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2018年5月

2018年5月30日 (水)

和歌山立て続け蕎麦店二軒開店 その2 田辺市龍神村 蕎麦と農園 和わく



サラッとした泉質で 、 日本三美人湯の一つとして知られる龍神温泉がある龍神村に 、 今年 (H30) 5月12日 、 手打ち蕎麦の店がオープンした 。

「 そばと農園 和わく 」
だ 。

昨年道の駅日高川龍游のツグミ食堂で 、 村内産蕎麦粉を使った龍神蕎麦を数量限定で出しているという情報を得ていたのだったが 、 迂闊にもそれを忘れてしまっていた私 。

蕎麦仲間のO氏から情報を得、検索して思い出した 。

それは一昨年NPOが龍神村の休耕田を利用して栽培を始め 、 昨年その蕎麦粉でお蕎麦を作り販売したものだ 。

今回収穫量が安定したとして、手打ち蕎麦店を出店したようだ 。

田辺市龍神村甲斐川 (かいのがわ) にある保育園跡をリノベーションしたお店は 、 国道424号の甲斐川トンネル北側を旧国道に入ると左手にある 。


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外観は保育園だったとは思えない和モダンな造りだが 、 広いアプローチに残る遊具がかつての姿を思わせる 。


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店先に座っていた男性が挨拶をくれ店内に案内してくれたのだが 、 この方がNPOの代表なのだろうか ?

テーブルが満席で窓際のカウンターに席を頂いた 。
店内は龍神村らしくとてもウッディーに仕上げられている 。


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お蕎麦は冷たいものが4種 、 温かいのが5種 、 そして日替わりと思し召しおまかせランチがあり 、 お蕎麦単品に+400円で蕎麦寿司とコーヒーにデザートが付くセットがある 。
ということで 、 もり蕎麦をセットでお願いすることに。
( コーヒーはもちろんホットで )



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お蕎麦に蕎麦寿司が二きれ付いてきました 。
蕎麦寿司はお酢の香りがフワーッと漂い最初に手を付けたくなるのですが 、 ここはまずはお蕎麦から 。

二八で打たれた玄蕎麦挽きぐるみのお蕎麦は灰褐色の麺に黒ポチが散りばめられていて 、 いかにもこれは美味しいでしょという美人素敵蕎麦 。


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そのまま手繰ると  美味しい !
汁無しで全然OK蕎麦です 。


  ただ、    ただ        ただ 、



惜しむらくは 、


繋ぎがあまくて切れやすく 、 端切れもたくさん入っている 。
恐らくコネが十分では無いのでしょうか ?


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蕎麦寿司はなかなかの出来で美味しく頂けるのですが 、 酸味が好きな人は最初に食べた方が良いかもしれません 。

お蕎麦を食べ終える頃には少しだけ酸味が飛んでしまいますからね 。



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私はお蕎麦を食べ終えてから頂いたのですが 、


美味しい!!
程良い酸味と具材の甘さをキュウリが中和する感じです 。
蕎麦寿司に巻かれたお蕎麦の断面を見ると 、 かっちり角が立っているお蕎麦を見ることが出来ます 。


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蕎麦粉を溶き込んでいるのでしょうか 、 トロミある蕎麦湯で汁を割ると、フンワリと旨味が倍増します 。


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コーヒーは酸味が少なく苦みが勝つ私好みで 、 これに合わせるケーキは柑橘系で相性抜群 。


素敵に余韻を楽しませてもらいました 。


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龍神村は昼夜の寒暖差が大きくて霧が出ることも多く 、 お蕎麦の栽培には適しているのかもしれません 。



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これからが楽しみなお店で 、 たまに通ってみよう 。
そう思いながらお店を後にしました 。
この日の幸せ終了です 。



そばと農園 和わく


お店は→田辺市龍神村甲斐ノ川443
電話は→0739-77-0677
営業は→11:00~15:00
お休み→金曜日
最寄IC→有田川ICから国道424経由
        御坊IC

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2018年5月27日 (日)

和歌山立て続け蕎麦店二軒開店 その1 紀美野町に新しいお店出来ていた 蕎麦カフェあんのん



偶然だった。



ある日、ネットニュースで私設博物館の記事を見て、その場所をGoogleマップで探していると ・ ・ ・
見つけてしまいました。

 「 蕎麦カフェ あんのん 」


検索してみると、お店のFBを発見。
今年(H30)5月3日にグランドオープンしたようで、早速訪れてみました。


和歌山県海草郡紀美野町、国道370号を高野山方面に走り、左手に「柿の木」というミニミニ物産店を見たら右折して貴志川を渡るとすぐ。




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10時50分到着。
11時開店ですが既に暖簾が掛かっていました。
古民家を改装したなかなか素敵なお店です。

隣のログハウスはご主人家族の居宅と思われます。



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モダンで落ち着いた雰囲気の店内は、随所に和風を散りばめた華やかさを演出している。
四人掛け三卓と二人掛け二卓のテーブルが配され、そして何よりも素敵なのは入り口の右手にある半個室のようなテラス席。
明るいその一角は6人が座れそうなテーブルを配置。

ランチタイムのセットをお願いしました。


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剥き実挽きぐるみと思われるお蕎麦はそのままで一手繰りすると、なかなかいい感じに風味を感じることが出来ます。


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舌触りは少しぬめっとしていますが、モッチリとした食感がなかなか素敵。


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野菜のかき揚げは軽い仕上がりで、添えられた抹茶塩で頂くとサックリ歯応えの美味しいものです。


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小鉢には柚子風味の茸の佃煮と胡麻豆腐、それに黒豆煮。
「柚子香る茸」はお店でお買い求め出来ます。


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「柚子香る茸」はご飯と一緒に頂きたい一品。
胡麻豆腐や黒豆と合わせてちょっと一杯 ・ ・ ・
とはなかなか出来ませんけどね。

場所が場所だけに  (;^^ ) ヘ..


季節のご飯はその時々で変わるようですが、この時期はやはり豆ご飯。



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エンドウ豆の甘さがホンノリと口に広がり、小鉢たちをおかずにして美味しく頂きました。


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僅かに醤油が勝つ汁は、お蕎麦を浸けて頂いても関西人には美味しく頂けるもので、蕎麦粉を溶き込んだ僅かにトロ身のある蕎麦湯で割るとお出汁の香りが口から鼻に抜けて行きました。

(写真撮るの忘れた!)


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これでこの日の幸せ終了です。



蕎麦カフェ あんのん

Photo

お店は→和歌山県海草郡紀美野町鎌滝676
電話は→未確認
営業は→11:00~売り力(15:00頃)
お休み→月~金曜日・祝(土日のみ営業)
最寄IC→大阪方面から海南東IC
        白浜方面から海南IC

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2018年5月20日 (日)

馴染むなーっ 大阪市杭全は「そばがき屋ぐーちょきぱー」



前回同様蕎麦仲間のT氏とH氏の三人で訪れました。
大阪市東住吉区杭全 そばがき屋 ぐーちょきぱー


午後2時 、 今回チョット遅めの訪問です。
でも二組のお客さんがランチを楽しんでおられました。


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「 今日は新しいお酒が入っているんですよぅ! 」
「 エッ! そうなん 、 ラッキーやん!! 」


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「 今日エノさん来ると思って昨日酒屋さんに入れてもらった 」



      ( いやいやフーちゃん、それは無いでしょう ・ ・ ・(^0^;) )


で 、 お酒のラインナップはこれです。


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なかなか壮観です。
目新しいのが 「 キレッキレでキラッキラ 」 と 「 酵母ありきだけど主張は俺 」。
同じデザインだけど酒蔵は別。
信州の幾つかの蔵が毎年企画してこのようなお酒を出しているそうです。


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キレッキレはその名の通りきれのあるスッキリ辛口。
酵母ありきは日本酒の旨味をキッチリと主張した物でした。
酒肴は ・ ・ ・ 青唐辛子の味噌漬けを除いて一通りお願い。
青唐辛子は 、 辛っ辛で大汗物なので。

 (  いたずらにお酒のピッチを早めてしまう危険な酒肴なので  )


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いつもの豆腐味噌漬けと酒盗に加え 、 今回ホタルイカ素干し・サヨリと穴子のミリン干しが登場。

( T氏はメニューを見て  サヨリと穴子のミンチ てなんや?


         ミ ン チ ちゃう!  ミ リ ン 干 し  や!! 


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ホタルイカはチャッカマンで炙ると旨味が倍増。


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塩海苔も少しだけ炙ると香ばしさが増します。


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開栓した風の森 純米しぼり華は爽やかなフルーティーさで 、 炭酸のプチプチ刺激が楽しい。



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いつもながらホンワカ会話とお酒で時間が過ぎていく。

で、お漬物と昆布佃煮の盛り合わせを出して頂きました。

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お漬物美味しい 。 お茶にもおちゃけにも合うのよね。

H氏はウイスキーの水割りへ移行 ・ ・ ・


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何と 、 ここでフーちゃんが
リーサルウエポンを投入してきた !


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まさかの胡椒です 。   しかも純胡椒とあります。

      純胡椒って何だ ?



で 、 登場したのが ・ ・ ・ これだ !!

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おーーー っ 、 この鈴なりは紀州有田のブドウ山椒を思わせる。

とてもスパイシーで危険な香りがする一品は ・ ・ ・



「 まだまだ飲み足らない !  もっともっと呑んでね ! 」

   もしかして 、 そういうことか ?

 いや 、 決してそうでは無く 、 あくまでもフーちゃんの良心

 そう思いたい




あくる日 、 写真を確認すると 、 まさか ・ ・ ・ 、 蕎麦掻きの写真が無い!!

なので、まさに 酒場放浪記 みたいになってしまいましたが 、 決してそうではありません。

蕎麦掻きもちゃんと5番で美味しく頂きました。



単なる取り忘れです。

 本当です  ( . . ; )

 たぶん ・ ・ ・ ・

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この直後 、 気づくと自宅最寄駅に降り立っていました。




お酒って               
「 どこでもドア 」  なのね  . 。o ○




これでこの日の幸せ終了です。





そばがき屋ぐーちょきぱー


お店は→大阪市東住吉区杭全8-6-4

電話は→06-7710-1913

営業は→11:30~17:00(通常)FBでチェック

お休み→日曜日~火曜日

最寄り駅→JR東部市場駅(徒歩約10分)

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2018年5月13日 (日)

浜名湖ランチは鰻でしょ! 静岡県浜松市は「藤田」

久しく鰻を食べていない。

昨年だったか 、 土用丑にスーパーの鰻を食べたかもしれないけど 、 本格うなぎ屋さんで最後に食べたのは ・ ・ ・


      忘れた


久しぶりに  美味しい鰻が食べた ぁ ぁ ぁ い !



ということで浜名湖へやってきました 。

鰻といえば浜松

 うなぎパイ有名やし


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さすが浜名湖 、 サービスエリアでも浜名湖産鰻のテイクアウトショップが有りました 。 これは楽しみ 。

高速を浜松西ICで降りて 、 航空自衛隊浜松基地の横を通り東に進んだ辺り。


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藤田浜松店にたどり着くと 、 開店前だというのに既にかなりの人だかりが出来ています 。

これはかなりの人気店なのか ?  と 、 期待大 !

          で !


予約済みの私たちは開店と同時に入店。

二階に案内されると個室へのアプローチが玉砂利に飛び石。
なかなか凝っておられるようです。


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チョット高級感ありありですよね。

個室に収まると予約の うな重二段 が用意されていました。

まずオプション選択でメニューを見ると  。 。 。

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お酒は菊正宗を熱燗で 、 一品はう巻きとキモの天麩羅 。

さあいよいよ 人生で初めての値段の鰻重 を頂きます。

蓋を開けると 、 肉厚でふっくらとした一匹分の鰻がご飯の上に敷き詰められています。


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お酒と一品が出されるまで  ・ ・ ・

とりあえず 、    鰻重食べ始めます 。


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あっ  これ   美味しい  ていうか

脂ノリノリのコッテリ鰻では無く 、 意外とあっさり。

タレも甘過ぎず 、 辛味との絶妙なバランス 。

ここでお酒と共に突き出しの骨煎餅が登場。


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そう遅れること無くう巻きも出されました。

注ぎつ注がれつでお酒を頂いているとキモの天麩羅も。


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う巻きは当然美味しいのですが 、 今回初めて頂いたうなキモの天麩羅も癖が無く美味しかった。


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お代わりした熱燗と共に鰻重の続きを食べ進むと 、

出ました!!

ご飯にサンドされた鰻が現れます。

これはかなり手強いぞ 。 で2段目に突入 。

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しかし、先述の通り意外とあっさり頂けるので 、

これはもしかして ・ ・ ・ ・ いけるか ?

そう思いながら食べ進めるうちに 、

重箱は空になってしまったのでした。 (;^^)ヘ..

コテコテの鰻はチョット苦手なので、食べきれないと思っていたのですが、こちら「 藤田 」 さんの鰻はタレと鰻のバランスが素敵にマッチしていたのでした。


大満足でお店を後にした後 、 航空自衛隊浜松基地にあるエアーパーク浜松広報館に訪れました 。


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ここは無料で航空自衛隊の活動や飛行機などを見ることが出来る施設で 、 親子連れがたくさん訪れています。


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戦闘機の操縦シミュレーションなどもあり 、 結構人気のスポットのようです 。


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マニアで無くても結構楽しめる施設でした 。



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今回初めて浜松の 「 藤田 」 で鰻重を頂いたのですが 、 こんなに美味しく頂けるとは思っていませんでした 。

もしいつか来る機会があれば是非また訪れたい 、 そう思いながらお店を後にしました 。

これでこの日の幸せ終了です。



うなぎ藤田

お店は→浜松市中区小豆餅 3-21-12
電話は→053-438-1515
営業は→11:30〜14:00、17:00〜21:00
お休み→木曜日(木曜日祝日は営業、前日休み)
駐車場→有り(バスOK)
最寄IC→東名高速浜松西IC

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2018年5月 6日 (日)

お蕎麦への思いが素敵 大阪府貝塚市は「つなぎや」


2週続けてお蕎麦無しなので今週は元に戻ります 。


泉州は堺のちく満が出すせいろ蕎麦に代表される 「 温かい盛りそばを溶き卵が入る熱々の汁で頂く 」 いわゆる熱盛り蕎麦が昔から人気で 、 これを出すお蕎麦屋さんも多く 、 まさに泉州人のソウル蕎麦と言える逸品だろう 。

ただ 、 やはりうどん文化が根強いのか 、 更科系の白っぽいお蕎麦などの人気はあるが、そば殻を挽き込んだ田舎や、更科粉に季節の野菜や花などを打ち込む変わり打ちなどはなかなか受け入れられないのが実情のようだ 。
麺より出汁の味を好む関西人らしい趣向なのかもしれない 。



「 そばどころ つなぎや 」


貝塚市の国道26号久保交差点を少しだけ東に入った所にあるガレージ店舗の小さなお蕎麦屋さんだ。


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まだ桜の花が残る頃 、 約一年ぶりに訪れてきました 。
午後一時過ぎで私には運良くお客様はなく 、 カウンターに席を頂くと 、 「 お蕎麦の食べ歩き、されています?」
久しぶりの訪問にもかかわらず 、 どうやら覚えていてくれたようです 。


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初めて訪れたのは一昨年だったか 。
大阪市の有名蕎麦塾で習ったというご主人にお話を伺うと 、 結構お蕎麦に拘りを持っておられ 、 短期間に三度ほどお伺いしたのでした 。


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「 仙太郎さんには行ってますか ? 」
「 二度ほど 、 でもここは今日で四度目ですよ 」


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まずはビールと手っ取り早いタコわさをお願いしました 。


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南海本線蛸薬師駅から徒歩15分程度の小さなお店を切り盛りするのはまだ若き女性店主 。
更科の変わり蕎麦も打つ結構本格派で 、 最近は田舎蕎麦も打たれていたようですが 、 地域ではあまり受け入れられず今はどちらも休止中とのことです 。


( 残念               残念    それはとても残念です )



二品目はどうしようかと迷っていると
「 今日は河内鴨のささ身とズリが入っています 」
「 それ両方お願いします 」


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こちらは松原のツムラさんから卸しを許されたお店 。



( いわゆる正規ディーラーというやつです (;^^)ヘ.. )



あっさりネットリのささ身と 、 歯応えが心地よいズリ 。
甘みが有って美味しい !!





お酒は月桂冠生酒辛口


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スッキリとしながらもお米の旨味を兼ね添えたお酒 。


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お酒は普通のと冷酒が月桂冠と紀土 、 それにワイン 。


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なるほど 、 田舎蕎麦の欄が裏返っていました 。


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やはりあつざるというのもありますね 。
そしてお蕎麦は馬鹿の一つ覚え   で 「 鴨ざる 」


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剥き実挽きぐるみのお蕎麦は多少ムラがあるものの 、 比較的綺麗な中太に打ち上げられていて好感が持てる 。


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お蕎麦の味は原材料に占める割合が大きいのですが 、 歯応えや舌触り 、 喉越しなどは打ち手の技術もかなり影響します 。


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しかも鴨汁は 、 コクを残したあっさり仕立てで私好みです 。


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すると 、ご主人が出してくれた菜の花の天麩羅 。


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  すっ 、 すみません 。 恐縮ですっ!


と 、 言いつつも 遠慮無く 有りがたく 旬の味を頂きました 。


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鴨汁を白濁サラッと系の蕎麦湯で割って 、 フンワリ鴨出汁を味わう一時に 、 また近いうちに訪れたい 。



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そう思いながらこの日の幸せ終了です 。




つなぎや


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お店は→大阪府貝塚市久保149-3
電話は→080-3828-6892
営業は→11:30~14:00(LO) 18:00~20:00(LO)
休み→月曜日
駐車場→無し
最寄り駅→南海本線蛸地蔵駅徒歩約15分
          (第二阪和国道久保交差点を東にすぐ)

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