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2016年10月

2016年10月30日 (日)

お出汁も素敵「すみ蔵」 滋賀県大津市は石山寺

紫式部が石山寺で書いたとされる源氏物語
私は読んだことが無いのですが、 超有名な古典ですよね。

瀬田の唐橋にほど近い場所にお店はある。
初訪問で美味しい田舎を頂いたので、 9月末に奥方様同行で再訪しました。

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落ち着いた色合いでまとめられた店内は、 裸電球のペンダントやダウンライトが雰囲気をより素敵にしている。 ( フロア担当の女性も好印象 )

奥方様は「スダチ蕎麦」、私は 「大根とねぎ ぶっかけ蕎麦 」  をお願いします。
( 訪問は9月末ですので、 現在「スダチ蕎麦」は無いかもしれません )

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スダチ蕎麦初体験の奥方様はいたくお気に入りのようです。(なにより)

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このとき、ご主人はいつまでこれを出そうかと迷っているようでした。

大根とねぎぶっかけは、千切り大根ときざみ葱に鰹節、 炒め蕎麦米が沢山載せられて、 センターには山葵が載ったウズラの卵・・・ ?

では無く  蕎麦味噌。

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ぶっかけの汁を一口舐めると・・・旨い!! 出汁香るかけ汁。

東京にも薬味の大根おろしに変えて千切りを混ぜたお蕎麦を出すお店があり、こんな蕎麦と思ってはいたのですが、 、 、  これが意外と美味しい。

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最初にごちゃ混ぜにするのでは無く、それぞれを組み合わせるように少しずつ混ぜながら頂きます。

お蕎麦のコシと風味にシャキッとした大根の食感が楽しいのです。
次に鰹節の旨味や揚げ蕎麦米の香ばしさなどを十分楽しんで、 最後に大胆に混ぜて頂くのがよろしいかと。

料理は味だけでは無く器や盛り付け、 食感などすべての感覚で楽しむもの。

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結構素敵なお蕎麦を頂けて、  これからがとても楽しみなお店だと思います。

すみ蔵


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お店は→滋賀県大津市石山寺1-3-17
電話は→077-537-2045
営業は→11:30~15:00
お休み→水曜日
最寄り駅→京阪石山寺駅 約800m
最寄IC→京滋バイパス石山IC約1km
駐車場→お店前に観光駐車場あり

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2016年10月23日 (日)

ようやく訪れた・・・か? 大阪住吉区は杭全「ぐーちょきぱー」

昨年、辛汁さんのブログで知った蕎麦掻き専門店の「ぐーちょきぱー」。
ようやく訪れる機会を見つけ東部市場前の駅に降り立ったのですが・・・
お店にたどり着くと、、エッ? シャッター閉まってるし。
横のガレージにあるドアが開いていたのでお声がけするとまさかの返答。(-.-;)

お留守番のお母様が「今日、奈良です、16時から開店です」、って??
どうやら奈良のイベントの屋台村に出店してるらしい。 ( ^.^)( -.-)( _ _)

・・・「マジか」   (.. ;)


でもせっかく意を決して来たのだ。。。と言うことで急遽奈良に移動
関西本線東部市場前駅から久宝寺駅で大和路快速に乗り換え奈良駅

近鉄奈良駅まで歩き大和西大寺駅まで。
(途中にある 「ぜいたく豆」 がコンビニになっていた)

そこから平城宮の会場までまた徒歩。(トホホ・・思わずつぶやく親父ギャグ)
会場前の屋台村は円を描いて色々なお店が連立。(レア店もあるらしい)
しかし私の目的は「ぐーちょきぱー」ただ一つ

屋台なので当然メニューは絞られていて「揚げ蕎麦掻き」と「鴨汁」だけ。
ただお酒は店頭に7種程取りそろえられているのが嬉しい。

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懐かしい経木舟皿に盛られた揚げ蕎麦掻きはさながらタコ焼きだ!!
(確かにある意味お蕎麦も粉もんです・・・)

お酒は「風の森」(何と雄町と露葉風の二種がクーラーBOXに用意されていた)
未開封でわずかな炭酸、とても華やかでフルーティー。

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鴨汁をアテにお酒お代わり。
ちなみに蕎麦掻きの味付けは葱醤油か餡子ですが、プレーンで頼んで鴨汁にオンするのが美味しいかと

蕎麦掻き3舟、鴨汁1杯、風の森4杯、焼酎蕎麦湯割り2杯
(支払いは注文の都度お金を払うキャッシュオンタイプ)
お品はすべて500円、焼酎蕎麦湯割りは300円でした。

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よく食べてよく飲んで、すっかり夜は更けゆき・・・近いうちにお店にお伺いしますとお伝えしてお店を後にしました。

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2016年10月19日 (水)

大阪府能勢町はようやく秋の訪れ 「そば切り蔦屋」

そば切り蔦屋。
大阪谷町にあった人気店は、蕎麦・酒好きならずとも知る人は多かったお店だ。

夏の熱風が田んぼの稲穂を揺らしながら吹き付けた8月の終わり。
次は秋の声が聞こえる頃にお伺いしますとお店を辞してから2ヶ月、再訪は曇り空も手伝って秋の足音が忍びより、バス停からお店までの徒歩は比較的快適でした。

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川沿いの道をずっとずっと歩いて行くと・・・


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金比羅さんの灯籠に有る小さな看板を左手に見て道を上るとお店があります。


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「遠くからお越し頂いて・・」、そう奥様の声に迎えられ縁側の席を頂きました。
(確かに私の家からは遠いのだ・・・しかもかなり)

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開け放たれた縁側から吹き入る風が、扇風機の風に被さり心地よい涼やかさ。
お願いしておいた里山料理のコースに加え、蕎麦掻きと出汁巻きを追加で。


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まずは同行Y氏と共に遠路の労をビールで乾杯。

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最初の豆皿には煮大豆と共にお漬け物類が添えられます。
(これは酒好きにはたまらない一品)

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ビールを飲みながら眺める里山の風景も良い酒肴となるのです。
そんなお店にはゆったりと、そしてほのぼのとした時間が流れてゆきます。

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お漬け物に続く山里料理は優しくてホッコリ、お酒と友に頂くとさらにホッコリ (*^_^*)

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素朴で在り来たりの品なのですが、これがお酒にも合うのです。
酒器は初秋と言うことも有り秋色で。

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明日葉(だったか?)の粘りに椎茸の旨味で、夏の疲れを癒やす滋味有る一品。

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最後の料理は枝豆に南京や茄子など、あーっ、ようやく秋が来たんだな~。
添えられた柿の葉の色が、よりいっそう季節感を感じさせてくれます。

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そしてオプションの蕎麦掻きは湯溜めで出されました。

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一見ガチッとしたしっかり感があるのですが、見た目に反して意外とソフティーでやんわり、そしてモッチリ。

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薬味には蕎麦味噌や鰹節も添えられていました。



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ここで蕎麦前のお代わりは石鎚のひやおろしに。

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木地削り出しの杯でもう一杯・・・(;^^)ヘ..

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蕎麦掻きを楽しみ終える頃出汁巻きが出されました。

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外観はともかく醤油無しで美味しく頂ける味付け。
(味付けチョイ濃いめでお酒が進む)
そしていよいよお蕎麦。

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お蕎麦は薬味に青ネギと鰹節、それに多めの大根おろしが添えられています。

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お蕎麦は言うまでも無くお星様が散りばめられた風味蕎麦。美味しい・・・
蕎麦汁を舌全体に転がすと節が香る物で若干辛汁系、でもいけるのだ。


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そして最後のデザートを頂きながら、蕎麦湯を飲んで。。。

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フ~ッ . 。o○

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ホッコリと、しかし急ぎ足でバス停に向かったのでした  (^0^;)
これでこの日の幸せ終了です。

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そば切り蔦屋

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お店は→大阪府豊能郡能勢町垂水246
電話は→072-734-2774
営業は→11:30~14:00位入店( 臨時休業有り
お休み→月/火曜日
駐車場→有り

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2016年10月12日 (水)

東京駅蕎麦 永坂更科布屋太兵衛大丸東京店12F

麻布十番に本店を構える永坂更科布屋太兵衛、かつて飯野藩江戸屋敷に通っていた布商いの清右衛門が、藩主から蕎麦打ちが上手なので蕎麦屋になれと言われ、地元更級郡の「更」と藩主保科家の「科」を取って「更科」という名をもらい、「信州更科そば処 布屋太兵衛」という蕎麦屋を始めた事に始まる。

出自がはっきりしている店なのだが、現在に至るまで少しばかりややこしい過程を経て、今に落ち着いたお店だ。(話せば長くなるので省略)

さて、そんな永坂更科布屋太兵衛
実は初めて訪れたのは広島の福屋に有る支店、そして2度目が大丸東京店に有るまたまた支店、未だ麻布十番の本店には訪れていません・・・(;^^)ヘ..

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デパ上食堂街としては結構凝った造りのお店。

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まずは合鴨の塩焼き! と、ノンアルB!( ^.^)( -.-)( _ _)  (この日仕事)

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柔らかくて塩加減も程良く、ンガーッ!ビール飲みたいーっっっ!!

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しかし、そうはいってもどうにもならず (;。;) 泣く泣くお蕎麦に・・・
同行K氏は天丼合盛り膳(しかし彼はよく食べます)、私は穴子天せいろ。

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天丼合盛り膳は更科とせいろの合盛り、でも穴子天せいろには合盛りは無く、せっかくなので御前そば(更科)もと思ったのですが仕方有りません。

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更科は透明感が少なく真っ白な乳白色で味は薄いとK氏。(当然です)
しかし天丼が結構美味しそう!

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そして私の穴子天せいろ。

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こちらの盛り汁は辛汁と甘汁の2種類が汁徳利で出されます

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お蕎麦は丸抜きで、汁をつけずにそのままで手繰ると控えめの風味ですが、甘辛汁の組み合わせで美味しく頂きました。

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甘・辛どちらか一方を好みで、また両方を混ぜて好みに仕上げ頂きましょう。
一粒で二度美味しいグリコ蕎麦+αのX乗なのです。
お蕎麦だけ・甘汁・辛汁・そしてブレンドで4種以上の味わい方が楽しめる

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お蕎麦を半分以上やっつけて、いよいよ穴子天。
二つに切られていますが、一本揚げの結構なボリューム。
やはり私にはこれ位がちょうど良いかと・・・

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蕎麦猪口には蕎麦好きならどこかで見たことが有る絵柄。

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蕎麦湯を頂いて東京駅へ。

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ただもう一癖欲しかった・・・そう思いながらこの日の幸せ終了です。

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永坂更科布屋太兵衛 大丸東京店

お店は→東京都千代田区丸の内1-9-1大丸百貨店12F
営業は→11:00~22:00
電話は→03-6895-2881
定休日→無休
最寄り駅→東京駅

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2016年10月 2日 (日)

極細綺麗蕎麦 滋賀県大津市は石山 「蕎麦屋 すみ蔵」

6月だったか? 大津市に新しいお蕎麦屋さんが出来るという情報ゲット。
しかしなかなか訪れる機会を見つけられず・・・(ーー;)
ようやくお蕎麦をいただいてきました。

午後1時を過ぎての訪問。
数組のお客さんがお蕎麦を楽しんでいる模様。

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白を基調として茶系が配されている落ち着いた店内はシンプルモダンにまとめられ、ペンダントライトがテーブルを照らしているのが印象的だ。

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(帰り際の写真です)

接客もそう悪くない。
カウンターに席を頂きメニューに目を通すと・・・お蕎麦は粗挽きと十割のチョイスが出来るようで鴨汁にもそれが設定されている。

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あれ? ここ汁蕎麦が無いようです。(私はこれでもエエけど・・、)
地域柄、せめて「かけ」か「きざみ」が有った方がよろしいのかと。
そう思いつつ・ ・ ・ (あくまでも私的見解ですが)。
本来粗挽きを温かい汁で頂くとプチプチとお蕎麦が千切れる事が多く、出すお店は少ないのですが・・鴨のつけ汁蕎麦お願いです !

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出されたお蕎麦の第一印象は、まず細い!
なので粗挽きと言うより黒ポチが散らばる大好きな田舎蕎麦風だ。 (≧◇≦)
少しムラはあるがこのまま眺めていたい素敵なべっぴん蕎麦。

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見てるだけでは味わえないのでそうもいかない。
一手繰りすると・・・意外に旨い!、いや失礼、本当に美味しい!!
この細さなのにきっちりコシもあって、しかもしっかり繋がり張りもある。

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鴨肉も柔らかく仕上がり、つくねも入っていた。
あっさりとして旨味も感じる汁なのだが、味醂の加減か後味がちょっと・・・
まぁ、好みの問題かもしれませんが。

お蕎麦が結構美味しかったので「十割」で天ざるを追加しました。


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お塩が添えられた天麩羅が先に出されますが、これは最後にとっておいた方がよいかと思います。(せめて半分は油無しで頂きたい)

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抜き身ブレンドの十割は密やかで慎ましやかな、でもきっちりとした風味。

先ずお蕎麦を楽しんでから蕎麦湯と共に天麩羅を頂く。

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天麩羅はサクッとして、お蕎麦を頂いた後でも美味しさが衰えていない。

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海老も衣の下ではプリッの直前に仕上がり、硬くなっていません。

天麩羅素敵です。

湯桶(ピッチャー?)を振ると白濁でわずかにトロ身がある蕎麦湯。


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鴨汁と盛り汁で頂いたのですが、やはり酸味を含んだ後味が残る。

あくまでも好みの問題ですが。

少し気になったのがお蕎麦の盛り方。

手繰り上げるとスルスルと・・・ほぐれない (..;)

水切りをしてそのまま無造作にギュッと盛っているのでしょうか。

どんなに美味しくても食べにくくてはね (*^_^*)

ご主人は色々と試行錯誤を重ねオープンに挑んだようです。

お蕎麦もお店の雰囲気も良くて、今後がとても楽しみなお店と出会い・・・

これでこの日の幸せ終了です。



蕎麦屋 すみ蔵

Photo

お店は→滋賀県大津市石山寺1-3-17
電話は→077-537-2045
営業は→11:30~15:00
お休み→水曜日
最寄り駅→京阪石山寺駅 約800m
最寄IC→京滋バイパス石山IC約1km
駐車場→お店前に観光駐車場あり

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