江戸の粋 東京は浅草「 駒形どぜう 」
江戸に幕府が置かれることになり、町作りのために日本各地から色々な職人たちが集まり、いわゆる持ち寄りの文化が融合して江戸固有の文化を育んでいったとも言えるのかもしれない。
お蕎麦もそうだがどじょうや鰻、シャモ鍋も人気が出た。
もちろん江戸前の魚介を使った天麩羅や寿司文化も開花している。
東京にはそんな江戸の粋さを漂わせるお店が残っているのだ。
江戸時代から今なお続く浅草の「駒形どぜう」もその一つ。
どじょうをどぜうと初めて標記し、どじょうと鯨、冬季にはナマズ鍋も供する。
店内の一階は江戸時代を彷彿させる入れ込み座敷が広がり、二階と地下にはテーブル席がある。
もちろん席を取るなら入れ込みのお座敷。
向かい合わせで12人程が座れる厚さ約10センチ、幅約50センチほどの床に置かれた長い板がテーブルの変わりで、これが四列あり48人が座れる勘定。
靴脱ぎで靴を脱ぎ下足札をもらい案内された席に着きます。
この日は魚が苦手なA1氏と、どじょう初体験のA2氏・Y氏での訪問。
A1氏のために鯨鍋を一つとどじょう鍋三人前に骨煎餅一人前、それにさらし鯨二人前にトッピングのささがき牛蒡を注文。
鍋料理はこの台の上に炭火のコンロと共に配されます。
酒漬けや味噌汁煮込みで下調理されているため、牛蒡がしんなりするとOK。
鍋料理はこの台の上に炭火のコンロと共に配されます。
酒漬けや味噌汁煮込みで下調理されているため、牛蒡がしんなりするとOK。
それまでの待ち時間で頂くのは骨煎餅とさらし鯨を熱燗で。
熱燗の杯がなかなか素敵なのです。
どじょう骨煎餅は結構危険なルックスなのですが、食べ始めるとやめられない止まらないかっぱ海老せん的な一品。
熱燗の杯がなかなか素敵なのです。
どじょう骨煎餅は結構危険なルックスなのですが、食べ始めるとやめられない止まらないかっぱ海老せん的な一品。
これが見た目に反して進む 進む!
さらし鯨は関西ではコロと呼ばれ、くじらの皮下脂肪を湯ざらしして油分を抜いた物で酢味噌を浸けてアッサリと頂きます。
よく淡水魚は独特の癖があるという人が多いですが、綺麗な水域で生息する魚はそんなに癖はありません。
メニューには骨抜きの「さき鍋」も有るのですが、そのままでも骨を全く感じません。
よく淡水魚は独特の癖があるという人が多いですが、綺麗な水域で生息する魚はそんなに癖はありません。
メニューには骨抜きの「さき鍋」も有るのですが、そのままでも骨を全く感じません。
締めにはお茶漬けなどもあって、アッサリサクッと仕上げることが出来ます。
入店時にもらった下足札を渡し席でお勘定を済ませると代済の札を頂き下足番に渡しますが、既に靴が並べられていました。
(食い逃げを防ぐ昔ながらの仕組みなのでしょうね)
見た目がダメという人が多いのですが、食べてみるととこれがても美味しく頂けるので、浅草にお立ち寄りの際は是非一度訪れることをお勧めします。
見た目がダメという人が多いのですが、食べてみるととこれがても美味しく頂けるので、浅草にお立ち寄りの際は是非一度訪れることをお勧めします。
お店を出てから合羽橋を散策。
大阪の道具屋筋と同様厨房機器や店舗機器などが取りそろえられたお店が建ち並ぶのですが、食品サンプルを観光用に販売されているお店もあります。
なかなか精巧な造りでビックリする品々。
大阪の道具屋筋と同様厨房機器や店舗機器などが取りそろえられたお店が建ち並ぶのですが、食品サンプルを観光用に販売されているお店もあります。
なかなか精巧な造りでビックリする品々。
食べかけおかきのマグネットを買ってしまいました (;^^)ヘ..
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