万葉集の和歌浦 第二弾
新年明けましておめでとうございます。
2017年1月1日、穏やかな元旦となりました。
さて、今年のブログ初めにご紹介するのは、ここです。
万葉集に集められた四千五百余首のうち和歌山に関する句は約百 首。全体からすると約1/40と少なめだが、詠まれた場所からいえば多いのでは そう思うのは地元びいき? か
やはり山部赤人。
「若の浦に 潮満ち来れば潟をなみ 葦辺をさして鶴(たず)鳴き渡る」
前回も載せましたが和歌山では超有名。 なので・・
「名草山 言にしありけりわが恋ふる 千重の一重も慰めなくに」
「妹に恋ひ 吾(あが)越えゆけば勢の山の 妹に恋ひずてあるが羨(とも)しさ」
前回も載せましたが和歌山では超有名。 なので・・
「名草山 言にしありけりわが恋ふる 千重の一重も慰めなくに」
「妹に恋ひ 吾(あが)越えゆけば勢の山の 妹に恋ひずてあるが羨(とも)しさ」
この歌は和歌浦の妹背山ではなく、かつらぎ町の紀の川を挟んでそびえる妹山と背ノ山の事なんです。
妹背山の向かい、鏡山の麓にある玉津島神社と塩竈神社。
「玉津島(たまづしま) よく見ていませ青丹(あおに)よし 奈良なる人の待ち問はばいかに」
「衣手の 真若の浦の真砂地(まなごつち) 間なく時なし吾(あが)恋ふらくは」
「玉津島(たまづしま) よく見ていませ青丹(あおに)よし 奈良なる人の待ち問はばいかに」
「衣手の 真若の浦の真砂地(まなごつち) 間なく時なし吾(あが)恋ふらくは」
写真左は平成の芦辺橋、右は江戸時代の不老橋。
片男波の川が流れ込む内側には干潮時に干潟が広がり、海側は海水浴場になっている。
片男波海岸の付け根はヨットハーバーや漁港が有り、シラス漁が盛んだ。
「天雲の 棚引く山の隠(こもり)たる 我が下心木の葉知りけむ」
急峻な山の裾に海岸線が有り、そこを繋ぐ遊歩道には小さなビーチがある。
「和歌の浦に 袖さへ濡れて忘れ貝 拾(ひり)へど妹は忘らえなくに」
宝来岩越しに名草山を望み、遊歩道沿いに点在するレンガ造り。
和歌浦湾を挟んだ向こうには、マリーナシティーや火力発電所を望むことが出来る。
「潮満たば いかにせむとか方便海の 神が手わたる海未通女ども」
この日は遊歩道の崖には浜昼顔が満開になっていた。
「妹がため 吾あが玉拾(ひり)ふ沖辺なる 玉寄せ持ち来こ沖つ白波」
「沖つ島 荒磯の玉藻潮干満ち い隠りゆかば思ほえむかも」
「やすみしし わご大君の常宮と 仕へまつれる雑賀野ゆ 背向に見ゆる沖つ島 清き渚に風吹けば 白波騒き潮干れば玉藻刈りつつ 神代より然そ尊き玉津島山」
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
片男波海岸の付け根はヨットハーバーや漁港が有り、シラス漁が盛んだ。
「天雲の 棚引く山の隠(こもり)たる 我が下心木の葉知りけむ」
急峻な山の裾に海岸線が有り、そこを繋ぐ遊歩道には小さなビーチがある。
「和歌の浦に 袖さへ濡れて忘れ貝 拾(ひり)へど妹は忘らえなくに」
宝来岩越しに名草山を望み、遊歩道沿いに点在するレンガ造り。
和歌浦湾を挟んだ向こうには、マリーナシティーや火力発電所を望むことが出来る。
「潮満たば いかにせむとか方便海の 神が手わたる海未通女ども」
この日は遊歩道の崖には浜昼顔が満開になっていた。
「妹がため 吾あが玉拾(ひり)ふ沖辺なる 玉寄せ持ち来こ沖つ白波」
雑賀崎漁港では帰港した船から直接魚介を買えるのです。
シラスや太刀魚に足赤海老がリーズナブルに夕食へ。
町には迷路のように細い細い道が張り巡らされ、道か庭先か解らない。
「天の海に 雲の波立ち月の舟 星の林に漕ぎ隠るみゆ」
紀伊水道に張り出した雑賀崎は昔から軍事の要衝でした。
「沖つ島 荒磯の玉藻潮干満ち い隠りゆかば思ほえむかも」
「やすみしし わご大君の常宮と 仕へまつれる雑賀野ゆ 背向に見ゆる沖つ島 清き渚に風吹けば 白波騒き潮干れば玉藻刈りつつ 神代より然そ尊き玉津島山」
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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コメント
年賀状にて、拝見させていただきました。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
m(_ _)m
投稿: 杉迫早人 | 2017年1月 2日 (月) 16時22分
訪れてくれてありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いいたします。
投稿: エノさん | 2017年1月 5日 (木) 06時03分