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2017年8月

2017年8月27日 (日)

ついに復活 和歌山市屋形町は 「 そば切り 徳 」

再開は結構後になると言われていたご主人。
色々情報を得ていたのですが 、 今年8月17日に待ちに待った営業を再開。
早速予約して夜にコースを頂いてまいりました。


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一年と数ヶ月ぶりの「そば切り徳」はリニューアルをして出迎えてくれます。
少し前に出された玄関の引き戸を開けると 、 玉砂利飛び石が敷かれたインナーアプローチが現れ 、 突き当たりの引き戸を開けると客室。
基本的なレイアウトはそのまま 、 壁や椅子などに手が入れられています。

この日 T ・ H 両氏と3人で2500円のコース。
まずはとりあえずのビール ! お馴染みの揚げ蕎麦刺しが出されます。


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短いお蕎麦を揚げた揚げ蕎麦が一般的ですが 、 「徳」では以前からこれ。

お煎餅のような 、 おかきのような平べったい揚げ蕎麦。

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酒肴三種盛りは蕎麦豆腐と山葵菜漬けに蕎麦味噌。

どれもお酒のアテには持って来い。


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次に出された出汁巻き。

一人二切れずつで出汁巻きが出されました。

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フルンとした出汁巻きはプレーンな味付けで 、 ホンノリとお出汁が香る。



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メニューを眺めていると鴨鍬焼きの文字が目に飛び込みました。

鴨 鍬 焼き


   で 、 一人前お願いします。


コース以外の単品も注文可能 ( 当然価格に反映です )

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甘辛いタレを絡めて焼かれ、とってもご飯に 、 いえ、お酒に合います。

何とも罪作りな味。

アッ!        罪を作るのは私でした。

と言うことで  (  って、どう言うことよ? )


お酒を頂きました    (;^^)ヘ..

メニューには和歌山のお酒が並んでいます。


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二人は新宮の酒蔵 尾崎酒造 の太平洋 、 私は海南にある 名手酒造 の黒牛

以前同様キンキンに冷えた重量感有る の酒器で出されました。

この酒器は本当に良い  感じです。


クーッ 、  染みるねーっ 、 五臓六腑に     (*^O^*)

いよいよ最後の酒肴 「 鴨ロース 」 。


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私はここの鴨ロースが大好きなのです。

柔らかくてとってもジューシー 、 そして美味しい。

お蕎麦に行く前に    もう一杯だけ      お酒 お願いします。

有田川町高垣酒造の 紀 勢 鶴  ( きせいづる ) と山葵菜漬け。

紀勢鶴は和歌山でもマイナー酒ですが実は結構美味しいお酒なのです。



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さていよいよメインのお蕎麦を頂くことにしましょう。



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「 徳 」 は和歌山の手打ち蕎麦店で唯一挽きぐるみ田舎蕎麦を頂けるお店。

なのだ !


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見よ! 以前にも増して神々しく黒々と輝く挽きぐるみのお蕎麦は 、 その表情を見ただけで田舎特有の風味満載 、 食べる前から美味しいお蕎麦。



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そのまま一手繰りすると 、 広がる仄かなえぐみとお蕎麦の旨味。

これが徳のお蕎麦!



当然 ・ ・ ・ 汁無しで全部頂きました。



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お願いした蕎麦猪口に盛り汁を少し分け入れ 、 サラッと系の蕎麦湯で割ると 、 、 、 節の旨味と燻された干し草のような薫香を舌に鼻に広げ 、 関東系の辛汁でも関西系の甘汁でも無い風味を楽しめます。

さあこれで最後 、 デザートが出されます。


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ミントの葉が添えられた蕎麦アイスは 、 濃厚な味わいを醸しながらも後味がスッキリとして 、 最後の締めにはちょうど良い物でした。

田舎ファンの私にはこの上も無く嬉しい再開。

( ただ 、 今回も日曜定休は少し不満な私ですが )

これでこの日の幸せ終了です。





自家製粉 手打ち蕎麦 そば切り 徳

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お店は→和歌山市屋形町4-15-1

電話は→073-427-3456

営業は→11:30~14:30 18:00~21:00(要予約)

お休み→日曜 木曜

駐車場→すぐ近くのコインパーキング(サービス券有り)

最寄り駅→JR和歌山駅・南海和歌山市駅から

       バスで三木町新通り下車 徒歩約7分

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2017年8月20日 (日)

大阪の十三で石臼挽き手打ち蕎麦  「かもめ」


十三



これを「じゅうそう」と読めない人は     
関西人では無い!




そう言っても過言では無い    
そう思う のだが・・・




阪急十三駅を中心にして東西に広がる飲み屋街。

全く何て素敵な町なのだ!!
そんな素敵な十三に駅西口から徒歩十分程度、二つの商店街を抜けた所にお蕎麦屋さんが有る。
店の名は「かもめ」



 どうでも良いことだが もしくは   「 鴎 」



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石臼挽き手打ち?     こんなお店で? 失礼




恐らく石臼挽き粉を仕入れて手打ちするお店なのか



(ごめんなさい  勝手にそう思っただけです)



なのでそう期待すること無く訪れたのだが、これが意外と 


素敵なお蕎麦を供してくれるお店
 なのだ。



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       とりあえず生っ!     と、 小さくお願いして 、 出汁巻きも。



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少し甘めだが、しっかりとした味付けの出汁巻き。



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ビールを飲みながら出汁巻きを突っつきお蕎麦を物色。
・ ・ ・ ・ ・


やはりここはシンプルに   ざる蕎麦か?




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で、出されたざる蕎麦。



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海苔かけですが、結構美味しそうなお蕎麦だと思いませんか ?

そうです、丸抜き加減の平打ち蕎麦はそれなりの完成度で頂けます。



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若干柔らかめのしなやか柳腰ですが結構美味しい。
出汁の利いた関西風の盛り汁で一二度汁で頂きましたが、後は汁無しで。



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最後にさらさら蕎麦湯で、盛り汁のお出汁を楽しめました。



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お店を辞する頃、ご近所の方と思われるお客さんが次々と入っていきます。
とても地域に愛されている市井の素敵なお蕎麦屋さんだと思いました。



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蕎麦うどんはもとより丼物からセット・定食も豊富に揃う。
こんなお店、大好き!      そう思いながら



これでこの日の幸せ終了です。





かもめ

お店は→大阪市淀川区十三元今里2-21-22
電話は→06-6301-1921
営業は→未確認
お休み→未確認
最寄り駅→阪急十三駅

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2017年8月13日 (日)

小さな町歩き 奈良県宇陀市は大宇陀

柿本人麻呂がこの地を詠んだと言われるあまりにも有名な詩、
東の(ひむがしの) 野に炎(かぎろひ)の立見えて
  かえりみすれば月傾(かたぶ)きぬ。

これは東の空に暁光が見え始め空が赤く染まった時、西を振り向けば月が山に沈もうとしていたという風景を詠んだもの。
そんな大宇陀は、
古代は阿騎野と呼ばれ薬草の狩り場として、そして中世には伊勢街道が通り、交通の要衝として小高い山に松山城が築かれ栄えた城下町だった。

現在は街道の西に国道が通り、忘れ去られたような町は江戸後期から明治にかけての建築物を多く残し、国の重要伝統的建造物群保存地区 ( 重伝建 ) の指定を受け、歴史の風情を今に伝えている。



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私が大宇陀を歩き始めたのはかなり以前だったのですが、ちょうど重伝建の指定を受けて町おこしをしようとしている頃だったのかもしれない。


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医院の跡を町並み交流館として開放し、道路整備や町並み作りなど結構頑張っている町なのです。


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結構多彩な建築物が残り、古い家にはその紹介を書いたプレートが掛けられ、歴史旅に訪れる人々に紹介しています。


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最近ではカフェや洋食屋さんなど新しいお店も出来て、ランチの選択肢が増え、昔に比べ少しは賑やかになりました。


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中でも一番古手の 「 茶房あゆみ 」 は開店当初からよく利用している。


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古民家を利用した店内にはオルゴールが流れ、テーブル席やお座敷、炉端の板間などゆっくり出来る空間だ。


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ランチセットや軽食もあるが、昼食はお蕎麦屋さんの私はほぼいつもこれ。


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大宇陀の銘菓老舗和菓子店松月堂の 「 きみごろも 」 をコーヒーとセットで。


もちろん昔ながらの老舗店も頑張ってます。


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奈良漬けの 「 いせ弥 」 、和菓子の 「 松月堂 」 などの看板が素敵です。


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さすがに薬狩りの地とされていただけあって、薬にまつわる施設やお店も有り、 「 森野吉野葛本舗 」 では旧薬園の見学が可能だ。


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真夏の昼下がりはさすがに人影も少なく、ゆっくりと静かに時間が流れていく。


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この町には犬矢来出格子を設えた家が多い。


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犬の小用や雨の滴から家を守るため、とか、窓などに人を寄せ付けないように、とか、


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謂われは色々あるようです。


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石畳の路地が何本か有るのですが、その一つに一度行ってみたいと思っていた本膳食堂があるが、どうやら食堂としての役目を終えていた?

もしそうならちょっと残念。


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ただ反対に、新しく再生されていく物も有り、少しずつ少しずつ昔へ進化 ? していく町です。



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また、道の駅宇陀路大宇陀の裏山にある 「 大願寺 」 は、夏には青、秋には赤紅葉が楽しめ、


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境内の奥には 「 おちゃめ庚申 」 が佇んでいます。

一度訪れてみてはどうでしょう。





奈良県宇陀市大宇陀

交通→近鉄榛原駅から奈良交通バスで約17分

     道の駅宇陀路大宇陀下車  時刻表

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