとりなのですが、決してベチャッとはしていません。

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比較的ニュートラルな味付けで、具材も海老やチャーシューなどが入り美味しい。

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餃子もインパクトは無いですが、素直に美味しく頂きました。
次回は塩ラーメンと焼き飯のセットを頂こうと思いながらお店を辞しました。
(しかし中華料理店でなぜBanzai ・ ・ ・)


Banzai(バンザイ)

お店は→和歌山県西牟婁郡上富田町岡1
電話は→0739-33-7152
営業は→11:00~13:30 17:00~20:30(L.O)
定休日→木曜日
駐車場→有り(6台位)

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2016年4月17日 (日)

面白いお店です これぞ秘境蕎麦「蕎楽 悠庵」 三重県松阪市

熊本地震・・・震源が浅い直下型地震は「阪神淡路」同様の地震力だそうです。
被害が甚大な中、未だ余震が続いているようで、南海・東海・東南海に恐れおののく私達にとって他人事とは思えません。

さて、まだ梅の花が残る頃に訪れたお店は、これぞ秘境蕎麦「蕎楽 悠庵」。あっ、これぞ秘境蕎麦はお店の名前には付いていませんです (^_^)
伊勢自動車道 松阪ICを出て山間に車を進めると徐々に募る不安感、「ほっ、本当にこの道でいいのか?」、 そう思い始めた頃ようやく現れた伊勢山上飯福田寺の山門に涙しながら車を止めました。

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杣家風のお店には打ち場と思われる部屋の上に色あせた看板が掛かる。

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何とも鄙びたと言うか、枯れたと言うか・・・ (^▽^)

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席を頂いてメニューを開くと「生粉打ち」と「田舎」の文字が目に止まり、生粉打ちで鴨汁蕎麦をお願いし、出汁巻き玉子もそれに合わせました。

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しばし読みかけの本に目を通していると、「お待ちの間のサービスです、食べてください」と出して頂いたのは蕎麦雑炊。

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これが結構しっかり濃いめの味付けで、私・・これでビール一本いける。。。

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次いでの出汁巻きはホンノリと甘味が漂い、雑炊とは対照的な薄味仕上げ。

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大根おろしに醤油をかけ玉子に載せていただくと優しい味わいにホッとする。
そして出汁巻きにそう遅れること無く生粉打ちの鴨汁蕎麦が出されました。

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細切り生粉打ちを一手繰りすると、短めの打上がりで結構アッサリの味わい。
鴨汁も意外とフンワリな優しい味付けで悪くありません。

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ここでふと品書きに挟まれた紙に見つけた「冬季限定牡蛎おろし蕎麦」の文字。
そう言えば今年まだ牡蛎蕎麦を食べてなかった。で牡蛎おろし蕎麦追加!

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牡蛎天が入れられますが衣が黄色い!・・これはかなり個性的なビジュアル。
白い粉のような物は大根おろしと思われます。

お蕎麦は田舎のようで比較的美味しい物ですが、かけ汁は蕎麦雑炊同様かなりしっかりとした味付けで辛さが際立っていました。

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ご主人は名古屋の沙羅餐(サラザン)で初期の生徒さんだったそうです。(どおりで細切りだったのですね)

しばしお蕎麦の話を伺いお店を出ると、入れ替わりでご近所らしい親子連れのお客さんが楽しそうに入られていきました。

次回は是非田舎をざるで頂きましょう (^・^)

(きっとそれが良い!)

しかし喉渇くわ (-.-;)

南阿蘇の久木野庵や熊本市内の雪花山房は大丈夫だったのでしょうか。。。


蕎楽 悠庵

お店は→三重県松阪市飯福田町223
電話は→0598-35-0860
営業は→11:00~16:00(売り切れ閉店)
定休は→月曜、火曜

最寄IC→:伊勢自動車道松阪IC 車約30分

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2016年4月10日 (日)

本郷の瀧桜 又兵衛桜 奈良県は宇陀市大宇陀

遅いかも知れない、いや遅いだろう、そう思いながら訪れた大宇陀の又兵衛桜。

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道のりには結構綺麗な桜たちが咲いていて、もしかしたらまだいける。?
しかもかなりの人出だ。

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そうして到着した。。。ら、まだ花を付けていた。

流れ落ちる様な枝がまるで瀧に見えるので(多分)「本郷の瀧桜」、後藤又兵衛の屋敷跡なので「又兵衛桜」などの名前が付く樹齢300年の枝垂れ桜なのです。

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この桜が立つ本郷川のほとりは八重桜や菜の花も綺麗に咲いています。

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又兵衛桜の周りには桜や桃が植えられ、お弁当を広げる家族連れも沢山。

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所々に青葉が目立つものの十分な美しさと迫力を感じさせてくれました。

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かぎろひの丘の近くには、「元伊勢 阿紀神社」がありあります。

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「元伊勢」とはまだ伊勢神宮がなかった頃、崇神天皇の勅命により天照大神を祀るため建立した神社の事で、後に大宇陀から伊賀などを経て伊勢に至る事になります。
その「元伊勢」の一つ「阿紀神社」が厳かな佇まいを見せていました。

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宇陀には室生の大野寺や西光寺、榛原の佛隆寺など沢山の桜の名所があります。
まだ名残の花を見る事が出来るかも知れません。


又兵衛桜
場所は→奈良県宇陀市大宇陀区本郷
宇陀市観光協会→こちら

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2016年4月 6日 (水)

高台に建つ! 手打ち蕎麦「くまの庵」 和歌山県新宮市は新宮

※ 閉店されたとのことです

名人「高橋邦弘」が率いる翁・達磨グループに名を連ねる「くまの庵」

 

新宮市の見晴らし良い高台にあるこの店に訪れるのは何年ぶりでしょうか。

 

(なのでちょっと迷ってしまいました)

 

 

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先月に訪れたのですが、今頃は花が咲いているであろうアプローチを玄関へ。

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丁度ピークが過ぎた時間帯で、窓際の席に着く事が出来ました。

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メニューにある焼鴨・・・以前こんなんあったかな?

 

と言う事で焼鴨と出汁巻きをお願いします。

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車の時はせめて気分だけでも 。 。 。 ノンアルB (;^^)ヘ..


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以外と早く出された少し大振りな出汁巻き二切れ。

 

本を片手に頂いていると、間もなく焼鴨もサーブ。

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比較的しっかりとした味付けの出汁巻きはお酒心をくすぐり・・・

 

そして焼鴨でなお一層お酒心をわしづかみ、の味付け。

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ビール欲しい! でもこの店でお酒と共にこれらの品を頂ける可能性はかなり少ないだろう、そう思いながらノンアルBを寂しく喉に流し込むのであった。

お蕎麦はシンプルに「もりそば」。

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綺麗に打たれた二八蕎麦はキッチリと角が立ち、そのフンワリとした風味を舌と鼻に感じさせてくれます。

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最後に二口ほど汁漬けで頂くと、わずかに醤油が勝つも出汁の旨味を感じる関西アレンジの仕上がり。
今は関東の辛みと関西の甘味が融合した盛り汁を出すお店が増えています。

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蕎麦湯は白濁サラリ系と言っていいでしょう。
お出汁の香りと旨味を残しながらフンワリ胃の腑に落ちました。

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新宮市街地や熊野灘を眼下に見下ろしながら蕎麦湯を頂きお店を後にしました。



くまの庵

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お店は→和歌山県新宮市新宮3765-2

 

電話は→0735-21-2870

 

営業は→11:00~14:00 17:00~19:30

 

定休日→水曜日

 

駐車場→有り

 

最寄駅→JR新宮駅約2.7km

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2016年4月 3日 (日)

「野長瀬邸のしだれ桜」観桜ランチ「おおみや」のひとはめ蕎麦 和歌山県は上富田町

満開となった和歌山の桜、天気予報も昼前からずらっと晴れマークで、青空に浮かぶ野長瀬邸のしだれ桜を目指して中辺路へGO!

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青空の下で満開桜・・・のはずが、何故か曇り空が広がっているのです。

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まっ、とりあえず上富田町の「おおみや」で腹ごしらえ。

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先月の連休に訪問した時は、まさかの1時前に売り切れという惨劇 (;。;)

なので今回は開店時間を目指しての訪問。

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天ざると「さんま寿司」をお願いします。

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「揚げ蕎麦を作ってみました」と出して頂きました。

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ん?、この日のお蕎麦は少し柔らかめの仕上がりです。

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山菜を中心とした天ぷらにはピンクソルトが付く。

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こちらの天ぷらは海老も大ぶりで結構いけますよ!

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炙りさんまに蕪を載せた一工夫のさんま寿司は生臭さもなく美味しい。

さて、実は入店時から気になっていたのがこれ ・ ・

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ひとはめ蕎麦。と言っても人を罠にはめる蕎麦ではありません ・ ・ ・  (-.-;

ひとはめはひろめと呼ばれるワカメの仲間で、田辺ではよく食べられていて、海苔の代わりにこれで巻いた巻き寿司なども有名なのだ。

お蕎麦を少なくしてお願いしました。 ( いわゆる 「 台をサクラで 」 です )

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今が旬の「ひとはめ」と共に、丼の中はまさに春爛漫。

紅白の花びらがとても素敵な演出。

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ワカメよりは肉厚で味はアッサリとしています。

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店を出ると駐車場も春爛漫でした。

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さあ本日の目的地、中辺路町近露を目指します。

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菜の花の黄色や花桃の赤がうすピンクのサクラとはいいコントラスト。

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時折日が差すもどんよりとした曇り空は相変わらずで、あげくに雨もぱらつきだした。(どうしたんだ! あの居並ぶ晴れマークは!!)

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美術館南側の駐車場に車を止め歩く事約5分で野長瀬家に到着。

満開のしだれ桜が迎えてくれました。

横に広がった枝振りが素敵で、まるでサクラのシャワー。

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これが予報どおり晴天なら何十倍綺麗な姿だったでしょうか。そう思ったのですがこればかりは仕方有りません。

でも、丼の中も含めて色んな春を楽しめたのは確かなのでした。(*^_^*)

手打ち蕎麦おおみや

お店は→和歌山県西牟婁郡上富田町生馬3115-1
電話は→0739-47-0139
営業は→11時半から15時(夜は予約のみ)
定休日→水曜日・第3火曜日
駐車場→有り


野長瀬邸のしだれ桜

場所は→田辺市中辺路町近露

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