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2016年6月

2016年6月29日 (水)

上野藪そばで蕎麦屋酒 東京都台東区上野

灯ともし頃の上野の街は人の賑わいで溢れている。
仕事帰り、観光客、若者達、とにかく大賑わいの界隈。
その一角に「上野藪そば」はある。

久しぶりに訪れた上野藪そばは、店の前には空き待ちの人達が並んでいた。

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え~~っ、並んでるんや。 。 。そうここのお蕎麦は結構美味しいのです。

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神田藪そばからの暖簾分けが1892年というから、直系である浅草の並木藪蕎麦よりも歴史は古い。

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打ち場に面したカウンターに席を頂き、蕎麦前はビールを注文。
満席の店内では結構お酒を飲みながら語らうお客さんが多い。

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山葵いもは神田やぶそばのように箸で摘まめる程の粘りでは無く、ズズッとすする感じで頂きます。

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東京のお蕎麦屋さんで風情を感じる一品が、この海苔箱で出される焼き海苔。
海苔が入る中箱の下には乾燥を保つために炭の火種が隠されているのだ。

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焼き海苔はパリッが命、でもこの日忙しかったのか火が消えていた (-.-;)

蓋を開け海苔を一枚取り山葵醤油で頂き、また蓋を閉める。
これにトロロと山葵を載せて頂くのもおつなものだ。
江戸の粋さを感じる一品。

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合い焼は合鴨の塩焼きで、厚みがあって柔らかくて程良い塩加減が最高。

しかしこのハジカミ・・・アスパラかと思ったわ! (^Д^)


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結構注文が目立つ明太子焼。(一切れ食べてしまいましたが)

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すでにほろ酔い、いえほろほろ酔いなのでここらでお蕎麦にしました。

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流行の細切りでは無く標準的な太さに打たれたお蕎麦がせいろに盛られます。
お蕎麦だけで一手繰りすると・・やっぱり美味しい。

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キッチリと角が立って切りムラが無い。
風味を十分に感じさせ、汁無しで完食出来るのはさすが上野藪そば。

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綺麗な銅びきの湯桶は健在で、これを見るだけで伝統を感じるのだ。
盛り汁をサラッとした蕎麦湯で割ると、フンワリと出汁の華やかさが香り立つ。


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手打ちで二八のお蕎麦を出す上野藪そば。
蕎麦湯を頂きホッコリと余韻を楽しんだ後、夜のとばりに足を踏み出しました。

これでこの日の幸せ終了です。




上野藪そば

お店は→東京都台東区上野6-9-16
電話は→03-3831-4728
営業は→11時30分~20時30分
お休み→水曜日
最寄り駅→JR上野駅

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2016年6月26日 (日)

生駒にこんなお店出来ていた 奈良県生駒市は「三たて蕎麦 六根亭」

ネットで見つけた「門前 おかげ楼」、レンタルスペースやギャラリー・宿泊という複合的施設らしいのだが・・・
なんとここに「三たて蕎麦 六根亭」というお蕎麦屋さんが入っているようだ。

生駒で「三たて蕎麦」といえば、かつて暗がり峠にあった「三たて蕎麦 春知」を思い出す・・・で、興味津々行ってきました。

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ケーブルカーもあるけど歩こう! と近鉄生駒駅から歩き出した坂道。
地図上では近いと思ったのが大きな間違いでした。

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駅前からは舗装路の坂道がしばらく続き、これが間もなく永遠に続くとも思うような階段に変わります。ウッヘーッ!! これはきついぞ!!!

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しかし、遠ざかってはいたもののかつては山歩きの達人と自負する私。
たとえブランクはあったとしてもこれ位・・・うっ、思わず 「参った」 

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当初山頂まで登り帰りに美味しいビールとお蕎麦、のつもりだったのですが、登り中間地点であえなく落脱。
宝山寺を拝観したのち、山頂は目指さず「六根亭」に入ってしまったのでした。

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お店に入るとまず来客告知の太鼓が打たれ!!奥に案内されます。
この昼一番目のお客だったのでしょうか、「お好きなお席へどうぞ」。

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眺めが良いです。眼下に生駒の街が広がります。
歴史のある建物のようで、高速道路が歪んで見えるのは手作りガラスだからなのか?

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お願いしたキリンハートランドビール。
飾り気の無いシンプルなボトルデザインとエメラルドグリーンの色が素敵だ。

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麦の旨味とホップの爽やかさに、程良い苦みがそれぞれバランス良い。
どれも突出せず、でもそれぞれがキッチリと感じる好きなビールなのだ。

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腕物の蕎麦掻き以外は作り置き。でもその名の通り蕎麦米を使った五品。

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温かい蕎麦掻き以外は冷たくても美味しく頂けますし、庵も酒アテOK。

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餡の味が素敵で最後までお酒のお供といたしました。
煮物にも鴨ロース煮が入るなど美味しく頂けます。

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蕎麦キッシュもお酒のアテに丁度よい味付け。
ハートランド生お願いしてしまいました。

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飯物は蕎麦米入り一口炊き込みご飯。
これも立派にアテ (*^O^*)

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そしてお蕎麦、黒ポチ赤ポチが混ざりちょっと透け感もある綺麗蕎麦。

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表情と味がマッチして結構美味しく頂けるお蕎麦なのでした。

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とろみ有る蕎麦湯で汁を割りホッコリと余韻を楽しみ・・・

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アッ、そうです、デザートもあるのでした!

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カウンター席の壁には鳥獣戯画が描かれていて・・・何となく・・

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帰りはケーブルに乗ってしまったへなちょこでした (*^O^*)

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これでこの日の幸せ終了です。

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三たて蕎麦 六根亭

お店は→奈良県生駒市門前町16-3

電話は→0743-25-4083(呼び出し)

営業は→11:30~18:00(LO17:00)

お休み→月曜日

最寄り駅→近鉄ケーブル宝山寺駅 徒歩約5分

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2016年6月22日 (水)

ヘルシー桜肉の老舗店 江東区森下は「桜なべ みの家」

う~~ん、やっぱり良い感じだ。
外観を見ただけですでに私の頭は「みの家モード」になっていた。
地下鉄森下駅から上がると、新大橋通り沿いのビルに挟まれポツンと一軒趣の佇まい。こんな所にあるのか「みの家」
明治30年創業の老舗店、一度訪れてみたいと思っていたのです。

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玄関に一歩足を踏み入れると、「駒形どぜう」と同じ空気が全身を覆う
下足番さんがいて、船底天井があって、とにかく江戸気分満載のお店なのだ。
靴を預け木製番号札をもらい席に案内される。
この番号札は最後に会計や靴出しに使われるいたって合理的な手法なのです。

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桜鍋の店らしく障子や欄間には縦格子に桜の花が散らされているのが素敵。
客室は三方を狭い廊下で囲まれていて、障子戸側のお客さんがトイレなどに立つ時に、後ろの敷居をまたいで廊下に出ます。

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小さいながらも日本情緒を漂わせる庭園が設えられています。

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注文は花番さんが勧めてくれたロースとヒレ(関西ではヘレですが)を一人前ずつにビール、そして一個50円のオプション玉子。


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名前入りの激渋お鍋にはすでにお肉やお味噌、脂身が入っているので作り方はいたって簡単。

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・グツグツ煮立ちだしたらお味噌を溶く。
・ネギやお麩などを適量入れる。(水分が出るので程良い加減となる)
・お肉はまだ赤いうちが食べ頃。
・食べ進み割り下が減るとネギやお麩を追加し、割り下二種を同量ずつ足す。
・そしてまた食べる。
これがお作法。


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割り下に主のうち一つは明らかに割り下だが・・・もう一つはお出汁?水?
桜肉は低脂肪・高タンパクに加え、癖が無いという三拍子揃い。

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溶き卵に漬けて頂くと、柔らかい、美味しい、日本酒欲しい!
甘辛いお肉に玉子のまろみ、ご飯が欲しいところだがここはやはり、お・さ・け

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馬刺しはネットリ食感で甘味もあり、居酒屋さんのそれとは一味違います。
昔は長野や熊本以外では食べる機会が少なかった桜肉(馬肉)。
今では居酒屋さんでも頂けることが多い・・・でも、ここのは美味しい!

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本来ならHPにあるように玉子を鍋に注ぎ入れ、それをご飯に掛けて締めとするのがベストなのでしょうが、色々と都合がありまして・・・

花番さんを呼んで番号札を渡しお勘定を済ませ、その番号札と共に返された勘定済み書を下足番さんに渡し靴を出して頂いたのでした。



さくら鍋 みの家


お店は→東京都江東区森下2丁目19番9号
電話は→03-3631-8298
営業は→月~土:12:00~14:00(L.O) 16:00~21:30(L.O.21:00)
        日・祝:12:00~21:30(L.O.21:00)
お休み→木曜日
最寄り駅→地下鉄森下駅すぐ

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2016年6月19日 (日)

東京でのお気に入り蕎麦店 台東区西浅草は「おざわ」

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半年ぶりにいイイ~っ、来たあアア~~ッ! 
大好きなお蕎麦屋さん「おざわ」へ、来たアア あっ、もう良いですね・・・
昨年末同様お昼の訪問となった(本当はゆっくり過ごせる夜に来たいのですが)。
午後1時過ぎ、少しだけ待って6人掛け相席テーブルに案内されました。

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ここで何をおいても注文する卵黄の味噌漬け。
これはお勧めだ。
粗挽きそばと共にこのお店に通う切っ掛けの一つとなった逸品。


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もう一品は紋甲烏賊と海老の薩摩揚げ。
イカと海老なら間違いなく美味しいでしょっ! そんな薩摩揚げ。
以上の二品に相方が甘くても良いと頼んだ卵焼き。
そして気温30度越えの東京、ビールをお願いしたのは言うまでもない。

卵黄の味噌漬け

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その名の通り卵黄を味噌に漬けた物だが、これは辛いだけの味噌漬けではなく、何というか甘すぎない甘さに旨味がギュッと凝縮された感じなのだ。
一人前二個を相方と分けたのだが、私が半分も食べ進まぬうちに完食。
「すごく美味しい!」とかなりお気に召したようだ。

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これは当然ながらビールにも合うのだが、やはり日本酒だ。

いや、ワインにだってきっと合うだろう。(私は飲まないが・・・)



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さすがに箸を付けなかった私だが、相方は美味しいと全部平らげていた。
(決して不味いのでは無い、私は甘~い卵焼きが苦手・・・)

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熱々揚げたての薩摩揚げもビールや日本酒にピッタリ。
ジュワーッと染み渡る旨味が素敵なのだ。
そろそろお蕎麦を頼んでおこう。
私は鴨ざる、相方には東京で人気の胡麻汁そばをお願いすることに。

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これは冷たい蕎麦を胡麻だれで頂く物で、関西では比較的馴染みの薄いお蕎麦だが、これが中々侮れない美味しさなのだ。


そして私のお願いした鴨汁そば。

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価格は胡麻汁そばの2倍に匹敵するもので、関西人にとってはいわゆる「清水の舞台から飛び降りる」ほどなのだが・・・

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内容はそれに十二分に見合う物だ。
というのも他店ではこれを遙かに上回る物もある。

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肉厚の柔らかい鴨肉が5切れ程入り、気持ち的にはこれを先出しでお願いしてお酒を頂きたい。
夜なら多分OKだろうが、いつか昼間お客さんのいない時にお願いしてみよう。

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よくSNSで書かれているのがこちらの魔法瓶湯桶・・・でも気にしません。

これが創業百年以上の老舗ならいざ知らず、漆塗りや銅びきの湯桶じゃなくても盛り汁の旨さを楽しめるなら一向にかまいません。

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ちなみにこの日雷門は工事中のようでした。

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仲店の喧噪に身を任せながら浅草駅を目指しました。



おざわ

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お店は→東京都台東区西浅草2-25-15
電話は→03-3841-6450
営業は→11時半~14時半LO(昼は土日祝のみ) 17時半~20時半LO

お休み→月・火曜日
最寄駅→TX ・ 都営 ・ メトロの各浅草駅

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2016年6月16日 (木)

移転してました 兵庫県尼崎市は「手打ち蕎麦いしはら」

昨年5月以来1年ぶり2度目の訪問となった尼崎の手打ち蕎麦 「 いしはら 」

阪神尼崎駅から歩く事約15分。
到着と思いきや・・・エッ! お店無いやん (°°;)
確かここやったのに・・・ マジか?? ちゃう店になってるやん。

慌ててネット検索すると何の事はない、発見した記事からは移転の情報。
駅から近いとこやん。半時間損したわ。でもネットに出てて良かった。

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この店は印象的な事があって、常連客と思った先客がその日初来店で、長年勤めてるような店員さんが今日初めて、初訪問で意外性2連発のお蕎麦屋さんでした。

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お店も広くなり若い店員さんも揃い総勢4人体制です。
元お店からとんぼ返りしたので汗タラタラ (^-^*)
ビール! お願いします!!

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まずはグビッ!!! プハーッ!!!!

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以前も頼んだ 鴨葱焼き と初めての 焼き味噌 をお願いすることに。

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さすがに値段が少し上がっていましたが、それでもC/Pは尼崎価格。
薄めながらも八切れが添えられる鴨肉は、柔らかくてお酒が進む味付け。

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シャモジに塗られた焼き味噌は定番スタイル。

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ここでお酒メニューを尋ねたのですが、ご主人に「冷蔵庫を見て決めて下さい」との事で物色すると、奥に 「春鹿」 があったのでそれをお願いしました。

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ガラスの徳利は形が変わっていて、写真を撮ろうとすると「ちょっと待って!」と、氷水が入ったガラスの器が出され、徳利をその器に挿入! あ~らピタッとドッキング。これなら最後まで冷酒を楽しめます。こんなん初めて見たわ!

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純米吟醸生酒しぼりばな。

スッキリ切れ味なのにフルーティーさも伴う物(多分・・・)

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玉葱がトロンと糸引くような感じで、まるでビザを食べるような焼き味噌
涼やかなお猪口の青と共にお酒を進めます。

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思わずお酒のお代わりを 「田酒」 で。

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これは結構日本酒を感じますね。

さて、呑んでばかりではいられません。

そろそろお蕎麦を頂く事にしましょう。

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天ざるを十割で頼み、残ったお酒で天ぷらを半分片付けてお蕎麦に移ります。

こちらは挽きぐるみ系汁無し完食蕎麦・・・あれっ、本日意外とあっさり風味!? 

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でもそれなりに美味しく頂きました。

蕎麦湯でホッコリしてお店を後にしました。

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駅前の広場ではケーナやパンパイプを操りながら、フォルクローレを奏でる外人さんが路上ライブ。(多分ペルーの人や)

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エル・コンドル・パサー(コンドルは飛んでいく)とカルナバリータ(遠くからカルナバリータがやってきた)をリクエスト。

CD一枚購入して電車に乗ったのでした。

これでこの日の幸せ終了です。


いしはら

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お店は→兵庫県尼崎市神田中通り3-80 ダイシンマンシヨン 1F
電話は→06-6481-9320
営業は→11:30~14:30 17:30~22:00
定休日→火曜日
                     最寄り駅→阪神尼崎駅 徒歩5分程度

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2016年6月12日 (日)

旨い蕎麦発見! 常陸秋蕎麦に拘る 大阪府千早赤阪村は「縁(えに)」

南河内グリーンロードから国道310号を経て、金剛山ロープウェイの駅を目指すと右手に現れるお店。

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道沿いの駐車場に車を止めて奥に進むと入口があるのだ。

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古民家の離れを改修した店内はウッディーな雰囲気で窓際からの眺めも良い。

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まずはメニュー。

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野菜の天ざるをお願いしたのだが、すぐにメニューの端に発見したお勧めセットに変更してもらいました。

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デザートも付いているようです。

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これは中々豪華では無いかと ・ ・ ・

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小松菜と厚揚げの煮物とシメジと紫玉葱のマリネ、新じゃがの梅肉サラダ。

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三度豆のナッツ和えと鶏肉の紅茶煮。結構凝ってます。
これにユカリご飯と煮昆布、そしてざる蕎麦がついて・・・これで1300円ですぜアニキ、何ともお得じゃ無いですか。
しかもご飯お代わり可能という太っ腹(たしか・・)。

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お蕎麦は常陸秋蕎麦を外二で打っているそうだ。
そしてこれが美味しい、結構美味しいのだ。

抜き実挽きぐるみを篩にかけそれぞれをブレンドした感じだが、一手繰りして噛み締めるとお蕎麦の味が惜しみなく押し出される。

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思わず十割を追加注文!
やはり美味しい。汁無しで全然OK、OK、OK牧場  (-.-;) ・ ・ ・

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驚いたことにお蕎麦は粉で仕入れられているとのこと。
抜き実挽きぐるみとは言え玄蕎麦では無いのに風味が強い。
そして蕎麦湯。

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蕎麦粉を溶き混んだトロミ十分の蕎麦湯はこれだけでも美味しく頂けます。
最後に忘れていたデザート。

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広島産レモンのシャーベット。
爽やかな酸味が冷たさの中に広がり、この時期にはもってこいのデザートだ。
外二と十割が用意されていて、保管や挽き方が適切な蕎麦粉を仕入れ、正式に誰かのお弟子さんになること無く綺麗なお蕎麦に打ち上げられている。

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場所柄か、残念ながらアルコールは置いていません。が ・ ・ ・

結構素敵なお蕎麦屋さんを見つけました。

これでこの日の幸せ終了です。



そば 縁(えに)

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お店は→大阪府南河内郡千早赤阪村747
電話は→0721-74-0013
営業は→11時~15時
お休み→水・木・金曜日
最寄り駅→南海高野線千早口約8km
     南海バス 小深線11 金剛登山口 徒歩2分
駐車場→有り

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2016年6月 9日 (木)

石月で親子汁せいろ 東京は丸の内 新丸ビル

この日、日帰り弾丸東京出張 (;。;)
往復駅弁かと思っていたら・・・昼食はなんとか蕎麦にありつけた (*^O^*)

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東京駅丸の内側の新丸の内ビル5階にある石月。
グランフロント大阪にも出店しているお蕎麦屋さんだ。

思ったよりこぢんまりした店内で、以外にも大衆感が漂っている。
お昼のコースには2千円以下の手頃な物もあるのだが、時間の都合であらかじめ決めておいた 「親子つけ汁そば」。

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ようは親子丼の具が入る熱い浸け汁に冷たいお蕎麦を浸けて頂くもの。
玉子は薄衣が折り重なるように幾重にも汁の中で漂い、これをお蕎麦に絡ませるようにして手繰り上げると、辛汁にまろみを着せて何ともバランス良く口の中で旨味が広がる。

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これ、美味しい~~っ!!

お蕎麦はあくまでも密やかに主張するアッサリタイプなのですが、このつけ汁には丁度よくて、とじ蕎麦好きの私にはかなりツボにはまりました。

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ただお蕎麦の盛りはかなり薄めで、この私ですらもう一枚食べたいと思うほどの量蕎麦前とそのお供を頂いた後ならこれで十分なのですが・・・ ( ̄∇ ̄)

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お仕事なのでそうもいかず・・・
汁はサラッと系の蕎麦湯で割ると節の旨味に鶏のコクが被さり、思わずフーッと吐息を漏らし、汗をふきふき仕事に向かったのでした。



石月

お店は→東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング5F
電話は→03-5879-4680
営業は→昼:月~日11:00~17:00(LO17:00)
        夜:月~土17:00~23:00(LO22:00) 日祝~22:00(LO21:00)
定休日:無休
最寄り駅→東京駅(各路線)約2分 地下鉄大手町・丸の内約3分

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2016年6月 4日 (土)

久しぶり マッタリ蕎麦酒 奈良市は「かえる庵」

三条通の賑わいを背に少し南へ入ったところに「かえる庵」はある。
派手さはないが以外と素敵な手打ち蕎麦を出すお店なのだ。
奈良にはJRで訪れる事が多かった頃たまに立ち寄っていたのだが、最近はもっぱら近鉄利用なのでついつい足が遠のいていたのだった。(近鉄もそう遠くは無い)

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ご主人は確か商社系の会社勤めからお蕎麦屋さんに転身したのだったかと・・
以前そうおうかがいした記憶がある。の、ですが・・・

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お蕎麦はシンプルな構成だが、お酒はそれなりに揃っているようだ。
とりあえず目に止まった「風の森」を頂きましたが(風の森は結構お気に入りなので)、週替わりのお酒は御店主に尋ねて下さい。

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片口に入れられたお酒と共にお猪口の盛り合わせ (*^_^*)
何となく風の森に合いそうなので青いのをチョイス。

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酒肴3種盛りは以前からシンプルな物。
シンプルにお酒を頂けますが、もう少しと思うと物足りない。

風の森お代わりと共に出汁巻きをお願いする事にします。

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醤油差しが蛙では無く鴨?なのが何ともかわいい。

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出汁巻きは出汁が効いて柔らかくジューシーで、薄味でもキッチリと輪郭の出た味わい。

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お蕎麦は流行の細打ちではなく標準的な太さだ。

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抜き実十割なのでガツンとくるものではないが、以前と変わりなくホンノリと蕎麦の香を漂わせ、カッチリ角のあるお蕎麦を楽しむ事が出来る。

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細首の素敵な器で出された蕎麦湯は白濁サラッと系で、出汁の旨味を十二分に楽しみながら静かに時間が流れて・・・
ホッコリ気分で暮れなずむ奈良の町に足を踏み出したのでした。
これでこの日の幸せ終了です。



かえる庵

奈良県奈良市下三条町24-1
電話は→0742-24-8345
営業は→11:00~14:00(LO) 17:00~20:00(LO)
お休み→月曜、第1・第3火曜
最寄り駅→JR奈良駅・近鉄奈良駅徒歩7・8分程度

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2016年6月 1日 (水)

万能食堂「更科本店」 和歌山市は美園町

JR和歌山駅に程近い場所に麺類・丼・寿司を中心に少ないながら洋・中が揃い、しかも通し営業というとても便利なお店が更科本店だ。

ボリュームがあって色んな料理があって、しかもみんな平均的に美味しくてあれこれ考えること無く好きなものを楽しめる万能食堂といえるだろう。

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私はこの店でほぼ100%「湯通し鴨せいろ」なのですが、この日は釜揚げ蕎麦と天ぷら盛り合わせ、それにお ・ さ ・ け ・ ・ ・
という事で写真左上にあるのはお水ではありません。(;^^)ヘ..

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海老天は二尾に見えますが実はなんと三尾! 三尾です!!。しかもキスや茄子、空豆などボリューム満点。

本当にこのお店はお客様のニーズにそう品揃えなのだ。

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更科本店では釜揚げ蕎麦は桶で出されます。
このスタイル、何とも趣があって良いではありませんか!

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蓋を取るとムワッと湯気が立ち上り、桶に張られたお湯の中にはタユタユッと泳ぐお蕎麦と共に柚が一欠け浮いています。


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更科系のお蕎麦をより美味しく楽しむなら湯通しや釜揚げ蕎麦が一番。
アッサリした蕎麦が「むせかえるような蕎麦の香り」とまではいかずとも、結構美味しく頂くための調理法だと思うのですが。
二八や十割という前に、こんなユル蕎麦を楽しむのも良いものです。
和洋中が揃う便利なお店「更科本店」、末永く続いていってほしいものです。



更科本店

お店は→和歌山県和歌山市美園町4-59
電話は→073-422-1475
営業は→10時~21時(LO)※早めに閉まる場合有り
定休日→日曜・祝日
駐車場→有り(三台程度 すぐ前に地下駐車場もあり)
最寄り駅→JR和歌山駅(徒歩約3分)

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