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2016年9月22日 (木)

久しぶり 和歌山県かつらぎ町でお蕎麦 あまの凡愚

ほぼ半年ぶり、久しぶりの訪問。

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凡愚。関西ニューウェイブ蕎麦を牽引してきた一軒だ。

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世界遺産の丹生津姫神社がある和歌山県かつらぎ町の隠れ里「天野」。

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「あまの凡愚」として大阪の大正から移転して二年目を迎えた。



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外観は大正時代同様にサンショウウオがお出迎えしてくれます o(^-^)

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店主は大正で23年間蕎麦を打ち続け、以前から天野に用意していた自宅兼店舗に完全に移り住みお店を開いたのです。

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メニューは基本コース(2500円)・凡愚コース(4000円)・天野スペシャル(6000円)三種で、完全要予約のお店です。

ほぼお客様一巡を想定した営業なので、ゆったりゆっくりと天野時間を過ごすことが出来るのだ。

奥様と顔を合わせた瞬間、「あ~~っ、ご無沙汰」、「ご、ご無沙汰しています」。

やはり私はご無沙汰人間なのだった (;^^)ヘ..

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店内は既に四組のお客さんがお蕎麦を楽しんでおられます。

お願いしていたのは2500円の基本コース。

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おなじみ太切りに細切り、そして最後の鴨汁蕎麦。

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噛み進むほど穀物感が溢れますが、前回サービスで頂いた湯通しも美味しかったので、次回は量を少し減らしてもらって湯通しの熱々で太切りを頂こう!

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凡愚コースから頂ける手挽き細切りは、明らかに違いを感じるお蕎麦なのですが、残念ながら2500円の基本コースには含まれません。

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凡愚コースは量が多いので、基本コースにオプション値段UPで手挽きに出来ないか交渉しましたが・・・惨敗です。

これは無理を承知と思いながらのお願いでした。(;^^)ヘ..

ここで単品メニューから蕎麦掻きをお願いしました。

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穏やかに風味が漂う蕎麦掻きは、湯溜めで箸に纏わり付くネットリさが現れ、優しい味が口にお腹に広がります。

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インテリアはおよそお蕎麦屋さんとはかけ離れた設え。

でも、落ち着くのです。 とても。

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この空間を作った方は、今年能勢に移転した蔦屋や泉大津の草香、先月開店した貝塚の仙太郎などのお店も手掛けた、舞台美術出身の建築事務所なのだそうです。

確かに昔のお蕎麦屋さんの純和風な設えとは全く違ったインテリアのお店が多くなっていますよね。

それぞれのお店は素敵でゆったりとした時間が流れているようです。



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テラス席は春秋が気持ちよくお蕎麦を頂けると思います。

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こんなエスニック調な半露天的部屋もあります。

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いよいよ最後に出される鴨汁蕎麦。

冷たいお蕎麦・釜揚げ・熱盛りから選ぶことが出来て、今回は初回にも頂いた「熱盛り」をお願いしました。

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お蕎麦がこれだけ熱々は熱盛り付きの私としてはとても嬉しい。

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鴨汁を蕎麦湯で頂いて、これもこのコースではオプションのご主人自家焙煎コーヒーをお願いします。

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出来るまでテラスから眺めていた池には金魚と蛙が泳いでいました。

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まったりと余韻を楽しみました。

能勢に移転した蔦谷の話をひとしきり、そば切り徳の情報を得て、そば草香の事、そこから独立して先月開店の仙太郎の話まで・・・

いつもながら色々とお話しして頂き、のんびりさせて頂きました。


気が付けば2時間が過ぎていて、お勘定を済ませおいとましたのでした。

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これでこの日の幸せ終了です。


あまの凡愚

お店は→和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野204
電話は→0736-20-6800
予約は→営業日17時以降
営業は→11:00~15:00
定休日→月曜日から水曜日
駐車場→有り
最寄り駅→JR和歌山線笠田駅 コミュニティーバス約30分

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